韓国ドラマ「秘密の森」のキャスト・あらすじを紹介!シーズン2の情報も一緒に
2017年にシーズン1が放送されたドラマ『秘密の森~深い闇の向こうに~』は、ある殺人事件を追う検事と刑事の前に、組織の内部不正が立ちはだかるサスペンス。検察・警察の不正に鋭く斬り込んでいるだけでなく、周囲の人物全員が容疑者に見える、先の読めない巧妙な構成が見どころです。 本作のテーマは、検察が持つ「捜査権」を警察にも渡るようにする「捜査権調整」。実は韓国では、捜査における様々な権利を持ち、警察よりも強い権力を持っています。 そしてこの「捜査権調整」を含む改革案が、実際に2020年に可決され、2021年から施行されたばかり。非常にタイムリーなドラマでもあるのです。 本記事では、そんな韓国ドラマ「秘密の森」の主要な登場人物&キャストを紹介します。
「秘密の森」のあらすじ
シーズン1(2017年)
感情を失い、理性だけで行動する冷徹な検事ファン・シモク。 日々目にしてきた検察の内部不正を断ち切ろうと立ち上がった彼は、その矢先、検察のスポンサーであるパク・ムソンの家で死体に遭遇します。 容疑者に浮上したのはテレビ修理業者の男。しかし、彼は冤罪を訴えます。 やがて、ある検事に疑念を抱きはじめるシモクは、事件を担当する女性刑事ハン・ヨジンと再開。シモクとは正反対の、正義感に溢れ破天荒な彼女と助け合いながら事件の真相を追いますが……。
シーズン2(2020年放送)
トンヨン支庁での任期を終えたシモク。しかし、異動の直前に、深い霧がかかったビーチで2人の学生が溺死するという事件が起こってしまいます。 シモクが調査にあたる一方、警察庁の捜査構造革新団の主任に任命されていたヨジンは、その日海岸で自撮りをしたカップルの写真をSNSで発見。事故ではなく事件の可能性があるとシモクに連絡をとります。 こうして、当初は単純だと思われた溺死事故が、検察と警察の威信をかけた対立へと繋がっていきます。
【キャスト一覧】検察側
検察側の主要人物は、ファン・シモク、ヨン・ウンス、ユン・セウォン、ソ・ドンジェ、イ・チャンジュン、イ・ヨンジェ、イ・ユンボムの7人です。 ここから、人物それぞれの関係性と作中での立場を紹介していきます!
ファン・シモク (チョ・スンウ) | 西部地検刑事3部の検事。 検察側のソ・ドンジェ、イ・チャンジュンと対立を深める。 |
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ヨン・ウンス (シン・ヘソン) | シモクの班に配属された見習い検事。 シモクに尊敬の念を抱いている。 |
ユン・セウォン (イ・ギュヒョン) | 西部地検事件課課長。 |
ソ・ドンジェ (イ・ジュニョク) | 西部地検刑事3部のシモクの同僚検事。 次長検事イ・チャンジュンの右腕。 |
イ・チャンジュン (ユ・ジェミョン) | 西部地検次長検事。 シモクに圧力をかける。 |
イ・ヨンジェ (ユン・セア) | 巨大財閥グループ「ハンジョ」の会長の娘。 |
イ・ユンボム (イ・ギョンヨン) | 巨大財閥グループ「ハンジョ」の会長。 |
ファン・シモク役/チョ・スンウ
ファン・シモクは子供時代に受けた脳手術の影響で、感情を失い理性だけで行動する人間になってしまった西部地検刑事3部の検事。検察の内部不正に対抗し、正そうと奮闘しているなかで殺人事件に遭遇します。 演じるのは、2000年の映画『春香伝』で俳優デビューしたチョ・スンウ。ドラマ『馬医』(2012年)の主役や、映画『インサイダーズ/内部者たち』(2015年)などへの出演で知られ、ドラマ『シーシュポス: the myth』(2021年)でも主演を務めています。 「秘密の森」でも根強い人気を獲得し、第54回百想芸術大賞テレビ部門・男子最優秀演技賞を受賞するなど高い評価を得ました。ミュージカル俳優としても活躍しています。
ヨン・ウンス役/シン・ヘソン
ヨン・ウンスは、シモクの班に配属された見習い検事の女性。名門家出身で高慢な性格ですが、結果を出そうという意欲を持っています。 演じるのは、シン・ヘソン。2015年のドラマ『ああ、私の幽霊さま』『彼女はキレイだった』などで主要キャストを務め、ドラマ初主演を果たした『黄金の私の人生』(2017年)は視聴率45%超を記録。人気を確固たるものとしました。 「秘密の森」での演技も、第1回ザ・ソウルアワードの新人女優賞にノミネートされるなど、評価されています。
ユン・セウォン役/イ・ギュヒョン
ユン・セウォンは西部地検事件課課長。表向きは優しいが、どこかつかみどころがない人物です。 演じるのはイ・ギュヒョン。元々ミュージカル俳優として活躍しており、2016年にはドラマ『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』や「花郎(ファラン)」などの話題作に出演。 2017年の「秘密の森」への出演と、同年のドラマ『刑務所のルールブック』でユ・ハニャンを演じたことで一躍知名度を獲得しました。 Netflixで配信されているドラマ『ライフ』(2018年)や『ハイバイ、ママ!』(2020年)にも出演しています。
ソ・ドンジェ役/イ・ジュニョク
ソ・ドンジェは西部地検刑事3部のシモクの同僚検事で、次長検事イ・チャンジュンの右腕。 長身でハンサムながら、底辺から這い上がってきた人物です。地方大学出身という学歴に劣等感を抱いており、また、後ろ盾がなく出世が厳しい状況にいます。 演じるのはイ・ジュニョク。2008年のドラマ『糟糖の妻クラブ』でブレイクし、『シティーホール』(2009年)、『六龍が飛ぶ』(2015年)、『100日の郎君様』(2018年)などに出演しています。
イ・チャンジュン役/ユ・ジェミョン
イ・チャンジュンは、西部地検次長検事。検事総長に続く西部地検のNo.2であり、実権を握っている人物です。 部下であるソ・ドンジェ検事を右腕として使っています。シモクの能力も高く評価してくれていましたが、殺人事件後、真実を探ろうとするシモクに圧力をかけ始め……。 演じるのは、ユ・ジェミョン。ドラマ『応答せよ1988』(2015年)や『ライフ』(2018年)、『梨泰院クラス』(2020年)でのセロイの宿敵チャン・デヒ役、映画『音もなく』(2020年)の主演などで知られています。
イ・ヨンジェ役/ユン・セア
イ・ヨンジェは次長検事イ・チャンジュンの妻であり、巨大財閥グループ「ハンジョ」の会長の娘です。 演じるのは、ユン・セア。ドラマ『可愛いあなた』(2011年)、『イブの愛』(2015年)の主演のほか、韓国で社会現象を起こしたヒットドラマ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』(2018年)でも主演を務める人気女優です。 ドラマ『ただ愛する仲』(2017年)、『僕を溶かしてくれ』(2019年)への出演でも知られています。
イ・ユンボム役/イ・ギョンヨン
イ・ユンボムは巨大財閥グループ「ハンジョ」の会長。イ・ヨンジェの父で、次長検事イ・チャンジュンの義父です。 演じるのは1977年にデビューし、数々の映画やドラマで活躍する俳優のイ・ギョンヨン。近年はドラマ『Vagabond/バガボンド』(2019年)や『ヴィンチェンツォ』(2021年)をはじめ、様々な作品で悪役として活躍しています。 実は、日本映画『外事警察 その男に騙されるな』(2012年)や『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』(2013年)にも出演していました。
【キャスト一覧】警察側
警察側の主要人物は、ハン・ヨジン、チャン・ゴン、キム・スチャン、キム・ウギョンの4人です。こちらでも、登場人物それぞれの関係性と作中での立場を紹介していきます!
ハン・ヨジン (ペ・ドゥナ) | 龍山警察署強力班の女性刑事。 シモクと協力関係にある。 |
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チャン・ゴン (チェ・ジェウン) | ヨジンと同じ龍山警察署強力班の刑事。 ヨジンの味方で、彼女に協力する。 |
キム・スチャン (パク・ジヌ) | 龍山警察署強力班の刑事。 ヨジンのことが気に入らず、対立関係にある。 |
キム・ウギョン (チェ・ビョンモ) | 龍山警察署署長。 検察側の西部地検次長検事イ・チャンジュンとは友人関係にある。 |
ハン・ヨジン役/ペ・ドゥナ
ハン・ヨジンは、龍山警察署強力班の女性刑事。ポジティブで人情味あふれる性格です。合格率1%の警察大学を出て、女性刑事が少ない強力班に志願しました。 演じるのは、ポン・ジュノ監督の映画『グエムル-漢江の怪物-』(2016年)や、日本映画『空気人形』(2009年)に出演するぺ・ドゥナ。アメリカ製作のNetflixドラマ『センス8』の主要キャストの1人も演じています。 また、2010年放送の韓国版『ドラゴン桜』では、井野真々子に該当する役を演じていました。
チャン・ゴン役/チェ・ジェウン
チャン・ゴンはヨジンと同じ、龍山警察署強力班の刑事。30代半ばで、優れた能力を持ちます。ヨジンの味方をして、協力してくれる人物です。 演じるのは、ミュージカル俳優として活躍していたチェ・ジェウン。2012年の『大風水』でドラマデビューを果たし、ドラマ『リセット』(2014年)や『ミセン~未生~』(2014年)、『アルゴン』(2017年)などに出演しています。 ちなみに、シモク役のチョ・スンウとは高校時代の同級生です。
キム・スチャン役/パク・ジヌ
キム・スチャンは龍山警察署強力班の刑事。40代半ば。年下で女性のヨジンが上司として協力班に来たことを嫌悪しています。署長や次長検事とも繋がりがある人物でもあります。 演じるのは、パク・ジヌ。ドラマ『六龍が飛ぶ』(2015年)や『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』(2016年)、『アンタッチャブル』(2017年)などに出演しています。 他にも『アルハンブラ宮殿の思い出』(2018年)、『ストーブリーグ』(2019年)などにも出演する名バイプレイヤーです。
キム・ウギョン役/チェ・ビョンモ
キム・ウギョンは龍山警察署署長。西部地検次長検事のイ・チャンジュンの故郷の友人です。 演じるのは、チェ・ビョンモ。ドラマ『内省的なボス』(2017年)や『空から降る一億の星』(2018年)、『平日午後3時の恋人』(2019年)、『悪の花』(2020年)などの出演で知られています。 また、日本でも注目を浴びた2018年公開の映画『ザ・ネゴシエーション』にも出演したほか、2021年のtvNスペシャルドラマ『ザ・フェア』では主演を務めました。
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