2022年11月30日更新

『鬼滅の刃』真菰(まこも)の正体を徹底解説!炭治郎の前に現れた理由とは

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鬼滅の刃
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

真菰(まこも)は、主人公の炭治郎が鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)の下で修業をしているとき、錆兎(さびと)と共に突如として現れた、狐のお面をつけた少女です。 炭治郎は、大きな岩を斬るという修行の最終試験を鱗滝から課せられましたが、半年経っても斬ることはできずに挫けそうでした。そこに、どこからともなく錆兎と真菰が現れて、炭治郎の修行を手伝ってくれることになりました。 真菰はピンク地に花柄のついた着物を着ており、狐のお面にも花柄がついています。黒いミディアムヘアで可憐な容姿をしている彼女に、炭治郎も「かわいらしい」と頬を赤らめます。正確な年齢は明かされていませんが、見た目からは10代半ばかと思われます。 錆兎は厳しい口調で炭治郎を叱咤激励しますが、「あんな風になりたい俺も なれるかな?」と不安を口にする炭治郎に、真菰は「きっとなれるよ 私が見てあげるもの」と言って優しく微笑むような優しい女の子です。 ※この記事では『鬼滅の刃』の重要なネタバレに触れています。読み進める際は注意してください。

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真菰(まこも)は鱗滝が大好き!炭治郎の第一印象は?

鬼滅の刃
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

真菰は孤児でしたが鱗滝に拾われて育てられました。親代わりでもあり、師匠でもある鱗滝のことを敬愛しており、「私たち鱗滝さんが大好きなんだ」というのが彼女の口癖です。なお、錆兎も真菰と同じく鱗滝に育てられた孤児でしたが、2人は兄妹ではありません。 炭治郎に的確なアドバイスをしてくれる反面、「どこから来たのか」や「なぜ手伝ってくれるのか」を聞いても教えてくれず、「子供たちは他にもいて、いつも炭治郎を見てるよ」と告げる真菰。 そんな彼女に対して炭治郎は、「言う事がふわふわしていて少し変わった子」という印象を抱きます。結局最後まで、2人は自分たちの素性を炭治郎に教えることはありませんでした。

水の呼吸の使い手!弟子の中では最も強かった?

鱗滝左近次は、元水柱の育手(そだて)であり、炭治郎にも「水の呼吸」を教えています。彼に育てられた真菰(まこも)も、もちろん「水の呼吸」の使い手です。 鱗滝は、これまでに多くの弟子を育て上げてた実績のある育手です。真菰は、あどけなさを残すかわいらしい少女ですが、これまでの弟子の中でもトップクラスの実力を有していました。 体が小さく、非力ではありましたが、俊敏な動きでそれらをカバーしていました。江戸時代から生きている「手鬼」が印象に残っている2人と記憶しているほど強かったようです。 「全集中の呼吸」への理解も深く、炭治郎に教える際も論理的に説明していました。

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狭霧山(さぎりやま)では炭治郎に「呼吸」の理論を指導!

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岩を斬ることが出来ずに焦る炭治郎の前に現れて、指導してくれる真菰と錆兎。実践担当でビシバシ炭治郎をしごく錆兎に対し、真菰は理論担当で、炭治郎のクセや動きのムダを的確に指摘してくれました。 「全集中の呼吸」を知識として知っているだけで、身についていない炭治郎に、分かりやすく仕組みを説明してあげる彼女。 いまいち理解できてない炭治郎に、最後は「死ぬ気で鍛える 結局それ以外にできることないと思うよ」と炭治郎に合わせたアドバイスを送りました。

真菰(まこも)のお面に込められた意味とは

真菰と錆兎は常に狐の面をつけていますが、このお面は鱗滝から与えられたもので、厄除の面といって悪いことから守ってくれるようです。鱗滝は「最終選別」に向かう全ての弟子に、お守りとしてこの厄除の面を渡しています。 厄除の面は、鱗滝がつけている天狗の面と同じ彫り方でつくられており、贈る人物の特徴に合わせた模様がデザインされています。真菰のお面には青い花柄が刻まれており、狐の表情も錆兎のものと比べてにこやかで優しげな印象です。 ちなみに、錆兎のお面には口の横の傷、炭治郎のお面には額の火傷痕に対応するように模様がつけられています。 弟子の無事を願って厄除の面を持たせた鱗滝ですが、「最終選別」の舞台となる藤襲山(ふじかさねやま)では、そのお面が仇となり、「手鬼」に狙われることになってしまいました。

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実はすでに死亡していた?悲しすぎる真実

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真菰と錆兎の2人は、実はすでに亡くなっており、炭治郎の前に現れた2人は霊だと推測されます。2人は「最終選別」にて鱗滝を恨んでいる異形の鬼「手鬼」によって殺されていました。 「手鬼」は鱗滝がまだ現役だった47年前に捕まえた鬼で、それから藤襲山に閉じ込められてきました。そんな「手鬼」は、鱗滝が彫った面の木目を覚えており、同じ彫り方でつくられた厄除の面を持つ弟子たちはそれが目印となり狙われたのでした。 そのことを告げられた真菰は、怒りと動揺で呼吸を乱してしまい、その隙をつかれて殺されてしまったようです。死んでしまった計13人の子供たちは、魂だけになろうとも、鱗滝との約束を守るため狭霧山(さぎりやま)へと帰りました。 錆兎が参加した「最終選別」では、彼以外の死者が出ていないことが明らかになっているので、彼と真菰は死ぬ間際に一緒にいたわけではありません。そんな2人が炭治郎の前に現れたのは、弟子の中でもとくに2人が強かったからだと思われます。

アニメ版『鬼滅の刃』で真菰を演じる声優は加隈亜衣(かくまあい)

アニメ版の『鬼滅の刃』で真菰を演じたのは、加隈亜衣(かくまあい)です。甘い声質が特徴の声優で、真菰の幼さが少し残るかわいらしい雰囲気を見事に演じられていました。 2011年から声優として活動しており、2012年にゲーム『シェルノサージュ〜失われた星へ捧ぐ詩〜』でヒロインのイオン役を演じると、プレイヤーの間で話題となり注目を集めました。 『鬼滅の刃』以外の代表作としては、『sin 七つの大罪』のベルフェゴール役、『戦×恋』の早乙女五夜役、『ありふれた職業で世界最強』の畑山愛子役などを演じています。 小さい子供から、クールなお姉さんまで幅広い役を演じ、アニメ以外にもゲームやラジオなどマルチに活躍する人気声優です。

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『鬼滅の刃』真菰(まこも)は強くて優しい女の子!想いと技術は、受け継がれていく

炭治郎を優しく指導して、導いてくれた真菰。そのかわいさもあって、短い登場期間にもかかわらず漫画公式の人気投票で10位に入る人気を獲得しています。 しかし、残念ながら真菰は悲惨な最期を迎えてしまいます。何度読み返しても泣きそうになってしまう方は多いのではないでしょうか。彼女の優しい笑顔がもう見れないかと考えると余計に悲しくなりますね。 その想いや教えた技術はしっかり炭治郎に受け継がれています。いまも天国から彼を見守っていることでしょう。