2022年1月3日更新

『千と千尋の神隠し』舞台のモデルとなったロケ地は?油屋みたいな旅館や公式が認定した場所を紹介

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『千と千尋の神隠し』油屋

スタジオジブリの不朽の名作『千と千尋の神隠し』は、10歳の少女・千尋が神々の世界へと迷い込み、魔女によって姿を変えられた両親を助けるため奮闘する物語。 映画で描かれた摩訶不思議な世界観や、湯婆婆が経営する湯屋「油屋(あぶらや)」は魅力的ですよね。モデルとなった場所や温泉旅館がどこなのか、気になる人も多いはず。 この記事ではジブリが公式に認定しているロケ地をはじめとして、モデルとなったと噂されている場所や旅館も多数紹介します。『千と千尋の神隠し』の幻想的な世界を味わいたい人必見です!

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映画『千と千尋の神隠し』のモデルにまつわるQ&A

千と千尋の神隠し

『千と千尋の神隠し』でジブリ公式のモデルとなった場所は?

「千と千尋」の公式モデルとして発表されているのは東京にある「江戸東京たてもの園」です。宮崎駿監督は油屋について「色々な温泉が入っていて特定のモデルはない」と語っていますが、美術監督は道後温泉や日光東照宮の建築物を参考にして油屋の外観を描いたそう。ちなみに台湾の九份は公式ロケ地ではありません。

湯婆婆の油屋にそっくりな温泉旅館はある?

日本各地には油屋の雰囲気を感じる温泉旅館があります(非公式)。印象的な赤い橋がかかる群馬・四万温泉の「積善館」や、油屋のような外観を持つ長野・渋温泉「金具屋」、さらには同じ屋号を持つ岡山・湯原温泉の「元禄旅籠 油屋」まで、この記事では油屋そっくりのさまざまな旅館を紹介しています。

【湯屋と歓楽街の雰囲気漂う】台湾の九份

『千と千尋の神隠し』のモデルとして1番有名なのが台湾・九份(きゅうふん)です。残念ながらジブリ公式がモデルと認めた場所ではありませんが、雰囲気が油屋や周辺の歓楽街そっくりと話題になりました。 現地語で「ジォウフェン」と呼ばれる九份は、台湾北部にある港町近くの新北市瑞芳区にある町。映画の舞台として紹介されたことから有名になり、多くの日本人観光客が訪れる人気スポットになりました。たくさんの看板や迷路のように入り組んだ路地、立ち並ぶ屋台からはノスタルジックな雰囲気が漂います。

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九份には油屋のモデルとなったお茶屋がある?

九份にある「阿妹茶樓(阿妹茶酒館)」は、湯婆婆が経営する油屋のモデルになった場所だと噂されています。ジブリが公式に認定したロケ地ではありませんが、赤い提灯が艶めかしく灯る店構えはまるで夜の油屋そのもの。 ここはお茶の作法を店員がレクチャーしてくれるなど、本場のお茶をおいしく味わえるお店です。テラス席もあり、暖かい時期は外でお茶を飲むのも気持ちよさそう。世界中のジブリファンや日本人観光客でいつも大賑わいなのだとか。

場所・アクセス

【ジブリ公式ロケ地】東京の「江戸東京たてもの園」

東京小金井市の野外博物館「江戸東京たてもの園」は、スタジオジブリが『千と千尋の神隠し』製作にあたり“大いに参考にした場所”として公式に認定している場所です。 この博物館はいくつかのゾーンに分かれており、子宝湯(こだからゆ)という建物がある東ゾーンには江戸時代や大正時代の商家などが立ち並び、千尋と両親が迷い込んだあの街並みを彷彿とさせます。

油屋のモデルとなった銭湯?子宝湯

子宝湯はその一画にある建物で、昭和4年に東京の足立区千住元町に建てられた銭湯です。 破風造りと呼ばれる神社や仏閣を真似た作りは、当時はとても贅沢な建物だったそうです。確かに『千と千尋の神隠し』の湯屋を思わせる店構えですね。 1988年に取り壊しになる予定でしたが、たてもの園にて復元保存される事になり、現在も当時の姿を保っています。

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釜爺のボイラー室そっくり!武井三書堂

1927年に千代田区に建てられた武居三省堂は、かつて文具店として営業していました。外観だけでもノスタルジックな空気漂う素敵な建物ですが、その内部には壁一面に広がる木製の棚があり、「千と千尋」で釜爺が働くボイラー室そっくり!と話題になりました。

千と千尋の神隠し

映画では棚の中にさまざまな種類の薬草が収められていましたが、武居三省堂には筆が収められているのだとか。

場所・アクセス

住所 〒184-0005 東京都小金井市桜町3-7-1 (都立小金井公園内) 電話 042-388-3300 江戸東京たてもの園 公式サイト

【湯屋外観の公式モデル】愛媛の「道後温泉本館」

愛媛県の松山市にある「道後温泉本館」も油屋のモデルと言われています。金曜ロードショー公式Twitterによると、美術監督の武重洋二が「ジブリの社員旅行で道後温泉を訪れ、油屋の外装を描く際の参考にした」と語ったのこと。 道後温泉の歴史は古く、日本書紀に登場する日本最古の温泉とも言われ、聖徳太子が訪れたという文献も残っています。夏目漱石の『坊ちゃん』にも所縁があるので、地元では坊ちゃん温泉としても親しまれているそう。

『千と千尋の神隠し』油屋

道後温泉本館は、戦前に建築した歴史ある建物として1994年に国の重要文化財に指定されています。木造で作られた重層構造は、たしかに油屋の外観に大きく影響を与えていそうですね。

場所・アクセス

住所 〒790-0842 愛媛県松山市道後湯之町5-6 電話 089-921-5141 道後温泉本館 公式サイト

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【豪華な湯屋内観のモデル?】東京の「目黒雅叙園」

ホテル・結婚式場として知られる「ホテル雅叙園東京(旧目黒雅叙園)」は、その豪華な内観が油屋のモデルとなったと言われています。 目黒雅叙園は日本ではじめに作られた結婚式場で、荘厳な雰囲気が漂う豪華絢爛な建物です。壁から天井に至るまで絵画や芸術品に囲まれた部屋は圧巻の一言。

カオナシが大暴れする宴会場

千と千尋の神隠し

映画ではカオナシが油屋の豪華な宴会場で暴走するシーンが描かれますが、目黒雅叙園はまさにその宴会場の雰囲気を味わえるでしょう。 特に東京指定の有形文化財とされている百段階段は、映画のモデルとして使われた場所と言われています。建物のなかでの唯一の木造建築で、木造の階段が99段続き、天井には扇の絵があしらわれています。 カエルを飲み込んで巨大化したカオナシに会えるかも……?

場所・アクセス

住所 〒153-0064 東京都目黒区下目黒1-8-1 電話 03-3491-4111 ホテル雅叙園東京(目黒雅叙園) 公式サイト

【湯屋へ続く赤い橋】群馬・四万温泉の「積善館」

群馬県吾妻郡にある旅館「積善館」も、油屋を描くにあたり参考にしたのではと言われている温泉旅館の1つ。写真にもあるように宿の目の前に赤い小さな橋がかかっていて、日常と非日常を分けるような感覚が楽しめます。 積善館は江戸時代から続く老舗の温泉旅館で、中でも重要文化財に指定された本館の建築には注目すべきでしょう。西洋風のアーチ窓を用いるなど、純和風というわけではなく、ロマンを感じさせるノスタルジックなデザインの温泉になっています。

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千尋とハクが渡るあの赤い橋

千と千尋の神隠し

積善館は公式認定のロケ地ではないようですが、この橋は千が映画序盤でハクに手を引かれ、息を止めながら渡った橋によく似ていますね。 千尋のように息を止めて橋を渡れば『千と千尋の神隠し』のあの世界へ迷い込むことができるかも。

場所・アクセス

住所 〒377-0601 群⾺県吾妻郡中之条町四万温泉 電話 0279-64-2101 積善館 公式サイト

【神が訪れる湯屋のモデル?】長野・渋温泉の「金具屋」

映画にそっくりの雰囲気が漂っているということで「千と千尋」のモデルの1つだと噂されているのが、長野県にある老舗旅館「金具屋」です。 ここは渋温泉にある温泉宿の1つで、国の登録有形文化財にも指定されています。中でも斉月楼という建物は映画のイメージを彷彿とさせます。250年という長い歴史を持つ古い建物で、夜のライトアップ姿はとても幻想的。

神様が訪れる湯屋

千と千尋の神隠し

また長野県には、神社に設置された釜で湯を沸かして神々に捧げるという「遠山の霜月祭り」があります。“神様をお風呂に入れる”という『千と千尋の神隠し』の設定は、この祭りをモチーフにしたという話もあるようです。

場所・アクセス

住所 〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町平穏2202 電話 0269-33-3131 金具屋 公式サイト

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【温泉旅館が立ち並ぶ街】山形の銀山温泉街

山形県の銀山温泉には古くに建てられた洋風の木造温泉旅館が川の両岸に立ち並び、レトロでノスタルジックな景観を楽しむことができます。冬の雪景色はより一層幻想的です。 川の小橋や宿の灯りが、どことなく「千と千尋」の油屋を彷彿とさせますね。

場所・アクセス

住所 〒999-4333 山形県尾花沢市大字銀山新畑 電話 0237-28-3933 (銀山温泉案内所) 銀山温泉 公式サイト

【赤い橋のモデル?】群馬・伊香保温泉の「河鹿橋」

群馬県の伊香保温泉にも『千と千尋の神隠し』で千尋とハクが2人で渡る赤い橋そっくりの場所があります。その名も「河鹿(かじか)橋」。伊香保神社近くにかかる太鼓橋で、春には新緑、秋には紅葉が美しい人気のスポットです。

場所・アクセス

住所 〒377-0102 群馬県渋川市伊香保町伊香保 湯元 電話 0279-72-3151 (渋川伊香保温泉観光協会) 渋川伊香保温泉観光協会 公式サイト

【湯屋と同じ名前の旅館】岡山・湯原温泉の「元禄旅籠 油屋」

岡山県の誇る温泉地・湯原温泉にある旅館は、その名も「油屋(あぶらや)」。『千と千尋の神隠し』に出てきた、湯婆婆が経営して千が働くことになる湯屋と全く同じ名前です。この旅館は江戸時代である元禄元年にはすでに営業を開始していました。 油屋という名前の由来は、「夜ごと行灯の油を絶やさず旅人を迎え、道中の燈火の油を提供し続けてきたことから、 油屋と呼び習わされるようになった」そう。古くからこの名前で人々に親しまれてきたことが伺えますね。

場所・アクセス

住所 〒717-0402 岡山県真庭市湯原温泉27(食湯館)、29(夢酔庵) 電話 0867-62-2006 元禄旅籠 油屋 公式サイト

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【海を走る電車のモデル?】愛媛の下灘駅

下灘駅
伊予市観光協会

千尋が海の上を走る海原電鉄に乗って銭婆に会いに行くシーンは印象的ですよね。 公式にモデルとなった場所は発表されていませんが、ファンの間で「映画そっくり!」と話題になったのが愛媛県のJR下灘駅。ドラマや映画の撮影地としても有名な無人駅です。

『千と千尋の神隠し』(2001年)

目の前いっぱいに青い海が広がり、『千と千尋の神隠し』の電車のシーンを思わせる幻想的なスポットですね。 ※駅近くの海岸が映画に登場する「海へ続く線路」のようだと話題になりましたが、私有地への無断侵入は迷惑となりますのでやめましょう。

場所・アクセス

住所 〒799-3311 愛媛県伊予市双海町大久保 電話 089-994-5852 (伊予市観光協会) 伊予市観光協会 公式サイト

『千と千尋の神隠し』のモデルとなった場所・旅館まとめ

  • 江戸東京たてもの園/東京【ジブリ公式】
  • 道後温泉/愛媛【ジブリ公式】
  • 目黒雅叙園/東京
  • 積善館/群馬・四万温泉
  • 金具屋/長野・渋温泉
  • 銀山温泉街/山形
  • 河鹿橋/群馬・伊香保温泉
  • 元禄旅籠 油屋/岡山・湯原温泉
  • 九份/台湾
  • JR下灘駅/愛媛

ジブリファンなら1度は訪れてみたい『千と千尋の神隠し』にまつわるスポットを紹介しました。映画を観返して、ロケ地やモデルとなった場所を見比べながら“聖地巡礼”してはいかがでしょうか?