クイニー・ゴールドスタインの闇落ち理由が泣ける……。ジェイコブと結婚できたの?【ファンタビ】
「ファンタスティック・ビースト」シリーズの主要登場人物の1人でもあるクイニー・ゴールドスタイン。 最初はニュートたちの仲間だった彼女ですが、2作目ではシリーズ最大の敵グリンデルバルドの仲間になってしまいます。この記事ではクイニーがなぜ闇落ちしてしまったのか。そしてジェイコブとの恋はどうなったのか。2人の恋の結末まで徹底解説していきます! ※この記事は「ファンタスティック・ビースト」シリーズのネタバレを含みます。
クイニー・ゴールドスタインの生い立ち・プロフィール
名前 | クイニー・ゴールドスタイン / Queenie Goldstein |
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誕生日 | 1903年1月6日 |
家族 | ポーペンティナ・ゴールドスタイン(姉) |
俳優/日本版声優 | アリソン・スリンドル/遠藤綾 |
クイニー・ゴールドスタインは、アメリカ合衆国出身の魔女。半純血で、ストロベリー・ブロンドの髪の毛と灰色混じりの緑色の瞳、白く透き通った肌が特徴です。 「ファンタビ」シリーズのメインヒロインであるティナ・ゴールドスタインを姉に持ち、イルヴァーモーニー魔法魔術学校に通ったあと、アメリカ合衆国魔法議会(MACUSA)に就職。魔法の杖認可局で事務員として働いています。 幼い頃に龍痘で両親を亡くし、以来姉のティナと2人で生きてきました。2人暮らしのアパートでは、クイニーが家事を担当しており、得意の料理や裁縫を披露するシーンもあります。 人の心を読むことができる一方で、それによって間違った解釈をしてしまうことも。
クイニーとジェイコブの愛の行方は?
「ファンタビ1」ではお互いに惹かれ合う
1作目『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の冒頭、クイニーの姉・ティナがニュートとジェイコブを2人暮らしのアパートに連れて来ます。 ジェイコブは魔法能力を待たない非魔法族(ノーマジ)であり、普段の生活では関わる機会のない人物だったため、クイニーはジェイコブに対して強い興味を示すようになります。人が良く、優しい性格のジェイコブにクイニーは次第に惹かれていき、互いに好意を抱き始めます。 ニュートとティナが死刑宣告を受けた際は、それを遠方から予感し、彼らを助けるべく持ち前の行動力と勇敢さを発揮したクイニー。彼女はジェイコブとともに当局へ潜入し、見事にニュートたちを助け出しました。
「ファンタビ2」では開心術が原因ですれ違い
2作目『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で、クイニーはジェイコブとともにイギリスにいるニュートのもとを訪れます。MACUSAの法律では魔法族とノーマジが関わることが禁止されているため、彼女は姉のティナにジェイコブとの「禁断の恋」を反対されていました。 クイニーはジェイコブと結婚すると言いますが、ニュートは彼女がジェイコブに恋の魔法をかけていることを見抜き、それを解いてしまいます。魔法が解かれ正気に戻ったジェイコブは、自分と結婚すればクイニーが罰せられると婚約を拒否。 ケンカをしているうちに、クイニーは開心術でジェイコブが自分を「イカレている」と思っていることを知り、ティナのもとへと去ってしまいました。
グリンデルバルドにそそのかされ闇落ち
ジェイコブと喧嘩別れし、ティナがいるはずのパリにやって来たクイニーでしたが、なかなか姉を見つけられずにいました。そんな彼女に、グリンデルバルドの使者が接触してきます。 クイニーはパリで行われたグリンデルバルドの集会に参加。そこで彼が国際魔法機密保持法の撤廃をしようとしていることを知りました。魔法族と非魔法族が関わることを禁止するこの法律がなくなれば、ジェイコブと結婚できるとクイニーは信じ込んでしまったのです。 グリンデルバルドの本当の目的は魔法族が非魔法族を支配することですが、この集会で彼はその点には触れず、法律によって魔法族のほうが抑圧されていると訴えました。 クイニーはその主張に賛同し、グリンデルバルド陣営に加わってしまったのです。
クイニーはなぜ闇落ちした?本当に裏切ったのか?
ノーマジであるジェイコブを愛するクイニーが、なぜ非魔法族を支配しようとするグリンデルバルドに賛同してしまったのでしょうか。 彼女が参加した集会で、グリンデルバルドは自身の本当の目的を明かしませんでした。「魔法族のほうが優れているとは思っていない」「魔法族はもっと自由に生きるべきだ」などと、多くの人が共感しやすい言葉を並べ立てた演説を行ったのです。そのカリスマ性に、多くの魔法使いや魔女が魅了されてしまいました。 また彼女は、ジェイコブのことを想うあまり周りが見えなくなっていたのかもしれません。ノーマジの彼でさえも、法律を破って一緒にいることの危険性を理解していました。しかしジェイコブと一緒になりたいという思いが強く、危険を冒すことになってしまったのではないでしょうか。
「ファンタビ3」でのクイニーのその後は?
「ファンタビ3」でグリンデルバルドはクイニーの開心術をうまく利用し、クリーデンスを仲間に引き込もうとしていました。グリンデルバルドに言葉巧みにだまされ、彼に傾倒していくクイニー。しかし彼女を追い続けたジェイコブと再会を果たし、お互いに愛し合っていることを確かめ合います。 心変わりをしたクイニーたちをグリンデルバルドが捕らえますが、ニュートたちがグリンデルバルドを倒したことで2人は無事に生還。物語のラストでは2人のその後が描かれることになります。
最後にクイニーとジェイコブは結婚できた?子孫は?
「ファンタビ3」で2人は結婚
1度は離れ離れになった2人ですが、「ファンタビ3」ではお互いの愛を確かめ合ってよりを戻し、ラストでは幸せそうな結婚式の様子が描かれています。 しかしながら魔法使いと人間の結婚を禁ずる国際魔法機密保持法は廃止されていないないため、2人は事実婚という形で夫婦になったと思われます。ちなみに国際魔法機密保持法はその後廃止され、魔法使いと人間の結婚を禁じる法はなくなったようです。
2人の子孫は「ファンタビ」・「ハリポタ」に登場する?
2人の子孫の有無についてははっきりしていませんが、「ハリー・ポッター」シリーズにはクイニーと同じ苗字を持つアンソニー・ゴールドスタインが登場します。 アンソニーはダンブルドアの「不死鳥の騎士団」のメンバーであり、ホグワーツのレイヴンクロー寮の生徒です。J.K.ローリングは彼がクイニーたちの息子とは明言していませんが、2人が親戚関係にあることを認めています。
クイニー・ゴールドスタインの性格・開心術の能力
クイニーは生まれ持った開心術の達人!
クイニーの最大の武器とも言えるのが、生まれ持って備えていた開心術の能力。この能力は彼女自身の成長にリンクするように強まっています。 彼女が最大限の力を発揮すれば、あのヴォルデモート卿をも凌駕する開心術を操れるとも言われています。 しかし優れた開心術を持ちながらも、読解力不足と直情的な性格ゆえに、人の感情を誤解して受け取ってしまうこともしばしば。一時の感情がその人の全てだと思い込む節があり、特にジェイコブとは開心術のせいで、お互いの想いが何度もすれ違ってしまいます。 また、クイニーの開心術について深い理解のある者は、姉のティナだけであるとされています。
料理や裁縫など家事が得意
開心術の他にも、クイニーは料理や裁縫などの家事全般を得意としています。姉のティナと暮らすアパートではクイニーが家事のほとんどを担当しており、そこでも彼女の生活能力の高さを窺い知ることができます。 仕事に常に全力で、多忙を極める姉を助ける形で家事をこなしており、ここでも姉妹が支え合って生きてきたことがわかります。
実は高い歌唱力の持ち主!
開心術や料理、裁縫の才能の他にも、クイニーは歌の才能にも恵まれています。 実は、ティナとクイニーの2人が母校のイルヴァーモーニー魔法魔術学校の校歌を披露する場面も撮影されていました。残念ながらそのシーンは本編には登場しませんでしたが、未公開シーンとして『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のDVDに収録されており、クイニーの美声は人間のみならず、魔法動物たちも魅了しています。 また、その楽曲はクイニー役を務めた女優でシンガーソングライターのアリソン・スドルと、原作者で映画の脚本も担当したJ・K・ローリングが作詞・作曲を担当したものでした。
クイニー・ゴールドスタイン役の女優アリソン・スドルがかわいい
溌剌とした美貌を持ち、才能豊かでチャーミングなクイニーを演じたのは、女優でシンガーソングライターのアリソン・スドル。 アメリカのシアトル出身で、幼少の頃からスウィングジャズやクラシック、ソウルなどの幅広いジャンルの音楽に触れながら育ち、高校を卒業後は音楽の道へ進むことを決意。独学でピアノと作曲を学びます。 その後もコンスタントにアルバムをリリースし、歌手としてのキャリアを積む傍ら、テレビドラマ『CSI:ニューヨーク』へのゲスト出演を果たすなど、女優としても活動を開始しました。
クイニーにはジェイコブとの幸せが続いてほしい......【ファンタビ】
本記事では、「ファンタスティック・ビースト」シリーズのメインキャラクターでもあるクイニー・ゴールドスタインについて紹介していきました。 豊かな才能を持ちながらも姉を尊重し、時には大胆不敵で勇敢な行動を示すなど、チャーミングな姿が魅力的なクイニー。しかしそんな彼女は、ジェイコブへの愛ゆえにグリンデルバルド陣営に加わってしまいました。 「ファンタビ3」以降、彼女の動向からも目が離せませんね!