ゲラート・グリンデルバルドの生涯 ダンブルドアとは戦えない?【ファンタビ・ハリポタ】

「ハリポタ」シリーズの前日譚となる「ファンタビ」シリーズ。シリーズを通して、ニュート達と対立してきたのが伝説的な存在として知られていた闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルド。 ダンブルドアと深い関係があった彼が一体どんな人物だったのかが描かれる本シリーズ。この記事では、グリンデルバルドの生い立ちやダンブルドアとの関係などから、彼を徹底解剖していきます! ※この記事は「ファンタスティック・ビースト」「ハリー・ポッター」シリーズのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。
ゲラート・グリンデルバルドってどんな人?

生没年 | 1883年~1998年3月 |
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血統 | 純血 もしくは 半純血 |
職業 | 革命指導者 魔法保安局長官・魔法法執行部の部長・闇祓い(パーシバル・グレイブスに変装中) |
家族 | バチルダ・バグショット(大おば) |
ゲラート・グリンデルバルドは魔法界において、「ハリポタ」シリーズに登場するヴォルデモート卿が現れるまで最強と称されてきた闇の魔法使い。魔法界での対戦「世界魔法対戦」を引き起こした張本人であり、国際魔法使い機密保持法を撤廃し、マグルを支配することを目論んでいました。 実はグリンデルバルドはアルバス・ダンブルドアのかつての友人で、アルバスの過去を語る上では欠かせない重要な人物。しかし1945年に彼との決闘によって、グリンデルバルドは自身が作ったヌルメンガード城に幽閉されることになります。 そして数十年後、ヴォルデモート卿に死の呪いをかけられ死亡しました。
【生い立ち】なぜ死の秘宝に取りつかれたのか?
1882年から1883年頃に生まれ、ダームストラング専門学校に通っていたグリンデルバルド。かなりの秀才で勉強こそ得意でしたが人道を軽視する面があり、16歳の頃に同級生を攻撃したとして退学処分を受けてしまいます。 ダームストラングは授業で「闇の魔術」を教えているため、世界の魔法学校のなかでも批判されることの多い学校です。その学校を退学になるということは、かなり悪質な事件を起こしたと考えられます。 その後は、死の秘宝を探すために渡英。ゴドリックの谷に住む大叔母のバチルダ・バグショットの元に身を寄せたグリンデルバルドでしたが、そこで近所に住んでいたアルバス・ダンブルドアと出会い、親交を深めていったのです。
【青年期】ダンブルドアとの出会い・決別
グリンデルバルドとダンブルドアの友情

ゴドリックの谷で出会い意気投合したグリンデルバルドとアルバス。2人は死の秘宝の探索に夢中になると同時に、魔法革命を起こして強く賢い魔法使いが率いる新世界を創ろうと夢見ていました。 グリンデルバルドは、魔法使いが常にマグル(ノー・マジ)の目を忍んで、日陰で暮らしている状態に嫌気を感じていたのです。むしろマグルは魔法族より劣る下等種族だと認識し、抹消はしなくとも家畜として支配しようと考えていました。 アルバスは決してマグルを嫌っていたわけではありませんでしたが、妹のアリアナをマグルの少年たちの攻撃から守れず、彼女が精神的に不安定になってしまったことに責任を感じていました。 また、彼らの父がアリアナの復讐のためにマグルを攻撃したためアズカバンに投獄され、家庭がめちゃくちゃになってしまったことも、グリンデルバルドの思想に共感する理由になったようです。 アルバスは、グリンデルバルドについていけばゴドリックの谷で持て余していた自分の力を最大限に使えると信じていました。
アリアナの死亡とダンブルドアとの決別

しかし、それに反対したのがアルバスの弟アバーフォースです。彼は、妹アリアナが精神的に不安定な状態であるため、アルバスはこの計画を実行する旅に出ることができないと判断します。 このアバーフォースの反対に対して、グリンデルバルドは激怒。小説版ではこの時、アバーフォースに対して「自分たちが世界を変えてしまえば、そして隠れている魔法使いを表舞台に出し、マグルに身の程を知らせてしまえば、哀れな妹を隠しておく必要もなくなる」と、反論しています。グリンデルバルドは、アリアナのような魔法使いがマグルから蔑まれる状態が許せなかったのでしょう。 しかしこの口論は、アバフォースとグリンデルバルド、そしてアルバスの3人はこの件を巡って決闘に発展。その際、止めに入ったアリアナが誰かのかけた呪文にあたり、死亡してしまったのです。 前科のあったグリンデルバルドは逃亡。アルバスは裏切られ、取り残されてしまいました。ここから、両者の間で確執が生まれたのです。
【中年期】世界魔法大戦を引き起こす

マグルへの宣戦布告
アルバスと決別したあと、グリンデルバルドは死の秘宝探しを再開しました。あるとき彼は、有名な杖作りであるマイキュー・グレゴロビッチを気絶させ、彼が所有していたニワトコの杖を奪うことに成功。 そして1930年代、グリンデルバルドはマグルに宣戦布告します。彼の軍隊と、国際魔法使い連盟やニュート・スキャマンダー軍団、そして魔法生物たちは戦いをくり広げることに。そしてグリンデルバルドの予言通り、マグル界で第二次世界大戦が勃発。同時に世界魔法大戦も起こり、魔法界を混乱に陥れたのでした。 「ファンタビ」シリーズでの彼の動向については、詳しく後述します。
ダンブルドアとの伝説の決闘

魔法界が混乱に陥るなか、ダンブルドアはグリンデルバルドと“互いに攻撃しあわない”という「血の誓い」を立てていたため、彼と戦うことができませんでした。 しかしその後「血の誓い」が破られ、ダンブルドアはグリンデルバルドの追跡を開始。1945年に彼はグリンデルバルドを発見し、激しい戦いをくり広げました。決闘は、より技術に優れるダンブルドアの勝利で幕を閉じます。
【最期】「死の秘宝」にてヴォルデモートに殺される
自身が築いた要塞に監禁される
1945年に伝説的な決闘の末、かつての親友アルバス・ダンブルドアに敗れたグリンデルバルド。ニワトコの杖もアルバスに奪われ、自らが築いた要塞ヌルメンガードに約50年もの間監禁されました。 ダンブルドアは彼の投獄について、小説版で以下の様に話しています。 「風の便りに、孤独なヌルメンガードの独房で、あの者が後年、悔悟の念を示していたと聞いた。そうであってほしいと思う。自分がしたことを恥じ、恐ろしく思ったと考えたい」
最期はヴォルデモートに殺されていた

グリンデルバルドのその後は映画「死の秘宝 PART1」でも描かれています。ニワトコの杖を得るためグレゴロビッチの元へ訪れたヴォルデモートでしたが、すでに杖はグリンデルバルドに奪われたことを知り、要塞ヌルメンガードへ向かいます。 ヴォルデモートに杖のありかを聞かれ「お前の求めているものはここにはない」と臆することなく答える、老人となったグリンデルバルド。丸腰にも関わらず余裕の笑みを浮かべる様は、さすが一時代を築いた闇の魔法使いと言えます。 映画では、杖の持ち主がアルバスだということをばらしてしまいますが、原作では「殺すがよい、ヴォルデモート。私は死を歓迎する!しかし私の死が、お前の求めるものをもたらすわけではない。お前の理解していないことが、何と多いことか」と語ります。 彼は幽閉された数十年で過去の行動を恥じ、後悔していたのです。ニワトコの杖の場所を明かさないことで罪を償おうとしたグリンデルバルドは、ついにヴォルデモートに死の呪いで殺されてしまいます。
「ファンタビ3」で明かされるダンブルドアとの関係!実は恋人?
確執が生まれる前、少なくともダンブルドアは彼のことを愛していました。 映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では、2人が付き合っていたということは明示されていませんが、友達以上の深い関係性であったことは示唆されていました。これは、デヴィッド・イェーツ監督が意図的に露骨な表現を避けたためです。 しかしダンブルドアが「みぞの鏡」を覗くと、そこにはグリンデルバルドの姿が映ります。彼は闇の魔法使いではないものの、ハリーにしたように人を操るなど、潔白な存在でないことも確か。グリンデルバルドの闇の部分に惹かれた可能性も否めません。
「ファンタビ3」で明かされる2人の愛

「ファンタビ3」では今まで語られることの少なかった彼らの関係性が丁寧に描かれています。そして、なんとダンブルドアがグリンデルバルドへの想いを語るシーンも。 2人で世界を作り変えるのだと言ったのは君ではないか、とダンブルドアに問うグリンデルバルドに対し、ダンブルドアは「because I was in love with you(君に恋をしていたから)」と答えました。ついにダンブルドア本人が彼への愛情を認めたのです。 しかし、彼らの過去は明らかになったものの、物語のクライマックスで「血の誓い」は破られることになります。かつての愛情が異なる感情へと変化したということなのでしょうか。今後2人がどのように戦いを繰り広げていくかが見どころですね。
J・K・ローリングが明言「ダンブルドアはゲイ」
「ダンブルドアはゲイでグリンデルバルドに惹かれていた」と明かす原作者J・K・ローリングによると、当時彼と無二の親友だったアルバスは、彼の魅力や魔法スキルに惹かれ、盲目的な恋をしていたそう。 ただ、グリンデルバルドが同じ気持ちにあったのか、恋人関係にあったのかについては、J・K・ローリングは公言していません。 いずれにせよ、将来互いを傷つけないように「破れぬ誓い」を立てた時点で、かなり親密な関係であることは明白ですね。
2人が交わした「血の誓い」とは?2人は戦えない?
グリンデルバルドとダンブルドアが交わした「血の誓い」は、魔法契約の1つです。誓いを立てる2者は、それぞれの手のひらを杖で切り、手を合わせることで血を混ぜます。契約が成立すると、その証としてペンダントができます。 ダンブルドアとグリンデルバルドは“お互いに攻撃しあわない”という血の誓いを立てていました。また、その証であるペンダントは、誓いを破ろうと考えただけでもその所有者の首や手首を締め付け、死に至らしめようとします。 この誓いによって、ダンブルドアとグリンデルバルドは、直接戦うことができませんでした。
グリンデルバルドの能力をダンブルドア、ヴォルデモートと比較
グリンデルバルドの能力とは?未来が見える?

グリンデルバルドは、当時世界で最も強力と言われた魔法使いです。また、魔法界で最も強い力を持つというニワトコの杖を所有していたため、その力はさらに強くなっていました。 そのほかの彼の特徴は、その圧倒的なカリスマ性があります。人心掌握術に長け、多くの魔法使いや魔女を自分の陣営へと取り込んでいきました。さらにグリンデルバルドは未来視の能力も持っています。
ダンブルドアとどちらが強い?

ダンブルドアもまた、当時から強力な魔法使いとして知られていました。彼は激しい戦いのすえ、最終的にニワトコの杖を持つグリンデルバルドに勝利したことからもわかるとおり、グリンデルバルドよりも強かったのです。 「ハリー・ポッター」シリーズでは、ダンブルドアがハリーに自分はグリンデルバルドよりも“わずかに”強かったと語っており、力では拮抗していたものの、その技術で勝利したとされています。
ヴォルデモートとどちらが強い?

ヴォルデモートに匹敵する力を持つとされるグリンデルバルドですが、悪役としての個性は大きく異なります。 「ハリポタ」シリーズに続き「ファンタビ」シリーズでもプロデューサーを務めるデヴィッド・ハイマンは、グリンデルバルドが持つ恐ろしさについて、「ヴォルデモートはとても冷たく、完全に邪悪な存在」であることを踏まえた上で、「グリンデルバルドはもっと恐ろしい」と語っています。 2人の違いは、グリンデルバルドの圧倒的なカリスマ性。人を魅了して、自ら彼の元に来るよう仕向けることができるため、グリンデルバルドはヴォルデモートよりもっと恐ろしいと言えます。 ダンブルドアもまた彼に誘惑されたうちの1人なのでしょうか。真相は不明ですが、人を操ることに長けているという意味では、少し似た者同士な2人です。
「ファンタビ」シリーズでのグリンデルバルドの動きをおさらい!
「ファンタビ1」では変装してクリーデンスを利用

「ファンタスティック・ビースト1」において、グリンデルバルドは魔法保安局長官であるパーシバル・グレイブスに変装し、クリーデンスに近づきます。 強力な魔法であるオブスキュラスを使い、ダンブルドアを破滅させようと企んでいたグリンデルバルド。 オブスキュラスの宿主はクリーデンス自身であるということを知らぬまま、「お前を解放してやるから俺のもとで働け」とクリーデンスを言葉巧みに利用し、オブスキュラス探しを任せるのでした。 しかし最終的には、クリーデンスを暴走させた犯人として逮捕されてしまいます。
「ファンタビ2」で大暴れ!信者を募って集会を結成

イギリスから逃亡したグリンデルバルドは、杖職人グレゴロビッチの元から最強と呼ばれる杖「ニワトコの杖」を盗み出し、「ヌルメンガード」という要塞をヨーロッパ大陸の森に築きました。 その後、勢力拡大のために違法な闇の魔術を多く使用するなど有名な事件を起こしていき、ついにはビクトール・クラムの親族など大勢を殺戮してしまいます。 「ファンタビ2」では、グリンデルバルドはパリにあるレストレンジ家の墓で信者を募る集会を行っていました。このようにヨーロッパで精力的に活動をしていた彼ですが、イギリスには近づきませんでした。 これはイギリスにはダンブルドアがいるから、というのが理由のようです。敵対関係にありながらも、この距離感の保ち方が余計に過去の親密さをうかがわせます。
グリンデルバルドの思惑に利用されるクイニー

「ファンタスティック・ビースト1」にて、ノー・マジであるジェイコブのことを愛しているからこそ、ノー・マジとの交際が禁止されている現制度に失望していたクイニー。 そんな彼女にとって、グリンデルバルドの集会で聞いたスピーチは心を打つものでした。そしてそのまま、闇の陣営の1人となってしまうのです。 自身を支持するものたちの忠誠心を、「青い炎」を用いて確かめるグリンデルバルド。彼に忠誠を誓い、心から賛同する者であれば、何事もなくその炎を通過できます。 一方で反する心があれば、炎に飲み込まれて死んでしまうのです。クイニーはその炎を無事に通り抜けてしまいます。彼女はジェイコブを愛するが故に、グリンデルバルドの思想を心から支持していたのです。 「ファンタスティック・ビースト3」では、グリンデルバルドに忠誠を誓った者たちの行方も気になるところですね。
「ファンタビ3」でグリンデルバルド陣営が対決を仕掛ける?!
「ファンタスティック・ビースト3」で、グリンデルバルドは魔法使い連盟のトップであるフォーゲルを懐柔し、マグル殺害の罪を不起訴にさせます。 そして彼は、新たな魔法使い連盟のトップを決める選挙に出馬。この選挙は、聖なる魔法動物であるキリンがその前にひざまずいた者が当選するというものです。グリンデルバルドは事前にキリンを手に入れ、それを殺して魔法で操り、自分の前にひざまずかせようとします。 しかし、それを見抜いたニュート・スキャマンダーとダンブルドアに集められたチームによって、彼の計画は阻止されました。
クリーデンス、クイニーに裏切られる

グリンデルバルドは、クリーデンスに実は彼はアルバス・ダンブルドアの息子で、彼に捨てられたと吹き込み、アルバスを殺させようとします。しかし実際には、彼はアルバスの弟アバフォースの息子であり、その母とともに行方不明になっていたのです。 真実を知り、グリンデルバルドに操られていたことを知ったクリーデンスことアウレリウス・ダンブルドアは、彼を裏切りダンブルドアに加勢します。 また前作でグリンデルバルド側についていたクイニーも、彼の心を読むことでその邪悪さを痛感し、ジェイコブのもとに戻ってきました。
「ハリポタ」シリーズでの登場シーンまとめ
「賢者の石」

「ハリー・ポッター」シリーズ1作目の「賢者の石」から、ゲラート・グリンデルバルドという名前だけは登場していました。 それは、ハリーたちが初めてホグワーツ魔法魔術学校へと向かう列車内でのこと。 カエル型のチョコレートと共に有名な魔法使いの写真や情報が記されたカードが入っている「蛙チョコ」にはまり、集めていることを語るロン。そんな時、ハリーが手にしたアルバス・ダンブルドアのカードに「1945年にグリンデルバルドを破った」と明記されているのです。 これが彼の名前が初めて登場したシーンであり、そこから7作目まで全く登場しなかったことから、当時のファンたちの間では「最も長い伏線はこれなのでは?」とも言われていました。
「死の秘宝 PART1」

ゲラート・グリンデルバルドの姿が初めて登場したのは、「ハリー・ポッター」シリーズの7作目「死の秘宝 PART1」のことでした。 本作ではヴォルデモートが死の秘宝を集めるのを、ハリーが阻止しようとします。ヴォルデモートが手に入れるよりも早く、彼らが3つすべて集めなくてはなりませんでした。 死の秘宝の1つである「ニワトコの杖」がどこにあるのかを知るため、ダンブルドアの過去の記憶を見ることとなったハリー。その記憶の中に、若きダンブルドアと共にグリンデルバルドがいたのです。 記憶の中のグリンデルバルドは、杖職人・グレゴロビッチを気絶させたのち、ニワトコの杖を盗んでいました。若き日のグリンデルバルドを演じているのは、俳優のジェイミー・キャンベル・バウアーです。 一方で、ニワトコの杖を探してグリンデルバルドのもとへやってきたヴォルデモート。グリンデルバルドは自身が建てた要塞・ヌルメンガードにいました。1945年に行われた決闘で敗れたのち、衰えきった姿でヌルメンガードの最上階に投獄されていたのです。 このときの老年の姿は、マイケル・バーンが演じました。
グリンデルバルドを演じた俳優まとめ【青年期~晩年】
ジェイミー・キャンベル・バウアー/青年期

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』と『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で青年期のグリンデルバルドを演じたのは、イギリスの俳優ジェイミー・キャンベル・バウアーです。 2007年の映画『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』や、「トワイライト」シリーズへの出演で知られる彼。その端正な顔立ちは、魔法界でも指折りの美男子だったというグリンデルバルドのイメージにぴったりですね。
ジョニー・デップ/中年期(ファンタビ1・2)

「ファンタビ」シリーズの1〜2作目でグリンデルバルドを演じたのはジョニー・デップ。「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズや『チャーリーとチョコレート工場』など数多くの作品に出演している、言わずと知れた人気俳優です。 独特な白髪のヘアスタイルやオッドアイなど、その容貌が話題に。残念ながら私生活のトラブルによりグリンデルバルド役を降板することになってしまいましたが、強烈な闇の魔法使いのイメージを作り上げました。
マッツ・ミケルセン/中年期(ファンタビ3~)

降板したジョニー・デップの後を継ぎ、3作目からグリンデルバルドを演じるのは「北欧の至宝」とも呼ばれるデンマークの俳優マッツ・ミケルセンです。 マッツはジョニー・デップのことを唯一無二の役者だと評価したうえで、「僕は自分のやり方を見つけた」とコメントしています。ジョニー・デップとはまた一味違うグリンデルバルドに期待が高まりますね。 母国で国民的な俳優として人気を博していた彼は、2006年の『007/カジノ・ロワイヤル』で悪役ル・シッフルを演じたことで世界中に知られるようになりました。 その後はデンマークをはじめとするヨーロッパ映画からハリウッドの大作映画まで、幅広く活躍。2012年の『偽りなき者』では、カンヌ国際映画祭男優賞を受賞しています。
マイケル・バーン/晩年
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』で老年期のグリンデルバルドを演じたのは、イギリスの俳優マイケル・バーン。彼は『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』でのナチス親衛隊フォーゲル大佐役でよく知られています。 そのほかには、『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』や『ギャング・オブ・ニューヨーク』など、多くの作品に出演しています。
「ファンタビ」シリーズでグリンデルバルドの今後はどう描かれるのか
これまで述べてきた、最強と呼ばれた闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルド。彼の過去、そしてダンブルドアとの関係性が今後のシリーズ作品で展開されることに期待したいですね!