2021年8月12日更新

【1980年代】名作洋画20作品をランキング!ciatr版オールタイムベストはこれだ!

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1980年代の名作洋画をランキング!気になるベスト1は?

1980年代というと、20代や30代の人にとっては生まれる前のことで、その時代の洋画はあまり馴染みがないかもしれません。 しかし1980年代の映画でも歴史に残るような名作や、21世紀になって続編やリブート作品が製作されるような作品は、今なお色褪せぬ魅力があります。CGを使わなくても本物と見紛うリアルな特撮や感動の演技に、誰しもが息を飲むことでしょう。 ciatr編集部では1980年代の名作洋画から20作品を厳選し、Twitter・LINEのアンケートで300人のciatrファンにランク付けしてもらいました! 実際に投票した皆さんの感想も各作品のコメントで紹介しています。 さて、1位に輝いた作品は一体どの映画なのか?早速結果を見ていきましょう!

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1980年代の映画は好きな映画が多過ぎて本当に選べない。1作品しか選べないの苦渋の選択でしかないです。せめて5作、いや10作品選びたい(泣)

20位:『プラトーン』(1986年)…3票

ベトナム戦争の地獄をさらけ出す戦争映画

『プラトーン』ウィレム・デフォー
©︎ HEMDALE/zetaimage
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大切なことを忘れそうになった時に観る、背筋が伸びる作品。

『プラトーン』はオリヴァー・ストーン監督が自らの従軍経験にもとづいてベトナム戦争の狂気を描いた戦争映画。『7月4日に生まれて』(1989年)、『天と地』(1993年)とあわせて同監督の「ベトナム戦争3部作」を構成する作品です。 粉飾のないリアルな戦場の描写が高く評価され、アカデミー作品賞、監督賞など4部門を獲得しました。 1967年、貧困家庭の子弟ばかりが徴兵されて戦場に送られることに義憤を感じた青年・クリス(チャーリー・シーン)は名門大学を中退してベトナム行きを志願。一兵卒として激戦のカンボジア国境の歩兵小隊(プラトーン)に配属されます。地獄の戦場で彼が目にした狂気とは……。 トム・ベレンジャーとウィレム・デフォーが演じる、対立する2人の下士官の心理的緊張感が凄まじく、2人ともアカデミー助演男優賞にノミネートされました。

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18位:『ザ・フライ』(1986年)…5票

巨匠クローネンバーグのキャリアの転機となったホラー映画

ザ・フライ
©︎20TH CENTURY FOX
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当時小学生の私にはトラウマもの!振り返ってみるとジェフ・ゴールドブラムの名演が素晴らしいけど……。

今や国際的に評価される映画監督となったデヴィッド・クローネンバーグ。彼は1980年代までは『スキャナーズ』(1981年)など独特の世界観のB級映画で、一部のホラー映画ファンに人気があるだけでした。 そんなクローネンバーグがハリウッドの本格的資本で製作したSFホラー映画が『ザ・フライ』です。監督を務めた作品のなかで最大の興行収入をあげ、キャリアの転機となります。 1958年に公開された『ハエ男の恐怖』のリメイクですが、遺伝子技術など科学の発達を取り入れた見事な翻案が高く評価されました。 物質転送機を開発する天才科学者が、自分の体を使って実験を行ったとき1匹のハエが装置に紛れ込んだため、遺伝子レベルでハエと融合。時間の経過とともに彼の肉体がハエに変貌していく過程が細かくリアルに描かれて不気味です。

同率18位:『フルメタル・ジャケット』(1987年)…5票

巨匠キューブリックがベトナム戦争の狂気を描いた戦争映画

フルメタル・ジャケット
© Warner Bros./Photofest/zetaimage
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ハートマン軍曹の歌を聞きながらランニングしたい

『突撃』(1957年)や『博士の異常な愛情』(1964年)で戦争と軍人の狂気をブラック・ユーモアも交えてドライに描いてきたスタンリー・キューブリック監督。彼がベトナム戦争に真正面から取り組んだ作品が『フルメタル・ジャケット』です。 ベトナム戦争時、アメリカ海兵隊に志願した普通の青年・ジョーカーが過酷な訓練と地獄の戦場で狂気と殺戮に人間性を失っていく姿を描きます前半の新兵訓練キャンプの鬼教官・ハートマン先任軍曹役には、実際に海兵隊の訓練教官を務めた経験のあるR・リー・アーメイを抜擢「微笑みデブ」という愛称でシネフィルに知られる、名キャラクターの存在も見逃せません。戦闘シーンではスローモーションを駆使して兵士の死をリアルに描写しています。

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17位:『いまを生きる』(1989年)…6票

全寮制男子校を舞台にした青春学園映画

いまを生きる
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結末を知っていても観たくなる。知っているからこそ観たくなるのかもしれないです……。

ロビン・ウィリアムズ主演、アカデミー脚本賞を受賞した青春学園映画です。 1959年、アメリカ・バーモント州の全寮制男子校・ウェルトン・アカデミーに、同校のOBである英文学教師・ジョン・キーティング(ロビン・ウィリアムズ)が赴任してきます。 保守的な校風の学校で、教科書を捨てさせ物事を別の視点で見るために生徒を机の上に立たせるキーティングの風変わりな指導は、次第に生徒を魅了します。 しかし、自由な生き方に目覚めた生徒のひとりが厳格な父親と対立することになって悲劇が起きることに……。 『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997年)でアカデミー助演男優賞を獲得するロビン・ウィリアムズが、この映画でも型破りな指導で若者の心を掴む教師役を好演。1990年代にイケメン俳優として大人気となるイーサン・ホークが生徒のひとりとして出演しているのも見逃せません。

同率15位:『ブレックファスト・クラブ』(1985年)…8票

ジョン・ヒューズ監督による青春映画の金字塔

『ブレックファスト・クラブ』
© UNIVERSAL/zetaimage
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とにかく青春の思い出!アメリカのスクールカーストの知識を前提に観ると、より楽しめますよ

『すてきな片想い』(1984年)や「ホーム・アローン」シリーズなど1980年代から1990年代にかけて最も成功したコメディ映画の脚本や監督を務めたジョン・ヒューズの代表作となる青春映画です。 まったく異なるタイプの男女5人の高校生が、問題を起こした罰として休日登校で自分に関しての作文を書かされることに。それまで付き合いのなかった5人は、この作業で自分の内面をさらけ出し、心を通い合わせていきます。 1980年代の雰囲気は今から見るとレトロになりますが、10代特有の悩みは古今東西共通。『すてきな片想い』に引き続き、アンソニー・マイケル・ホールやモリー・リングウォルドが身近なティーンエージャーを好演しています。

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同率15位:『レインマン』(1988年)…8票

2大スター共演で感動の兄弟愛を描くヒューマンドラマ

『レインマン』
©MGM-UA/Photofest/zetaimage
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トム・クルーズのカッコ良さ、ダスティン・ホフマンの名演技。納得のアカデミー賞ですね。

父親の死をきっかけに、しばらく交流のなかった兄弟が再び心を通わせていく感動の物語。ダスティン・ホフマンとトム・クルーズという世代の違うスターがW主演を務めたことで話題になり、アカデミー作品賞を受賞しています。 中古高級車のディーラーをしているチャーリー(トム・クルーズ)は、売上が伸びずに困っていたところ、父親が亡くなったため遺産が手に入ると大喜びで帰郷。しかし、遺産はすべてサヴァン症候群を患う兄・レイモンド(ダスティン・ホフマン)の信託財産として運用されることを知って愕然とします。 めげないチャーリーはレイモンドを施設から連れ出すため、旅行に誘いました。 すったもんだのあげくに兄の世話をすることになったチャーリーは、辛かったときに一緒に歌を歌ってくれたレインマンという男がレイモンドであることに気づきます。

14位:『アマデウス』(1984年)…9票

神童モーツァルトを身近にとらえた歴史・音楽映画

『アマデウス』
©Orion Picture Corporation Photographer: Jaromír Komárek/Orion Pictures Corporation/Photofest/Zeta Image
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死ぬまでに観たい映画リストの中でもこれは傑出した作品。160分があっという間です!

18世紀ウィーン古典派の作曲家・W. A. モーツァルトの後半生を、同時代の作曲家・A. サリエリの目を通して描いた歴史・音楽映画。ブロードウェイで大成功を収めた戯曲を、チェコの奇才・ミロス・フォアマンが監督を務めて映画化した作品です。 奔放な天才・モーツァルトに対して凡庸なサリエリが嫉妬と憧憬が入り混じったどす黒い感情を抱く、というプロットはいささか誇張されていますが緊迫感があります。 一方、モーツァルトの短い人生の史実にもとづいたエピソードが全体に散りばめられ、物語をリアルなものにしています。 サウンドトラックはバロックや古典派の音楽を専門にするネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団の演奏。モーツァルトの隠れた名曲が広く知られるきっかけともなりました。

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13位:『グレムリン』(1984年)…10票

不気味で可愛いアイツが大暴れするSF・ブラック・コメディ

『グレムリン』ギズモ
©︎ WARNER BROS. / RALPH NELSON/zetaimage
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まだCGがない時代だからこそグレムリンやギズモのかわいさは本物みたい!

発明家・ランダルは中華街の骨董店でモグワイという可愛い生物を買って、息子のビリーにクリスマス・プレゼントとして贈ります。ギズモと名付けられたこの生き物には、「太陽光線にあてない」、「水に濡らさない」、「真夜中以降はエサを与えない」という3つの飼育ルールがありました。 しかしこのルールを破ってしまい、ギズモから分裂した凶暴な怪物・グレムリンたちが人びとを襲い始め、街はパニックになります。 この映画は、当時大学生だったクリス・コロンバスの脚本をスティーヴン・スピルバーグが気に入って製作した作品。SF、ファンタジー、ホラーの優秀な作品に贈られるサターン賞のサターンホラー映画賞を受賞しました。

12位:『ゴーストバスターズ』(1984年)…12票

幽霊退治で社会現象にまでなったSFコメディ

『ゴーストバスターズ』
© COLUMBIA/zetaimge
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シリーズの原点にして頂点では?

2016年にリブート版が公開され、2021年に『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が公開予定の「ゴーストバスターズ」シリーズの原点。大学から解雇された3人の冴えない研究者たちが、幽霊退治専門会社「ゴーストバスターズ」を開業して活躍する物語です。 科学技術を駆使してニューヨークにはびこる幽霊を片っ端から退治して有名になった彼らは、巨大なエネルギーを持つ破壊の神・ゴーザと対決することになります。 1980~90年代に大活躍したコメディアンで俳優のダン・エイクロイドが脚本を書いて、自ら主役3人組のひとりを演じた『ゴーストバスターズ』。奇抜な設定、印象的な衣装や小道具、レイ・パーカー・ジュニアが歌う主題歌が大ヒットして社会現象を起こしました

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11位:『グーニーズ』(1985年)…15票

海賊の宝を探す少年たちの冒険映画

グーニーズ
© Amblin Entertainment/Warner Bros
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海賊の宝探し×悪党からの逃避行なんて子供の好きなものしか詰まってない!

『グーニーズ』は少年たちのひと夏の冒険を描いて『スタンド・バイ・ミー』と双璧をなす1980年代の冒険映画の名作です。 舞台は海賊伝説が伝わるアメリカ・オレゴン州アストリア郊外の住宅街・グーンドックス。この街で「グーニーズ」を名乗る少年グループが、伝説の海賊「片目のウィリー」の財宝を探す冒険に乗り出します。 メンバーのひとりの兄やその彼女と友人を巻き込み、地元ギャングまで参戦して、最後はブービートラップだらけの洞窟で決戦です。 『グーニーズ』は、その後映画界で活躍することになる人物が多数出演していたことでも注目すべき作品と言えます。「アベンジャーズ」シリーズのサノスで知られるジョシュ・ブローリンは、この映画のブランド役で映画デビューを果たしています

10位:『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988年)…16票

映画愛に溢れたヒューマンドラマ

『ニュー・シネマ・パラダイス』フィリップ・ノワレ、サルバトーレ・カシオ
© CRISTALDIFILM/zetaimege
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アルフレードとの絆、お母さんのこと、色んなジーンとくる要素でゆっくり号泣してました。

『ニュー・シネマ・パラダイス』は、撮影当時弱冠33歳だったジョゼッペ・トルナトーレ監督の才能を世界に知らしめた名作。アカデミー外国語映画賞、カンヌ国際映画祭審査員特別賞など数々の栄誉に輝きました。 ローマで暮らす映画監督のサルヴァトーレは、ある日故郷シチリアの映画館「パラダイス座」の元映写技師・アルフレードが亡くなったことを知ります。そのときサルヴァトーレの脳裏には、映画の道を志すきっかけとなったアルフレードと過ごした少年期の思い出が鮮烈に蘇ってくるのでした。 1989年末から始まった日本公開時には、子ども時代のサルヴァトーレことトト(サルヴァトーレ・カシオ)が可愛いと口コミで大人気に。唯一の上映館であるシネスイッチ銀座の雰囲気が、劇中の映画館の雰囲気に絶妙にマッチしていました。

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9位:『ブレードランナー』(1982年)…17票

後からカルト的人気が生じたSFサイバーパンク

ブレードランナー
©WARNER BROS
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SFに限らず数々の作品に影響を与えてきた80年代を代表する1本。映像、衣装、音楽、どれも一級品で、ノスタルジックかつ新鮮なスチームパンクな世界観は決して色褪せることはありません。

映画『ブレードランナー』の舞台は2019年末のロサンゼルス。酸性雨の降りしきる街で脱走アンドロイド(レプリカント)を抹殺する専任捜査官「ブレードランナー」・デッカードが謎の陰謀に巻き込まれていく物語です。 公開当時、デッカード役を演じるハリソン・フォードは「スター・ウォーズ」シリーズや「レイダース」の大ヒットでアクション・スターとしての絶頂期でした。 『ブレードランナー』にも明るく軽快なアクションを期待していた日本の観客の多くは、ネオ・ノワールでディストピア的な重苦しい雰囲気が理解不能。今で言う「難解映画」のレッテルを貼られロードショー館は軒並み上映打ち切り、名画座やVHSソフトでじわじわと人気の高まった作品です。 2017年にドゥニ・ヴィルヌーヴがメガホンを取り、続編『ブレードランナー 2049』が公開されています。

8位:『ダイ・ハード』(1988年)…20票

超人でない主人公がボロボロになりながら戦うアクション映画

『ダイ・ハード』ブルース・ウィリス
© 20TH CENTURY FOX/zetaimage
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ブルース・ウィルスのダイ・ハードシリーズは全て好きです。ウーピー・ゴールドバーグのお笑い感と軽快なリズムが笑いをくれます。

『ダイ・ハード』は2013年までに合計5作が製作された人気シリーズの記念すべき1作目です。 超人的能力を持たない主人公が、しぶとく知恵を働かせて圧倒的多数のテロリストを倒していくプロットが画期的で、その後B級映画で何回も真似されることになりました。 舞台となる高層ビルが、1980年代後半の円高でアメリカの不動産を買い漁っていた日本企業を連想させる名前であることが、時代を反映しています。 ニューヨーク市警のジョン・マクレーン刑事(ブルース・ウィリス)は別居中の妻が勤務するロサンゼルスのナカトミ・プラザのクリスマス・パーティに招待されました。しかし、運悪くそこにある巨額の無記名債券を狙うドイツの左翼テロリストがビルを占拠します。 運良く捕まらなかったマクレーンは、人質となった妻たちを救うべく単身テロリストに戦いを挑むのでした。

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7位:『トップガン』(1986年)…23票

トム・クルーズを大スターにしたアクション・ヒューマンドラマ

『トップガン』トム・クルーズ
© PARAMOUNT/zetaimage
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男のロマンが詰まってる!トム・クルーズはカッコ良すぎる!!!

アメリカ・サン・ディエゴにある海軍戦闘機パイロット訓練施設や原子力空母を舞台に青春群像を描いたアクション・ヒューマンドラマ。 主役を務めたトム・クルーズはこの映画で一気に大スターとなり、異端児のヒーローという彼のイメージが定着することになります。 さらにヴァル・キルマー、メグ・ライアンなどその後スターとなる若手が多数出演して新鮮味のある作品でした。 アメリカ海軍と密接に協力して撮影を進めたことが軍隊の宣伝と見なされたのか、アメリカ公開直後の批評は厳しいものでした。しかし、女性教官とのロマンスという斬新なサブプロットや、挿入歌「愛は吐息のように」に代表されるMTV感覚のサウンドトラックで大人気となります。 2021年に続編『トップガン マーヴェリック』が公開される予定です。

6位:『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984年)…24票

意外に残虐な描写が問題となった冒険映画

『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』
©︎Paramount Pictures/Photofest/Zeta Image
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トラウマシーンに怯えた経験のある方も多いはず!色んな意味でとにかく激しい。

ジョージ・ルーカス原案、スティーヴン・スピルバーグ監督のコンビでハリソン・フォード演じる考古学者の活躍を描いた「インディ・ジョーンズ」シリーズ第2弾。1981年に公開されて大好評を博した「レイダース」の前日譚です。 考古学者・インディが女性歌手・ウィリーや相棒の少年・ショート・ラウンドとともに邪教集団に奪われた秘石と子どもたちを取り返す冒険を描きます。 主要登場人物のひとりが少年ということで、前作以上に子どもの観客も意識した「魔宮の伝説」。にもかかわらず猿の脳みそを食べる、虫に体を覆われる、生きたまま心臓を取り出されるといった残虐シーンの連続が問題になりました。 この映画や『グレムリンズ』の反響がきっかけとなって、アメリカではR(17歳未満は保護者同伴が必要)とPG(準一般)の間にPG-13(13歳未満は保護者の厳重注意が必要)という段階が設けられることになります。

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5位:『E.T.』(1982年)…25票

1980年代の「泣けるSF映画」と言えばこの映画!

E.T.
©Universal Pictures/zetaimage
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E.T.は生まれてはじめて映画館で見た作品なので特に印象に残ってます。E.Tが最後月に帰るときは寂しくて涙がでました。

スティーヴン・スピルバーグ監督自身の子ども時代のエピソードにもとづく、孤独な少年が地球に取り残された地球外生命体(E.T.)と心を通わせる物語。史上最も偉大な映画や20世紀必見映画のリストに加えられることの多い名作です。 公開当時に記録した映画史上最大の興行収入は、『ジュラシック・パーク』(1993年)まで抜かれませんでした。アカデミー賞では9部門にノミネートされながら『ガンジー』(1982年)に作品賞を奪われ、作曲賞、視覚効果賞など4部門の受賞にとどまっています。 アカデミー作曲賞を受賞したジョン・ウィリアムズの雄大な管弦楽をバックに自転車で空を飛ぶシーンや、少年と宇宙人の別れの場面は感動すること間違いなしです!

4位:『スタンド・バイ・ミー』(1986年)…26票

少年たちのひと夏の冒険を描いた不朽の青春映画

スタンド・バイ・ミー
© Columbia Pictures
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あの頃の夏はもう2度と戻ってこないと気付かされる。

「ホラーの王様」と呼ばれる作家・スティーブン・キングの半自伝的短編を原作にした『スタンド・バイ・ミー』。1950年代末、オレゴン州の小さな街に住む4人の少年たちのひと夏の冒険を描いた青春映画の名作です。 人気作家のゴードンは、ある朝目にした新聞記事をきっかけに少年時代の出来事を思い起こします。ある日、列車にはねられた少年の死体が森で野ざらしになっていると聞いたゴードンと彼の親友の4人組は、死体探しの旅に出ました。 こうして、4人の少年たちが大人へ一歩成長する「忘れられない」冒険が始まります。 映画の最後に流れるベン・E・キングのオリジナル・バージョンの楽曲の題名をそのままタイトルに借用した『スタンド・バイ・ミー』。少年たちが線路を歩く有名なシーンは、他の作品で何度も引用されるほど有名になりました。

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3位:『ターミネーター』(1984年)…28票

ジェームズ・キャメロン監督の出世作となったSF・アクション映画

アーノルド・シュワルツェネッガー「ターミネーター」
©TriStar pictures/zetaimage
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2もいいけど1も面白いよ!

『スタンド・バイ・ミー』を僅差で抜いて1980年代洋画ランキング第3位に選ばれたのは『ターミネーター』。『タイタニック』(1997年)で知られる巨匠・ジェームズ・キャメロン監督の出世作です。 舞台は1984年のロサンゼルス。2029年の世界から殺人サイボーグ「ターミネーター」が送られてきました。その目的は、軍事コンピュータとの戦いで人類を率いる抵抗軍指導者であるジョン・コナーの母親・サラの抹殺です。 それと同時にサラを守るために未来から抵抗軍の戦士・カイルが送り込まれてきます。はたしてカイルはターミネーターの手からサラを救うことができるのか? ターミネーター役を演じたアーノルド・シュワルツェネッガーは、この映画でハリウッド・アクション・スターの地位を不動のものにしました。

2位:『シャイニング』(1980年)…34票

ホラー映画の世界最高峰

シャイニング
©WARNER BROS
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シャイニングはキューブリック監督の手腕とジャック・ニコルソンの怪演が光るスリラーの金字塔!

スティーブン・キングの原作小説を巨匠・スタンリー・キューブリック監督が大胆に脚色した名作ホラー映画『シャイニング』。 映画史に残る数々の名場面や、多くの謎を残す作品として語り継がれてきたこの映画は、今回のランキングでも第2位に選ばれました。 雪が深く積もるロッキー山脈で、冬季は閉鎖されるホテルの管理の仕事を引き受けたジャック(ジャック・ニコルソン)。彼と家族以外は無人のホテルで、一家は様々な怪奇現象を体験していくことに……。 血の海に飲まれるエレベーター、不気味な双子、恐ろしい姿に変わる浴室の美女、ドアの割れ目から顔を出す発狂したジャック。こういった名シーンはたびたび他の作品に引用され、オリジナルを観たことがないひとも知っているほど強烈なインパクトがあります。

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1位:『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)…48票

スピルバーグ製作のタイムトラベルSF映画

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
© Universal Pictures Photographer: Ralph Nelson, Jr. / Photofest / Zeta Image
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映像技術が発達した現代の作品と観比べても全く引けを取らない。永遠に面白い!!

1980年代洋画ランキング堂々の第1位に選ばれたのはスティーブン・スピルバーグ製作総指揮、ロバート・ゼメキス監督のSF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』です! スピルバーグの作品は今回のランキングでベスト5に2つ選ばれており、1980年代は彼が最も輝いていた時代と言えるでしょう。 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は「PART2」(1989年)、「PART3」(1990年)からなる3部作の1作目。1985年のカリフォルニアに住む高校生マーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)がドク(クリストファー・ロイド)の開発したタイムマシンで1955年の世界に旅する物語です。 公開当時、世界中で社会現象になるほど大ヒット。白地に格子模様のシャツ、上下ブルーのデニム、赤のダウンベスト、ナイキのスニーカーにスケートボードというマーティのファッションは1980年代の象徴です!

1980年代の洋画は押さえておきたい名作揃い!

この記事では、1980年代の名作洋画20作品のciatrユーザー300人によるランキングの結果と、回答者のコメントや見どころを紹介しました。 ここで紹介した映画は、いずれも映画好きならば外せない、映画史に大きな足跡を残した傑作ばかり! 次に観る作品に迷ったとき、見逃していた名作がないか、ぜひチェックしてみてください。