2022年1月4日更新

『千と千尋の神隠し』坊って結局何者なの?セリフや声優も紹介!

『千と千尋の神隠し』坊

まるまると太った巨体の赤ちゃん・坊。1度観たら忘れられないくらいインパクトのある強烈なキャラクターですが、『千と千尋の神隠し』の登場人物のなかでも人気が高く、可愛いともいわれます。 千尋とはじめて出会うシーンでは、どこにも行かないで自分と遊んでほしいと泣き叫ぶ姿が印象的でした。甘やかされて育ったせいでわがままな性格ですが、ときどき妙に素直になったり、健気な一面があったりと、なんだか憎めません。 丸いほっぺも、赤い腹掛けも、見慣れるととてもかわいらしく思えてきます。この記事では、そんな坊について解説していきましょう。

坊は湯婆婆の子ども!

『千と千尋の神隠し』

坊は湯婆婆の子どもですが、父親はわかっていません。 母親である湯婆婆に甘やかされて育ったせいで、凶暴な性格になってしまいました。嫌なことがあればすぐに泣き叫び、そうすれば湯婆婆がすべて解決してくれると思っています。 父親が不明なだけでなく、湯婆婆のことを「ばーば」と呼んでおり、年もかなり離れているようなので、坊と湯婆婆の関係には謎が多いといえるでしょう。ひょっとしたら湯婆婆は坊が自分を置いていかないよう、閉じ込めて外に出さないようにしていたのかもしれません。

坊が坊ねずみにされた理由は?

坊は湯婆婆の双子の姉である魔女・銭婆の魔法で、ねずみの姿に変えられてしまいます。わがままで聞き分けのない性格を咎められ、罰としてねずみに変えられてしまったのですが、坊はねずみに変身してからというもの、著しく成長していきました。 湯婆婆の過保護さが原因でわがままに育った坊ですが、外に出ることを恐れるような臆病な一面があります。外は怖くて汚いところだから、病気になってしまうと言われれていたからです。 つまり湯婆婆は、坊を甘やかして可愛がっているように見えますが、実は間違った愛情で支配していました。姿形が変わったことで、その支配の力から逃れることができ、また千尋と一緒にさまざまな経験をすることによって、坊は大きく成長していきます。 坊はねずみに変身することによって、はじめて親離れすることができたのです。

外の世界に触れなければ成長できない

千と千尋の神隠し

湯婆婆の支配的な愛情によってずっと閉じ込められて育ってきた坊は、わがままで凶暴な性格の子供に育ちます。その行いを咎められ、銭婆によって姿をねずみに変えられたことで、外の世界に触れるきっかけを持ちます。 千尋と一緒に様々なことを経験し、大きく成長していく坊。人間は外の世界に触れなければ成長できない、ということを教えてくれる存在です。

坊の発するセリフがかわいい!

『千と千尋の神隠し』坊

わがままで凶暴な坊ですが、時折とても可愛らしい一面を垣間見せます。可愛らしさがよく現れているセリフを紹介しましょう。

「坊とあそばないと泣いちゃうぞ」

千尋とはじめて出会うシーンで、千尋に遊んでほしいとお願いをする坊。相手に強要することでしか気持ちを伝えることができない不器用さが見えるセリフです。

「千を泣かしたらばぁば嫌いになっちゃうからね」

外の世界に触れ、大きく成長した坊の様子がよくわかる言葉です。親離れを感じさせ、千尋への愛情も伺えます。

坊の声優を務めるのは神木隆之介

千と千尋の神隠し

坊の声優を務めているのは、なんと当時8歳の神木隆之介です。近年では『サマーウォーズ』や『君の名は。』など日本を代表するアニメ映画で声をあてていることで知られていますが、彼のキャリアはこの頃からはじまっていました。 神木隆之介は『千と千尋の神隠し』以外にも、『ハウルの動く城』や『借りぐらしのアリエッティ』などのジブリ作品で声優を務めています。