2018年11月23日更新

「ハリー・ポッター」の蛇・ナギニの謎が重要すぎる。【ファンタビ2で明かされる?】

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「ハリー・ポッター」シリーズで登場する蛇・ナギニは、闇の帝王・ヴォルデモートのペットとして知られていますが、「ファンタスティック・ビースト」シリーズ2作目でも登場するようです。そんなナギニの謎について、迫ってみたいと思います。

ヴォルデモートの蛇・ナギニが「ファンタビ」で登場!?

「ハリー・ポッター」シリーズに登場する蛇・ナギニは、ヴォルデモート卿のペットとして登場し、彼の忠実な側近として知られています。 そんなナギニは、『ハリー・ポッターと死の秘宝』において滅ぼされていますが、その正体は謎に包まれていました。 しかし、新たに公開された映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の予告編において、ナギニが同作に登場することが示唆されています。 今回は、そんなナギニの謎についてご紹介します。

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ヴォルデモートの愛蛇・ナギニとは?

「ハリー・ポッター」シリーズにおいてナギニは、闇の帝王・ヴォルデモート卿の最も身近な存在として登場します。原作者のJ・K・ローリングによると、名前の由来はインドネシアの神話に登場する「ナーガ」という蛇のような生き物だと言います。 ダンブルドアが「もしもヴォルデモートが何かを好きになるとすれば、それはナギニだろう」と語ることからもわかるように、蛇語を話せるヴォルデモートにとって蛇であるナギニは、ルシウス・マルフォイやベラトリックス・レストレンジの比ではないほど厚い信頼を寄せる重要な側近でした。 また、ヴォルデモートの命令に従って多くの魔法使いを殺害・粛清する冷酷な存在でもあり、スネイプを殺したのも他ならぬナギニです。蛇ばなれした極めて高い知能を持ち、短い間人間に化けることもできる上、死の呪文(アバダ・ケダブラ)も効きません。 ヴォルデモートを永遠の命たらしめている分霊箱は全部で7つありましたが、ナギニはその一つでもありました。しかし、最後はネビルによってグリフィンドールの剣で斬られ、滅ぼされました。

『ファンタビ2」で明かされたナギニの正体とは!?

予告編の30秒地点を見ると、一人の女性がクリーデンスから「ナギニ」と呼ばれ、蛇に変身する様が。そう、彼女こそがナギニなのです! 彼女は、魔法サーカスで人々の見世物となっている「マレディクタス」と呼ばれる存在。「マレディクタス」とは、母から受け継いだ呪われた血により、動物に変身する女性たちのことを指します。 自らの意思で好きな時に特定の動物に変身できる「アニメーガス(動物もどき)」とは違い、自らの意思とは無関係に変身する点が特徴です。 ヴォルデモート卿のペット・ナギニはもともと、悲しい運命を背負ったマレディクタスの女性だったのです。 そして、今回の映画で描かれる1927年の時点では人間と蛇とを行き来する存在ですが、やがて、呪われた血によって最後には蛇の姿のまま戻れなくなってしまう宿命を背負っています。

ナギニとクリーデンスは友達?

※『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の結末について触れています。

画像のポスター画像には、「NAGINI:AIDING A FUGITIVE(ナギニ:逃亡者を援助)」 の文字が。 このナギニが助ける逃亡者というのが、前作に登場したクリーデンスなのです。彼は前作のラストで、オブスキュラスとなり、魔法省の闇祓いから一斉攻撃を受けて死んだと思われていました。しかし、彼は生き延びていて、パリに本当の家族を探しにやってきていたのです。 彼はナギニも所属するサーカスで働かされています。ナギニはそんな彼の家族探しを手伝うのですが、それは彼女もまた孤独な存在だったからではないでしょうか。恋愛関係というよりかは、もっと深い信頼関係のように思えます。 そしてクリーデンスもまた、そんな彼女をサーカスから逃すのです。お互いを助け合い、お互いの孤独を埋めるように寄り添う二人。「ファンタビ2」のラストで離れ離れになった彼らが、今後どうなるのか注目したいところです。

ナギニとヴォルデモートの関係性とは?

そして、ナギニはいかにしてヴォルデモートの側近となるのでしょうか?もしかしたら、そこに男と女のロマンスがあるのではないか、と思う人もいるかもしれません。 鍵となるのは、今回の映画の舞台となる1927年という年。ヴォルデモートことトム・マールヴォロ・リドルは、1926年に生まれているので、この時はまだ1歳に満たない頃でした。 臨月の母によって孤児院で産み落とされたリドルは、生まれてすぐに母を失い、孤児院でも愛を受けずに育ちました。このことが彼の人格に大きな影響を与えたことはいうまでもありません。 一方、本作でのナギニの年齢はわかりませんが、見た感じ、成人している女性に見えます。 ここからはあくまで筆者の推測ですが、ここまで年齢の離れた二人が出会っても、「恋人同士」になるのはやや無理があるように思えます。むしろナギニは、ヴォルデモートにとっての母親がわりになるのではないでしょうか?

実は、それを裏付けるような根拠があります。 『ハリー・ポッター映画大全』という本の中の「ナギニ」のページを見ると、なんとそこには『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』で衰弱してしまったヴォルデモートがナギニの乳を吸って彼女のエキスを摂取している挿絵が描かれているのです! 今回の映画では、そんなナギニとヴォルデモートの母子的な愛が見られるのでしょうか?

「私がナギニよ!」といった女優・クラウディア・キムとは?

ナギニを演じた女優の名前は、クラウディア・キム。「スヒョン」という芸名でも活躍する、韓国の女優です。 今回の起用には、韓国でのファンもびっくり。韓国人女優である彼女が「ファンタスティック・ビースト」シリーズの主要キャストで、しかもあのナギニを演じるので、すでにネット上には熱い声援があふれています。 エンターテインメント・ウィークリー誌のインタビューにおいてクラウディア・キムは「ナギニはスネイプを殺した悪役とはかけ離れている」と語り、ナギニの今までとは違った面が明かされることを示唆。 「今回の作品でのナギニは傷つきやすい、生きることを渇望する女性です。人間として生き続けることを願い、以前のイメージとはかなりかけ離れていると思います」とも語っています。

クラウディア・キムのプロフィール

クラウディア・キム スヒョン
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1985年にソウルで生まれたクラウディア・キムは、幼少期の6年間をアメリカで過ごしており、英語が堪能です。 2005年に韓中スーパーモデル選抜大会で1位を獲得したことから芸能界に入り、ドラマ『ゲームの女王』で女優デビュー。2010年に出演したドラマ『逃亡者 PLAN B』では「ユリエル」という芸名で活動していました(のちに本名に変更)。 2014年にはNetflixのドラマ『マルコ・ポーロ』でクトゥルンを演じたことから、ハリウッドにも進出。その後も、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』や『ダークタワー』にも出演しています。

人種差別?ネット上での炎上の真相

しかし、その一方で、アジア人である彼女が蛇を演じることに対し、ネット上では批判が殺到。一部のユーザーからは「アジア人女性が魔法界における白人のヒトラーのような存在に追従するペットの役というのは人種差別だ」、「アジア人女性がサーカスで見世物にされているなんていかにもだ」といった声が。 これらの声に対し、J・K・ローリングは、「ナギニ」という名前がインドネシアの神話に出てくるナーガという生き物に由来するものであると明かしました。ナーガは翼があるものや半人半蛇の物もあるといいます。 また、「インドネシアはジャワ人や中国人、ブタウィ人など数百もの民族から成り立っている」と説明し、自分には人種差別的な意思がないことを示唆しました。

「ファンタビ」シリーズでナギニはあの人に会うことになるのだろうか?

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
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ナギニの秘密が明らかとなった『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』。ダンブルドアとグリンデルバルドの決闘が、恐らくシリーズのクライマックスと考えられるのですが、仮にそうであればいずれナギニは子供の時のトム・リドルに出会う可能性が高いです。 本シリーズで、この両者の関係性も深く描かれることを期待したいところです!