『となりのトトロ』名言一覧!「マックロクロスケ出ておいで」など名セリフを紹介
『となりのトトロ』は、1988年に公開されたスタジオジブリ制作のアニメーション映画です。昭和30年代前半の日本の田舎を舞台に、草壁家の姉妹・サツキとメイが、不思議な生き物・トトロと出会い、心温まるひと夏を過ごす姿が描かれています。 この記事では、思わずほっこりする『となりのトトロ』の名言を厳選して紹介します。
『となりのトトロ』名言・名セリフの特徴とは?

『となりのトトロ』の名言は、大きくふたつのタイプに分かれます。ひとつは「マックロクロスケ出ておいで!」「夢だけど、夢じゃなかった!」のように、サツキとメイの好奇心や驚きがそのまま飛び出したような子どもの言葉。もうひとつは「みんな笑ってみな、おっかないのは逃げちゃうから」「昔、木と人は仲良しだったんだよ」のように、不安を抱えた子どもを大人がそっと支える言葉です。 この記事では、サツキとメイ、お父さん、お母さん、おばあちゃんというキャラクター別に全16のセリフを紹介していきます。派手な決めゼリフはほとんどなく、日常のなかで交わされる何気ない一言ばかり。だからこそ、大人になってから聞き返すと胸に刺さるものが多いのが本作の名言の特徴です。 それぞれのセリフが生まれた場面の背景もあわせて解説するので、お気に入りの一言を探しながら読み進めてみてください。
メイとサツキの名言
「マックロクロスケ出ておいで! 出ないと目玉をほじくるぞ~!」

サツキとメイが引っ越してきたのはかなり年季の入った家。そこに現れたのが、「マックロクロスケ」です。最初は小さなおばけかとびっくりしていたふたりですが、お父さんから「明るいところから急に暗いところに入るときに目がくらんで見える」と聞き一安心。 正体がわかった後は、2階へ上ってわざわざマックロクロスケを探しに行き、ふたりでこのセリフを歌にして楽しんでいました。
「夢だけど、夢じゃなかった!」

トトロにつかまって空の旅を終えたサツキとメイはいつの間にか眠ってしまったようで、布団の上で目を覚まします。夢のような体験をして目覚めたふたりは、昨夜の出来事を思い出して思わず畑に飛び出します。 すると、夢のとおりに大きな木は生えていませんでしたが、トトロにもらった種はしっかりと芽を生やしていたのでした。「夢だけど、夢じゃなかった!」という言葉には矛盾があるようですが、子ども心に素直に喜ぶ様子が見て取れ、微笑ましい気持ちになります。 夢だと思っていたことが叶ったときに、「夢だけど、夢じゃなかった!」と大声で言ってみたくなりますね!
メイの名言
「あなたトトロっていうのね!」

メイが小トトロと中トトロを追いかけていき、トンネルを抜けて森の奥で出会った大トトロ。怖いもの知らずで好奇心が旺盛なメイは、大トトロのお腹の上に乗って名前を尋ねました。 その答えは大きな鳴き声でしたが、メイにはそれが「トトロ」と聞こえたよう。実際のところはこれは単なる鳴き声で、トトロ自身も本当の名前は知らないようです。
「ほんとだもん! 本当にトトロいたんだもん! ウソじゃないもん!」

森の奥でトトロに出会ったメイは、お父さんとサツキに必死にそのことを教えようと案内しますが、結局トトロのところへは行けませんでした。 これは嘘じゃないことを伝えたいメイのセリフですが、お父さんはそんなメイに「お父さんもサツキもメイを嘘つきだなんて思ってないよ」と優しく返していました。
「メイがとったトンモコロシ、お母さんにあげるの」

入院しているお母さんに、自分が採ったトウモロコシを届けたい一心で言ったメイのセリフ。その気持ちが先走ってしまい、サツキとケンカしてひとりで病院に向かってしまうのですが、トウモロコシを大事に抱えているメイの強い気持ちもこのセリフからうかがえます。
「もう少しって、あした?」

お母さんがいつ退院するのか、「もう少し」と言われてもそれがどのくらいなのかわからないメイの素直な気持ちが表れている言葉。退院を心待ちにしているメイの切ない気持ちがよくわかるセリフです。
サツキの名言
「メイのバカ! もう知らない!」

お母さんの入院の事情がわかっているサツキと、何も知らされていないメイ。ふたりがお母さんのお見舞いをめぐりケンカしてしまうシーンでは、珍しくサツキが感情を爆発させ、どうにもならない思いをこの言葉で表していました。 このケンカの後、メイはひとりでお母さんが入院している病院へ向かい、迷子になってしまいます。この展開を知っていてケンカのシーンを観ると、より一層切なさが増しますね。
「会っちゃった、トトロに会っちゃった」

メイが出会ったというトトロに、自分も会ってみたいと思っていたサツキ。ついにその想いが実り、お父さんの帰りを待っていた雨のバス停で大トトロに会うことができます。 先にトトロがネコバスに乗って去って行きますが、その後でお父さんが乗るバスが到着。サツキはお父さんにトトロに出会えた喜びを大興奮で伝えていました。
「メイ! 私たち風になってる!」

トトロと出会うことができたふたりは、ある晩にやって来たトトロにしがみつき、夜の空に飛び上がります。このセリフをメイではなくサツキが言っているということが重要です。 サツキはもともと小学4年生の設定でしたが、あまりにもしっかりしているため映画では6年生に変更されたとの裏話があります。そんなサツキが等身大の姿に戻り「メイ! 私たち風になってる!」と言っている姿に、見ている大人もサツキのようにワクワクとした気持ちになってしまうのです。
お父さんの名言
「お化け屋敷に住むのが、子どもの時からお父さんの夢だったんだ!」

草壁家の3人が引っ越してきた先はなかなかの古い家でしたが、そんなボロ家を前にしてもむしろ前向きに楽しんでいるお父さんのセリフ。大人になっても少年のような好奇心を持ち続けているお父さんらしい言葉です。
「みんな笑ってみな、おっかないのは逃げちゃうから」

新しい家に引っ越してきたばかりの一家が、みんなでお風呂に入るシーンです。ボロボロの家なので、風が吹くだけでガタガタと揺れ、子どもたちは不安な気持ちでいっぱい。 そんな中、お父さんが突然大声で笑い出し、不思議に思う娘たちに向けて言った言葉です。 怖いものは笑えばいなくなる、というのは現実の私たちの生活にも当てはまるのではないでしょうか。不安や恐怖も、とにかく笑っていればなんとかなる!という気持ちにさせてくれますよね。
「昔、木と人は仲良しだったんだよ」

お父さんが塚森の大きなクスノキを見上げたときに言った言葉。自然と人間が心を通わせていたという、本作のテーマともいえるセリフです。 お父さんはサツキとメイに、昔の人は自然を敬い、木とともに暮らしていたと伝えました。日本では古くから、大きな木には目に見えない不思議な力や神様が宿っていると考えられています。
「メイはきっと森の主に会ったんだ。それはとても運がいいことなんだよ」

前述のメイのセリフ「本当にトトロいたんだもん!」に返したお父さんの言葉。メイの訴えを頭ごなしに否定することもなく、その言葉を信じて「森の主に会った」という、もっとワクワクするようなことを教えてくれました。 このセリフも、子どもの想像力や豊かな感性を大切にしている、優しいお父さんらしい一言でした。
お母さんの名言
「今、そこの松の木で、サツキとメイが笑ったように見えたの」

ラストシーンの七国山病院でのお母さんのセリフです。ネコバスと一緒にいる姉妹の姿はお母さんには見えないはずですが、母親の直感で気づいたのでしょうか。 見えなくても、いつでも繋がっているという家族の絆が感じられる一言です。母親に会いたいという気持ちがあったはずなのに、会わずに帰るというサツキとメイの行動からも、家族の絆を感じられます。
おばあちゃんの名言
「小ちぇー頃には、わしにも見えたが。そうか、あんたらにも見えたんけえ」

サツキとメイに「マックロクロスケ」ことススワタリについて教えてくれたおばあちゃん。ススワタリは子どもにしか見えない存在だということを教えてくれました。 ススワタリと同様に、トトロも子どもにしか見えない存在。おばあちゃんも小さな頃には見えていたようで、本作の世界観を象徴するセリフとなっています。
「大丈夫、大丈夫。こんなかわいい子たち置いてどこの誰が死ねっか」

お母さんの一時退院が、風邪をこじらせたことで延期になったことを知ったサツキとメイ。もしかしてこのまま会えずにお母さんが死んでしまうのでは?と、不安になって泣き出してしまいます。 そんなふたりに、おばあちゃんはこう言って優しく慰めてくれました。
大人から子どもまで、心に残る名言がたくさんの『となりのトトロ』

はしゃぐ子どもたちの言葉にワクワクさせられ、大人たちのメッセージ性のある一言には深くうなずかされる——『となりのトトロ』には、世代を問わず心に残るセリフがちりばめられています。 何度も見てきた作品でも、セリフに耳を澄ませながら見返すと、これまで気づかなかった思いやりや温かさが浮かび上がってくるはずです。お気に入りの名言を探しながら、もう一度サツキとメイのひと夏をたどってみてください。






