『ハイキュー!!』音駒(ねこま)メンバーまとめ！モデル校や制服など徹底解説

主人公達が通う烏野高校のライバル校となる音駒高校。 「天才」と呼べるプレイヤーはいないものの、所属選手の多くが高い守備力を有しているハイレベルなチームです。また個性豊かなキャラクターが数多く在籍しており、作中でも屈指の人気を誇るチームとなっています。

個性豊かなキャラが数多く登場する『ハイキュー!!』のなかでも、一際魅力を放つ選手が集まっている音駒高校。ここからは各選手・監督のプロフィールや実力などを徹底解説！ いったい音駒高校の選手はどんなプレイを得意とし、プライベートではどんなものが好きなのか。気になる情報をあますことなくお伝えしていきますので、皆さんの好きな「推し選手」を是非見つけてみてください！

本作に登場する高校のなかには、実在の高校をモデルにしたものが多数存在しています。実は音駒高校もそんな学校のひとつではないかと言われており、そのモデル校だと噂されるのが東亜学園高等学校です。こちらの学校は音駒と同じく東京に位置し、ユニホームも同じ赤を基調としたもの。 さらに東亜学園の男子バレー部は全国制覇もしている強豪チームであり、それもまた「音駒のモデルなのでは？」という説に信憑性を持たせているようです。

音駒高校2年生でセッターを務める孤爪研磨。 冷静な性格で観察眼にも優れており、相手の動きを予測しながら試合を組み立てていく、ゲームメーカーとして活躍しています。 主将の黒尾は彼をチームの中心と考えており、音駒のなかでも重要な役割を担当。ちなみにバレーをしている理由は、競技そのものが好きというよりも、「幼なじみの黒尾がやっているから」という理由が大きい様子。マイペースで変わり者な、猫っぽい性格の持ち主です。

音駒高校3年生で主将を務める、ミドルブロッカーの黒尾鉄朗 。高い守備力のみならず、多彩な攻撃スタイルも有しているオールマイティーなプレイヤーです。 その柔軟なプレースタイル同様、どこか掴み所がない飄々とした性格の持ち主。その一方で、引退の近い猫又監督のために烏野との「ゴミ捨て場の決戦」を実現したいと考え、後輩への指導もしっかりこなすなど主将としての強い責任感も持っているようです。

音駒高校3年生で副主将を務める、ウイングスパイカーの海信行。高いレシーブ力やブロックフォローによりチームを支える縁の下の力持ち的存在です。 また安定感のあるプレースタイルと同様に落ち着いた性格をしており、黒尾とは違った角度からチームを鼓舞。ちなみに坊主頭と濃い顔立ちが特徴的で日向からは「濃い坊主頭の人」と呼ばれ、そのルックスのせいで仏様のようなポーズが良く似合うことでも知られています。

音駒高校3年生でリベロを務める夜久衛輔。ベージュの髪の毛に短い眉毛が特徴的で、低身長ながらも「守備のエース」として大活躍。本人も守りのチームである音駒高校でリベロを任されていることに、大きな誇りを感じているようです。 しかしその一方で、彼自身は自らの身長の低さを気にしている様子。変にその話を出すと情け容赦ないキックが飛んでくるため、部内で身長の話をするのはタブーとされています。

音駒高校2年生でウイングスパイカーを務める山本猛虎。モヒカン頭がトレードマークになっている音駒のエースプレイヤーで、守備力の高さが特徴的な同校では珍しい攻撃的プレイヤー。その高い攻撃力で貴重な得点源として活躍しています。 性格はその見た目通り荒々しく、ときには周囲の人々に突っかかっていくことも。ただ根はイイやつなので、打ち解けさえすれば心強い味方になってくれます。

音駒高校2年生でウイングスパイカーを務める福永招平。非常に無口で作中でも話しているところをほとんど描かれたことがない、とにかくミステリアスなキャラクターです。そんな彼の悩みは、チームメイトの山本から「もっとしゃべれ」と言われていることなんだとか。 ただお笑い好きという意外な一面も持っているようで、面白い事を考えて1人で笑っていることもある様子。それが尚更彼の不思議さに拍車をかけているのかもしれません。

音駒高校1年生でミドルブロッカーを務める灰羽リエーフ。日本人とロシア人のハーフで、その恵まれた体格と高い身体能力が強力な武器。さらに経験が浅いながらもレギュラーを掴む、高いバレーセンスまで兼ね備えており、自らを「音駒のエース」と称するほどの自信家でもあります。 ただその性根はとにかく素直で、人懐っこさも感じる好青年。しかしその素直すぎる発言で、ときおり周囲を怒らせてしまうこともあるようです。

音駒高校1年生でミドルブロッカーを務める犬岡走。チーム内でもトップクラスの俊敏性とスタミナを備えており、最初の試合では日向をしっかりとマーク。しかしそののち灰羽にレギュラーを奪われ、春高編ではウイングスパイカーにコンバートしています。 性格はその名前通り犬っぽく、素直で親しみやすさ抜群。日向と対戦した後に意気投合し、親しいライバルとして良き関係を築いていました。ただレギュラーを外された際には、灰羽をライバル視するなど内に燃える闘争心も垣間見せています。

音駒高校1年生でリベロを務める芝山優生。実力的にはまだまだのようで、烏野との最初の試合では監督の横で見学に徹していました。しかしのちの戸美戦では、正リベロの夜久が怪我した際に代理として出場。チームメートとの連係プレーも見せていました。 またその性格は非常に真面目で努力家。今後の大きな成長にも期待できる、音駒の成長株です。

音駒高校バレー部で監督を務める猫又育史。穏やかで優しい口調をしていますが、勝利にこだわる負けず嫌いな一面も持った勝負師。かつて烏野高校で監督を務めていた烏養一繋とはライバル関係にあり、全国の大舞台での対戦を夢見ていたようです。 指導方針はその性格通り厳しいものではなく、一歩引いて見守りながら教え子の自主性を重んじるタイプの様子。ちなみに根っからの酒好きらしく、同校でコーチを務める直井が下戸で退屈しているようです。

音駒高校の横断幕に掲げられている言葉は「繋げ」の一言。本校は試合前の円陣でも「俺たちは血液だ」という一言を使っており、チームメイト全員で試合を進めていくことにこだわりを持っている様子。 実際音駒は全員がハイレベルな穴のない鍛え方をしており、チーム全体でボールを「繋ぎ」1点をもぎ取るプレースタイルを採用。横断幕に掲げた「繋げ」というスローガンには、音駒の強い信念がしっかりと込められているようです。

“元”強豪校でライバル同士の音駒高校と烏野高校。烏野の顧問・武田の頑張りで、久々に音駒と烏野の練習試合が実現。しかし結果は、3試合で1セットもとれず烏野の完敗。インターハイ予選前で未完成の烏野が課題を突きつけられるかたちとなりました。 強烈なスパイクで高い攻撃力を見せる烏野と、守備でとにかく繋いでいく音駒。この試合を通して両校は、正反対の武器を持つよきライバルとして認識し合うことに。また研磨と日向のように個人間の繋がりもでき、友人関係・ライバル関係を続けていくことになります。

音駒の頭脳となる研磨は、最初日向・影山コンビが繰り出す変人速攻に驚きました。しかし日向の動き方の法則を見抜き、すぐに対策を考え出したのです。研磨はブロッカーたちに、片側に寄るデディケートシフトを取るように指示。そしてMBの犬岡には、日向を追いかけるように指示を出します。 その結果、日向の攻撃は見事に封じられていくことに。研磨は他人がニガテなので、人の視線にとても敏感。彼はその特性により対戦相手の特徴をすばやく見抜き、対策を立てることが可能なのです。そして音駒は研磨のその武器が万全の状態で使えるよう、全員でフォローし彼を支えています。

音駒と烏野は全国大会に出場し、3回戦で「ゴミ捨て場の決戦」が実現！ 1セット目は、研磨の日向対策により音駒が先取しますが、2セット目から影山がしっかりフォローしたこともあり烏野がじわじわと追い上げ。ファイナルセットは全員の集中が高まり大いに盛り上がりますが、なんと最後は研磨のミスにより試合終了。音駒は全国大会3回戦で敗退することになりました。 悔しい気持ちはありつつも、どこか清々しい表情を浮かべる音駒の面々。こうして「ゴミ捨て場の決戦」は、烏野の勝利で幕を閉じることになったのです。

音駒と烏野のあいだには、これまでの付き合いにより深い絆が生まれていました。特に初期から縁のある日向と研磨、そして師弟のような関係を築いている黒尾と月島。彼らには特別強い繋がりが存在しています。 研磨は日向を止める手段を必死に考え、日向はそれに抑え込まれながらもしっかりと反撃。そして最後の最後まで彼らの戦いは続き、研磨はこの試合を通してバレーの楽しさを味わっていました。 一方、黒尾は自分が教えたことを守り、冷静に実行する月島に感心した様子。試合後には彼を認めるかのように、肩を叩きしっかりと握手を交わしたのです。

個性豊かなキャラたちが揃い、作中でも屈指の人気を誇る音駒高校。 『劇場版 ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦』の制作により、彼らの名試合をアニメでも楽しむことができるようになりました。これを機に原作をチェックし、劇場版鑑賞前に音駒の魅力を予習してみてはいかがでしょうか！