「ファンタビ」のもふもふ魔法生物・ニフラーを徹底解説!「ハリポタ」にも登場していた!?
エディ・レッドメイン演じる魔法使いニュート・スキャマンダーと個性豊かな仲間たちや、彼がこよなく愛する魔法生物たちを描いた「ファンタスティック・ビースト」シリーズ。 なかでも話題を呼んだのが、ニュートの飼っている魔法生物・ニフラー。その小さくてもふもふした体となんとも言えないキュートな表情、かわいらしい動きが大人気となりました。 ここでは、かわいいだけではないニフラーの特徴からその姿に隠された秘密、続編である「黒い魔法使いの誕生」に登場する赤ちゃんニフラーまで、ニフラーの魅力を徹底解説します。 この記事には、「ファンタスティック・ビースト」シリーズの一部ネタバレを含むので注意してください。
かわいいだけじゃない!ニフラーの特徴と名前の由来は?
ニフラーの習性
とてもかわいいニフラーですが、実は大のいたずら好き。キラキラ光るものが大好きで、キラキラしたものを見ると我慢ができなくなってしまいます。 ただ、ニフラーは宝物を探すのにもってこいの魔法動物。ゴブリンは地下深くに埋もれた宝を探すため、しばしばニフラーを使用するそう!地下最深6mほどの巣穴に暮らす習性も利用したとても便利な方法です。 また温厚な性格で飼い主にも懐くのですが、室内飼いや放し飼いは避けるべきでしょう。 光るものを探して家具などを破壊したり、ニュートのようなトラブルに巻き込まれたりと、大混乱を引き起こす恐れがあるからです。
ニュートもニフラーのいたずらに巻き込まれる……
ニュートの飼っているテディもキラキラに夢中です。「魔法使いの旅」の序盤では、銀行でたくさんのコインを見てトランクから脱走してしまい、それが大きなトラブルのきっかけに……。 銀行ではなんとかニフラーを連れ戻したニュートでしたが、トランクの取り違えからまたも脱走してしまったニフラーを探すはめになります。新しく仲間になったジェイコブとともに再びニフラーを見つけ出した時も、宝石店に忍び込んでジュエリーをあさっているところでした。
名前の由来は?
ニフラーという名前も、その習性からきています。「niffle」という、「くすねる・コソ泥を働く」を意味する英単語がその名前の由来なのです。
あのグリンデルバルドの目を盗んで手柄を上げる?!
「黒い魔法使いの誕生」でのニフラーは前作以上に大活躍。その習性を活かして、ある重要なアイテムを手に入れる姿が描かれているのです。 終盤にレストレンジ家の霊廟でグリンデルバルドと対峙し、何とか脱出したニュート。愛するリタを喪った兄を慰めていると、あることに気付きます。 なんとニフラーが、グリンデルバルドの「血の誓いのペンダント」をこっそり奪っていました! このペンダントは、彼とダンブルドアの「お互いと戦わない」という血の誓いの証。破れば双方が命を落とすため、代理戦争のような形が続いてきました。ダンブルドアの力を恐れているグリンデルバルドにとっては、弱点と言えるものです。 動物を甘く見ていたであろう彼に対して、一泡吹かせるようなニフラーの活躍には、思わず「でかした!」と褒めてあげたくなること間違いありません!
第2作「ファンタビ 黒い魔法使いの誕生」にベビー・ニフラー登場!
2018年11月23日には、「ファンタビ」シリーズ第2弾である『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が公開されました。 イギリスに戻ってきたニュートが魔法界と人間界を守るために、仲間たちや魔法生物たちとともにパリへと向かうというストーリーである本作。若き日のダンブルドアが登場することでも注目を集めましたが、なんと赤ちゃんのニフラーが登場するのです!
「黒い魔法使いの誕生」にはベビー・ニフラーが登場!
公式Instagramでもそのビジュアルが確認できる赤ちゃんニフラー。シリーズ1作目のニフラーよりさらに体も小さく、体も真っ黒ではなく白い部分もあり、顔も少し赤ちゃんらしいように見えます。 これには「かわいすぎる!」「飼いたい!」と話題沸騰。実際に動いている姿も非常に愛らしかったので、その姿はぜひご自身の目で確かめてください。
2022年4月公開「ファンタビ3」でもニフラーが活躍?
第3作「ダンブルドアの秘密」では、ついに魔法界にもグリンデルバルドの魔の手が!そんななか、ダンブルドアからニュートたちにとある任務が託されます。 公開されたTVスポットの「魔法動物編」には、ニュートの可愛い仲間も登場。気になるニフラーはといえば、ネクタイを咥えて引っ張ったり、空中でコイン(シックル銀貨?)をキャッチしたり……。なんとも「ニフラーらしい」様子が確認できますが、どんな活躍をするのでしょう。
「ファンタビ」だけじゃない?実は「ハリポタ」小説にも登場
ニフラーは原作の小説に登場しています。第4巻にあたる『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』では、「魔法生物飼育学」の授業で埋められた金貨を探すために、ハグリッドがグリフィンドールの生徒たちにニフラーを与えるシーンがあるのです。 残念ながらこのシーンは映画版ではカットされていますが、キラキラしたものが大好きというニフラーの設定はここでも使われていたのですね。 同じく原作の第5巻『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』にも、ニフラーは少しだけ登場しています。 ここでもキラキラ光るものが大好きで、いたずらっ子な特徴がわかるようなエピソードが描かれているのです。気になった人はぜひ小説を読み返してみてはいかがでしょうか。
ニフラー以外にもたくさん!ニュートの魔法生物誕生の裏話
「ファンタビ」には、ニフラー以外にも不思議な魔法生物がたくさん登場します。 まるで木の妖精のようなボウトラックルや猿のような姿をしたデミガイズなど、そのかわいらしい姿が印象に残った人も多いのではないでしょうか。どの魔法生物もとても魅力的なのですが、実は彼らの姿にはあるこだわりが込められていました。 魔法生物たちのアニメーションを担当したパブロ・グリロは、「どの魔法生物も現実世界にいるように思わせる姿にした」とDVD版の特典映像におけるインタビューで語っています。 そう言われてみると、どの魔法生物もどこかで見たような気がしますね。 ニフラーの姿は、そのもふもふの黒い毛とくちばしのような口からモグラがモデルなのではないかともいわれていましたが、お腹にある袋に金貨やジュエリーをしまっているところからすると、カモノハシをモデルにしているようです。
ニフラーを見るために「ファンタスティック・ビースト」を見続けたい!
様々な魔法生物が登場する「ファンタスティック・ビースト」シリーズの中でも、圧倒的な愛らしさを誇るニフラー。今後のシリーズでの活躍にも期待したいですね!