2020年7月15日更新

【名探偵コナン】「警察学校編」で活躍!降谷零ら警察学校組5人を解説

『名探偵コナン』 「警察学校編」 編集記事 サムネイル画像

青山剛昌の『名探偵コナン』に登場する降谷零の警察学校時代を描くスピンオフ「警察学校編」が話題です。同期だった諸伏・松田・萩原・伊達と共に学び競い合い成長していく姿が描かれます。本編とリンクする伏線も多い警察学校組について見ていきましょう。

目次

『名探偵コナン』過酷な運命をたどる警察学校組【ネタバレ注意】

青山剛昌(あおやまごうしょう)の人気作『名探偵コナン』には個性豊かな刑事たちが登場します。なかでも人気の高い降谷零(ふるやれい)と、彼の警視庁警察学校時代の同期である松田陣平(まつだじんぺい)・萩原研二(はぎわらけんじ)・諸伏景光(もろふしひろみつ)・伊達航(だてわたる)の5人は「警察学校組」として大人気。 2019年10月からは「週刊少年サンデー」で5人の警察学校時代を描くスピンオフ『名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story』がスタート。1人ずつにスポットをあてる形で「松田編」「伊達編」と順次彼らの過去が明らかに。 ファンから高い注目を集めている警察学校組や警察学校編について、この記事ではネタバレ込みで紹介します。 ※本記事では『名探偵コナン』及び「警察学校編」のネタバレが含まれています。ご注意ください。

「コナン」における警察学校とは?研修期間を共に過ごした5人

殺人事件を推理する探偵・コナンにとって、無視することができないのが警察の存在です。現場に出る警察官たちは、採用後まずは警察学校に配属され、初任科生として一定期間の研修を受けることになります。 「警察学校編」は、ここでの日々を描く内容。警察学校組の5人は、鬼塚八蔵(おにづかはちぞう)が教官を務める鬼塚教場に配属され、日々警察官としての技術や教養を学んでいきます。 警察学校は全寮制です。生活を共にするなかで、5人がぶつかり合い絆を深めたことは、卒業後の彼らの人生にも大きな影響を与えることに。本編での彼らの行動の真意を知る意味でも、警察学校編の内容は大きな意味を持つといえます。

本編「コナン」と「警察学校組」との繋がりは?

黒の組織

警察学校卒業後、同期であり幼馴染であった降谷零と諸伏景光は公安警察へ。降谷は「ゼロ」こと警察庁警備局警備企画課へ、諸伏は警視庁公安部へ所属し、黒の組織の調査にあたっていくことに。2人は黒の組織へ潜入し、それぞれコードネーム「バーボン」と「スコッチ」として動いていきます。 降谷は、私立探偵・安室透として毛利小五郎に弟子入りしており、コナンたちと接点を持つことに。コナンにはその正体を見破られており、また降谷もコナンが眠りの小五郎を利用して事件を解決に導く名探偵として一目おいています。 スコッチは潜入中に正体がバレ、拳銃自殺により殉職。これが降谷と赤井秀一の因縁のきっかけとなりました。

伏線の回収に期待!本編で明かされていない彼らの真実とは?

本編で描かれた伏線が、このスピンオフ「警察学校編」で回収されるのではないかと期待されています。 警察学校組のなかには、過去に事件に巻き込まれたことのある者や、卒業後に事件によって命を落としている者がほとんど。しかも、それらの出来事は詳細が明らかにされていないものも。 このまだ明らかにされていない部分が、本編ストーリーに大きく関わってくる可能性もあります。スピンオフ掲載前は、警察学校での青春をメインとした内容になるのではと予想されていましたが、いざ始まってみると伏線と読み取れる内容も多数。 本編と密接にリンクしていく内容として、大きく注目されています。

「松田編」のネタバレ(2019年44号-46号)

5人の出会いと松田の過去

冒頭は松田と降谷が殴り合っているシーンから始まります。その後、まだぎこちない5人の出会いのシーンへとうつり……。 教官も頭を悩ませるほど曲者な5人が揃った鬼塚教場。メンバーは、過去類をみないほど優秀で真面目すぎる降谷零、長野県警の兄を持ちとあるトラウマを抱える諸伏、警察官だった父の辞職を引きずるNo.2の伊達、高い対人スキルを女性にしか使っていない萩原、協調性が致命的といわれる松田です。 1話で5人の人となりが明らかとなり、幼馴染の降谷と諸伏、対立する降谷と松田、松田をからかう萩原、喧嘩に割って入り場をまとめる伊達と、その関係性が描かれました。 警察を憎む松田がなぜ警察官になったのか。降谷が調べると、彼の父でプロボクサーだった松田丈太郎が殺人容疑で逮捕された事件があったと判明します。そしてそれが誤認逮捕だったこと、それを理由に彼が警察を恨んでいることが、昔からの友人である萩原によって語られることに。 一方で、諸伏はトラウマの元凶である「長野一家死傷事件」について調べているシーンがありました。

初めてチームワークを発揮!警察を目指した理由とは?

実技のなかで松田は拳銃をあっという間に解体して見せ、昔から解体魔であることが明らかに。これは後に松田や萩原が爆発物処理班に所属することにつながります。 いまいちまとまりのない5人は、教官の命の危機をきっかけに一致団結。5人が的確に役割分担をして迅速に動いたことで、教官は一命を取り留めることに。これをきっかけに5人は絆を深めます。当初殴り合っていた降谷と松田も和解。 松田は父の誤認逮捕が許せないため、警視総監を殴るために警察になったこと。また降谷は姿を消したとても大切な女性、宮野エレーナを探すために警察になったことを語り合ったのでした。以降、松田の言動に、仲間への気遣いなどが見られるようになっていきます。

「伊達編」のネタバレ(2020年10号-12号)

高木刑事の教育係・伊達の過去

コナンたちと関わることも多い高木刑事の教育係だったタフガイ伊達航にスポットが当たった「伊達編」。伊達にナタリーという彼女がいることや、彼の父親との過去が描かれました。 総合力2位とされる彼は、逮捕術の訓練で降谷を相手に一本を取っています。しかし自身の怪我を気遣う降谷の甘さに気づき、温厚な彼にしては珍しく厳しい言葉を投げかけます。 伊達は幼い頃に父とコンビニに出かけたとき、強盗に巻き込まれてしましました。そして父親は抵抗することなく大怪我を負うことに。その姿が伊達の目には情けなくうつり、弱い心を持たず正義を遂行すべきだと、強い正義感を持つきっかけとなっていました。この出来事が、降谷への厳しい言葉につながっていたのです。 その話を降谷に聞かせたあと、今度は降谷と伊達がコンビニ強盗に巻き込まれてしまいます。機転を利かせた2人の作戦により、ピンチに気がついた松田・萩原・諸伏の3人が一般人に変装し、無事コンビニ強盗の鎮圧に成功するのでした。

伊達がくわえた爪楊枝の秘密 父親の本当の強さに気がつく

伊達の父親の一件を、偶然、萩原が見かけていたことを思い出します。彼の話により、コンビニの周りには強盗犯の仲間が複数待機していたため、父親は命乞いのためではなく、被害を最小限に抑え市民を守るために土下座をしていたのだと気づくに至りました。 父親の本当の強さに気づくことができた伊達は、ずっと心のなかで引きずっていた父親への思いを吹っ切ります。電話越しに父と和解した伊達は、それから父のマネをして爪楊枝をくわえるようになるのでした。 一方で、諸伏は松田が口にしたゴブレットの入れ墨を入れた人物に激しく動揺しており、彼の両親が被害にあった事件に関係があることが暗示されるシーンも描かれました。

明らかになる荻原の素顔

2020年6月から「週刊少年サンデー」にて「萩原編」が順次掲載されています。コミュニケーション能力が高く洞察力に優れ、しかしそれを女性を追いかけることに使っている、同期1のモテ男・萩原。 彼は松田とは幼馴染で、実家が車の修理工場だったことから車や機械いじりが好きなことが判明します。彼が車について熱くなるシーンでは、教官が預かっている車としてマツダRX-7が登場。本編で降谷がこの車種を愛車として乗っている設定につながっていきます。 父の工場が倒産し、彼自身は倒産のない警察を目指したとのこと。しかし、機動隊へのスカウトを一旦保留にするなど、いいことが起こると怖いと感じてしまう様子から、まだ彼には明かされていない素顔があるのではないでしょうか。

警察学校組を紹介

ここからは警察学校組5人について紹介していきます。スピンオフ及び本編にて明らかになっている彼らの性格や特徴などを見ていきましょう。

萩原研二

萩原研二は警察学校組ではもっともナンパな雰囲気を持つモテ男。洞察力に優れていて、場の空気を読みながらうまく立ち回る人物です。警察学校時代は、そのスキルを女性を口説くことばかりに使っていて、教官からは問題児の1人に数えられていました。 実家の修理工場の影響で機械いじりが得意!本編では機動隊の爆発物処理班に所属していました。「揺れる警視庁1200万人の人質」事件で初登場しましたが、この時点でまだ原作では容姿が描かれていなかったため、アニメ化にあわせて新たにデザインされたキャラクターです。 彼は同事件の爆弾解体にあたり、逃げ切れず22歳で殉職。それ以降、幼馴染だった松田は、犯人を敵討ちのために追いかけることになりました。

降谷零(ふるやれい)/安室透

降谷零はゼロ所属の公安警察官。本編では黒の組織に潜入し、コードネーム・バーボンとして行動しています。一方で、毛利小五郎の弟子・安室透としての顔も持っています。警察官・降谷としては、本編ではまだ謎の多い人物です。 警察学校時代は、全科目オールAという優等生。真面目すぎると称される性格をしていますが、同期の仲間たちと喧嘩をしたり合コンをしたりと、22歳の年相応な表情を見せています。 彼が警察を目指したのは、幼い頃よくしてくれた女医宮野エレーナの行方を探すため。警察学校組でももっとも本編に関わる人物であり、今後のキーパーソンのひとりといえます。

松田陣平

松田陣平は協調性の無さに難有りとされるものの、手先の器用さや実技、専門的な知識の面で優秀な人物。「警察学校編」の冒頭では、降谷と殴り合いの喧嘩を繰り広げています。 彼は父親を誤認逮捕されていて、警視総監を殴るために警察官を志したという一風変わったところも。一見すると乱暴な物言いで喧嘩っ早い粗暴な人物ですが、仲間への強い思いやりを持っています。 本編では爆発物処理班に所属するも、爆弾事件で幼馴染の萩原研二を亡くし転属。捜査一課強行犯三係で爆弾事件の犯人を孤高に追うなかで、同犯人の爆弾により26歳で殉職。同僚である佐藤刑事とは両思いだったようで、彼女の心に大きな傷をのこすことになりました。

伊達航

5人のなかでもっともガタイがいいのが、伊達航です。降谷に次ぐ優秀な成績を修めていて、同時に高いリーダーシップの持ち主。とても面倒見がよく、入学当時、まだまとまっていなかった他の4人をうまくまとめていたのも彼でした。 警察だった父の弱い姿を見て、自身は強くあろうとしますが、父の真意を知り本当の強さに気がつくことに。 本編では捜査一課強行犯三係に所属、高木刑事の教育係として登場。警察学校に入る前から付き合っていたナタリー・来間とは婚約状態で順風満帆だった矢先、高木の目前で車にはねられ28歳にて死亡。最期を看取ることになった高木が使っている黒い手帳は、伊達の遺品です。

諸伏景光(もろふしひろみつ)

諸伏景光は降谷の幼馴染で、本編に登場する長野県警捜査一課警部・諸伏高明(もろふしたかあき)の実弟です。 警察学校時代は、なにかと降谷のサポートに回るような描写が多く、2人の親密さがうかがえます。また、彼は料理上手であることも明らかに。幼い頃に両親が殺害され、トラウマを抱えながらもまだ捕まっていない犯人の手がかりを探していました。 本編では公安に配属され、降谷とともに黒の組織に潜入しています。コードネームはスコッチ。潜入捜査がバレたことで情報漏えいを防ぐため拳銃自殺し、殉職しました。この際の遺品となった携帯電話が、数年後降谷によって兄に届けられ、兄は彼の最期を察するに至っています。

本編へのヒントも!?「コナン」の「警察学校編」が見逃せない!

黒の組織の今後の展開に大きく関わるであろうバーボンこと降谷零。彼の警察学校時代の仲間との日々を描く「警察学校編」は、彼のバックボーンを知るうえでも欠かせないエピソードにあふれています。本編ではすでに彼以外の4人は殉職していますが、だからこそ過去のストーリーでしか明かされない真実もあるはず。 今後の『名探偵コナン』を楽しむうえでも、彼ら5人の活躍はぜひ抑えておきたいところです。