2016年7月29日更新 18,798view

『ドラゴンボール』クリリンは猛者が集まる中、どうやって生きてきたのか

『ドラゴンボール』において、桁違いの戦闘能力を持つ宇宙人ばかりの中、地球人として奮闘するクリリン。物語の始めから終わりまで、一体どのようにして生き延びたのか。その理由について、クリリンの経歴と共に詳しく見ていきたいと思います。

猛者ばかりの中、地球人のクリリンはどうやって生きてきた?

『ドラゴンボール』

出典: puul.jp

主人公・孫悟空が血を引いている”サイヤ人”、フリーザ一味を始め、桁違いの戦闘力を誇る宇宙人たちが登場する『ドラゴンボール』。クリリンはそんな中でも、悟空の仲間の古参メンバーかつ純粋な地球人として、強敵たちを相手に奮闘してきました。

では一体、猛者ばかりが集まる本作において、彼はどのようにして生き延びてきたのでしょうか。クリリンのキャラ紹介、登場する主要エピソードなどと共に、その理由を詳しく見てみたいと思います。

クリリンのプロフィール

クリリン『ドラゴンボール』

クリリンはエイジ736年10月29日生まれ、成人時の身長は153cmで体重は45kg、血液型はA型。趣味はカラオケ、好きな食べ物は中華バイキングだそうで、好きな乗り物は何とスポーツカーです。

元は「東の村」出身で、主人公・孫悟空とは亀仙流の兄弟弟子かつ、唯一無二の親友。初登場時はズル賢く嫌味な性格でしたが、次第に丸くなっていき屈指の常識人に。ただし、師匠・亀仙人のスケベっぷりを継承しているため、敵キャラにすら見惚れるほど”女好き”な一面もあります。

クリリンはドラゴンボールのイツメン

クリリン&悟空『ドラゴンボール』

出典: prcm.jp

クリリンの初登場は、原作では其之二十五「ライバル? 参上!!」。テレビアニメでは、第1作目『ドラゴンボール』の第14話「悟空のライバル?参上!!」でした。

さらに劇場版では、第2作目『ドラゴンボール 魔王城の眠り姫』に初登場し、全19作中16作に出演する”ほぼ皆勤賞”っぷりです。

悟空の幼少期から物語の終盤まで、お互いの親友として影響を与え合い続け、ほぼ前巻(全話)に渡って活躍しています。その存在なくして、『ドラゴンボール』という名作は成り立たない、と言って良いほど、クリリンは重要な役割を果たしてきたのです。

極めて優秀な技が”長生き”の原因か

気円斬『ドラゴンボール』

悟空からは、「気の扱いが上手い」と評されており、クリリンはそれを活かした多彩な技を使用します。その中でも、強敵を相手取り極めて優秀な役割を果たしたのが、「気円斬」と「太陽拳」です。

作中では、ベジータ・フリーザ・人造人間18号・悟空も模倣した、クリリンのオリジナル技「気円斬」。気を円盤状のカッターとして練り上げ、優れた貫通力で物体を切り裂きます。一部例外を除けば、実力差のある相手にも充分な威力を発揮する、非常に優秀な技。

太陽拳は、発光させた気で敵の目を眩ませるもので、元々は天津飯の技でした。ドドリアやフリーザ相手にも通用するなど、「気円斬」同様に実用性が高く何度も助けられた技。その一方、天津飯やセルに使用されてクリリンが被害に遭ったこともあります。

クリリンは孫悟空のライバルとして登場

クリリン&悟空『ドラゴンボール』

出典: topicks.jp

幼少期のクリリンは、「強くなって女の子にモテたい」という動機で多林寺に入り、修行をしていました。しかし、先輩たちによるイジメに耐えかねて寺を飛び出し、亀仙人の元を尋ねて来たのです。

クリリンが13歳の時、悟空が亀仙人に弟子入りを志願する場面に現れ、主人公と争うライバル的な立ち位置として初登場。晩ご飯を賭け、亀仙人が投げた”亀”と書かれている石を探す勝負をした際は、頭脳プレーによる妨害工作で見事に勝利を飾りました。

このように、当初は何かにつけ”嫌な奴”でしたが、武闘家として目覚める過程で内面にも変化が現れ始めます。最終的に2人とも弟子入りが認められ、厳しい修業を共にした悟空と親友になりました。

名言「クリリンのことかーーーーっ!!!!」

悟空『ドラゴンボール』

フリーザ編の最終決戦にて、フリーザからサイコキネシス攻撃を受け、クリリンが爆死。親友を目の前で殺された悟空は、”超サイヤ人”へと覚醒を果たします。

立ち塞がる悟空を前にして、フリーザが「あの地球人のようにこっぱみじんにしてやろう!」と言い放ち、クリリンの死を愚弄します。フリーザの言葉を聞き、さらに激昂した悟空は「クリリリンのことかーーーー!!!!」と叫んで、怒りの炎を激しく燃え上がらせました。

後に続く台詞と共に、悟空がどれほど大切な仲間だと思っていたのか、という、2人の絆を感じさせた名言。”クリリンの死”という衝撃的な出来事、またその生々しい描かれ方も相まって、非常に印象深いシーンになっています。

クリリンが最もイケメンなセル編

『ドラゴンボール』

セル編では、人造人間が出現すると預言された現場に臨むものの、サイヤ人との戦力差からほぼ見ていることしか出来ないクリリン。人造人間17号、18号とベジータが交戦した後に、去り際の18号から頬にキスを受け惚れてしまいます。

セルの完全体化を防ぐべく、ブルマの手によって18号たちの爆破装置(自爆する装置)が作られたのですが、18号を想うクリリンには迷いが生じます。結果的には、装置を破壊したことが一因となって、18号をも吸収したセルが完全体へと変身を遂げました。

クリリン&人造人間18号

その後、悟空がセルを圧倒したことで吐き出され、セルから分離した18号。クリリンは、ドラゴンボールの一つ目の願いで死んだ者を生き返らせ、二つ目で”17号と18号の爆破装置の除去”を願います。戦闘での活躍は無いものの、最後まで18号を助けたい。という気持ちを貫き通すイケメンっぷりでした。

セルの消滅から4年後、クリリンはいつの間にか18号と結婚、さらには一人娘のマーロンまで誕生して父親になっていました!モテたいがために武道を始め、ことあるごとに「結婚したい」と漏らしていましたが、ようやくその夢を実現したのですね。

魔神ブウ編では活躍が少なかったクリリン

クリリン『ドラゴンボール』

結婚後は修行を辞めて髪も伸ばし、戦闘からは身を引いていたクリリンですが、18号に促される形で天下一武道会に出場。4度目ということで、1回戦はあっさりと勝ち抜いたものの、その後の魔人ブウに関する事件に巻き込まれました。

一応は悟空たちと行動を共にしつつも、クリリンは直接戦闘に参加しないうえ、ダーブラによって石化させられる羽目に。石化が解けた後は、ブウにチョコレートにされて食べられ死亡し、ドラゴンボールで復活した後も特に目立った活躍はありませんでした。

しかしアニメ版では、大切な18号とマーロンを守るため、力の差を知りつつ魔人ブウと対峙。死んでいる間は冥王の下で修行し、復活後は悟空の元気玉に協力するなど、原作よりも見せ場が増加しています。

【結論】クリリンはどうしてここまで生きてこれたのか

クリリンの戦闘能力が非常に上昇していた

クリリン『ドラゴンボール』

物語の終盤まで、彼が生き延びてこれた理由の一つは、修行やいくつもの戦闘経験を通して戦闘能力が上昇していたからです。気の扱いの上手さを利用し、強敵に通用する「気円斬」や「拡散エネルギー波」といった技を編み出すなど、様々な場面で強さを磨いてきました。

サイヤ人編以降、戦闘能力のインフレにより前線での活躍は減少しますが、他のZ戦士にはない頭脳派な一面を披露。強敵を相手にした戦いでも、戦術的・戦略的観点から悟空らのサポートに回り、機転や発想で危機的状況を好転させています。

ドラゴンボールの願いがとても優秀だった

『ドラゴンボール』

出典: festy.jp

セル編にて、クリリンがドラゴンボールに願ったのは、人造人間17号と18号の爆発装置を取り除いてほしい。ということ。悪事を願ってはいけない決まりは無いですが、これまで叶えられたのは「誰かを助けたい」というものが多く、彼の願いもその一つでした。

この願いは、自分では強敵に敵わないと知りつつ、それでも一目惚れした”18号を何とか助けたい”気持ちを貫いた結果なのでしょう。戦闘能力がインフレを起こす中、サイヤ人などのように特殊な力が無くても、大切な人を必死で助けようとする。そうしたメッセージを伝えるキャラが、物語に必要とされたのかもしれません。

それでもやっぱり地球人最強はクリリン?

クリリン『ドラゴンボール』

クリリンに関して有名なのが、一時期”天津飯”などと比較して議論された、地球人最強説。ファンの間では地球人最強とする見方が強いようですが、何故そうしたイメージになったのでしょうか。

それは、ただの地球人であるクリリンが必死に戦い、強敵を相手に一定の活躍を見せてきたことが大きく影響しています。悟空たちに戦闘能力で劣ることを自覚し、自分にできること探してサポートに回りながら戦う姿が、ファンから評されやすかった。ことがあるのかもしれません。

活躍の少ない魔人ブウ編では、天下一武道会に参加する父親が心配なマーロンに対し、ヤムチャが「地球人で一番強い」と称したことも。マーロンを慰めようとしただけの可能性もありますが、現役を退いたと言ってもやはり、地球人最強はクリリンなのでしょう。

死ぬ経験が豊富なクリリン

クリリン『ドラゴンボール』

シリーズ通して3回、アニメオリジナルの『ドラゴンボールGT』も含めると、何と全キャラ最多の4回も死んだ経験があるクリリン。主人公・悟空すら例外ではなく、多くのキャラが一度は死を迎えている今作の中でも、この死亡回数は圧倒的です。

まず1度目は第22回天下一武道会の直後、ピッコロ大魔王の部下・タンバリンに殺され、2度目はフリーザのサイコキネシスで爆死。続いて3度目は、魔人ブウにチョコにされ食べられてしまい、4度目の『GT』では超17号に殺されました。

特に1度目の死は、初めて主要キャラが死んだ出来事だったため、原作初期における衝撃的エピソードの一つになりました。死ぬ度にドラゴンボールの願いで生き返ってきた、まさに不死身といえるクリリンの生き様は、ファンの中に深く刻まれているようです。

あれ?鼻はどこに行った?

『ドラゴンボール』

クリリンの特徴として、すでにお気づきの方も多いかと思いますが、他のキャラには必ずあるはずの”鼻”がありません!この事実は、亀仙人の下で修行を始めてから8カ月後、悟空と共に第21回天下一武道会に出場した時に判明しました。

予選を突破し、見事に本戦へ駒を進めたクリリンは、第1試合で凄まじい悪臭を放つ”バクテリアン”と対戦。苦戦を強いられつつも、悟空の指摘で鼻がないと自覚した途端、悪臭を物ともせずに勝利します!しかし作中では、何故か鼻くそを飛ばしたり、物の匂いを嗅ごうとするなどの描写もあるのですが……。

実はこれ、原作者の鳥山明が設定をうっかり忘れてしまった。ことによるミスだそうです。元々のきっかけが、デザイン段階での描き忘れだったこともあり、連載が進むにつれ忘れがちになったのでしょうね。

クリリンの声優は誰?

田中真弓

出典: www.mag2.com

クリリンの声優を担当しているのは田中真弓です。

声優の印象が強い田中ですが、元々は歌手を目指す過程で劇団に誘われたことをきっかけに、役者の道へ進んだとのこと。舞台女優として活動する一方、1987年のアニメ『激走!ルーンベルカイザー』高木涼子(2代目)役を演じ、声優デビューしています。

『魔神英雄伝ワタル』戦部ワタルや『ONE PIECE』モンキー・D・ルフィなどと並び、田中が演じた役の中で代表的なキャラです。鳥山明の指名で選ばれたそうで、田中は序盤の”スケベでずる賢い性格”だった頃のクリリンを気に入っている。と語りました。

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