『BLEACH(ブリーチ)』朽木白哉を徹底解説!活躍や卍解・ルキアとの関係性まで
朽木白哉は4大貴族「朽木家」の28代目当主でもあり、護延十三隊六番隊隊長でもある人物です。 プライドが高く、性格は冷静沈着、基本的には感情が顔に出ることがありません。 本記事では貴族の当主でもあり、六番隊の隊長でもある『BLEACH』朽木白哉について徹底解説!強さやルキアとの関係、作中での活躍、名言などを掘り下げていきます。 ※本記事は『BLEACH』のネタバレを含みます。
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朽木白哉のプロフィール
身長 | 180㎝ |
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体重 | 64㎏ |
誕生日 | 1月31日 |
声優 | 置鮎龍太郎 |
実写化俳優 | MIYAVI |
朽木白哉(くちきびゃくや)は朽木家歴代最強と謳われる、朽木ルキアの義兄です。髪飾りを付けた黒い長髪が特徴。当主らしく尊大な部分もありますが、「全死神の規範であるべき」という信念に基づいて行動する真面目な人物です。
アニメ版『BLEACH(ブリーチ)』の朽木白哉役の声優は?
朽木白哉の声優は置鮎龍太郎が担当しています。 置鮎龍太郎は1969年、福岡生まれ。高校1年性の頃に声優を志し、以来養成所の学費を稼ぐためにバイトするなど高い熱意をもっていました。
代表作は『テニスの王子様』の手塚国光役、『トリコ』のトリコ役など。その他にも数多くのアニメ作品に出演するベテラン声優の1人です。
朽木白哉のあだ名は?
ルキアからは兄様、草鹿やちるからはびゃっくんと呼ばれている白哉。ファンの間では彼が戦いに敗れて発した「済まぬ」がある意味で話題となり、「済まぬさん」とややネタ的に愛を込めて呼ばれることもあります。
子供の頃は生意気だった!?今とは正反対だった白哉
冷静沈着な性格の朽木白哉。しかし子供の頃の性格は、今と違うものでした。 年上でもタメ口で話すなど生意気な態度と、感情的な性格。すぐに頭に血が上ってしまうような少年だったのです。しかし祖父・銀嶺には敬意を見せていました。 大人になって冷静沈着な姿に落ち着いた理由は不明ですが、貴族一家を治める高い地位に立ったがゆえに性格も変わったのかもしれません。
活躍を紹介!「破面編」が激アツ
「破面編」十刃ゾマリ・ルルーとの戦いでは本来の力を発揮し圧勝!
一護との戦いが激戦だったのに対し白哉が本来の力を発揮して圧巻の勝利を収めたのが破面(アランカル)編のゾマリ・ルルー戦です。 剣八やマユリ、卯の花らと共に虚圏(ウェコムンド)に突入した白哉は、ルキアにトドメを刺そうとしていたゾマリ・ルルーの前に現れます。 十刃で最速を誇るゾマリ・ルルーでしたが、スピードに関しては白哉も負けてはいません。その攻撃を全てかわします。ゾマリが相手の肉体の支配権を奪う「愛(アモール)」という技を使用してルキアを盾にすると白哉はその戦い方に激昂し、卍解を発動、千本桜景厳の一刃で勝利を収めました。
VSゾマリ
「破面編」34巻を
「尸魂界編」驚異の成長を遂げた一護との戦いがアツい!
様々なしがらみから、ルキアの処刑を止めようとする一護と衝突する事になる白哉。当初は「卍解を使え」という一護に対しても始解である千本桜で対応しようとします。 しかし一護の月牙天衝で千本桜が破られると本気になった白哉は卍解、千本桜景厳(せんぼんざくらかげよし)を発動させ彼を追い詰めます。一護は白哉が本気で戦っているのを感じ取ると、自らも卍解。さらにはまだ制御出来ていなかった虚化まで行いながら白哉と戦います。 この戦いはルキアを助ける為の戦いであると同時に、過去に織姫の兄を斬る事になった一護の経験から白哉に兄としての姿勢を問う戦いでもありました。 結果的にこの戦いは気持ちの強さから一護が勝利を収める事になります。もし白哉に自身の思いとの葛藤がなければ結果は変わっていたかもしれません。
朽木白哉の強さを紹介
始解・「千本桜」
始解は能力を開放し、斬魄刀の刃身を無数の刃に分裂させるものです。 光が当たると桜模様に見える無数の刃で相手を切り刻みます。しかし、始解中は刀身がなくなるため防御力が下がります。
卍解・「千本桜景厳(せんぼんざくらかげよし)」
千本桜景厳という名を持つ卍解。斬魄刀を地面に落とすことで、足元から巨大な千本の刀身を出現させます。 始解を上回る数億枚の刃の数から、全方向に攻撃が可能。刃は白哉の念のみで操ることが出来ます。
吭景・千本桜景厳(ごうけいせんぼんざくらかげよし)
卍解で数億枚になった刃を千本の刀に固め、より殺傷能力を高めます。 自分を防御することができなくなり、攻撃のみの態勢になってしまう技でもあります。しかし、刀ひとつを手に相手と立ち向かえることから、自らの手で斬ると決めた相手に対してしか使ったことはありません。
義理の妹:朽木ルキアの存在
ルキアは亡き妻の形見
朽木白哉は流魂街出身の緋真(ひさな)と結婚しました。貴族以外の人間を一族に入れることは、朽木家の掟に反すると知りながらも一緒になります。しかし結婚5年後に緋真は病死してしまうのです。 緋真は、この世を去る際に白哉に遺言を残します。それは緋真が生き別れていた実妹・ルキアを見つけたら、自身を兄と呼ばせ、彼女を守ってほしいということでした。 その後ルキアと出会った白哉。義理の妹としてルキアを朽木家に迎え入れ、兄としてルキアを守ることになります。
ルキア処刑騒動で朽木白哉は?
朽木白哉は義妹であるルキアの処刑が決まっても護廷十三隊の隊長としての職務を全うしようとしていました。それには過去の自らへの誓いが関係しています。 元々朽木家は尸魂界(ソウル・ソサエティ)の中でも最高位にある貴族の1つであり、貴族以外との結婚が禁止されていました。彼はその掟を破り流魂街出身のルキアの姉である緋真と結婚。1度目の掟破りをしてしまいます。 結婚から5年後、緋真は妹のルキアの事を託して病で亡くなってしまいました。緋真の願いを叶える為、彼は再び朽木家の掟を破りルキアを義妹として朽木家に迎え入れます。2度目の掟破りをしてしまった彼はこれが最後であると誓いを立てていたのでした。 ルキア処刑の際の白哉はルキアを守るという緋真への誓いと、掟を破らないという自身への誓いの間で気持ちに迷いを生じながらも厳格でルールに厳しい性格もあり任務に当たっていたのです。 掟の大切さを知るゆえの態度ともいえる平静さでしたが、ルキアを助けようとする黒崎一護との対決から自分の気持ちに気付きます。苦渋の決断をした朽木白哉は、処刑で殺されそうになったルキアを救いました。
愛する妹のために奔走するお兄ちゃん!ルキアと恋次の結婚も手助けしていた
尸魂界(ソウル・ソサエティ)編ではルキアの処刑に対しても動く事が出来なかった朽木白哉ですが、妹の事を大切にしている側面があるのは要所で描かれていました。 元々ルキアが物語開始時点で実力がありながら十三番隊の隊員に収まっていたのも彼が危険な任務にルキアを付かせない為に根回ししていた為です。 また最終回で描かれた10年後にはルキアは恋次と結婚して子供を儲けています。小説版『BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU』ではその過程が描かれており、表立っては描かれていないもののルキアと恋次が結びつくように彼が色々と手を回していた事が明らかになっているのです。
朽木白哉の死亡説を考察
「千年血戦編」エス・ノトとの戦いでは自らの卍解に破れる!?
破面(アランカル)編での朽木白哉がその強さを見せつける圧倒的な戦い方をしたのに対し、千年決戦編では相手の能力を魅せる為の人柱となってしまいました。 瀞霊廷に侵攻してきた滅却師(クインシー)のエス・ノトと交戦した白哉。始解状態の千本桜で圧倒しながらもより早期に決着をつけるべく、卍解を発動してしまった事でエス・ノトに卍解を奪うチャンスを与えてしまいます。 結果的に朽木白哉は自身の卍解によって敗れるという屈辱を味わう事になるのです。 霊王宮で治療され、浦原の助けも受けて卍解を取り戻した朽木白哉はルキアが交戦していたエス・ノトの前に現れると、真髄を極めた千本桜でエス・ノトを圧倒して勝利を収めました。 結果的に勝利こそ収めますが、卍解を奪われるという大きな出来事があった戦いになっています。
VSエス・ノト
「千年血戦編」63巻を
【考察①】白哉が遺言?
卍解を奪われ瀕死状態に追い込まれた白哉は、救援に来た一護に対し「私はもう長くは保たぬ」と心中を語り始めます。護廷十三隊の隊長として兄として、自分の至らぬ点を挙げた白哉は、一護に尸魂界を救ってほしいと最後の願いを託したのです。 瀕死という現状と絶望的な戦況に加えて、この遺言めいた言葉の後に彼の斬魄刀・千本桜が砕け散ります。死を予感させるセリフと状況が揃ったことで、死亡説が浮上したのでしょう。
【考察②】名言「済まぬ」が誕生
白哉の死亡説をさらに濃厚にしたのが、「済まぬ」というセリフです。白哉は薄れゆく意識の中、守りきれなかったルキアと阿散井恋次や部下たちに思いを馳せて心の中で謝罪します。そしてそのまま登場しなくなったのです。 遺言+謝罪+登場しないのコンボで、白哉の死はほぼ確定という流れが生まれることに。 白哉はルキアの処刑を黙認した際にも「済まぬ」と発言しており、このセリフが兄妹の別れを象徴する名言の1つに数えられるようになりました。
朽木白哉復活!?
白哉死亡で読者がお通夜モードになる中、千年血戦篇終盤で白哉がまさかの再登場を果たします。彼は危篤状態のまま運び込まれた零番隊・麒麟殿で治療を受けていたのです。 麒麟殿には「白骨地獄」と「血の池地獄」の2種の温泉があり、交互に浸かることで本来なら治療できない状態の者も超回復が可能。 卍解も取り戻した彼は窮地のルキアの元へ駆けつけ、エス・ノトと再戦。卍解の真髄を極め、見事に勝利を収めます。 「済まぬ」が死ぬ死ぬ詐欺的なセリフになってしまったことで、以降はコミカル色が強い名言という扱いになりました。
朽木白哉のかっこいい名言3選
見事だ。貴様の牙 見事に私に届いていたぞ。
17巻144話
ルキア奪還のため立ちふさがる阿散井恋次の奮闘を称えたセリフです。完膚なきまでに打ちのめされてもルキアのために立ち上がる恋次を再び斬り伏せ、白哉は彼に最大の賛辞としてこの言葉を送ります。 掟は掟だと厳格な態度をとる白哉ですが、義妹のために命がけで格上の自分に挑んでくる恋次に思うところがあったのでしょう。
私と貴様で何が違うのか教えてやろうか……格だ。
17巻142話
ルキア奪還のため挑んできた恋次を圧倒的な実力差で倒してからの一言。ルキアへの情が垣間見える上述のセリフとは対照的に、こちらの名言からは白哉の死神としての誇りが窺えます。 ここでは「貴様の牙は、私に届くことはない。永遠にな」と発言していますが、このセリフがあるからこそ144話の白哉のセリフが際立ちました。
私はもう長くは保たぬ
58巻512話
エス・ノト戦で敗北し、瀕死となった白哉が一護に語った遺言めいたセリフです。この言葉を皮切りに、白哉は己の非力さのせいで多くの隊士を失い、その家族を悲しませたことを懺悔。「無様に敗北し死する事を心より辱じる」と続けます。 普段は多くを語らない彼が珍しく心中を吐露するシーンであり、彼の覚悟がうかがい知れる名言です。
「千年血戦編」のこのシーンを
意外とコミカルな部分も!朽木白哉の知られざる一面を暴く
やちるの扱いは慣れたもの
十番隊副隊長の草鹿やちるは、朽木白哉を「びゃっくん」と呼ぶなど、他の隊士には見られない距離感で彼と接しています。白哉は、やちるが近くに来ると「茶菓子を与えて追い返せ」と、好物を渡して追い払うなど、その扱いは手慣れたもの。 ですがそれでもやちるに翻弄されることが多々あり、何をされても動じない白哉の姿が逆にシュール。笑いを誘います。
さすがルキアのお兄ちゃん!自覚無しでズレまくりの美的感覚
朽木白哉は、オリジナルマスコット「わかめ大使」というものを作り出し、そのマスコットに愛情を注いでいます。とても奇妙な美的感覚から生まれた「わかめ大使」の存在は、周囲に共感されにくいもの。 またマスコットに限らず外見からは想像できない発言や奇妙な芸をみせることもあり、真顔での奇妙な行動をとるため、周囲に天然ぽさをも感じさせています。
『BLEACH(ブリーチ)』朽木白哉は孤高で妹思いの凄腕死神
『BLEACH』護廷十三隊のメインキャラとして活躍する孤高の兄様・朽木白哉について紹介しました。冷静で誇り高き死神であると同時に、回を追う毎に内に秘めた熱さでファンを魅了した彼の活躍は、改めて振り返ってみても熱いですね! アニメ『BLEACH 千年血戦篇』にて、白哉の死闘がどう描かれるのか注目です。
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