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『すずめの戸締まり』芹澤朋也がおそらく草太の彼氏である3つの理由 性癖に刺さるギャップを主観で解説
『すずめの戸締まり』で一二を争う人気を集めるキャラクター・芹澤朋也。観客の性癖に刺さりまくり、「新海誠の性癖をぶつけたキャラなのでは？」との噂も……。今回は性癖の塊こと芹澤について、基本プロフィールや宗像草太との関係などを解説します。 ※本記事にはネタバレが含まれているので、読み進める際は注意してください。
『すずめの戸締まり』芹澤朋也(せりざわともや)のプロフィール
| 名前 | 芹澤朋也(せりざわともや) |
|---|---|
| 年齢 | 21歳～(誕生日：2001年7月6日) |
| 大学 | 立教大学4年生 |
| 身長 | 推定180cm以上 |
| 所持品 | 愛車：中古の赤いスポーツカー(原作ではBMW) タバコ：赤のマルボロ |
| 声優 | 神木隆之介 |
芹澤朋也は立教大学教育学部の大学4年生。友人の草太と同じく教師志望ですが、一見ワルそうなというか、留年していそうな印象があります。 鈴芽との初対面は草太のアパートで、茶髪にピアスのいかにもホストのようなチャラさが目立ちました。口調も乱暴で、連絡をよこさない草太に対しても悪態をついていましたが、本来は空気が読めて友達思いの性格です。 訳ありに見える女性2人、そして謎の猫2匹と車で長時間旅をしていることから、かなり器が大きい優しさを持っているようです。環さんのために昭和の懐メロを選曲し、自分だけノリノリで歌っていました。
【芹澤朋也の魅力】チャラいのに不器用というギャップは全人類の性癖
- チャラチャラした見た目茶髪にピアス、柄シャツ、丸眼鏡、煙草、赤いスポーツカーという最強のだらしなさ
- 神木隆之介のギャップこの見た目を神木隆之介がやってるなんて！！！瀧くんとのギャップも良い
- 不器用でかわいい優しさ見た目とのギャップ！実は性格もマナーも良い、たまに不器用な優しい青年だった
芹澤朋也が私たちの性癖に刺さる1番の理由は、ずばり見た目と性格・声(神木隆之介！！)とのギャップではないでしょうか。 彼の沼深い魅力に、気づいたら抜け出せなくなった人がTwitterには溢れています。さあそこのあなたもここで一緒に魅力を語らいましょう。
①チャラそうな見た目・第一印象
最初に登場したときの芹澤は、草太の部屋にズカズカ上がり込んでくる図々しいモブキャラです。茶髪にピアス、柄シャツ、小洒落た丸眼鏡、細マッチョ風の体格と、第一印象はだらしないチャラ男でした。(この時点で性癖にぶっ刺さっていた人も多そうですが) 教員採用試験の二次試験に姿を現さず、連絡もよこさない草太に「バカすぎるぜ、あいつ。4年間の努力がパーじゃねえか」といきなりイライラ全開。しかしこんな言い方にも草太に対する愛が見え隠れ！ 鈴芽には「草太に連絡ついたらさぁ、ムカつくから二度と顔見せんなって言っといて」と言い放ちますが、続けて「あいつは自分の扱いが雑なんだよ、腹が立つ」と明らかに心配故の苛立ちを見せていました。 しかしその後、落ち込み切った鈴芽の前にBMWの赤いスポーツカーで現れます。そして環さんと鈴芽とダイジンを乗せて、片道7時間以上かかると知りながらドライブを始めてくれるのです！え！？懐深すぎん！？草太への愛故ですか！！？
ザ・チャラ大学生なビジュがまず最高。そんな見た目で行動がいいヤツなのがさらにずるい。ヤンキーが捨て猫拾ってくるの好きな人は絶対に好き。
②芹澤役の声優・神木隆之介が演じた瀧くんとのギャップ
映画『君の名は。』では等身大な男子高校生の主人公・瀧くんを演じ、入れ替わった女子高生役まで立派に務めた神木隆之介。 中性的なイメージが強い神木がこの悪そうな見た目の芹澤を演じたという事実に、余計に狂わされたファンも多いのではないでしょうか。 いつもより低い声とキザっぽいセリフで差別化していながら、結局“愛らしくて良い奴”という神木の魅力が滲み出たことで、芹澤は一層破壊力を増した愛らしいキャラクターになっていました。
芹澤のギャップをここまで魅力的に引き出してくれた神木隆之介に感謝。
③旅の道中イケメン行動が止まらない！
環さんのために昭和の懐メロを選曲
ドライブが始まってすぐ「ルージュの伝言」を選曲して歌い始めた芹澤。実はこの昭和の懐メロプレイリストにはこんな裏設定があります。 「芹澤が環に合わせて選んだものなんですけど、実は環の年代よりもちょっと古い曲が多いんです。芹澤は気をきかせたつもりなんだけど、大人の年齢をよくわかっていないんですよね(笑)」(公式パンフレットより) やってくれたな新海監督……不器用な気遣いの設定愛おしすぎる！！ 神木隆之介のちょっとテキトーな感じの歌声も尊かったですね……。プレイリストは以下の記事からどうぞ。
環さんへの気遣いがから回っちゃうの可愛すぎだろ！同年代だけじゃなくて年上キラーとかポテンシャルが恐ろしい......。
完璧すぎる喫煙マナー
芹澤朋也、このだらしない感じで喫煙マナーが完璧なのです。自分の車にもかかわらず吸う前にはきちんと周りの人に吸って良いか確認し、休憩中には携帯灰皿まで取り出します。 赤マルを取り出すあの仕草ですでに射抜かれていた人もいるかもしれませんが、マナーの良さが余計にギャップを生みファンを増殖させました。
喫煙マナー悪いダメ男も創作だったらアリ！だけど、ギャップにギャップを重ねていくのはさらにアリ。チャラ男になりきれていない感じが絶妙に出ているのが最高です。万歳。
泣いてる環さんを慰めようと慌ててソフトクリームを落としてしまう
一番お茶目だったのが道の駅で休憩時間。ソフトクリームを持ちながらクレーンゲーム……これだけでかわいいのに、泣いている環さんを見たらあわあわしてソフトクリームを落としてしまうのです。 その後は環さんの肩をそっとさすっていました。芹澤朋也の女になりたかった。
このシーンで私の中で新しい扉が開きました。おろおろしつつも、ちゃんと慰められるのが愛おしい。できる漢だ。
雨に濡れても車が横転してもニコニコ
またずっと笑顔でいられる安定したメンタルも多くの観客を虜にした芹澤の魅力。 オープンカーが閉まらないまま雨に濡れても、道からはみ出て車が横転しても、その状況を楽しんでしまう謎のポジティブ性質を持っています。 自分で自分のご機嫌をとれる人って魅力的ですよね。隣にいてほしい。
21歳でそのメンタリティってどんな人生経験をしてきたんですか？？？
「闇深ぇ～」と言いつつ他者との適切な距離感
芹澤は鈴芽と環の関係を「闇深ぇ～」と言いながら、腫れ物に触るような接し方はしません。その代わり、雰囲気を少しでも良くしようとします。 2人が抱えるものを深掘りはしないけれど、「けんかをやめて」などの選曲で場を和ますといった遠回しな気遣いをみせる隠れ紳士！鈴芽に本音の一部をぶつけてしまった環を慰める時も、必要以上に言葉をかけません。 環は踏み込みすぎない、気を遣わせない距離感に救われたからこそ、「君、意外と良い先生になれるかもしれんね！」と言ったのではないでしょうか。
ここも芹澤の評価爆上がりポイントですね。出会ったばかりという立場をわきまえて、踏み込みすぎないその気遣いに1億点。
芹澤朋也が宗像草太の彼氏でありそうな3つの理由
理由①草太のアパートの合鍵を持ってる？
初登場シーンで注目したいのが、「草太のアパートの合鍵を持っている？」という疑惑です。 芹澤が自宅を訪ねてきたとき、草太には特に驚いた様子もありませんでした。つまり彼にとって芹澤が自宅に自由に出入りするのは日常的なこと。明確な描写はありませんが、鍵が開いていたのではなく合鍵を使った可能性が高いです。 では合鍵を持っているとして、草太から鍵を渡された経緯は何でしょうか？ 芹澤は草太が家業で忙しく、不在にしがちなのは知っていた様子だったので、本人から念のために預かっていたのかもしれません。本当にそうだとしたら、草太からかなりの信頼を寄せられていることになりますよね！
「合鍵」の存在だけで夢が広がりすぎる。草太が帰宅すると芹澤がいるみたいなシチュエーション絶対あっただろ！
理由②ただの友達以上に草太を常に心配する
芹澤のぶっきらぼうな言動の裏には、他人を優先してしまう草太への心配が隠れていました。 教員採用試験の二次試験に来なかった草太に、「俺まで試験の調子が狂っちまったぜ」と毒づいたのも、彼の努力が失われるのが悔しいから……。「あいつは自分の扱いが雑なんだよ」という台詞から、人の良さがにじみ出てしまっています。 劇中の「友達の心配しちゃ悪いのかよ！？」という台詞も、ツンデレにしか聞こえません。しかし、友達へ向けるには激重感情すぎではないでしょうか！ ＞[「自分の扱いが雑なんだよ」に隠された2人の過去](#16074839
「自分の扱いが雑なんだよ」ってつまり、その分芹澤が草太を気にかけてきたってことですよね？
理由③草太を探すために嘘をついてまで東北まで車を走らせる
(本来は自分が借りた)2万円を草太に返してもらうため、鈴芽の故郷・宮城県へ同行した芹澤。東京から鈴芽が指定した目的地まで、7時間もかかる距離を1人で運転しました。 まず驚くべきは、素性も知らない女子高生の言葉を信じたこと。草太の手がかりが他になく、藁にもすがるような気持ちがあったのかもしれません。自分を大切にしない草太が危険な目に遭っているのではと、もうじっとしていられなくて、何か理由をつけて行動を起こしたかったのでしょう。
宮城までの高速代って7500円くらいらしいんですよ。草太のためならお金も時間も距離も関係ないってことですか？ふーん......。
草太に看病された？激重感情にも納得な2人の過去
『すずめの戸締まり』の入場者プレゼントでは、「小説 すずめの戸締まり ～芹澤のものがたり～」が配布され、芹澤の過去が明らかになりました。 芹澤はチャラい外見や楽観的でマイペースな性格なため人間関係も薄いように思えますが、一度関係性を築いたらそれをとても大切にする人物。しかも下に3人も弟妹がいるためか責任感は強く、教師になるという固い目標も持っています。 そもそも教員採用試験に強いこだわりを見せていたのは、草太とともに教師になることを目指しているから！草太に出会ったのは大学3年生の時で、当時かなり破滅的な状況だったところを助けられたことが彼への想いを強くしたようです。 芹澤は大学入学で上京した際、未曾有のパンデミックに遭遇。授業もオンラインになり、仕送りがないために複数のバイトも掛け持ちしていました。より高給なバイトを求めて夜の世界に染まり、ここでチャラい外見になった模様。 詐欺に遭ったりもして、草太から「自分の扱いが雑すぎる」と忠告を受けたことで、夜の世界から距離を置くように。さらに体調を崩した時に見舞いに来てくれた、これが芹澤の心をガッチリつかんだようで、「あいつと一緒に教師になる！」というキラキラした目標もこれがきっかけだったのでは。なんていじらしい……！
公式でこんな過去があるなんて大歓喜すぎる。お互いがお互いに「自分の扱いが雑すぎる」って思ってるのが最高。
芹澤が瀧くんの組紐をつけている！？真相を解説
『君の名は。』で入れ替わりのキーアイテムとなった三葉の「組紐」を、なんと芹澤もつけていたという噂が……！ 2回目を観て確認したところ、たしかに瀧と同じようなブレスレットを芹澤も腕につけていました。しかし謎の金具が付け加わっており組紐と断定はできません。新海誠監督がどこかで真相を語ってくれることを願いたいですね。
『すずめの戸締まり』芹澤朋也の声優は神木隆之介
『すずめの戸締まり』の人気キャラ・芹澤朋也を演じたのは俳優・神木隆之介。2001年、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』の坊役で声優デビューしました。 その後、洋画の吹き替えやナレーター業など声の仕事でもキャリアを重ね、新海誠の名を世界に知らしめた『君の名は。』では主人公の立花瀧役を演じています。同年度の第11回声優アワードにて主演男優賞を獲得、続く『天気の子』でも瀧役を続投し、新海作品に欠かせない存在となりました。
【裏話】実は声優を断っていた！
新海監督は当初から神木を想定していましたが、オファーするとまさかのNG！神木は「瀧を大事にしたい」と、新海ファンとしての真摯な思いから断ったそうです。 しかし新海監督に「神木くんでないと成り立たない」と説得され、“瀧とは全く違う演技ができたら”という条件付きで了承したのだとか。電話口でやり取りをしつつ、神木が用意した声色のパターンから新海監督が選ぶ形で役作りが行われ、比較的低いトーンの芹澤の声が完成しました。
『すずめの戸締まり』芹澤朋也の沼へようこそ
芹澤朋也はハリウッド流3幕構成のミッドポイント(転換点)に登場する重要キャラクター。新海監督はそう語りながら、公開まで彼の情報をほぼ公開しませんでした。劇場で突然とんでもないものを見て、新しい扉が開いた人もいるのでは……？
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