2021年10月25日更新

声優・緒方恵美が乙骨憂太役に選ばれた理由は?キャラにぴったりの魅力に迫る【劇場版 呪術廻戦0】

漫画『呪術廻戦』の前日譚となる『劇場版 呪術廻戦 0』が2021年12月24日に公開されます。そして、その主人公を務める乙骨憂太(おっこつゆうた)の声を、声優の緒方恵美が演じると発表され、大きな話題となりました。 そこで本記事では緒方恵美が選出された理由や声優としての魅力、過去作まで徹底的に紹介していきます!

乙骨憂太の声優に緒方恵美が選ばれた理由は?

原作者の芥見下々は、乙骨憂太の雰囲気を「中性的で、柔らかさ、優しさがあった上で、大きな感情の振れ幅・落差もある」と捉えていました。そのキャラ性に合う声優の例として挙げたのが、緒方恵美だったのです。 そして監督含む全スタッフが緒方恵美の選出に納得します。こうして芥見下々の提案によって、スタッフ満場一致で緒方恵美の乙骨役起用が決定したのでした。 まさかの超大物の選出に周囲の人物も驚きを隠せないようで、アニメ『呪術廻戦』で主人公の虎杖悠仁(いたどりゆうじ)役を演じた榎木淳弥や、加茂憲紀(かものりとし)役を演じた日野聡らもTwitterで反応を見せています!

緒方恵美が選ばれたのは意外?ファンの反応を紹介

0巻では主人公を務め本編でも活躍が期待される乙骨は、作中でも屈指の人気キャラです。 それもあってファンの間では、声優が発表されるまで様々な予想が挙がっていました。しかし緒方恵美が選ばれたのは意外だったと、口々にファンは反応しています。 もともと少年らしさも残る爽やかなイメージから、声優予想には小野賢章や入野自由などの名前が出ていました。しかしいくら爽やかと言っても、乙骨の年齢設定からして女性声優の名前が上がることはなかったのです。またまさかのベテラン実力派声優の起用にも、意外性を感じていたようでした。 しかし発表後特報で解禁された乙骨の声を聞いたファンからは、「ナイスキャスト」「予想以上にハマってる」と多くの高評価が寄せられています!

乙骨憂太の声優・緒方恵美のプロフィール

緒方恵美は自身が所属する事務所「Breathe Arts」の代表を務める声優。活動当初から少年役を演じる機会が多く、高校生以上の男性に初めて声を当てた女性声優でもあります。 性別や年齢に縛りのない演技力が持ち味で、「男八段」の異名を持つ人気ベテラン声優です!

声優になったきっかけは?

ミュージカル女優として活躍していた緒方恵美ですが、激しい踊りが学生時代に痛めた腰を悪化させてしまっていました。そんな時劇団の解散も重なり、緒方の少年役は舞台で華があることから、当時のプロデューサーや演出家らが声優の道を勧めたのだそうです。 こんな話もあります。劇団の最終公演の準備をしていた時期、ある占い喫茶で、大きな出会いが半年後にあること、大きなチャンスが2年後に来ることを予言されたのだとか。 その言葉通り、半年後に最初の声優事務所に入り、2年後にはオーディションで主要キャラの声にぴったりだと合格。見事声優デビューを果たしています。

緒方恵美がこれまで演じたキャラを紹介!男性キャラ役の実績も

緒方恵美の声を知らない人は、乙骨の声優に女性が選出されたことを疑問に思うでしょう。しかし彼女の演じる男性キャラには、数多の信頼と実績があるのです。 そこで、彼女が演じてきた多くのキャラクターから、代表的な人物を紹介していきます!

蔵馬役/『幽☆遊☆白書』

冨樫義博の漫画をアニメ化した『幽☆遊☆白書』。主人公の浦飯幽助が子どもかばい命を落とすも、人間に害を及ぼす妖怪を退治することを条件に生き返り、仲間と共に活躍するという物語です。 そんな作品で、緒方恵美は浦飯のブレーンとして活躍する蔵馬役を務めました。 中性的な容姿の蔵馬は、実は狐が妖怪化した妖狐ですが人間界では南野秀一として暮らしています。慕っている母の重い病を浦飯幽助らの協力により回復させることができたため、幽助の仲間に。 オーディションでの挨拶の地声が絶賛されデビューに至った記念作『幽☆遊☆白書』の蔵馬は、緒方が数多く担当した少年・青年役の中でも代表的なキャラクターとなっています。

冷羽・松風役/『吸血姫美夕』

永遠の14歳の吸血姫・美夕が主人公の『吸血姫美夕』。闇の世界から人間界にやって来る“はぐれ神魔”たちを、監視者として闇へ帰す任務を負った美夕の戦いを描いた物語です。 本作で緒方恵美が務めたのは、冷羽と松風の二役。冷羽は“神魔”の中でも監視者を守る役目である“守護神魔”の娘で、松風は冷羽が持つ御所人形でした。連続するセリフの中でみせた、少女声の冷羽と少年声の松風の演じ分けが見事です。 少年の役を得意としながらも、男女問わず声優をこなす緒方。イラストだけでは男か女か判別できない役について、緒方ならどちらでもいけるだろうとディレクターが言ったことがキャスティングのきっかけでした。

碇シンジ役/『新世紀エヴァンゲリオン』

アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』惣流アスカ、碇シンジ、綾波レイ
©ADV Films/Photofest/Zetaimage

緒方恵美を語る上で、やはり『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジ役は外せません。庵野秀明監督によるSFアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』は、人型決戦兵器の“エヴァンゲリオン”を操り、謎の敵・使徒に挑む少年少女たちの過酷な戦いを描いた人気作です。 本作の主人公・碇シンジは、EVA初号機のパイロット。14歳の少年のナイーブさや苦悩を丁寧に演じた緒方は、役にハマりすぎて「役が降りてくる」と言います。 緒方がシンジ役とシンクロした驚愕のエピソードですが、劇場版のアフレコで胸を焼かれ絶叫する演技をした後に喉にチリチリという違和感があり病院に行ったところ、声帯を痛めたわけではなく気管の内側が本当に軽い火傷を負った状態になっていたとか。

乙骨憂太の声優・緒方恵美の演技に期待が止まらない【劇場版 呪術廻戦0】

呪術廻戦 0
(C)2021 「劇場版 呪術廻戦0」製作委員会(C)芥見下々/集英社

乙骨憂太の声優として緒方を起用し、アニメ界に波紋を呼んだ『劇場版 呪術廻戦 0』。碇シンジ役などを演じてきた緒方であれば、驚きはあれど誰もが納得する選出なのではないでしょうか。 声優もさることながら、大人気漫画『呪術廻戦』初の劇場版である本作は内容も大きな注目を集めています。原作をどのように映画で表現するのか、「呪術廻戦0巻」を読みながら公開を心待ちにしましょう!