松田陣平の死因・犯人は?佐藤美和子とは両思いで実は生きている??登場回まで徹底解説!【名探偵コナン】

松田陣平は、『名探偵コナン』に登場する刑事。ワイルドでズバ抜けたイケメンっぷりを見せる松田は、本作ではたった数話の回想のみの登場しかありませんでしたが、2022年公開の映画「ハロウィンの花嫁」でスポットが当たったこともあり、さらに多くの人気を集めています。 この記事では、そんな松田の死因や周辺人物との関係、名言などを一挙紹介していきます。 ※この記事は『名探偵コナン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『名探偵コナン』松田陣平のプロフィール

名前 | 松田陣平(まつだじんぺい) |
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年齢 | 26歳(故人) |
誕生日 | 不明 |
命日 | 11月7日 |
身長 | 180前後? |
職業 | 警視庁警備部機動隊爆発物処理班員 警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係刑事 |
家族 | 松田丈太郎(父) |
声優 | 神奈延年 |
松田陣平(まつだじんぺい)は警視庁刑事部捜査一課強行犯係に所属していた刑事です。作品の時代から3年前の11月7日に殉職しており、作中ではすでに故人となっています。 荒々しく粗暴な面が目立つ性格をしているものの、友達想いで根は真面目な彼。機械に強く手先が器用であるため、携帯電話で文字を打つのが早いのも大きなポイントでした。作者である青山剛昌も、彼の事を相当なイケメンだと語っています。
松田陣平のモデルは?なぜサングラス?
松田陣平のモデルは、昭和の名優である松田優作です。下の名前も、『太陽にほえろ!』にて松田優作のあだ名であった「ジーパン」からきています。 青山剛昌は松田優作のファンであるようで、「亡くなった俳優を1人生き返らせるなら?」という質問にも「松田優作」と回答していました。 松田優作はサングラス姿が似合う俳優としても有名。松田陣平のサングラスもそこに由来しているのでしょう。 そして松田陣平の親友である萩原研二。彼の名前の由来は、『太陽にほえろ!』で松田優作と共演した、俳優の萩原健一です!
「コナン」松田陣平の死因・事件の犯人は?
死因が描かれるのはどの回?
松田の死が描かれるのはアニメ第304話(原作36巻)の「揺れる警視庁 1200万人の人質」です。 爆発物処理班から強行犯係に配属された後も、松田刑事は1人で親友の萩原隊員が殉職した爆弾事件について調べ、爆弾犯を追い続けていました。 転属されてから1週間後、萩原の命日と同じ日に爆弾犯からの爆破予告が警視庁に届きます。萩原を死に追いやった事件の犯人と同一犯だと確信した彼は、仕掛けられた爆弾の場所を突き止めます。そして、果敢にも爆弾が仕掛けられた観覧車に1人で乗り込み、爆弾の解体を始めたのです。
犯人が仕掛けていたトラップとは……
元々は爆弾処理班に所属していた松田刑事は、経験から難なく爆弾を解体していこうとしますが、観覧車に仕掛けられた爆弾にはあるトラップが仕掛けられていました。 実はもう1つ別の場所にも爆弾が仕掛けられていたのです。さらにその爆弾の所在は、観覧車に仕掛けられた爆弾のタイマーが残り3秒になると明らかになるというものでした。 もう1つの爆弾の場所が全く分からない上、被害が甚大になる可能性があるため、松田刑事は自分を犠牲にし、爆破3秒前に表示された爆弾の在り処を佐藤刑事にメールします。 そして、彼は爆破に巻き込まれてしまいます。「悪いな萩原…どうやらおまえとの約束は…」という意味深な言葉を残し、殉職してしまいました。
萩原研二と松田陣平を殺した犯人は?

萩原と松田を殺した爆弾犯の本名は不明で、作中では「爆弾犯A」と表記されます。Aは相棒の爆弾犯Bと7年前に爆弾事件を起こし、この際、Bは逃走中に事故死しました。Bの死で警察を逆恨みしたAは、単独で爆弾事件を起こし、これにより松田が殉職。 Aは「揺れる警視庁」で爆弾事件を起こすも、コナンの活躍で逮捕されます。劇場版「ハロウィンの花嫁」において、真犯人の手引で脱獄したAは、真犯人の利用された挙げ句、真犯人の爆弾によって爆死しました。
【考察】松田陣平は実はまだ生きている?
松田は人気の高いキャラであるため、生存説がささやかれることも多いです。しかし結論から言うと、彼が生存している可能性は限りなくゼロに近いでしょう。その理由は松田が殉職した場所にあります。 まず大前提として爆弾の爆発に巻き込まれ死亡したため、作中では故人として扱われていました。そのうえ亡くなった場所は、飛び降り不可能な高さまで上った観覧車の中です。 松田は爆発の直前に佐藤刑事と電話していることから、観覧車の中にいたことは確実。脱出不可の観覧車内での事故であるため、殉職している可能性が高いと言えます。
松田陣平の全登場回を紹介!
物語開始時点で故人のため、基本的には関係者の回想シーンでちらりと1カット出てくるのみです。 そんな松田登場回のなかでも必見なのは、彼の過去が大きく関わる「揺れる警視庁1200万人の人質」と劇場版「ハロウィンの花嫁」。また彼が生きていた頃を描くスピンオフ漫画「警察学校編」もファン必読タイトルです!
「悪意と聖者の行進」アニメ301~302話(漫画36巻)
松田重要エピソード「揺れる警視庁1200万人の人質」の前日譚にあたる回。松田陣平の初登場回です。 高木刑事が捜査のため変装した姿が松田にそっくりで、その姿を見た佐藤刑事が殉職した松田を思い出す……という回想で登場します。
「揺れる警視庁 1200万人の人質」アニメ304話(漫画36巻)
松田を知るための必修回。松田が親友の仇をとるために爆弾犯に挑んだ3年前の事件が詳しく描かれます。 捜査一課配属となり佐藤刑事と同僚となった松田は、周りと馴れ合わず孤高に爆弾犯を追跡していました。そんな折、爆弾事件が発生。命と引換えに大勢を守った松田の存在は、彼の教育係だった佐藤に忘れられない傷を残します。 松田の最後の大仕事の様子や、松田と佐藤との関係性がたっぷり描かれる回です。
「本庁の刑事恋物語5」アニメ358~359話(漫画40巻)
セリフなし、佐藤刑事の回想シーンでの登場です。遊園地でデート中の佐藤と高木が事件に巻き込まれる回。観覧車とその奥に打ち上げられた花火の光景に、佐藤は観覧車で爆死した松田を思い浮かべます。
「新たなる傷跡と口笛の男」アニメ534~535話(漫画64巻)
こちらも松田は佐藤の回想シーンで1カットのみの登場。殉職というキーワードから、佐藤は自分の大切な人たちが殉職したことを思い出します。そのときに彼女が思い浮かべたのが、父親と松田でした。
「キッドVS高明 狙われた唇」アニメ983~984話(漫画96巻)
セリフはありませんが、のちにスピンオフまで描かれた「警察学校組」の存在が明らかとなる回。佐藤が警察学校時代を振り返り、1学年上に松田とその同期たちがいたと語ります。漫画では、松田と降谷が同期だとここで初めて判明しました。
「風の女神・萩原千速」アニメ1098~1099話(漫画101巻)
萩原の姉・萩原千速(はぎわらちはや)の初登場回。千速と同僚の横溝重悟(よこみぞじゅうご)の回想シーンと、千速の思い出の中で登場。千速は松田がスマホを分解してしまったことを思い出しており、彼の「分解魔」らしいエピソードが語られました。
「高木と伊達と手帳の約束」アニメ1115~1116話(漫画102巻)
松田と同期だった伊達航と彼の後輩だった高木をメインとした回。松田は後編ラストに回想シーンのみで登場しました。事件の舞台がポアロだったこともあって、松田や伊達と同期である降谷が安室として登場する点も見どころです。
劇場版第20作「純黒の悪夢(ナイトメア)」

松田は1カットのみの登場。セリフもなしでしたが、彼の魂がかつての仲間に受け継がれているという意味では、かなりグッとくる登場の仕方でした。 観覧車に仕掛けられた爆弾を解除することになった安室は、松田の言葉を思い出します。「焦りこそ最大のトラップだったな、松田……」と、亡き友に語りかけながら、安室は爆弾を見事解除してみせました。
劇場版第25作「ハロウィンの花嫁」(2022年)

警察学校組がキーパーソンとなる「ハロウィンの花嫁」。本作の発端となる事件は、松田が殉職する前日に起きており、ストーリーにも深く関わることになります。 松田は死の前日、萩原の墓参りに安室・伊達・諸伏と訪れており、そこである事件に遭遇していました。この事件では手際よく爆弾を解除する松田や、仲間との連携などが印象的に描かれます。劇中最初の事件では松田の名刺がカギになるなど、終始存在感ある活躍を見せてくれる作品です。
「名探偵コナン 警察学校編」スピンオフ漫画
原作・青山剛昌、作画・新井隆広で警察学校組の警察学生時代を描くスピンオフ『名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story』は必見。同期として過ごした半年間を描き、本編では故人である4人をメインとしたエピソードが登場します。 「松田編」は漫画の1~3話で描かれ、アニメ版では1話が彼のエピソードです。
「コナン」松田陣平と警察学校組とのエピソード
萩原研二

警察学校組の1人である萩原研二は、松田と旧知の仲です。松田は彼を「ハギ」と呼び、彼は松田を「陣平ちゃん」と呼んでいました。自身の過去から配属先を悩んでいた萩原は、松田の言葉がきっかけで彼と同じ爆発物処理班への所属を決めます。 しかし爆弾魔によって殉職してしまい、松田はその犯人を追うようになりました。松田の初恋が萩原の姉であるエピソードからも、彼らが幼少時から繋がっている事実がうかがえます。 萩原については↓の記事で詳しく解説しています!
降谷零

降谷零(ふるやれい)は「黒の組織」の一員としての顔や探偵としての顔も持つ、トリプルフェイスでお馴染みの公安警察官です。警察好きの降谷は警察を嫌う松田と警察学校で初対面を果たし、最初は殴り合いをするほど犬猿の仲でした。 しかしある事件をきっかけに仲を深め、2人は冗談を言い笑いあうほどの間柄になります。降谷に爆発物処理の技術を教えたのは松田です。 降谷については↓の記事で詳しく解説しています!
【恋人】松田陣平と佐藤美和子は付き合ってたの?
出会い

松田が強行犯係に配属された3年前の11月1日、佐藤刑事と彼は出会います。松田は親友を殺した爆弾魔を捕まえるため特殊犯係への転属を希望していましたが、頭を冷やすようにと強行犯係に振り分けられたのです。そんな彼の教育係に任命されたのが、佐藤刑事でした。 その警察官らしくない荒くわがままな態度によって、2人の出会いは最悪でした。しかし1週間ほどの短い共に過ごした期間で、松田と佐藤刑事はお互いを想いあうようになるのです。
別れと一通のメール
松田は親友である萩原研二を殺した爆弾魔を、追い続けていました。そんな中彼は爆弾魔が仕掛けた爆弾の場所を突き止めます。しかし観覧車にセットされた爆弾には、「爆破する3秒前にならなければ他の爆弾の在処が表示されない」という、残酷な罠が仕掛けられていたのです。 松田は多くの市民を守るため、自分が犠牲になる選択をします。死の間際に佐藤刑事へ送られた彼からのメールには、爆弾の在処と共に「あんたのこと割と好きだったぜ」の文字が。 こうして2人は両想いだと判明したものの、松田は殉職してしまったのでした。
佐藤美和子は引きずっている?

松田の死は、佐藤刑事に深いトラウマを残しました。佐藤刑事は3年が経っても松田のことを引きずっており、「揺れる警視庁 1200万人の人質」では最後のメールを見返し、過去を思い出しながら涙を流すシーンもあります。 しかし同じ「揺れる警視庁 1200万人の人質」のラストでは、高木刑事の言葉で前向きになる佐藤刑事の姿が描かれました。見返していた松田からのメールも消しています。 その後佐藤刑事と高木刑事はカップルになり、少しずつ愛を育んでいるようです。高木刑事のおかげで、佐藤刑事はトラウマを払拭しつつあるのでした。
「コナン」松田陣平の初恋の相手は萩原千速

あまり恋愛には興味がなさそうな松田ですが、実は彼は佐藤刑事に恋をする前に初恋を経験しています。その気になる相手は、なんと萩原研二の姉である萩原千速です。彼は親友の姉に恋をしていたということになります……! 千速は神奈川県警交通部・第三交通機動隊の小隊長を務める人物で、優秀な警察官です。ふんわりとしたロングヘアーが特徴的な美女で、蘭からは「風の女神」と評されています。男前な性格で、バイクの運転技術は一流です。 作者が言うには、松田はことあるごとに告白をしていたようで、「何度もフラれていると思う」と語っていました!
2026年コナン映画に松田陣平が登場?
2026年の劇場版は萩原千速がキーパーソンとなることが判明。千速は過去にも高木を見て松田を思い出したり、弟を通じての交流を思い出していたりと、松田とも関係の深い人物です。そして松田の初恋の人が千速ということで、研二といっしょに松田も登場する可能性が大。 予告映像ではまだ松田の声を確認できていませんが、まだ明かされていない松田と萩原姉弟のエピソードが観られるのでは!?と警察学校組ファンからも注目が集まっています。
松田陣平の名言・名シーンを紹介
「あんたが忘れちまったらあんたの親父は……本当に死んじまうぜ?」
佐藤刑事は殉職した父の形見を、常に持っていました。それを知り「ホォー」と口にする松田に、彼女は「そんなのいつまでも持ってないで忘れなきゃ前に進めないって言いたいんでしょ」と反発します。 しかし「前に進めるかは自分次第」と前置きしたうえで、佐藤への返答として松田はこの言葉を伝えたのでした。 彼の根の人の良さと、しっかりとした芯がわかる名言です。
「あんたのことわりと好きだったぜ」
爆弾を処理していた松田は、他の爆弾の場所を知るため自身の命を犠牲にする決断を下しました。そして爆発する3秒前、爆弾の場所を記した佐藤へのメールに、追伸としてこの言葉が付け加えられていたのです。 最初は反発していた2人ですが、1週間の間に両想いと言える間柄になっていました。しっかりと想いを伝えられなかった彼女に対しての、悲しすぎる告白。この言葉が佐藤刑事を3年間縛りつけることになります。
「悪いな萩原…どうやらお前との約束は…」
萩原を死に追いやった犯人を追う松田も、無念の中死を遂げます。その死の直前、彼が口にしたのがこのセリフでした。 そして2022年の映画「ハロウィンの花嫁」では、萩原の墓を訪れた松田が約束について言及していました。萩原との約束というのは、彼の命を奪った犯人を捕まえ、仇を討つということでした。 これはアニメ第304話「揺れる警視庁 1200万人の人質」にて、萩原が冗談交じりに言ったもの。しかし松田は親友を死に追い込んだ犯人を恨み、このことを「約束」として長年記憶しているようです。
松田陣平の声優を務めるのは神奈延年
松田刑事の声を担当したのは、声優の神奈延年(かんな のぶとし)。 3歳の頃に子役としてデビューしています。学業のためしばらく休業していましたが、高校卒業後に劇団青社に入団し、青二プロダクション所属となりました。そして1991年、『ドラゴンクエスト』で声優デビューを果たします。 また、持ち前の歌唱力で歌手としてユニットを組む事も。 代表作は『マクロス7』の熱気バサラ、『NARUTO -ナルト-』の薬師カブト、『GetBackers-奪還屋-』の美堂蛮など。青年役が多く、主人公のライバルなどをよく演じています。
警察学校組1のイケメン松田陣平!登場回・事件の犯人を解説
ハードボイルドな雰囲気を醸しだすイケメンの松田は、人気が高い警察学校組の中でも、特に人気があるキャラクターです。佐藤刑事との関わりもあり、彼が死亡する回想シーンに思わず涙した人も多いでしょう。 そんななか最新映画では降谷零を筆頭とする警察学校組が登場します。松田陣平も主要メンバーとして描かれているので、チェック必須ですよ!