2019年1月24日更新

泣くしかない「ワンピース」の名シーンランキングTOP15

ワンピース ONE PIECE

海賊王を目指す少年ルフィとその仲間たちの冒険を描く人気作『ONE PIECE』。数々の名シーンから、別れや新たな旅立ちなど、涙が止まらない名場面をランキング形式でまとめました!

「ワンピース」の泣ける名シーンランキング【15場面を選出】

「ゴムゴムの実」を食べてゴム人間となった、海賊王を目指す主人公ルフィと、その仲間の活躍を描く尾田栄一郎の人気漫画『ONE PIECE(ワンピース)』。 「ワンピースは名シーンでできている!」といっても過言ではありません。原作でもアニメでも特に魅力的に描かれるのが、一味とサブキャラクターの別れや旅立ち。「麦わらの一味」は多くの出会いと別れの中で、戦闘面でも精神的にも強固な海賊団に成長してきました。 この先、どんなキャラクターとの物語が待っているのか……も気になるところですが、今回は過去の名シーンを振り返ってみたいと思います! 泣くしかない名シーンを、名言と共に15個厳選し、ランキング形式にまとめました。

第15位:マリンフォード頂上戦争を集結に導いたコビーの叫び

「もうやめましょうよ!!!もうこれ以上戦うの!!!やめましょうよ!!!命がも゛ったいだいっ!!!!」

「マリンフォード頂上戦争編」の終盤。海軍本部曹長として参戦したコビーは、白ひげが戦死してもなお海軍の追撃が止まず、加速する戦いを見て嘆きました。 目の前に広がるのは、将校たちが戦意のない海賊すら追い回し、手当すれば助かる海兵も犠牲になっていく地獄絵図。極限状態に達したコビーは"見聞色の覇気"を覚醒させ、次々と失われる命やその家族を想い、ついに大将赤犬の前に飛び出します。 必死の叫びは却下された上に赤犬に粛清されそうになりますが、この間に「赤髪海賊団」の到着が間に合い、仲裁に入ったシャンクスが「よくやった若い海兵、勇気ある数秒は世界の運命を大きく変えた」と言ってコビーを助け、戦争も集結に向かったのでした。 弱気で臆病な性格だったコビーの、この勇気ある数秒が世界の運命を左右し、救われた命があるのだと思うとグッときますよね。

第14位:幼いニコ・ロビンの唯一の友達だったサウロ

「この世に生まれて一人ぼっちなんて事は絶対にないんだで!!!!」

「ニコ・ロビンの過去編」にて、ロビンの故郷オハラに漂着した男として登場したサウロ。学者たちを除けば、周囲に妖怪と呼ばれたロビンの、初めての友達でした。 22年前、海軍本部中将だったサウロは、捕らえられたロビンの母オルビアを逃し、オハラへのバスターコール参加命令に反発して海軍を脱走しました。ロビンから漂着地がオハラだと聞くと、島に海軍の軍艦が押し寄せることを報せ、すぐに逃げ出せと言い出します。 バスターコールの発動後、中将たちが率いる海軍の軍艦6隻を怪力で破壊してロビンを守ろうとするも、親友だった青キジの能力で凍結されました。 故郷や親、唯一の友達や理解者を一度に失ってしまい、一人で逃げなくてはいけないロビンを励ました、「お前を守ってくれる"仲間"が現れる!!!この世に生まれて一人ぼっちなんて事は絶対にないんだで!!!」というサウロの言葉。 最後は青キジによって島から逃され、ロビンがかけがえのない仲間に出会えた今を見ると、非常に感慨深いものがあります。

第13位:フランキーの背中を押したアイスバーグとザンバイの言葉

「自分を許してやれよフランキー!!!」

「ウォーターセブン編」のラスト、アイスバーグとフランキー一家のリーダー的存在であるザンバイが、フランキーの背中を押した名言&名シーン。 ウォーターセブン出航の日、フランキーはルフィから麦わらの一味の船大工になれと誘われるも、頑なに断り続けていました。それを見たアイスバーグは「自分を許してやれよフランキー!!!」と言って、もう自分の夢に生きてもいいと告げるのでした。 兄弟のように育ったアイスバーグは知っていました。フランキーが裏町を仕切るボスとしてゴロツキをまとめ上げたことも、賞金稼ぎを名乗って略奪者から島を守っていたことも。無茶な行動は全て、自分のせいで世界政府に連行された師匠であり、恩人であるトムが愛した「水の都」を守り抜くという、"贖罪のため"だったことを……。 フランキーは、「自ら造った"夢の船"に乗る」という夢すらも押し殺していたのです。

「あんたの幸せも考えたらダメですか!!!?」

そんな彼の償いは、かつてカティ・フラムだった少年を救ったトムのように、行き場のない者たちに生きる希望を与えていました。 フランキーを慕う子分たちが駆けつけ、荷物を投げてよこしたザンバイが叫びます。 「少しぐらい考えたらダメですか!?おれ達みたいなゴロツキを拾ってくれた"大恩人"の……あんたの幸せも考えたらダメですか!!!!?」と。子分の行動に怒っていたフランキーも、家族のように過ごした彼らの気持ちが嬉しくて、別れが悲しくて涙を流したのでした。 フランキーとアイスバーグ、ザンバイたち子分との絆やウォーターセブン全体で旅立ちを見送る様が、とても感動的だったので選出しました。

第12位:ローを深い愛情で守り続けたロシナンテ

「愛してるぜ!!」

ドフラミンゴの実弟にして、ドンキホーテファミリーに最高幹部・2代目「コラソン」として潜入していた、元海軍本部中佐ドンキホーテ・ロシナンテ。 幼いローの珀鉛病を治すために病院を訪ね歩き、ローからは恩人としてコラソンをもじり、「コラさん」と慕われていました。そして、ドフラミンゴからローの病気を治せる「オペオペの実」の取引情報を得て、海軍をも出し抜き、実の強奪に成功。 同時に動けない自分に代わり、ローにファミリーの陰謀を記した海兵宛の文書を託します。しかし、文書は海軍に潜入中のヴェルゴに届いてしまい、全てが明るみになるのです。 ロシナンテは逃げ切れないと悟り、ローだけでも逃がす決意を固めます。凪(カーム)で音を消したローを宝箱に入れ、「愛してるぜ!!」 と渾身の笑顔(変顔)。能力者が死ねば技の効果が切れるため、致命傷を受けた後も、ローが逃げ切るギリギリまで耐え抜きました。 最期までローを想うロシナンテと、"ドフラミンゴを止める"という彼の本懐を遂げようと動き出す本編のローを思うと、もう堪らなくなりますね……っ!

第11位:仲間の夢を侮辱された怒りに燃えるウソップ

「仲間の夢を笑われた時だ!!!!」

「アラバスタ編」の最高潮、アラバスタ王国の首都アルバーナに乗り込んだ麦わらの一味と秘密犯罪会社「B・W(バロックワークス)」との戦いでの名シーン。 ウソップとチョッパーはB・Wのエージェント、Mr.4&ミス・メリークリスマスと交戦するも、犬銃ラッスーと「モグモグの実」の能力に苦戦することに。ウソップは頭にMr.4の「4番交差点」が直撃し、満身創痍の中、チョッパーに向けてこう言い放ちました。 「……男にゃあ!!!どうしても…戦いを避けちゃならねェ時がある……!!!仲間の夢を笑われた時だ!!!!」と。 ウソップを突き動かしたのは、ミス・メリークリスマスが仲間であるルフィの"海賊王になる"夢を笑ったことに対する怒りでした。 非常に臆病な性格で、当初は逃げてばかりだったウソップの男気が感じられますね。 ボロボロになっても何度も立ち上がり、奇策とチョッパーとの見事な連携技で勝利を収めた、ウソップの印象深いシーンでした。

第10位:400年の時を経て果たされたカルガラの悲願

「鐘を鳴らして君を待つ!!!!」

「空島編」本編から400年前、ルブニール王国探検船提督モンブラン・ノーランドが遠方の地ジャヤにたどり着いた時、現地で奇病「樹熱」が流行していました。 先住民族シャンディアは、"村で一番美しい娘を森の神(実際は巨大蛇)に捧げるしかない"との宣託に従い、戦闘隊長カルガラの娘を差し出すところでした。それを知ったノーランドは、宗教儀式はともかく供物が人間であることに納得できず、神の大蛇を斬ってしまいます。 一触即発かと思われましたが、ノーランドは数々の困難を乗り越えて樹熱を食い止め、娘の命を救われたカルガラと親友に……。 しかし、祖先の魂が宿る神木をノーランドが切り倒したことで状況は一変。村人たちやカルガラは怒り狂い、仲違いしたまま迎えた出航の日。ノーランドは自らの行為の重大さを知り、カルガラから贈られた黄金を返却し、港を出ようとするのです。 一方のカルガラも、娘から樹熱は植物にまで伝染するため、村を猛威から守るためにやむを得ない予防措置だったと聞かされました。カルガラは感謝の気持ちを込め、本来は天上の祖霊に迎え火として捧げる"シャンドラの大鐘楼"を鳴らします。 「また来る日のお前の船が海で迷わないように!!!嵐の中でもこの島を見失わないように!!!鐘を鳴らして君を待つ!!!!」と叫びながら。

「先祖の名はノーランドか……」

その5年後、ノーランドが国王の命で再びジャヤを訪れる前に、村を「突き上げる海流(ノックアップストリーム)」が襲いました。ジャヤの地の半分は上空の空島に乗り上げ、新たな「大地」を狙う空の民とシャンディアとの戦いの火蓋が切られます。   「おれ達はここにいる…シャンドラの灯をともせ!!!」 いつか再び来るノーランドのためにカルガラは戦い続けましたが、その願いは黄金郷の大鐘楼にも、1万メートル下の親友にも届くことなく、彼は戦火に倒れました。ノーランドも嘘つきの烙印を押され、行方知れずの親友たちの身を案じながら、母国で処刑されるのです。 400年の時が流れ、麦わらの一味と出会ったワイパーとモンブラン・クリケット、子孫の代でようやく鐘の音は届けられたのでした。 文化や価値観の違いを越えて親友になり、再会叶わず子孫の代になって悲願が果たされる、という流れが本当にズルいので、第10位に選びました。

第9位:麦ちゃんとの熱い友情を誓うボン・クレー

「残す言葉はあるか!!!」「本望」

「アラバスタ編」にて、B・WのMr.2として麦わらの一味と敵対しながら、義理人情に厚い性格で意気投合したオカマのボンちゃんこと、ボン・クレー。 一味のアラバスタ脱出の際、自らおとりとなったために海軍に捕らえられ、一度は脱獄するも海底監獄「インペルダウン」に収監されていました。「インペルダウン編」では、エース救出に奔走するルフィの助太刀に入り、共に強敵や難関に立ち向かうことに。 途中でクロコダイル、ジンベエらも加わり、エースが移送されたマリンフォードへ向かうべく、囚人たちの大脱獄が幕を開けるのです。最後は「正義の門」を開けるため、ボン・クレーが「マネマネの実」の能力で署長マゼランに化け、一人で監獄に残ります。 電伝虫での通信で「麦ちゃん!!」 「ボンちゃん!!」「必ずアニキ救ってこいやァ~!!!」と泣き笑いで会話を交わし、 本物のマゼランに戦いを挑みました。残す言葉はあるかと聞かれ、死を覚悟しつつ一言「本望」と答えたボンちゃん。 かつての敵が味方になる熱い展開、どこまでも友情にアツいボンちゃん!あなたは男の中の男……いや、オカマの中のオカマだよ!!と涙せずにはいられません。

第8位:ベルメールの血の繋がりを超えた母の愛

「ノジコ!!ナミ!!」「大好き」

ナミの故郷・東の海ココヤシ村で、戦争孤児だったノジコとナミを母親代わりとして育てていた元海軍将校ベルメール。 本編の10年前、突如村に魚人海賊団「アーロン一味」が襲来し、アーロンは「奉納金を差し出せば命だけは助けてやる」と言いました。みかん栽培で生計を立て、貧しい生活を送っていたベルメールに、3人分の奉納金を払えるはずもありません。 村人たちはベルメールが養子縁組届を出していないことを利用し、1人分の奉納金だけを収めさせ、その隙に姉妹を脱出させる算段を立てます。しかし、ベルメールは「口先だけでも母親になりたい」という思いから子どもたちの分のお金を納めたのです。 アーロンから頭に拳銃を突きつけられても堂々とした姿でたばこを吸い続け、ノジコとナミに「大好き」と、生涯最後の言葉を遺しました。 ベルメールの強さ、血の繋がりを超えた母の愛が涙腺を刺激する名シーンでした。

第7位:満開の桜で息子の船出を見送ったDr.くれは

「行っといで、バカ息子…」

Dr.ヒルルクの死から6年後。ドラム王国は、チョッパーと麦わらの一味によって暴君ワポルから解放され、国を治すという彼の願いは果たされました。 チョッパーの旅立ちの日、医術の師であり、育ての親のDr.くれはは「湿っぽいのがキライ」と言って強引な別れを演出します。しかし、チョッパーを我が子同然に思っており、町の男たちに声をかけて城の大砲で"あるもの"を打ち上げ、その船出を祝うのです。 あるものとは、かつてヒルルクから託された理想の医療の研究の成果。赤い塵と雪が合わさることでピンク色の雪になり、木に積もると桜が咲いたように見えるというもの。これは、"ヒルルクの桜"として語り継がれ、ドラム王国も名を変えて「サクラ王国」に……。 国旗には、ヒルルクが憧れた海賊旗にも似た桜舞うドクロの旗が掲げられました。 くれはの粋な別れの挨拶と、ヒルルクの夢が形となった満開の桜「ウオオオオオオオオオオ!!!!」と泣くチョッパーの姿に涙した人も多いのでは?

第6位:国の病を治すことを夢見た偉大な医者Dr.ヒルルク

「やれるさチョッパー、お前はこんなに優しいじゃねェか…!!!」

迫害され続けたチョッパーの命の恩人であり、もう一人の育ての親にして医者としての心構えを教えた"偉大な医者"Dr.ヒルルク。 彼は心臓に不治の病を患う元大泥棒で、かつて西の国で見た山一面に広がる幻想的な「桜」の風景に感動し、症状が和らぐという経験をします。ヒルルクは「治せない病気はない」と信じ、"ドラム王国の病(悪政)に苦しむ人々の心を桜を見せて元気にする"という志の元、理想の医療の実現に向けてひたすら研究を続けていました。 また、海賊に対し憧れに近い敬意を抱き、ドクロは"不可能を可能にするマーク"として自宅にドクロに桜吹雪の海賊旗を掲げていたのです。 しかし、不治の病は完治しておらず、くれはの協力で何とか延命している状態でした。ヒルルクを救うために、命がけで幻のキノコを採ってくるチョッパー。ヒルルクは「トナカイでも医者になれるかな?」と聞かれ、「やれるさチョッパー」と、優しく抱き寄せました。

「まったく!!!!いい人生だった!!!!!」

実はこの時、チョッパーが届けたのは、図鑑に"猛毒の印"のドクロが描かれたキノコ。それでも、ただチョッパーの気持ちが嬉しくて、毒キノコのスープを飲み干したのでした。 ヒルルクは短い寿命をさらに縮めることになり、研究の成果とチョッパーの未来をくれはに託した後、医者狩りの罠で城に誘い出されます。病人の情報はワポルが流したデマだと知って安堵すると、爆薬入りの酒を飲んで自爆し、波乱の生涯を閉じました。 登場は短かったものの、死の直前の「人はいつ死ぬのか?」という問答を始め、数多くの名言と名シーンを遺したキャラクターでした。

第5位:サンジとゼフ、不器用な男たちの別れ

「おいサンジカゼひくなよ」「オーナーゼフ!!!……長い間!!!くそお世話になりました!!!この御恩は一生!!!…忘れません!!!」

それでは、いよいよ泣ける名シーンランキングTOP5に入っていきます! 第5位は、サンジがルフィの仲間として海上レストラン「バラティエ」を旅立ち、育ての親ゼフに別れと感謝を告げるシーン。 ゼフは"赫足のゼフ"という二つ名を持つ元海賊で、クック海賊団の船長でしたが、一味が崩壊し、海の真ん中でレストランを開店。そのきっかけになったのが、ゼフの一味がサンジも乗っていた旅客船を襲った際に起きた海難事故でした。 2人は奇跡的に助かるも、絶海の孤島で85日間もの遭難生活を送ります。サンジにとってゼフは片足を犠牲にして命を救ってくれた恩人ですが、素直になれずケンカが絶えません。 ゼフは見送りに一人だけ姿を見せず、サンジが今まさに船に乗り込もうとした瞬間に現れ、「カゼ、ひくなよ」と一言。サンジは不器用な思いやりと愛情を感じ、「長い間くそお世話になりました!!!」と、号泣しながら土下座をするのです。 サンジの男泣きと、かつてゼフが、そして自分が夢見た"オールブルーを見つける"ための一歩を踏み出す姿に、涙が止まりませんでした!!

第4位:ルフィに大切なものを思い出させたジンベエの一言

「失った物ばかり数えるな!!!無いものは無い!!!確認せい!!お前にまだ残っておるものは何じゃ!!!」

第4位は、幼少期を共に過ごした義兄で、海に出てからの道標だったエースを亡くしたルフィを立ち直らせた、ジンベエとのシーンを選出しました。 ジンベエは"海侠のジンベエ"の二つ名の通りに、義理と人情を重んじる魚人族で、王下七武海に名を連ねた一人でした。エースを利用し、「白ひげ海賊団」を滅ぼそうとする海軍に反発したため、インペルダウンに収監されていた際にルフィと出会います。 マリンフォード頂上戦争でもルフィに付きますが、ルフィは大将赤犬の攻撃から庇われる形でエースを喪い、精神崩壊状態に。ジンベエはさらなる追撃が迫る中、瀕死のルフィを連れてマリンフォードを離脱し、彼が回復するまで匿いました。 守れなかった無力感、後悔と自責の念に打ちひしがれ、初めて弱さを見せたルフィの姿に、多くのファンが涙したことでしょう。 そんなルフィに、ジンベエが「確認せい!!お前にまだ残っておるものは何じゃ!!!」と問いかけ、「仲間がいるよ!!!!」と返すルフィ。ジンベエの言葉で、共に旅をしてきた仲間の顔を思い出し、ルフィに生気が戻っていく過程が非常に印象的でしたね。

第3位:エニエス・ロビーに響いたニコ・ロビンの願い

「生ぎたいっ!!!!」

第3位は「エニエス・ロビー編」の終盤。誰にも心を許さないロビンが、ルフィの「生きたいと言えェ!!!!」という言葉に、「生ぎたいっ!!!!」と叫ぶシーン。 ロビンはその出生の特殊さ故に、叶えたくてたまらない夢も諦めてしまい、全世界が敵だと思って生きてきました。バスターコールが発動され、サイファーポールも動き出し、ロビンの死の運命は変えられないものになるのですが……。 巻き込みたくない、(信じたいけれど)厄介払いされて裏切られたくない。そう思って、何も言わずに別れた仲間が、処刑の時を待つロビンの前に現れます。 ロビンの本当の気持ちを聞くためだけに、世界政府の象徴である旗を撃ち抜き、宣戦布告までしてしまった麦わらの一味。ミステリアスでクールだったロビンが、顔をくしゃくしゃにして伝えた「生きたい」という四文字に、彼女の過去が詰まっていたのでしょう。 故郷オハラで母オルビアが遺した「生きて」という言葉を胸に必死で生きてきたロビンが、命を捨てて仲間を助けようとしたこと。母の願いが「生きたい」というロビン自身の願いになり、ルフィたちが応えたことで、過去と未来が繋がった名シーンでした。

第2位:「アラバスタ編」のラストを飾る王女ビビとの別れ

「…私はここに残るけど……!!!いつかまた会えたら!!!もう一度 仲間と呼んでくれますか!!!?」

第2位は、作中屈指の人気を誇る「アラバスタ編」より。アラバスタ出航の日、自分を迎えに来た麦わらの一味に、ビビが国に残る意志と感謝を伝えた名シーンです。 アラバスタ王国の王女ビビは、愛する国を救うために麦わらの一味と行動し、B・Wとの戦いを経て国に平和を取り戻します。ビビはナミから、「一度だけ東の港に立ち寄るから一緒に行くのであれば歓迎する」と言われ、国に残るか旅を続けるか悩みます。 再興していく国で王女の責任を果たすために、一味との別れを決意したのです。 近くで海軍が監視しているため、ビビは国を救ってもらったこと、絆を築いてくれたことにたくさんの感謝を直接伝えることは許されません。 王族と海賊に、親しい関係があってはならない。一味もそれをわかっているからこそ、言葉を交わしたい気持ちを殺し、黙って旅立とうとしました。ビビは小さくなる船を見つめ、拡声器を使って「私一緒には行けません!今まで本当にありがとう!冒険はまだしたいけど私はやっぱりこの国を愛しているから!だから行けません!」と叫びます。 そして、「もう一度仲間と呼んでくれますか!!!?」という問いに、ルフィたちは戦いの最中に決めた仲間の証「×」印を刻んだ左腕を掲げて答えました。 「これから何が起こっても左腕のこれが仲間の印だ」 このセリフと共に、アラバスタ編のラストを飾るにふさわしい、"仲間との絆"を象徴する名言&名シーンではないでしょうか!?

第1位:自分の存在意義を問い続けたエースの最期

「今日までこんなどうしよもねェおれを、鬼の血を引くこのおれを……!!愛してくれて………ありがとう!!!」

第1位はエースを、そしてルフィと『ONE PIECE』を語る上で外せない名シーン。無事助け出され、後は逃げるだけと思った矢先の死は、本当に衝撃的でした。 「マリンフォード頂上戦争編」の終盤、マリンフォード脱出を試みるルフィとエースは大将たちの防戦に合い、苦戦を強いられます。さらに、大将赤犬が白ひげ前を時代の敗北者、ゴミ山の大将と罵り、エースはその挑発に乗ってしまいました。 赤犬と拮抗する実力はあったはずですが、満身創痍のルフィが狙われたため盾になって胸を貫かれ、致命傷を負うことに……。エースの「メラメラの実」の能力では、上位互換の「マグマグの実」の能力者である赤犬の攻撃を防ぐことはできません。 薄れゆく意識の中、オヤジと慕った白ひげと仲間たち、弟のルフィに「愛してくれてありがとう」と告げ、息を引き取ったのでした。

受け継がれていく火拳のエースの意思

海賊王の子として疎まれ続け、「生まれてきてよかったのか?」と問い続けたその答えは、エースを白ひげ海賊団に入れることで守り続けた白ひげ、仲間たち、命がけで助けに来たルフィの姿が表していたのではないでしょうか。 その死は様々な人に影響を与え、サボの眠っていた記憶をも呼び覚まし「立場を押してもルフィを助ける」と、決意を新たにさせました。サボが「エースの意志は俺たちが継いでいくんだ」と言ったように、ロジャーと同じく、彼の意思も受け継がれていくはずです。 エースの生き様や白ひげと白ひげ海賊団の愛、そしてルフィの慟哭。全てに胸が締め付けられ、嗚咽が止まらなくなる最高の名シーンでした!!

過去の名シーン全てが今の「ワンピース」へと繋がっている!

ここまで、『ONE PIECE』の泣くしかない名シーンランキングをご紹介しました!お気に入りのシーンはランクインしていましたか? TOP15ということで、泣けるシーンに絞っても名シーンがあまりに多すぎて、泣く泣く選外にしたものもあります……。今回は改めて、繰り返してきた出会いと別れの一つ一つがルフィたちの糧となり、彼らを生かし続けているのだと実感しました。 原作もアニメもまだまだ続いていますが、時には過去の名シーンを振り返り、「全て今に繋がっているんだなぁ……」と感慨にふけるのも良いかも知れません!