2022年10月17日更新

新海誠作品でおなじみの常連声優キャストはだれ?出演回数ランキング!【新海組】

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『天気の子』
(C)2019「天気の子」製作委員会

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新海誠監督が何度も起用した俳優・声優はだれ?【秒速5センチメートル/星を追う子ども放送】

『天気の子』
(C)2019「天気の子」製作委員会

新海監督は複数の作品で同じキャストを起用することが多く、いわゆる「新海組」として定着しつつある俳優、声優も増えてきました。そこで今回は常連声優キャストを出演回数順にランキング!新海誠作品で最も多く起用されたのは誰でしょうか? ※カウント対象は、上記の3作を含め『ほしのこえ』(2002年)、『雲のむこう、約束の場所』(2004年)、『猫の集会』(2007年)、『言の葉の庭』(2013年)、『だれかのまなざし』(2013年)、『君の名は。』(2016年)の計9作品です。『天気の子』に『君の名は。』の登場人物が再登場していますが、同じ役柄の場合はカウントはしていません。 それでは、さっそく第4位から発表していきましょう!

4位:入野自由(2作品)

『千と千尋の神隠し』ハク

入野自由は『星を追う子ども』で新海誠作品に初出演し、地下世界「アガルタ」から来た兄弟シュン&シン・クァーナン・プラエセスを1人2役で演じました。その後『言の葉の庭』では主演を務め、靴職人を目指す高校生・秋月孝雄(タカオ)を演じています。 6歳で子役デビューしたのちに俳優、声優、歌手と幅広く活躍する入野。声優としてはジブリ映画『千と千尋の神隠し』(2001年)のハク役で注目を浴びました。 近年はアニメ「おそ松さん」の松野トド松や「ハイキュー!!」の菅原孝支役などで知られています。

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4位:花村怜美(2作品)

花村怜美は『秒速5センチメートル』と、『言の葉の庭』の同時上映作品として公開された『だれかのまなざし』に出演、どちらもメインキャラを演じました。 「秒速」で演じたのは、短編3話のうち「コスモナウト」の主人公・澄田花苗(すみだかなえ)。遠野貴樹と種子島の中学で同じクラスになり、一途な思いを寄せる少女です。『だれかのまなざし』のヒロイン・岡村綾は、就職を機に一人暮らしを始めた女性で、父親との距離感に悩む役柄でした。 花村は声優、女優として活動しており、映画『バトル・ロワイアル』(2000年)にも出演。声優としての出演作は、アニメ『東京マグニチュード8.0』(2009年)やゲーム「ギャラクシーエンジェル」などです。

4位:島本須美(2作品)

『風の谷のナウシカ』

島本須美は『星を追う子ども』と『天気の子』の2作品に出演。前者では主人公のクラスの臨時担任・森崎竜司の妻で、故人のリサを演じました。『天気の子』では、須賀圭介の義母で、彼の娘・萌花の養育権者でもある間宮夫人の声を当てています。 新海監督によると、“強烈なラスボス感”を求めた結果、間宮夫人役に島本を起用したとのこと。 島本は劇団青年座の団員として活動するかたわら、1979年に声優デビュー。アニメ映画『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年)のクラリス役を皮切りに、『風の谷のナウシカ』(1984年)のナウシカ役、『もののけ姫』(1997年)のトキ役など宮崎駿監督作品でも重宝されました。

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4位:平野文(2作品)

平野文は『言の葉の庭』でタカオの母親で、大学職員の女性(アニメ映画では役名なし)を演じましたが、劇中2シーンのみの登場でした。 『だれかのまなざし』では、岡村綾の飼い猫のミーさんを演じ、物語の語り部も務めています。 平野はラジオのDJとして芸能界入りし、1989年に『うる星やつら』のラム役で声優デビュー。同作の原作者である高橋留美子作品と縁が深く、アニメ「境界のRINNE」ではヒロインの母親役を演じました。声優のほかにもナレーターやエッセイストとしても活躍しています。

3位:花澤香菜(3作品)

『言の葉の庭』
(C)Makoto Shinkai / CoMix Wave Films

花澤香菜は『言の葉の庭』のヒロインで、古典教師のユキノ(雪野百香里)を演じました。ユキノは生徒の嫌がらせで退職に追い込まれ、味覚を失ってしまったという役どころ。『君の名は。』のユキちゃん先生は、彼女と同一人物だと公式が言及しており、再登場を果たしています。 『天気の子』では凪の彼女で、本人と同じ「カナ」という名前の少女役で出演。ノンクレジットですが、「初代プリキュア」に扮したコスプレイヤーの声も担当しています。 花澤は子役としてデビューし、バラエティ番組『やっぱりさんま大先生』などにレギュラー出演しました。2003年に声優デビューし、今や人気NO1女性声優と呼ばれるまでに!2020年8月に声優の小野賢章との結婚を発表し、公私ともに順調のようです。

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3位:井上和彦(3作品)

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(C)2016「君の名は。」製作委員会

井上和彦は『雲のむこう、約束の場所』で戦時下特殊情報処理研究室の室長・富澤常夫を、『星の追う子ども』ではリサの夫、森崎竜司を演じました。森崎は「アガルタ」の秘密を探る組織「アンジェリカ」のメンバーで、妻の蘇生を目論むという役どころでした。 さらに『君の名は。』にも出演しており、主人公・立花瀧を男手ひとつで育てた父親を演じました。 井上は1973年に声優として本格デビューし、アニメ「サイボーグ009」シリーズの島村ジョー役をきっかけに、ヒーロー&2枚目声優の地位を確立。「NARUTO-ナルト-」シリーズのはたけカカシ役から、「夏目友人帳」のニャンコ先生役、「おそ松さん」の松野松造役まで幅広く演じています。

2位:前田剛(4作品)

前田剛は『猫の集会』では4人家族の父親役、『雲のむこう、約束の場所』では大学院生役と、ラジオ放送の声を担当しました。 『星を追う子ども』ではヒロイン・渡瀬明日菜の父親(故人)を、『言の葉の庭』ではタカオの兄を演じており、新海誠作品の脇を固めています。 前田は劇団BQMAPで看板俳優を務めるほか、他の劇団で客演を行うことも。声優としての主な出演作は、アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』の丸藤亮役やアニメ『ギャグマンガ日和』の聖徳太子、クマ吉役などがあります。

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2位:水野理紗(4作品)

『秒速5センチメートル』
(C)Makoto Shinkai / CoMix Wave Films

前田剛と同じく4作品に出演し、2位にランクインした水野理沙。『雲のむこう、約束の場所』では、脳科学を研究する若き研究員、笠原真希を演じました。 続いて「秒速」では、澄田花苗の姉と遠野貴樹の元恋人・水野理紗役を兼任しています。役名が声優本人と同姓同名なのは、常連声優である彼女への新海監督の感謝の気持ちだったようです。『星を追う子ども』には明日菜のクラスの担任・池田先生役で、『言の葉の庭』にはノンクレジットで出演しました。 水野は劇団「湘南テアトロ☆デラルテ」の公演でヒロインを多数務めるほか、水月秋という名義で脚本家としても活動中です。声優、ナレーター業でも活躍しており、ナジェンダ役を演じたアニメ『アカメが斬る!』(2014年)などに出演しています。

1位:寺崎裕香(5作品)

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(C)2016「君の名は。」製作委員会

新海誠作品のうち5作品に出演し、見事出演作品数1位に輝いたのは寺崎裕香!初出演の「秒速」ではクレジット表記がありませんが、「コスモナウト」である澄田花苗の友人役を演じています。また同年の『猫の集会』では主人公の猫・チョビと、飼い主一家の娘の2役を担当。 『星を追う子ども』では明日菜の同級生のミキ役、『言の葉の庭』ではタカオの兄の彼女役を演じ、『君の名は。』にもノンクレジットで出演しました。 寺崎は地元・福岡県での歌手活動、上京後の映像関係の仕事などを経て、2006年に声優デビュー。2011年に『イナズマイレブンGO』で松風天馬役を演じ、アニメ初主演を果たしました。そのほかにアニメ『遊☆戯☆王5D's』の龍可役、「鉄血のオルフェンズ」のクーデリア役などを演じています。

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ある新海誠作品の意外な事実!

2002年公開の短編映画『ほしのこえ』は、新海誠監督にとって初の劇場公開作品となりました。そして実は新海誠の声優デビューの作品でもあったのです! 本作は近未来を舞台に、国連宇宙軍のロボット・パイロットに選ばれた少女と、地球で帰りを待つ少年の遠距離恋愛を描くSFラブストーリー。25分のフルデジタルアニメーションとして制作されましたが、なんと監督・脚本・演出・作画・美術・編集のほぼすべての工程を新海監督自ら担当しました。 さらにオリジナル版では主人公の1人・寺尾昇の声を新海誠本人が演じています!オリジナル版・声優版のどちらも違った魅力があるので、合わせて2度楽しむことができますね。

監督と声優キャストの相思相愛っぷりが演技にも表れている?

『天気の子』
(C)2019「天気の子」製作委員会

今回は新海誠作品でおなじみの常連声優キャストを、出演回数順のランキングにまとめました。 上記でランクインした入野自由や花澤香菜、『君の名は。』で立花瀧役を演じた神木隆之介ら主演キャストたちは、いずれも新海作品のファンだと公言。また、2位の水野理紗は「マチアソビ」のイベントで新海監督とトークショーを行っており、軽快なやり取りが話題になりました。 出演を重ねていくなかで、監督との相思相愛っぷりがキャストの演技にも表れ、新海誠作品の魅力を何倍にも押し上げているのかもしれません。