2021年9月9日更新

『ギブリーズ』episode1/2のあらすじを紹介!鈴木敏夫プロデューサー原案のショートアニメ

『ギブリーズ episode2』(2002年)

スタジオジブリの知る人ぞ知る短編集「ギブリーズ」。鈴木敏夫プロデューサーによる本作は、架空のアニメ制作会社「スタジオジブリ」に務める人々の何気ない日常を描いたアニメです。そんな「ギブリーズ」のepisode1とepisode2のあらすじを紹介します。

『ギブリーズ』とは?episode1/2のあらすじを紹介

『ギブリーズ』は、スタジオジブリによる知る人ぞ知る短編集です。第1弾は2000年にテレビ特番として日本テレビ系で放送され、第2弾は映画『猫の恩返し』(2002年)と2本立てで劇場公開されました舞台は架空のアニメ制作会社「スタジオギブリ」。そこで働く人々の何気ない日常が描かれる本作は、鈴木敏夫がプロデューサーを務め、長編作品に負けず劣らず高いアニメーション技術を駆使した映像が魅力です。 スタジオジブリの社員をモデルにしたキャラクターが登場し、まるで同社の日常が垣間見えるような作品。この記事では、そんな『ギブリーズ』のepisode1とepisode2のあらすじを紹介していきます

『ギブリーズ』episode1のあらすじ

「食いしん坊の奥ちゃん」

制作部部長の奥平さんをモデルに、ブタのような顔で描かれたキャラクター・奥ちゃん。そのキャラクターを使って、口がなくても鼻を動かすことでしゃべっているように見せるアニメーション技術が紹介されます。 しかし、そのままではありきたりということで、ものを食べながら同時にしゃべらせれば面白いという話になり……。

「野中くんの初恋」

制作部管理室室長の野中くんは、あるとき「野中さんの初恋っていつ?片想いでもいいのよ」と聞かれ「じゃあ、何回かあるなあ」と答えます。初恋は1回だけ、とツッコまれ過去の思い出に浸っていると、上司から「顔が赤いよ、熱があるんじゃない?」と言われてしまいました。 その後、自転車で通勤している間にも初恋を思い返していると、うっかりギブリを通り過ぎてしまいます。気付いて立ち止まったところでまたしても物思いにふけっていると、呆れた顔の上司に肩を叩かれるのでした。

「元文学青年 今でもひそかに小説を書いているとか」

ゴマをすりながら目に「¥」のマークが浮かぶ社長室室長の室田さん。上からはお金が振ってきて、背中には「ゴマすりするのも多少の円」の張り紙が……。と思ったら、それはギブリスタッフが遊んでいたフィギュアでした。 室田さんに白い目で見られ、慌てるスタッフ。そこに「これが私のモットーです by室た」の文字が現れます。

「健康には気をつけてます」

空気を使って伸び縮みする首伸ばし機をみんなに見せる野中くん。「こうして背筋がのびるんですね」と言っていた彼ですが、伸ばしすぎて次の日病院に行くことに……。 ギブリに行くと、ゆかりさんがきちんと首伸ばし機を使っていました。

「バリバリのキャリアウーマン ゆかりさん」

机の上に乱雑に積み上げられた本の形から、野中くんはさまざまな山を連想していました。しかしそんなとき、本は崩れてしまいます。 そこに現れたのは、出版部部長のキャリアウーマン・ゆかりさん。彼女が「誰なのあたしの机をこんなにしたのは」と声を荒げると、そこには野中くんの姿が……。

「敵か味方か」

メモが見つからないと探し回る鈴木プロデューサー。「米ちゃ〜ん、あのメモどこやったか知らな〜い?」と尋ねると、彼は時計の中から現れ「このメモ?」と紙を差し出しました。 鈴木プロデューサーが「なんでそんなところに……」と尋ねると、米ちゃんは「むかしの習性が……ぬ、け、な、い」と時計からなかなか出れこられません。 実は米ちゃんは、1年3ヶ月前にスパイ(?)としてギブリに潜入。しかし改心したのか、今は接客上手な広報担当として働いているのでした。

「みんなのアイドル 蛍ちゃん」

「美しさに磨きをかけています」のテロップの後に現れた、制作部アニメーターの蛍ちゃん。最初はガングロギャルの姿でしたが、すぐに化粧にヒビが入って普通の顔が現れます。 その後、場面は切り替わり1999年の年明けに。会議では新作の公開が2001年に決まったとの情報が入ってきます。張り切ってわいわいと盛り上がるギブリの面々。 最後に宴会写真が登場し、「ギブリーズ!」の掛け声で幕を閉じます。

『ギブリーズ』episode2のあらすじ

「お昼」

『ギブリーズ episode2』(2002年)

アニメ制作会社スタジオギブリ。そこで働く奥ちゃんは、あるとき同僚の野中くんを昼食に誘います。しかし最近お昼はマンネリ気味。そこで彼らはOLのゆかりさんを誘って、新たな店を開拓しようと駅の向こう側まで行くことにします。

「カレーなる勝負」

『ギブリーズ episode2』(2002年)

彼らがたどり着いた店は、「安さと辛さで勝負 カレーショップ トシちゃん」。店主のトシちゃんに迎えられた3人が壁に貼ってあるメニューを見ると、辛くなるにつれて値段が安くなるシステムでした。しかも10倍の辛さだと代金は無料!さらに1000円のキャッシュバックがもらえるとのこと。 野中くんが3倍、奥ちゃんは5倍を注文しますが、店主に挑発されたゆかりさんは、10倍を注文してしまいます。しかしそこで、カレーは20分以内に完食しなければならないと言い出す店主。勝てば割引で、負けても完食すれば通常料金、しかし残すと倍の金額を払わなければならないとか。 3人は汗を流しながらカレーを食べ始めますが、真っ先に野中くんが倒れ、次に奥ちゃんが失格になってしまいます。 しかしゆかりさんは見事完食。1000円を受け取って店を出てギブリに戻った彼女は、店のことを知っている同僚から勝負の結果を聞かれ「もちろん勝ちました」と笑うのでした。

「ダンス」

『ギブリーズ episode2』(2002年)

奥ちゃん、野中くん、ゆかりさんが、華麗なダンスショーをくり広げます。

「美女と野中(やじゅう)」

『ギブリーズ episode2』(2002年)

深夜、電車で帰宅中の野中くん。本を読んでいた彼は、隣に座っていたきれいなお姉さんが寝ているのに気が付きます。そのうち彼女は、野中くんの肩にもたれてぐっすりと眠ってしまいました。 野中くんがドキドキしていると、そのうち電車は彼が降りる駅に到着。しかしお姉さんは、降りようとする野中くんの腕に抱きついて、離れてくれません。そうこうしているうちに、電車は発車してしまいました。諦めた彼は結局そのまま終点まで行き、タクシーで自宅に戻ることにします。

「初恋」

『ギブリーズ episode2』(2002年)

「初恋かあ……」という蛍ちゃんの一言で、野中くんは自身の初恋を思い出します。 相手は小学生のころのクラスメイトの愛ちゃん。運動会のフォークダンスで彼女とつないだ手をいつまでも洗えなかったり、わざわざ愛ちゃんの家の前を通るために遠回りして帰ったり、教室の後ろに貼ってある絵がいつも隣に並んでいて、友達にからかわれたりと、そんな淡い思い出の数々。 しかし中学に上がると愛ちゃんとは疎遠になり、恋は自然消滅したのでした。

『ギブリーズ』は知る人ぞ知るジブリアニメ

CGを駆使して、3Dの絵と手書きのクレヨン画のような絵を組み合わせた新感覚のアニメ「ギブリーズ」。episode1は、残念ながら現在合法的に観る手段がありませんが、episode2は『猫の恩返し』のDVD特典として収録されています。 ほかのジブリ作品とは一味違う、肩の力の抜けたアニメ「ギブリーズ」が気になった人は、ぜひチェックしてみてください!

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