2024年1月29日更新

異例のオブスキュラス・クリーデンスの正体をネタバレ解説!ダンブルドアとの繋がりは?【ファンタビ】

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「ハリー・ポッター」シリーズの作者として知られるJ・K・ローリングが手がける最新シリーズ「ファンタスティック・ビースト」。 1作目で怪物オブスキュリアルと化し倒されてしまったクリーデンスですが、2作目「黒い魔法使いの誕生」、そして3作目「ダンブルドアの秘密」で重要な役割を担っているのです。 そんなクリーデンスとはいったいどんな人物なのでしょうか。彼について徹底解説していきます!※この記事は「ファンタスティック・ビースト」シリーズのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。

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クリーデンス・ベアボーンとは何者?

クリーデンス ファンタビ ファンタスティックビースト
©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
本名 アウレリウス・ダンブルドア
家族 アバーフォース・ダンブルドア(父親) アルバス・ダンブルドア(叔父)
年齢 25歳前後
能力 オブスキュラス

『ファンタスティックビーストと魔法使いの旅』で、魔法根絶を狙う組織の指導者、メアリーの養子として登場したクリーデンス。彼女の厳格で虐待的な教育の結果、オブスキュラスを宿しています。 2作目「黒い魔法使いの誕生」では、蛇に変身できる女性ナギニと共に行動しますが、グリンデルバルドと再び出会い、彼の傘下に。2作目のラストでは、ダンブルドア家の守護獣である不死鳥が彼の前に現れ、本名が「アウレリウス・ダンブルドア」であることが明かされました。

「ファンタビ3」でクリーデンスの正体が明らかに

シリーズ3作目となる『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』で、クリーデンスの正体に関する驚きの事実が明らかになりました。 それは、クリーデンスがアバーフォースの息子だったということ。アバーフォースというのは、「ハリポタ」シリーズでもおなじみ、アルバス・ダンブルドアの実の弟です。 作中でのアルバスの話によると、アルバスがグリンデルバルドに夢中になっていたその頃、アバーフォースもまた村の娘に恋に落ち、その娘がクリーデンスを身ごもったとのこと。彼女とアルバスはその後疎遠になってしまい、クリーデンスとも会うことがなかったようです。 彼がダンブルドア家の一員であることを考えると、彼がオブスキュリアルであるのにも関わらず比較的長生きしていることや、ダンブルドア家の象徴である不死鳥が彼のそばに現れることへの辻褄が合いますね。

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【クリーデンスの生い立ち①】船上でコーヴァスと入れ替えられる

クリーデンスはアバーフォース・ダンブルドアと村に住む娘のあいだに生まれました。しかし娘は村から姿を消しており、クリーデンスも含め消息は不明。 そんな中、アメリカ行きの船で、ある事件が起きます。船には、リタと、彼女の弟、そして召使いのアーマが乗っています。彼らの客室の近くに赤ん坊がいることを見つけたリタ。 彼女は弟のコーヴァスを「父の愛を独り占めする存在」として妬ましく思っていたため、その客室から母親と思しき女性が出て行くと、赤ん坊と自分の弟を入れ替えてしまいました。その子どもこそクリーデンスだったのです。 それから彼女たちが乗る船は嵐に襲われ、リタとクリーデンス、そして召使いのアーマのみが生き残ることになったのです。

【クリーデンスの生い立ち②】養子先でオブスキュリアルに

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
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リタの弟として助かったクリーデンスですが、その後メアリー・ルー・ベアボーンという女性の元に養子に出されてしまいます。彼女は魔法使いを根絶しようとする組織のリーダーで非常に厳格な性格をしており、特にクリーデンスにはしつけの度を越えた虐待を重ねていました。 魔法族の子どもは極度の肉体的・精神的苦痛を受けるとオブスキュラスという闇の魔力を宿し、オブスキュリアルという危険な存在になります。クリーデンスは養母の虐待によりオブスキュリアルとなってしまいました。 10歳前後で亡くなると言われるオブスキュリアル。ですが彼は10歳を越えても生き続けています。

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クリーデンスが持つオブスキュラスとは?

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』「ファンタビ3」(2022年)
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オブスキュラスとは、魔法使いの子供たちの心に宿る怪物の様な存在です。黒い影のような見た目は「ハリポタ」シリーズに登場したディメンターと似ていますが、ディメンターが闇の力を持った「生物」なのに対し、オブスキュラスはそれ自体で生息することのない、宿主に寄生する闇の力だといえます。 オブスキュラスを宿した子供は、オブスキュリアルと呼ばれます。 魔法族の子供が精神的または身体的に虐げられ、自身の魔力を抑制しなければならない状況に陥ると、オブスキュラスが宿ります。そうしてオブスキュリアルとなった子供が自身の感情のコントロールを失った時、オブスキュラスが解放され、周囲を攻撃し始めるのです。 通常、オブスキュラスに取り憑かれた子供は10歳を超えるまでに命を落としてしまいます。しかしクリーデンスは強大な魔力を宿していたため、10歳を超えても生き長らえた特殊な例となったのです。

クリーデンスの他にオブスキュリアルはいる?

作中に出てくるオブスキュリアルは、クリーデンスのほかにスーダンの少女が挙げられています。彼女は魔力を示したことで村から迫害を受け、8歳の時に死亡ニュートはそのオブスキュラスを研究のために保存しています。 またアルバス・ダンブルドアの妹にあたるアリアナ・ダンブルドアにもオブスキュリアルの可能性があるようです。彼らの母が死んだ理由にも、アリアナのオブスキュリアル化が絡んでいると言われています。 今は数が少ないオブスキュリアルですが、太古の昔、魔法使いはマグルによる迫害を受けていたため今より多くのオブスキュリアルが存在していました。しかし魔法界とマグル界が分離された後、その数は大きく減少したようです。

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「ファンタビ1」ではクリーデンスのオブスキュラスが大暴走

ゲラート・グリンデルバルドがオブスキュラス探しを目的に接触

ゲラート・グリンデルバルドは史上最強かつ最悪の闇の魔法使いとして知られている存在。彼は魔法保安局長官パーシバル・グレイブスに化けてクリーデンスに接触します。 グリンデルバルドの目的は昨今街に現れている謎の生物の特定で、彼はそれをオブスキュラスの仕業であるところまでは勘付いていました。実際そのオブスキュラスの宿主はクリーデンス自身なのですが、それに気付かず、グリンデルバルドはクリーデンス自身にそれを探させます。 虐待を行う母親から彼を解放してやる、自分の元で働けと、彼が何よりも欲している「居場所」という餌をちらつかせてクリーデンスに言いよるグリンデルバルド。 彼のオブスキュラス探しの真の目的は、宿敵ダンブルドアを倒すことでした。グリンデルバルドはダンブルドアと青年期に「お互いを攻撃しない」という「破れぬ誓い」を立てています。 この誓いは、片方が破れば両方死に至るという呪い。グリンデルバルドは自分の手を汚さずに、強力な魔法の力(オブスキュラス)を使ってダンブルドアを破滅させようとしていたのです。

クリーデンスが妹モデスティを庇って、殺人を犯す

グリンデルバルド扮するパーシバルの言いなりになるクリーデンス。精神状態がより不安定になっていく彼は、自分を嘲ったショー議員を殺害します。 またその後には、養妹モデスティの部屋に魔法使いが使用する杖(実はおもちゃ)が置かれているのをメアリーに見つかってしまい、モデスティは罰を受けそうになります。 その瞬間、クリーデンスは自分のものだと彼女を庇い、オブスキュラスが放出。メアリーを殺害してしまうのでした。

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グリンデルバルドの裏切りにより、再びオブスキュラスが暴走

養母メアリーを巻き込む事故に遭遇してしまい、彼女に引き取られる前に住んでいた家に逃げ込むモデスティ。 グリンデルバルドはクリーデンスに命じて、彼が養子になる前に住んでいた家まで案内させます。しかし到着した途端、もう用済みであると彼を突き放すのです。これは、唯一信頼していた人物からの裏切りによって意図的に彼の精神を崩壊させ、オブスキュラスを暴走させるための罠でした。 この裏切り行為により、クリーデンスのオブスキュラスはグリンデルバルドの望み通りに再び暴走。街を破壊し、非常に危険な状態になります。

ニュートの歩み寄り、「ファンタビ1」で描かれたクリーデンスの結末

ファンタビ  ファンタスティック・ビースト ニュート
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さて、暴走したクリーデンスは魔法大臣を含め、魔法省の闇祓いに追い詰められます。ニュートはクリーデンスを傷つけない方法で声をかけながら歩み寄っていました。しかし、パーシバルが追い討ちをかけたせいで、力でねじ伏せるしか方法がなくなるのです。 最終的に闇祓いによる一斉攻撃によって、オブスキュラスは消滅。それと同時にクリーデンスも死んでしまったように誰もが思いましたが、ニュートだけは彼が生き延びてその場を逃げたことに気付いていました。

クリーデンスはなぜ生きていたのか?

闇祓いの攻撃により死んだと思われたクリーデンスですが、ここでは死なず生き延びていました。実はオブスキュラスを解放した状態のオブスキュリアルには、殺すことができないという特性が隠されていたのです。

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「ファンタビ2」ではナギニと行動を共にする

アメリカでの事件から一年後、クリーデンスはフランスのパリにいました。自分の本当の家族を、そして自分の素性を知るために、ナギニと共にサーカス・アルカナスに所属しながら旅を続けていたのです。 パリに彼の家族がいることがわかった彼は、ナギニと共にサーカスから逃げ出し、家族に会いにゆきます。 しかしその家族とは、レストレンジ家に使えていた半エルフのアーマ・ドゥガードだったのです。アーマはクリーデンスをリタの弟と勘違いして迎えますが、クリーデンスの後を追っていた魔法省の人間によって殺されてしまいます。

リタの弟とすり替えられたクリーデンス

アーマが殺されてしまったあと、クリーデンスはさらに自分の出自を確かめようとレストレンジ家の霊廟に向かいました。そこで彼は、ニュートやユスフ、そしてリタに出会います。 クリーデンスがリタの弟コーヴァスだと主張するユスフに対して、リタはことの顛末を説明。彼女は泣きつづける幼い弟から解放されたいと、ほんの出来心でほかの赤ん坊とすり替えたのでした。 その直後、彼女たちの乗っていた船が事故に遭い、コーヴァスは彼を我が子と勘違いした母親とともに海に沈んでしまったのです。

グリンデルバルドから聞かされた真実

リタの弟ではないことがわかり、自分が何者なのかを知る手がかりを失ってしまったクリーデンス。パリでグリンデルバルドの集会に参加した彼は、ナギニの反対を押し切ってグリンデルバルドの仲間に加わります。 まもなくヌルメンガード城で世話になることになった彼は、グリンデルバルドから驚愕の真実を聞かされます。クリーデンスの本名は「アウレリウス・ダンブルドア」で、アルバス・ダンブルドアの実の弟だというのです。 さらに彼が育てていた鳥は不死鳥の雛であるといい、その姿を見せました。不死鳥はダンブルドア家の人間が窮地に陥ると助けに来る鳥。それがクリーデンスとともにいることこそ、彼がダンブルドアの血を引いている証拠だと言いました

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「ファンタビ3」ではグリンデルバルドとの間に軋轢が

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
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グリンデルバルドと共に魔法界の支配へ

魔法使いではない人間を排除し、魔法使いだけの世界を作ろうと目論むグリンデルバルド。彼は自身の計画を邪魔しようとするダンブルドアらに対抗するため、クリーデンスを甘い言葉でそそのかし協力させていました。 冒頭では神獣と呼ばれる麒麟を巡り、ニュートとクリーデンスが激突。麒麟の赤ちゃんはクリーデンスに奪われてしまいます。

ダンブルドアとの戦いで、心に迷いが

グリンデルバルドに命じられダンブルドアと戦いに行くクリーデンス。グリンデルバルドに「お前はダンブルドアの弟だ」と言われていた彼は、ダンブルドアに詰め寄ります。 ダンブルドアは彼をダンブルドア家の人間と認めるものの、弟ではないと真実を告げました。なんとクリーデンスは、ダンブルドアの弟アバーフォースの息子だったのです。 真実を知ったクリーデンスは自身が騙されていたことに気付き、彼の心には迷いが生まれていました。

グリンデルバルドに反旗を翻す

神獣・麒麟を利用し、国際魔法使い連盟の代表に選ばれるグリンデルバルド。しかしそこにクリーデンスが現れ、自分を騙し、多くの人を殺害したグリンデルバルドには代表の資格がないと主張します。 そこにニュートらの主張も加わり、代表選挙は白紙に。グリンデルバルドはそこから逃亡してしまいます。 慕っていたグリンデルバルドに裏切られたクリーデンス。しかし彼はダンブルドアに連れられたアバーフォースと出会い、父との再会を果たしました。

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クリーデンスのその後は?今後の出演予定はあるのか?

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』「ファンタビ3」(2022年)アバーフォース・ダンブルドア
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オブスキュリアルとして余命わずかと思われるクリーデンス。しかし『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』のラストで父・アバーフォースと再会したため、余生は父と過ごしていくと思われます。 次回作での出演は明言されていませんが、これまで物語の重要人物として登場したクリーデンスは何かしらの形で物語に関わってくるのではないでしょうか。

「ファンタビ3」までのクリーデンスの正体考察まとめ

ここからは『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』でクリーデンスの正体が明かされるまで、彼の正体についてどんな考察があったかをまとめていきます。

クリーデンスの正体①:リタの弟?

クリーデンス ファンタビ ファンタスティックビースト
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2作目の『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』までは、クリーデンスをリタの弟とする説が最有力でした。しかし作中でリタがクリーデンスと自身の弟を入れ替えていたと告白し、リタの弟であるという説は覆されることになったのです。

リタ・レストレンジの異父兄姉にあたるユスフ・カーマは、クリーデンスがレストレンジ家の末裔かつリタの弟だと考えていました。しかしリタの口から明かされたのは、クリーデンスはリタの実の弟ではなく、弟と入れ替わった赤の他人であるという真実でした。 リタが自身の弟、そして召使いのアーマと共にアメリカに航海中、彼らの客室の近くに赤ん坊がいました。その子どもこそクリーデンスだったのです。 リタは弟のことを「父の愛を独り占めする存在」として妬ましく思っていたので、その客室から母親と思しき女性が出て行くと、赤ん坊のクリーデンスを自分の弟と入れ替えたのです。 その船は事故が起きて沈没してしまい、クリーデンスの本当の母親は海に沈む赤ん坊を追って溺死したのではないかと考えられます。クリーデンスはそのまま渡米し、アーマの手によって孤児院に預けられたのでした。

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クリーデンスの正体②:ダンブルドアの弟?

先述の通り、クリーデンスの正体は失踪したリタ・レストレンジの弟だと誰もが勘違いしていました。しかしリタの弟はすでに死んでおり、クリーデンスの正体は依然として謎のままだったのです。 ですが「ファンタビ2」のラストでは、グリンデルバルドが自分のサイドについたクリーデンスに彼の正体を明かします。その名は「アウレリウス・ダンブルドア」。クリーデンスが、あのダンブルドア家の人間だというのです。

本当にダンブルドアなの?

ダンブルドア ファンタビ ファンタスティックビースト
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彼がダンブルドア家の血を受け継いでいると考えられる要因は2つあります。フェニックスの存在と、彼がオブスキュリアルとして生き延びていることです。 まずフェニックス(不死鳥)はダンブルドア家の人間が窮地に立たされた時、その前に現れて彼らを救う存在です。クリーデンスが餌をあげて世話をしていた雛鳥が、グリンデルバルドによってフェニックスであることが明かされました。 後にも先にもフェニックスをダンブルドア家の者以外で呼び出せたのは、ダンブルドアに絶大なる忠誠を誓っているハリーだけでした。ここから、無関係の人間が呼び出すのは非常に難しいことがわかります。 そしてもう1つが、クリーデンスがオブスキュリアルなのに10歳を優に超えても生存できている点です。グリンデルバルドが彼を利用としていることも含め、仮にダンブルドアの血筋を引いているのであれば、彼の魔力の強さも納得がいくのではないでしょうか。

いや、グリンデルバルドが嘘をつきました

グリンデルバルド ファンタビ ファンタスティックビースト
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ただ、これはグリンデルバルドが彼についた「嘘」に過ぎない、という見解もあります。というのも、クリーデンスがダンブルドア(時代的にはアルバスやアバフォース、アリアナの弟にあたる)というのがありえないのです。 なぜならアルバス達の父パーシバルは、彼らが子供の時にアズカバンに収監され、獄中で死んでしまったから。そして母ケンドラは、アリアナの魔力の「暴走」によって1899年に命を落としているのです。 そのため、仮にクリーデンスがケンドラの息子なのだとしたら、彼は1899年以前に生まれている必要があり、1927年には28歳になっているはず。 そしてクリーデンスの母親は魔女ですが、船の事故で溺死しています。死因も一致していないですよね。仮にケンドラと誰かの間に生まれた子供がクリーデンスの母親(または父親)だとしても、かなり若くして産まないと辻褄が合いません

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フェニックスや「ファンタビ2」の原題にも疑惑が深まる

フェニックスに関しては、グリンデルバルドが魔法を使って見せた「幻覚」である可能性があります。 彼はもともと、クリーデンスをダンブルドアと戦うための道具としか考えていませんでした。クリーデンスがオブスキュリアルであると最後の最後まで気付けなかった彼が、どうしてダンブルドアの末裔であることには気付けたのか。納得しにくいですよね。 さらに米カルチャーメディアNerdlistもこのような見解を述べた上で、2作目の原題「The Crimes of Grindelwald(グリンデルバルドの罪)」が、「クリーデンスに嘘をついたこと」だと指摘しています

2022年4月8日公開の『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』で、クリーデンスの正体に関する驚きの事実が明らかになりました。

クリーデンスを演じた俳優はエズラ・ミラー

エズラ・ミラー
©︎ciatr

クリーデンスを演じたエズラ・ミラーは幼い頃、オペラの舞台俳優として活動。その後『アフタースクール(原題)』(2008年)でスクリーンデビューを果たし、『少年は残酷な弓を射る』(2011年)で難しい役どころを好演し話題となりました。 彼は「ファンタスティック・ビースト」シリーズの原作にあたる「ハリー・ポッター」シリーズのファンを公言しており、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016年)への出演決定に大喜びしたと言います。

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続々明かされるクリーデンスの正体!今後の活躍から目が離せない

本シリーズの超重要人物とも言えるクリーデンス。その正体について、「ファンタビ3」では新たな謎が明らかになりました。 今後彼はグリンデルバルドとダンブルドアの戦いに参戦するのでしょうか。ナギニとの関係も気になりますね。クリーデンスの今後の動向にも注目しましょう!