乙骨憂太(おっこつゆうた)の強さの秘密とは?リカちゃんとの過去から現在の活躍まで解説【呪術廻戦】
アニメも大好評を博し、原作の展開も大きな話題となっている『呪術廻戦』。 本作には個性豊かなキャラクターが多数登場しますが、この記事では特に人気の高い乙骨憂太について徹底解説!気になる祈本里香との関係や、現在までの活躍をしっかりと紹介し、その魅力に深く迫っていきます。 ※この記事は『呪術廻戦』の重大なネタバレを含みます。
【プロフィール】乙骨憂太(おっこつゆうた)とは
『呪術廻戦』0巻では、物語の主人公として描かれた乙骨憂太。0巻は彼が呪術高専に入学する前から1年生の時の話が中心となっています。 入学当初の彼は前の学校でいじめを受けていたせいか、気弱な印象の少年でした。髪型も0巻登場時は表紙の髪型とは違い、短めでぼさぼさな頭をしています。
優しい性格なのに最強レベルの呪術師!そのギャップが魅力的です。
【かっこいい・強すぎ】乙骨憂太はなぜ強い?
強いと言われる理由
- 五条悟を超える呪力量と呪力による身体能力の強化
- 他人共に治療可能な反転術式の使い手は家入硝子・宿儺・乙骨憂太のみ
- 呪術戦の極致である「領域展開」を会得している
- 「リカ」と接続中の5分間、術式「模倣」の使用・呪力供給・リカの完全顕現が可能
戦ってもめっちゃ強いし自分も他人も治せるし、1人で全部できちゃうじゃん。里香ちゃんがいなくなってもリカちゃんがいるからチートすぎる。五条もそうなんだけど、本当にこの人味方で良かったー!ってタイプのキャラクター。
術式「模倣」が反則。いろいろな発動条件があるものの、それでもコピー能力は強すぎる。しかもその能力をさらに強化する領域展開まで登場して、もう手の付けようがありません……!
【術式・領域展開】乙骨憂太の現在の強さは?
相手の能力をコピーできる術式に加え、それをさらに強化できる最強クラスの領域展開。加えて彼には無尽蔵の呪力やリカまでついています。おそらく乙骨の強さは作中最強レベルに達しており、ほとんどの呪術師・呪霊は太刀打ちできないでしょう。 ここからはそんな彼が持つ各能力について詳細に解説していきます。
特級過呪怨霊「里香」
呪術高専に入学した際、乙骨の1番の武器となっていたのが特級過呪怨霊「里香」です。この「里香」は生前、彼と将来を誓い合った幼馴染みでした。しかし不運な事故により11歳で命を落とした彼女は、呪霊として顕現し乙骨と主従関係を結んだのです。 里香の強さは作中に登場した呪霊と比べても圧倒的でした。ランクも特級過呪怨霊である里香は、特級呪霊よりも強く「呪いの女王」と称されるほど。特に呪力の変幻自在ぶりは驚異的で、この能力によって乙骨は術式のコピーなども平気でおこなっていました。 しかし想いの強さからかやや暴走的な面もあり、乙骨に近付く人間を無差別に攻撃する姿も描かれています。すでに0巻の時点で彼は主従契約を破棄しており、里香は解呪され綺麗な姿で成仏していました。
底無しの呪力
里香を呪っていたのは乙骨です。したがって里香の「底なしの呪力」は彼のものとなります。彼は里香を使わないときは、刀に呪力を込めて戦っていました。 乙骨は夏油戦で刀が壊れたあと、拳に呪力を込め夏油の顔面を強打しています。さらに夏油により瀕死の状態に追い込まれた同級生に反転術式を用い、治療しました。 夏油戦は戦闘に回復と乙骨の「底なしの呪力」を見せつけた戦いといえるでしょう。
リカ
里香の解呪後、乙骨が使役しているリカ。こちらは里香が残していった外付けの術式となっており、里香本人とは別物となっています。リカは呪力を自身の内に備蓄しているほか、様々な呪具を格納し乙骨の戦闘をサポート。 また乙骨が里香の遺品である指輪を通して繋がることで、リカは完全顕現することが可能です。この状態になるとリカからの呪力供給が開始され、乙骨が持つ本来の術式も使用できるようになります。さらにリカ自身の能力も大幅に上昇し、単体でも高い戦闘力を発揮できる状態に。 ただ完全顕現は5分程度しか使えないため、常時その強さを維持できるわけではありません。
乙骨の術式は模倣(コピー)
死滅回游での戦闘では、乙骨本人が持つ術式が「模倣(コピー)」であることが確定しました。これはリカと接続している5分間のみ、他者の術式をコピーして使用できるというもの。 時間制限はあるものの便利な能力であることには変わりなく、彼が特級に認定されたのもこの術式によるところが大きいでしょう。 ただこちらの術式を使うにはリカの完全顕現のほかにも、いくつかの使用条件がある模様。その内容はまだ確定ではありませんが、作中では「リカがコピー対象となる呪術師の身体の一部を食べる」ことが術式使用の条件だとほのめかされています。 そしてそれ以外にもまだ隠された条件があるのかもしれません。
乙骨が模倣(コピー)した術式一覧
- 呪言(狗巻棘)
- 式神術(ドルゥヴ・ラクダワラ)
- 空を操る術式(烏鷺亨子)
- 邪去侮の梯子(来栖華)
- G戦杖(シャルル・ベルナール)
- 捌(両面宿儺)
反転術式
五条や家入など、作中でも限られた高等呪術師のみが使用する反転術式。反転術式で可能なのは、“自身の治癒”と“他人の治癒”の2つです。そして他人の治癒は五条でさえも不可能である、複雑な技術を要する高等テクニックでした。 しかし乙骨は呪術を学んで日の浅い段階で、「他人を治癒する反転術式」を使用できるようになっているのです。0巻では夏油と戦い重傷を負った狗巻と真希を、反転術式で治癒する姿が描かれています。 また本編でも1度殺した虎杖を、乙骨は反転術式で蘇生させていました。反転術式では、完全に死んだ人間の蘇生は不可能だと言われています。それでは虎杖をどのように蘇生させたのか、彼の反転術式にはより高度な技術が使用されているのかもしれません。
乙骨の領域展開「真贋相愛(しんがんそうあい)」
宿儺との戦いでついに使用された領域展開「真贋相愛(しんがんそうあい)」。こちらは発動すると周囲に建物の残骸や大きな水引が現れ、足元には無数の刀が出現します。この領域は乙骨の術式を強化するものとなっており、なんと模倣(コピー)を無制限に使用することが可能。 乙骨はこの領域がある限り、リカの完全顕現なしで術式を使い続けることができるのです。しかもコピーした術式を領域展開に付与し、必中効果を追加することも可能。つまり真贋相愛は無限の効果を持つ領域展開。作中に登場するなかでも最強クラスの技と言えるでしょう。
黒閃
原作漫画の中で乙骨が「黒閃」を使用する描写はありません。しかし劇場版では夏油を殴り飛ばすシーンで黒閃を披露しており、ファンの間では「かっこよすぎる」と話題になっています。 この黒閃使用は劇場版オリジナル要素ですが、さすがに設定上使用できない技をキャラに使わせることはないでしょう。そのため今後は原作でも、乙骨が黒閃を披露するシーンが描かれるのではないかと予想されます。 彼のますますの活躍が楽しみですね。
【現在】乙骨憂太の動向を解説!
①【映画のその後】海外に滞在!
乙骨が海外にいたことは、交流戦が始まる前に伏黒の口から明かされています。海外のどのあたりにいたのかは、原作33話の扉絵にヒントがありました。 彼はミゲルとともに行動している様子。ミゲルは交流戦の乱入してきた敵組織の1人で、五条を一定時間足止めしたキャラクターです。 扉絵の背景にはバオバブの木が描かれているので、彼が赴いていたのは南米マダガスカル付近と予想できます。 また原作145話にて、乙骨が海外に出向いていた目的が明かされました。それは「ミゲルの故郷で作られていた呪具『黒縄』を手に入れてくること」です。 「黒縄」は五条にさえ「珍しい」と言わせた呪具でした。しかし乙骨は結局発見できなかったとのこと。もともとは敵であったミゲルとの関係は詳しく判明していませんが、悪くない関係を築いている様子でした。
②乙骨憂太が本編で登場!虎杖の処刑執行人に?
137話の舞台は渋谷事変で荒廃してしまった東京の中心、深夜1時頃の銀座です。誰もいないコンビニで、食べ物を漁っていた少女に、外から「おいでおいで」と不気味な人物が声を掛けます。 しかしこの人物は人間ではなく、少女を食べようとする呪霊でした。わなにかかった少女が呪霊に食べられそうになったその時、間一髪のところである青年が呪霊を祓います。この青年こそ、乙骨憂太だったのです。 実は乙骨は、呪術上層部より「虎杖悠仁の死刑執行」を任されていました。彼は「五条先生の教え子とか関係ない」「彼は渋谷で狗巻の腕を落としました」と言い「虎杖悠仁は僕が殺します」と上層部に伝えています。
全ては演技だったことが発覚!
圧倒的な実力で心臓を貫き、虎杖を殺してしまった乙骨。しかし彼はすぐに反転術式で虎杖を蘇生し、安堵の声を漏らします。実は乙骨の態度や虎杖抹殺指令の遂行はすべて演技であり、彼は虎杖達の味方だったのです。 乙骨は五条から、「自分に何かあったら1年生や2年生を頼む」と声をかけられていました。しかし表向きは上層部に従順でなくてはなりません。そのため彼は上層部を騙すため虎杖を1度実際に殺し、生き返らせる方法を選んだのでした。 乙骨は自身と同じ境遇にある虎杖を特に気にしていた様子。演技だと判明した後は彼らしい柔和な表情を見せ、仲間を思いやる姿も描かれています。
③死滅回游の参加者として偵察任務を果たす?
虎杖や伏黒とともに天元のもとを訪れた乙骨は、加茂憲倫こと羂索(けんじゃく)が「天元と人類の同化」を目論んでいると知ります。天元は「無為天変で人類と自身が融合すれば、人類は滅び永遠に互いを呪いあう地獄が完成する」と語りました。 それを阻止するのに最も重要な事項が、五条悟の解放です。五条が封印されている獄門疆「裏」を見せ、「術式を解く術式」を持つ天使こと来栖華への協力要請を打診する天元。 彼女は羂索が仕組んだ術者同士の殺し合い「死滅回游」に参加しており、天元の話を聞いた乙骨らは、「死滅回游」に乗じての作戦決行を決めました。さらには、伏黒の姉・津美紀の救出も同時に行うことに。 こうして各々が役割の遂行に動き出し、乙骨は先に「死滅回游」に参加する偵察任務に就いたのでした。
④仙台結界(コロニー)での死闘!
バラバラに行動し始めた呪術高専のメンバー。乙骨はコロニーの1つである「仙台結界(コロニー)」に突入します。 そこでは過去の呪術師である「ドルゥヴ・ラクダワラ」「石流龍(いしごおりりゅう)」「烏鷺亨子(うろたかこ)」や特級呪霊である「黒沐死(くろうるし)」などの錚々たるメンツが戦いを繰り広げていました。 しかし乙骨は、既に91点を獲得していた実力者・ドルゥヴをいきなり撃破。さらに黒沐死も倒す活躍を見せます。そこからは乙骨・烏鷺・石流の三つ巴の戦いが始まり、3人同時に「領域展開」を放とうとするなど、戦いは激しさを増していきました。 三つ巴の戦いは、最終的に石流が烏鷺を撃破、乙骨が石流を撃破して終結します。死滅回游を打破するためにポイントを集めていた乙骨は、無事烏鷺と石流からポイントをもらい、190点を一気に獲得しました。 仙台結界での乱戦を経て、一部の京都校も含め高専の仲間と合流。虎杖たちが来栖への協力要請に成功しており、五条の解放に向けて動き出しました。その後、乙骨は復活した五条と伏黒恵に器を乗り換えた宿儺の戦いを見守っています。
⑤【本誌最新ネタバレ】羂索、宿儺との激闘を展開!
本誌では羂索・宿儺VS呪術師の総力戦が開始!乙骨はまず岩手コロニーに出向き、高羽史彦と戦っていた羂索を襲撃します。高羽との戦闘で集中が途切れた羂索はその奇襲に対応できず、首を斬り落とされることに。 そして岩手コロニーから戻った乙骨は宿儺との戦いに参加。窮地に陥っていた虎杖を助ける形となり、ここでついに乙骨の領域展開が発動します。様々な術式コピーを使用しながら戦い続ける乙骨と、それをサポートする虎杖。 この連携により大ダメージを受けた宿儺ですが、強烈な斬撃を繰り出し今度は乙骨たちが追い詰められることに……。しかしそこに真希が現れ、宿儺の身体を刀で貫くことに成功します。
【死亡説】乙骨憂太の今後はどうなる?
2024年2月現在、本誌では乙骨憂太の生存状況が不明となっています。 なんと乙骨は宿儺との戦いで強烈な斬撃を食らい、致命傷を受けてしまったのです。まだその後の展開が描かれていないため現状の安否は不明。ただ発動していた真贋相愛の一部が残り続けていたため、まだ生存しているのではないかと思われます。 しかしながら戦いはまだまだ終わりが見えない状況。場合によっては宿儺との戦いで、乙骨が死亡する展開もあるかもしれません……。
【過去】リカちゃんとの出会い
遂に本編で再登場を果たした乙骨ですが、『呪術廻戦』0巻では主人公として描かれています。謎に包まれた彼の秘密を詳しく知りたい方は0巻を読んでみてください。
特級過呪怨霊「里香」に取り憑かれてクラスメイトを呪殺
乙骨の過去を語るうえで外せないのが、幼馴染である祈本里香の存在です。彼と里香は幼少期に、将来結婚すると約束しました。しかし里香は乙骨の目の前で車にひかれて亡くなってしまいます。それ以来彼は里香に呪われていました。 成長した乙骨はクラスでいじめられてしまいます。自信なく気弱そうで、いじめを怖がっているように見えますが、彼が本当に恐れていたのは里香の呪いでした。 乙骨を害したものに報復を与えてしまう里香の呪い。実際に彼をイジメていた生徒は、生きてはいたものの無惨な姿でロッカーに詰め込まれ重傷を負っています。
五条に連れられ呪術高専に特級術師として入学
乙骨は箱詰め事件のこともあり、呪術師に拘束され秘匿死刑が決定されてしまいます。そんな彼の前に呪術高専の教師・五条悟が現れました。 五条は才能ある若者をみすみす死なせることを拒み、乙骨を呪術高専へと入学させます。彼は里香の呪力の高さから入学早々特級呪術師に。日本には乙骨・五条含め4人しか特級術師はいないので、入学当初から特級扱いなのは異例のことでした。 同級生は3人。生きる希望を失くしていた乙骨は、個性的で優しい同級生たちと触れ合い成長していきます。
実は呪われていたのは乙骨ではなかった……?
呪術高専に入学して前向きになった乙骨は、里香の呪いを解くことを目標とします。ある日強力な呪霊である里香を自分のものとするため、呪術高専に夏油が襲撃してきました。 乙骨は夏油を倒すため“愛してるよ里香。一緒に逝こう”といい、自分の命を犠牲に里香の呪力制限を解除。なんとか夏油を倒します。 戦いを終えると、里香の方が乙骨を呪ったわけではないことが判明しました。里香が呪霊となったのは、彼女の死を乙骨が強く拒んだからという理由だったのです。つまり里香が彼を呪ったのではなく、乙骨が彼女を呪っていたのでした。 この事実が明らかになったところで、乙骨は里香との主従契約を破棄し、里香の解呪に成功します。里香は最後に“この6年間楽しかった”と言い残し去りました。それからも彼は里香との婚約指輪をずっとつけ続けています。
【子孫】五条悟との繋がりがあった?
乙骨憂太は菅原道真の子孫であり、五条悟とは遠縁の親戚にあたります。 菅原道真は日本三大怨霊の1人で、かつては大物呪術師でした。同じ菅原道真の子孫である五条悟は、呪術師最強とまで言われていて、乙骨も同様のポテンシャルを秘めていると考えられます。 ただし物語本編では里香もいなくなり、実際に乙骨と五条が戦ったとして互角に戦えるかは不明。里香がいる時に使っていた術式が、本編の時間軸で使えるかもわかっていません。さらにいえば彼は未だ学生の身であり、成長途中だと言えます。
【関係】乙骨憂太と他キャラの関係性
祈本里香
祈本里香と乙骨は小学校の頃に仲良くしており、半ば本気で結婚の約束をするほどの関係でした。しかし里香は後に乙骨の目の前で車に轢かれ、あっけなく命を落としてしまいます。その後里香は特級過呪怨霊として乙骨に憑くことに……。 「0」のラストで里香は解呪され成仏しましたが、呪霊として乙骨と過ごした時間が生きているときより幸せだったと語っていました。 乙骨がその後引き連れている「リカ」は「里香」とは似て非なる存在で、普段は不完全な姿をしています。しかし指輪を通じて完全顕現させたり、その膨大な呪力を供給してもらったりすることが可能です。
五条悟
五条悟は乙骨にとって呪術師としての生き方を教えてくれた恩師です。里香のせいで秘匿死刑になりそうだったところを、条件付きで助けてくれた命の恩人でもあります。 五条は乙骨のことを高く評価しており、いずれ自分に並ぶ存在になるだろうと語ったことも。当然、乙骨も最強の呪術師である五条に信頼を寄せています。 実は乙骨は日本三大怨霊・菅原道真の子孫であり、五条とは超遠縁ではあるものの親戚関係です。彼が呪術師としてすぐれた素質を持ち合わせているのは、御三家である五条家とつながりがあるというのも大きいのかもしれません。
狗巻棘
同級生の狗巻棘とは、仲の良い友人同士です。奥手な乙骨は最初こそ狗巻の(おにぎりの具しか喋らない)キャラにビビるものの、呪霊退治をきっかけに通じ合いました。 自分の力の大きさに人生を振り回されるという意味で、乙骨と狗巻には共通点があります。そのため狗巻は何かと乙骨のことを気にかけていました。 乙骨は狗巻の術式である「呪言」をコピーして作中で何回か使用しています。使いやすい能力ということもありますが、元々の使用者に好感を持っているから多用しているのかもしれませんね。 2人が仲良くなるきっかけのエピソードは『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』で描かれています。気になる人はぜひ読んでみてください。
禪院真希
禪院真希と乙骨は呪術高専でともに学んできた同級生同士です。正反対の性格のふたりは当初あまり相性がいいとはいえず、特に真希は乙骨に対する嫌悪感をあらわにしていました。しかしともに時間を過ごすうち、お互い信頼関係を築くようになっていきます。 真希は乙骨に呪術師として生きる心構えを与えたといえる存在でもあり、乙骨は彼女を恩人として強く慕っているようす。ちなみに刀の振るい方をはじめとした戦闘術の基礎を乙骨に叩きこんだのも真希です。 パンダは真希が乙骨に恋愛感情を持っていると考えているようで、しょっちゅうふたりの関係をからかっています。しかし実際のところどうなのかははっきりとは描かれていません。
パンダ
パンダと乙骨も同級生の関係にあたりますが、真希とはちがって最初から良好な関係を築いています。初対面時、乙骨は「なんでパンダが?」と疑問には思っていたものの、五条たちが特に説明をしなかったため普通に流されていました。 ツンケンしてばかりの真希についてさりげなくフォローを入れるなど、コミュ力が高く気遣いもできるパンダ。乙骨たちの学年が皆仲良しなのは、彼の存在のおかげでもあるのかもしれません。悪ノリや恋バナが大好きで、そのあたりのテンションは乙骨とはあまり合わなさそうです。
ミゲル
ミゲルはもともと夏油傑陣営に属しており、乙骨と直接の面識はなかったものの敵対関係にありました。しかし百鬼夜行で夏油が死亡してからは、組織を抜けてフリーになります。それから五条に見つかり高専に協力することになったようです。 乙骨は「黒縄」という呪具を探すため海外任務に出かけており、その際案内役としてミゲルが付き添っています。ミゲルは五条を非常に嫌っている一方、その教え子的存在である乙骨のことはわりと気に入っているようです。
虎杖悠仁
虎杖悠仁は乙骨にとって1個下の後輩です。「運命のいたずらで呪いを身に宿すことになった」「死刑になりかけて五条に救われた」という経歴が共通しており、乙骨はまだ会っていないときから虎杖のことを気にかけていました。 初対面の際、乙骨は「死刑執行役」として虎杖を本気で殺害しようとしてきますが、後にそれが上層部をあざむくための演技だったことも発覚。その後は良き先輩として協力的な姿勢を見せています。
伏黒恵
乙骨と伏黒恵は先輩後輩の関係にあたり、乙骨が海外に行く前から交流がありました。 濃すぎる2年生のなかでは比較的まともな性格をしているためか、伏黒は乙骨を「唯一手放しで尊敬できる人」と評しています。 ふたりの関係性については作中では詳しく描かれていませんが、こうした発言から伏黒が乙骨を慕っていることは確かです。乙骨が新入生の伏黒を可愛がった過去もあるのかもしれません。
【声優】乙骨憂太役:緒方恵美
乙骨憂太の声優を務めるのは緒方恵美。これまでさまざまな声優のキャスティングが予想されていましたが、原作者自ら「中性的なイメージ」と語る乙骨憂太のイメージにぴったりな配役となりました。 また“MAPPAの本気がすごい”と話題になったTVアニメ版と同じく、劇場版もMAPPAが制作を担当。愛にもスポットが当てられている本作が聖夜に公開されるとあって、ファンの期待も高まりました。
【名言・名セリフ】SNSで話題に!
「失礼だな…純愛だよ」
乙骨憂太の代名詞とも言える名言。夏油傑の術式の奥義「極ノ番 うずまき」に対抗すべく、自分を里香に捧げることで、彼女のリミッターを解除しようとします。夏油に「そう来るか!女誑しめ」と言われて、すぐに「純愛」だと返しました。 里香への気持ちも、その力を使って仲間を守りたい気持ちも、乙骨の純粋な感情が伝わってきます。
「蝶よりも 花よりも 丁重に扱え…‼」
夏油との戦いで怪我を負ってしまったパンダ、狗巻、真希。里香は唯一、女性である真希に「お前ばっかり!」と嫉妬して殺そうとしました。 その時、乙骨が「その人は僕の恩人だ」と瞳孔まで開いて激高。「里香ちゃん第一」に見えるだけに衝撃的ですが、友達思いな人柄が詰まっています。乙骨からすれば、自分が大切なものを里香にも大切にしてほしかったのでしょうか?
「僕が大切にしている人達が 君を大切にしているからだよ」
渋谷事変の終盤、虎杖は上層部を欺くという危険を犯して助けてくれた乙骨に対し、「なぜそこまでしてくれるのか」と疑問を抱きます。 乙骨としては、五条から虎杖のことを頼まれていた上に、自分たちの大切な後輩。同じ秘匿死刑を言い渡された存在としても思うところがあったはずです。望まない力と孤独から救ってくれた人たちが、彼にとってどれほど大切かがわかりますね。
【人気】乙骨憂太の読者人気はどのくらい?
『呪術廻戦』ではこれまで全3回人気投票がおこなわれてきましたが、乙骨はそれぞれ7位、8位、5位にランクインしています。彼より上にいるのは虎杖や伏黒、五条といった人気のメインキャラばかりなので、登場回数の差から考えてもかなりの善戦といえるのではないでしょうか。 乙骨は普段はおとなしく心優しい人物ですが、戦闘時には冷酷な表情を見せることもしばしば。そのギャップの激しさや、呪いとなった里香をも愛する一途さなどが人気の理由として挙げられます。もちろん中性的で整った顔立ちといったビジュアル面の魅力もそのひとつです。 今後はよりいっそう活躍シーンが増えるはずなので、ますます読者の心を惹きつけてくれそうですね!
乙骨憂太の強さは底なし!今後の活躍からも目が離せない
本作のもうひとりの主人公とでも言うべき存在で、大活躍を続ける乙骨憂太。 宿儺や羂索との戦いも佳境に突入し、ここから乙骨たちのさらなる激闘が描かれると思われます。これを機に『呪術廻戦』を改めてチェックし、今後の劇的展開に備えてみてはいかがでしょうか!