2022年1月3日更新

映画『千と千尋の神隠し』の声優一覧を紹介!ハクやリンを演じたのは?神木隆之介も出演していた?

千と千尋の神隠し

2001年の公開から19年間にわたって国内興行収入第1位に君臨していた、日本を代表するアニメ映画『千と千尋の神隠し』。 スタジオジブリと宮崎駿監督にとって最大のヒットとなった本作には、主人公の千尋をはじめハクやリンなど、魅力あふれるキャラクターが多数登場します。そしてそんなキャラクターに命を吹き込んだ声優陣は、とても豪華な面々が揃っているのです。 そこでこの記事では、『千と千尋の神隠し』の声優陣を一覧にして紹介!なかには今や大人気の有名俳優も?各キャストごとに起用時のエピソードや近年の活躍を振り返っていきましょう!

荻野千尋(千)柊瑠美
ハク入野自由
カオナシ中村彰男
湯婆婆(銭婆)夏木マリ
釜爺菅原文太
リン玉井夕海
神木隆之介
青蛙我修院達也
父役上條恒彦
兄役小野武彦
番台蛙大泉洋
オクサレ様(河の神)はやし・こば
おしら様安田顕
荻野明夫(父)内藤剛志
荻野悠子(母)沢口靖子

【メインキャラを演じた声優】

荻野千尋(千)役/柊瑠美

主人公の千こと荻野千尋(おぎのちひろ)は、小学4年生の平凡な少女。彼女は異世界に迷い込んでしまったあと油屋で働きはじめ、忍耐力や優しさを身につけます。 そんな千尋の声をあてた柊瑠美(ひいらぎるみ)は、6歳で子役デビューを果たして朝ドラ『すずらん』(1999年)でヒロインの少女時代を演じました。その後ドラマ『野ブタ。をプロデュース』(2005年)のイジメっ子役や、『ニャンちゅうワールド放送局』の3代目おねえさんとしても有名に! さらにジブリ映画『崖の上のポニョ』(2008年)や『コクリコ坂から』(2011年)でも声優を務めています。近年はドラマのゲスト出演が主で、2021年は映画『成れの果て』に出演しました。

ハク役/入野自由

油屋で働く12歳くらいの謎の少年ハク。湯婆婆の弟子ですが、なにかと千尋の力になってくれます。 入野自由(いりのみゆ)はオーディションでハク役を射止め、宮崎作品では数少ない声優が起用された例として注目されました。当時は声変わりの最中で、もうハクの声を出すことはできないそうです。 本作以降もゲーム「キングダムハーツ」のソラ役をはじめ、「おそ松さん」の松野トド松役や「ハイキュー‼」の菅原孝支役といった人気の役柄を次々と演じています。2009年に歌手デビューしたり、実写でドラマに出演したりと、目覚ましい活躍ぶりです。

カオナシ役/中村彰男

カオナシはお面を付けた黒い影のような不思議な存在。基本は「あ……あ……」などと言うだけで、意味のある言葉を話すことはありません。 演じたのは舞台俳優の中村彰男(なかむらあきお)で、公開当時はさほど知名度はありませんでした。しかし本作を機にテレビ出演が増加するなど、一躍時の人になったのだとか。ジブリ映画『もののけ姫』(1997年)、『交響詩篇エウレカセブン』(2005年)でも声優を務めています。 活動の場は舞台が中心ですが、2021年は『劇場版 奥様は、取り扱い注意』に出演しました。

湯婆婆(銭婆)役/夏木マリ

油屋を経営している正体不明の魔女・湯婆婆と、その双子の姉・銭婆。独特のオーラを持つ女優の夏木マリが、1人2役で声優を担当しました。2022年上演の舞台版でも続投が決定し、ファンからは歓喜の声が上がっています。 もともと歌手としてデビューした彼女は、1980年代から本格的に女優業へ進出。ディズニー映画『モアナと伝説の海』など外国映画の吹き替えも務めており、声優経験が豊富です。 夏木マリは2022年に封切りされる舞台『千と千尋の神隠し』でも湯婆婆と銭婆役で出演します。

【油屋の人々を演じた声優】

釜爺役/菅原文太

釜爺(かまじい)は油屋でボイラーを担当している蜘蛛のような姿の老人。 演じた菅原文太(すがわらぶんた)は長い下積みを経て、「仁義なき戦い」や「トラック野郎」シリーズで知られた名優です。温かみと渋みのある声で声優業もこなし、 ジブリ映画『ゲド戦記』(2006年)にも出演しました。 2009年頃に映像作品の一線から退き、2014年11月に81歳で死去。晩年は声の出演やCM出演を務めながら、田舎で農業者として活動したそうです。

リン役/玉井夕海

リンは荒っぽい口調ながら面倒見がよく、千尋に油屋の仕事を教えてくれる湯女。千尋の頼れる先輩を演じたのは、声優・女優でありつつ歌手を本業に活動している玉井夕海(たまいゆうみ)です。音楽パフォーマンス集団「Psalm」で、唄と物語を担当しています。 また映画『もんしぇん』(2005年)では主演だけでなく、音楽監督と脚本も担当。現在も独自の世界観を持つアーティストとして活躍中です。

坊役/神木隆之介

は湯婆婆の息子で、わがままですぐに癇癪を起こす巨体の赤ちゃん。銭婆にネズミの姿に変えられてからは、千尋とともに旅をするうちに別人と見間違えるほど成長しました。 神木隆之介(かみきりゅうのすけ)は『千と千尋の神隠し』ではじめてジブリ映画に出演し、本作から『借りぐらしのアリエッティ』(2010年)まで4作品連続で声優を務めています。 また細田守監督の『サマーウォーズ』(2009年)や新海誠監督の『君の名は。』(2016年)など、名作アニメ映画の主人公も演じました。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(2021年)にも出演し、俳優・声優の両方で成功しています。

青蛙役/我修院達也

青蛙(あおがえる)はお金に目がない油屋の下働き。「千を出せ!」という迷(?)台詞でおなじみです。不憫な青蛙を演じたのは、一本眉が特徴的な俳優・歌手の我修院達也(がしゅういんたつや)。 作詞家・作曲家など活動の場は多岐に渡り、俳優業ではドラマ『ルパンの娘』第2シリーズ(2019年)の山本猿彦役が記憶に新しいでしょう。声優としては、ジブリ映画『ハウルの動く城』(2004年)のカルシファー役も知られています。

父役役/上條恒彦

父役は油屋で働く管理職の蛙。上の立場の者に弱く、下の立場の者に強い性格をしています。 演じた上條恒彦(かみじょうつねひこ)は、『紅の豚』(1992年)や『もののけ姫』にも出演した俳優兼歌手。俳優としては、「3年B組金八先生」シリーズの社会科教師・服部肇役として有名です。 近年も第一線で活躍するベテランで、ドラマ「やすらぎ」シリーズなどに出演しています。

兄役役/小野武彦

(画像左) 兄役はハクと父役に次いで、従業員で3番目に地位が高い蛙。来店したカオナシに芸を披露しました。 声優を務めた小野武彦(おのたけひこ)は、俳優座および文学座出身のベテラン俳優です。大人気「踊る大捜査線」シリーズで、名物トリオ「スリーアミーゴス」の1人演じたことでも有名。2000年代以降は、父親役を中心に脇役として作品を支えてきました。 2021年には月9ドラマ『ナイト・ドクター』に出演し、病院の院長・八雲徳人役を演じました。

番台蛙役/大泉洋

大泉洋(真戸呉緒/東京喰種)
©️ciatr

千尋がリンの指示で薬湯の札をもらいに行った際に、番台で対応してくれた蛙。声優を務めたのは、俳優・タレント・声優から、作家までさまざまな顔を持つ大泉洋(おおいずみよう)です。 今でこそあらゆる場面で引っ張りだこの大泉洋ですが、当時は北海道でのみ活動していました。番台蛙役の声優オファーを受けた時が、人生で1番驚いた時だったと後に語っています。ジブリ側は『水曜どうでしょう』のファンだったスタッフの提案で、大泉にオファーを決定したそう! 近年は映画『新解釈・三國志』(2020年)に主演したほか、2021年末に2年連続で『NHK紅白歌合戦』の司会に抜擢されるなど大活躍中です。

オクサレ様(河の神)役/はやし・こば

オクサレ様は「名のある河の神」が、ゴミの不法投棄やヘドロによって変貌した神様です。 声優を務めたのは、作曲家や編曲家として活躍したはやし・こば。大学卒業後、CMソングやサウンドロゴを多数手がけ、その縁で市川準監督の映画『東京夜曲』(1997年)などにも出演しています。2016年1月11日、敗血症のため80歳で死去しました。

おしら様役/安田顕

おしら様は千尋と一緒にエレベーターに乗った大根のような神様。主に東北地方で奉られている農業の守り神で、劇中でも温厚な神として描かれました。 声優を担当した安田顕(やすだけん)は、先述の大泉洋も所属する「チームナックス」のサブリーダー。彼ら以外のメンバーも、多数のジブリ映画で声優として出演しています。 安田はクセの強い役も変幻自在に演じ分ける実力派俳優。ドラマ「下町ロケット」シリーズや朝ドラ『なつぞら』(2019年)などが有名で、声優経験も豊富です。ゲーム「龍が如く7」(2020年)では、本人をモデルにしたキャラを演じました。

【千尋の家族を演じた声優】

荻野明夫役/内藤剛志

千尋の父親・荻野明夫(おぎのあきお)は、冒険好きな体育会系。引っ越しの時に道を確認しないまま進んでしまうような性格で、好奇心からか置いてあった食事に手をつけて豚になってしまいます。 演じたのは、俳優・声優・タレント・司会者とマルチに活躍する内藤剛志(ないとうたかし)。長期レギュラー出演中の「科捜研の女」シリーズの土門薫役をはじめ、刑事役を多く演じています。 『ゲド戦記』や『コクリコ坂から』でも声優を務めており、前者はジブリに入社した長女も携わったそうです。

荻野悠子役/沢口靖子

荻野悠子(おぎのゆうこ)はキツめの美人で装いもやや派手なお母さん。千尋への無関心っぷりが印象に残っている人も多いでしょう。 そんな彼女を演じたのは、「科捜研の女」の榊マリコ役で知られる女優・沢口靖子(さわぐちやすこ)です。実は千尋の両親は「科捜研コンビ」だったと気付き、驚いたファンも多かったとか! 2019年に『クレヨンしんちゃん』と「科捜研の女」のコラボアニメが放送され、「千と千尋」以来の声の出演を果たしました。

声優陣についておさらい!

主要キャラクターを演じたのは?

『千と千尋の神隠し』では荻野千尋(千)役を柊瑠美、ハク役を入野自由が演じました。またカオナシ役は中村彰男、湯婆婆(銭婆)役は夏木マリが声をあてています。

意外なあの俳優も出演していた

実は『千と千尋の神隠し』には、坊役として神木隆之介が出演していました!なんと当時8歳です。また番台蛙役を大泉洋、千尋の両親役を内藤剛志と沢口靖子の「科捜研の女」コンビが演じているなど、意外な出演者が何人か存在します。

『千と千尋の神隠し』声優陣はとても豪華だった!

千と千尋の神隠し

『千と千尋の神隠し』の声優陣は、こうして振り返ってみると2021年現在でも活躍を続ける豪華な面々が揃っていたことがわかります。 すでに声変わりした声優もいるため、今の声と聴き比べてみるのも面白いかもしれませんね!