「ファンタビ」ジェイコブ・コワルスキーの記憶はなぜ消えない?唯一のノーマジのプロフィールに迫る!
個性豊かな「ファンタスティック・ビースト」シリーズのキャラクターのなかでも、唯一のノーマジ(非魔法族)であるジェイコブ・コワルスキー。普通のパン職人ながら勇気ある行動を見せる姿や、クイニーとの恋模様が気になる人も多いのではないでしょうか。 今回は魔法使いたちに負けない人気を獲得している彼の魅力を徹底解剖! ※この記事には「ファンタスティック・ビースト」シリーズのネタバレを含みます
ジェイコブ・コワルスキーってどんな人?【ファンタビ】
誕生日 | 1899年~1900年(不明) |
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血統 | 非魔法族 |
職業 | アメリカ外征軍の軍人 モートン・デール缶詰工場の従業員 コワルスキー・クオリティ・ベイクド・グッズのオーナー |
俳優/吹き替え声優 | ダン・フォグラー/間宮康弘 |
ジェイコブ・コワルスキーは、ニューヨークに住むノーマジ(魔法を使えない人間)です。社交的な彼は優しい心を持つ一方で意思が強く、道徳観も強い人物。 そんな彼は、あるとき偶然ニュートと出会い魔法使いや魔法界の存在を知ってしまいました。そして魔女のクイニーとお互いに思いを寄せるようになります。
「ファンタビ」ジェイコブの生い立ち
1900年ごろポーランドで生まれた彼は、幼少期にアメリカに移住。家族についてはほどんどわかっていませんが、ハトを飼っていた祖父と、ジェイコブにポーランドの伝統的な焼き菓子のレシピやパン作りの楽しさを教えた祖母がいました。 ジェイコブは第1次世界大戦で従軍し、アメリカの外征軍の一員として終戦までヨーロッパで任務についていました。そして1924年にアメリカに帰国。その後は缶詰工場で働いていましたが、単調な仕事内容に嫌気が差し「パンで人々をしあわせにしたい」と考えた彼は、パン屋開業を夢見るようになります。
ノーマジのジェイコブの記憶が消えなかったのはなぜ?
1作目『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの冒険』の終盤では、魔法使いたちの戦いや魔法動物を目撃してしまった人間たちの記憶を消すために、スウーピング・イーヴルの毒を雨に混ぜて降らせました。 その雨に濡れた人は魔法に関する記憶が消えるのですが、ジェイコブはその後、魔法動物のかたちを模したパンを作っていました。2作目以降にもニュートたちと行動をともにする彼は、なぜ記憶が消えていなかったのでしょうか。
理由①:悪い記憶だけを消す薬だった!
2作目冒頭でジェイコブがその理由として語っているのは、あの雨が「悪い記憶だけを消す」ものだったから、ということです。多くのノーマジにとっては一連の災害が「悪い記憶」であったものの、ジェイコブにとっては、ニュートたちとの冒険が悪いものではなく、楽しいものだったとのこと。 そのため、彼は以前に見た魔法動物たちを覚えており、それを型どったパンやお菓子を作っていたのでした。 1作目のラストシーンでは、クイニーが彼のパン屋を訪れますが、そのときすぐに彼女に気がついたのもこれが理由だと思われます。
理由②:クイニーが思い出させた?
2作目冒頭でジェイコブは、魔法使いたちとの交流は「悪い記憶ではないから覚えていた」と語っています。 このシーンで彼はクイニーの魔法にかかっており、彼女と結婚する気でいました。また、覚えていなかった部分はクイニーから教えてもらったとも言っています。 とすると、クイニーが魔法を使ってジェイコブに以前の出来事を思い出させた可能性もあります。クイニーはジェイコブと恋に落ち、非魔法族との交流が禁止されているアメリカを出てまで彼と結婚したいと考えていましたから、もしそうだとしても不思議ではないでしょう。
クイニーとの関係はどうなる?!すれ違う2人
ジェイコブとクイニーはたしかに愛し合っていますが、結婚については2人の意見は分かれてしまいました。 クイニーはどんな手段を使っても彼と結婚したいと考えていましたが、アメリカでは魔法族と非魔法族が交流すること、交際や結婚は禁じられています。そのためジェイコブは、自分と結婚することで彼女が犯罪者として逮捕されることは避けたいと考えていたのです。 彼に結婚を拒否されたクイニーは「魔法使いが自由に生きられる世界を作る」というグリンデルバルドの口車に乗ってしまい、ジェイコブが止めるのも聞かず、彼とともに行動するようになってしまいました。 離れ離れになった2人ですが、ジェイコブが献身的に彼女を追いかけ続け、再会を果たします。お互いの想いを確かめ合った二人は、3作目のラストで結婚式を挙げました!
「ファンタビ3」ではジェイコブも杖を持って魔法を使う?
最新作「ダンブルドアの秘密」では、再びニュートたちと再会し、クイニーと再会するため、グリンデルバルドを追う旅に加わりました。その際、ジェイコブはダンブルドアから、魔法の杖をもらっています。彼は大喜びですが、これはノーマジである彼を魔法使いに見せるためのカモフラージュで、魔法を使うことはできませんでした。 しかし、魔法が使えずとも、グリンデルバルドが国際魔法使い連盟代表に選ばれるのを防ぐために必要なキリンの運搬に一役買いました。
ジェイコブを演じたのはダン・フォグラー!
1976年にニューヨークのブルックリンで生まれたダン・フォグラーは、2000年公開の『Home Field Advantage (原題)』で映画デビューを果たします。 その後、ブロードウェイのミュージカル「The 25th Annual Putnam County Spelling Bee」に、ウィリアム・バーフェー役として出演しました。同役での彼の熱演が功を奏し、2005年のトニー賞最優秀主演男優賞やシアター・ワールド賞、ドラマ・デスク・アワードといった数々の賞を獲得します。 そしてこの活躍をきっかけに、多数の映画出演から声優、監督デビューまで活躍の幅を広げるようになりました。
『ウォーキング・デッド』にも出演!
数々の作品に出演しているダン・フォグラーですが、実は『ウォーキング・デッド』のシーズン9にも出演しています。 彼の役柄は、元音楽教師のルーク。アレクサンドリアにやってきたマグダグループの一員として登場します。ちなみに、原作でのルークは痩せ型の20代男性ですが、ダン・フォグラーに合わせて、ぽっちゃり体型の30代男性へとキャラクター像を変化させたようです。
普段はどんな人なの?
あなたはどっちゲームスタート????????????
— 魔法ワールド公式 (@wizardingw_jp) December 3, 2016
エディ、キャサリン、アリソン、ダンの4人がいろんな「どっち⁉」に答えます????#ファンタビ pic.twitter.com/kw0m1DotNZ
ここまでダン・フォグラーの俳優としての活動を紹介してきましたが、彼の人柄にも迫っていきたいと思います。 2018年11月に来日したダン・フォグラーは、アリソン・スドルに「ダンったら本当に面白い人で、いつも笑わせてくるの」と紹介されています。そして、インタビュー前の撮影でもカンフーポーズをとったり変な表情をしてみたりと、ムードメーカー的存在として常に周囲を楽しませていたよう。 コミカルな作品への参加が多い上に、いつもユニークな言動をとるダン・フォグラー。きっと面白いことが大好きな人物なのでしょうね。 上の動画を視聴すると、彼のユーモア溢れる人柄が伝わるはず。ぜひチェックしてみてください!