『呪術廻戦』を実写化するなら？五条悟や夏油のキャストを真剣に考えてみた

アニメ界に彗星の如く現れ、“ポスト『鬼滅の刃』”と称された『呪術廻戦』。原作は芥見下々による同名漫画で、『週刊少年ジャンプ』の看板タイトルです。 そんな本作も多くの人気漫画と同じく、実写化を噂する声がちらほら……。もし本当に実写化するなら、あらすじやキャストはどうなるのでしょうか？ciatr編集部で会議を開き、高専メンバーや主要呪詛師のキャストを予想しました！ ※この記事の内容はあくまでもciatr編集部独自の予想であり、公式の情報とは関係ありません。

実写版は原作がまだ完結しておらず、アニメ版の好調で今後も安定した人気が見込めることから、シリーズ化する可能性が高いと思われます。 第1弾は続編制作を想定して、1～4巻(アニメ1期1クール目)を実写化すると予想。両面宿儺についてや最初の廃ビルの任務など、吉野順平のエピソードに至る必須のくだりを上手くまとめ、真人をラスボスに設定するかもしれません。 ラストは虎杖悠仁＆七海健人VS真人を経て、順平の事件のてん末が描かれるでしょう。

主題歌は『呪術廻戦』の和テイストな雰囲気や、ダークファンタジーの世界観を表現するため、少し繊細で暗い曲調のロックになるのでは？ 候補はアニメ版の主題歌「廻廻奇譚」が人気のEveのほか、「うっせぇわ」で話題沸騰中のAdo、文学的な歌詞とギターを融合させたヨルシカ。令和ならではの、強いメッセージ性を持つ音楽を奏でる新鋭を起用し、邦ロックの路線で攻めると予想しました。

主人公の虎杖悠仁は、東京都立呪術高等専門学校(東京校)の1年生。特級呪物「両面宿儺」の器足り得る適正と、強い精神力を持ちます。 現状、術式は存在しないものの、作中随一のフィジカルを誇る悠仁。そんな彼のキャストは、爽やかな笑顔と裏腹に逞しい筋肉を持つ岡田健史が適任かもしれません。映画『奥様は、取り扱い注意』(2021年)では、空手を取り入れたアクションも披露しました。

胸キュンのラブコメから、出世作の『家政婦のミタ』(2011年)といったシリアスものまで、幅広い作品に出演する中川大志。重たい事情を背負う好青年の役も演じており、死刑になる未来が決定している悠仁に似合うかもしれません。

最後の候補はKing & Princeのメンバーであり、主演映画『かぐや様は告らせたい』(2019年)がヒットするなど、大活躍中の平野紫耀です！ドッキリに弱く天然のイメージがあるので、悠仁の素直な一面を際立たせてくれるでしょう。

伏黒恵は東京校の1年生で唯一の2級呪術師。父親が御三家の一角・禪院の血を引いており、影絵を式神として操る相伝の術式「十種影法術」を使用します。 潜在能力の塊なエリートを演じるなら、2019年に連ドラの初主演を勝ち取り、同年代で頭ひとつ抜けた躍進を見せる神尾楓珠が候補になるでしょう。2020年には『オオカミくんには騙されない』のMCに抜擢され、マルチに活動しています。

悠仁とは対照的にクールなので、横浜流星が合うのでは？との意見もありました。 『私たちはどうかしている』(2020年)では、恵と同じく生まれが複雑な役柄を演じた横浜。空手が得意なことも知られており、アクションもお手の物でしょう！

3人目の候補は、『デスノート』(2015年)や『斉木楠雄のψ難』(2017年)など、実写化ではお馴染みとなった山﨑賢人です。恵は一見すると冷静ですが、内に熱いものを秘めたキャラなので、若手実力派の山﨑が演じてくれたら安心ですね。

釘崎野薔薇は1年生トリオの紅一点で3級呪術師。術式は打ち込んだ五寸釘から呪力を流し込む「芻霊呪法」です。排他的な田舎に嫌気が差し、上京するために呪術師になりました。 いい意味で気が強く、おしゃれが好きな美人を演じる若手女優として思い浮かぶのが、モデルとしても活躍する山本舞香です。『東京喰種 トーキョーグール【S】』(2019年)でも男勝りなヒロインを演じているので、似合うかもしれませんね。

本作のヒロインなので、『俺物語‼』(2015年)や『帝一の國』(2017年)など、実写化作品への出演経験が豊富な永野芽郁も候補に！快活で明るいキャラは、永野が『半分、青い』(2018年)で演じた楡野鈴愛とも重なるのではないでしょうか。

五条悟は1年トリオの担任で、日本に4人しかいない特級呪術師。御三家の一角・五条家の当主にして、相伝の術式「無下限呪術」、「六眼」をあわせ持つ最強の呪術師です。 規格外な五条悟のキャストは今回の会議でも議論が白熱しましたが、新田真剣佑 をはじめイケメン俳優から4人を選出！真剣佑はバチバチのまつ毛を100％再現できる上に、「るろうに剣心」完結編では五条に近い銀髪の役を演じました。

五条はいわゆる“身体はムキムキなのに童顔”系のキャラで、美しすぎる素顔も話題です。 ベビーフェイスな俳優といえば、抜群のスタイルも兼ね備えた向井理が思い浮かびます。五条とは10歳の年の差がありますが、安定の演技力でカバーしてくれるでしょう！

岡田将生も向井と同じく童顔なのに、表情に隠しきれない色気が漂うイケメン俳優です。 透き通るような肌もスラッとしたスタイルも、五条を演じるならばハマるかもしれません。また『告白』(2010年)や『星の子』(2020年)でも、学校の先生の役を演じています。

『ブロードウェイと銃弾』(2018年初演)など、主にミュージカルで活躍する城田優。ハーフだからこその彫りの深い顔立ち、190cmの長身は舞台でも映えます。身長90cm代の俳優は貴重ですし、その点では1番の候補かもしれません。

七海健人は五条の1学年下の後輩で、東京校に所属する1級呪術師。術式は対象の長さを7：3の比率で分けた点に攻撃を当てる「十劃呪法」です。 脱サラ呪術師という異色の経歴を持ち、自分にも他人にも厳しい七海。悠仁たちを導く姿は、賀来賢人が『ちはやふる -結び-』(2018年)で演じた周防名人と重なるのでは？賀来はコメディセンスが抜群ですが、シリアスな演技も定評がある実力派です！

七海は塩顔系のイケメンで、身長約184cmという抜群のスタイルが特徴です。身長が同じなので、再現度を重視するなら宮沢氷魚！との意見がありました。 宮沢は『騙し絵の牙』(2021年)などの注目作にも出演しており、話題性は十分でしょう！

東京校2年生で準1級呪術師の狗巻棘は、発する言葉に呪力が込もる「呪言師」の末裔。自分や他人を無意識に呪わないように、おにぎりの具でしか会話しません。 後輩たちと比べて小柄で、男子陣の中ではかわいらしい顔立ちをしていることから、編集部ではゆうたろうを推す声がありました。独特の世界観を持っているので、個性の強いキャラをうまく演じてくれるはずです！

狗巻は普段と戦闘時とのギャップもあるため、最も演技力を必要とする役かもしれません。 若手実力派と言えば、大河ドラマ『青天を衝け』(2021年)の主演に抜擢された吉沢亮です。狗巻は素顔がイケメンと話題になっていますが、吉沢であればファンも納得でしょう。

禪院真希は東京校の2年生で4級呪術師。禪院家26代当主・直毘人の姪ですが、生まれながらに呪力がないため術式が使えません。 落ちこぼれの烙印を押されても、実家を見返そうとする芯の強さや姉御肌な一面があることから、会議では松岡茉優の名が挙がりました。「ちはやふる」シリーズなどでも、勝気なクールビューティーを演じたので適任でしょう。

真希は呪力がない代わりに、「天与呪縛」による高い身体能力を持ちます。呪力を込めた武具「呪具」を使う接近戦が多くなるため、土屋太鳳も候補になるのでは？ 土屋は体育大学の出身ですし、「るろうに剣心」シリーズや『今際の国のアリス』(2020年)などでは、華麗なアクションを披露しています。

東京校の学長・夜蛾正道は、熱いハートと思慮深さを持つ教育者。呪骸を操る「傀儡呪術学」の第一人者で、五条や家入の元担任でもあります。 実写化キャストは、サングラスをかけた強面や大柄な体格からキャラのモデルとして噂される、蝶野正洋を置いて他にいないでしょう！

家入硝子は五条や夏油の同期で、東京校に所属する医師。生のエネルギーを生む「反転術式」が使え、他者も治療できる貴重な人材です。 キャラクター像は違いますが、月9「トレース」(2019年)のタートルネック＆白衣姿が似合っていた、新木優子が候補に浮上。濃い隈が印象的なダウナー美女をどう演じるのか、気になりますね！

東堂葵は京都校の3年生で、学内で一目置かれる1級呪術師。術式は範囲内の対象同士の位置を入れ替える術式「不義遊戯」です。 女性の好みが合致した悠仁を「ブラザー」と呼ぶ兄貴分なので、役としても業界内でも兄貴のイメージがある、鈴木亮平がハマるかもしれません。筋骨隆々とした190cmの巨体も、徹底した役作りで再現してくれるはず！

西宮桃は京都校3年生で2級呪術師。術式は愛用の竹箒を自在に操る「付喪操術」です。 小柄でかわいらしい見た目と裏腹に、ツンケンした態度が目立つ西宮。『親バカ青春白書』(2020年)などで鋭いツッコミを披露した今田美桜であれば、その尖った部分も愛嬌として表現できるかもしれません。

三輪霞は京都校の2年生。貧乏な家計を支えるため、3級呪術師から昇級を目指します。術式は範囲内の敵をフルオートで迎撃する「シン・陰流」です。 ミーハーで“ポンコツかわいい”キャラが似合う女優は、森七菜ではないでしょうか？CMでも見せる天真爛漫っぷりを発揮し、キュートに演じてくれるはずです。

乙骨憂太は東京校の2年生で、底なしの呪力と術式コピー能力を持つ特級呪術師です。以前は元婚約者が変異した、特級過呪怨霊「里香」の力も使っていました。 愛する人を喪った内向的な役なので、アンニュイな雰囲気漂う北村匠海が候補に！『君の膵臓をたべたい』(2017年)の“僕”をイメージすると、想像しやすいかもしれません。

真人は人間同士の恐れ、憎しみといった感情から生まれた特級呪霊。呪いだけの新世界を創造するために夏油傑と結託し、悠仁の宿敵となっていきます。 無垢ゆえに独善的な部分を持つ役柄なので、窪田正孝がドラマ『デスノート』で演じた、夜神月/キラに通じるものがあるかもしれません。

本郷奏多は『キングダム』(2019年)で成キョウ役を演じ、口元が歪んだ笑みや神経を逆なでする演技がハマっていると話題になりました。本作の真人も術式「無為転変」を使い、無邪気に人体実験を繰り返すサイコパスな一面も。 実写映えするビジュアルですし、真人を忠実に再現してくれるのではないでしょうか？

夏油傑は100人以上の非呪術師を殺害し、高専を追われた最悪の呪詛師。かつて五条と肩を並べた特級呪術師で、呪霊を操る術式「呪霊操術」の使い手です。 夏油は“呪術師だけの世界を作る”ため、宗教の教祖を演じたこともあります。「LIAR GAME」の秋山深一などを演じた松田翔太のカリスマ性、そしてミステリアスな雰囲気は、教祖様のイメージにマッチするかもしれません。

ビジュアル重視の場合は、一重や顔の造形が似ている綾野剛の名前が挙がりました。 カメレオン俳優とも称され、映画『楽園』(2019年)などで極限下におかれた人間の心の闇、孤独をその身で体現してきた綾野。精神のバランスを失っていき、苦悩する高専時代の夏油を演じるのにピッタリのキャストではないでしょうか？

吉野順平はいじめを苦に、不登校を選択した内向的な男子高校生。彼は呪いを視認でき、真人と交流を深めるうちに式神使いの力に目覚めました。 鬱屈した感情が爆発する役柄なので、ドラマ「絶対零度」Season4(2020年)の怪演も印象的だった高杉真宙が適任かもしれません。同作では過酷な過去を持ち、狂気に走る篠田浩輝役を演じました。

「るろうに剣心」などが実写化され、一定のヒットを記録した『週刊少年ジャンプ』。今や同誌を背負う『呪術廻戦』も、SNSで実写キャストの予想が行われています。 今回は年齢なども考慮して選びましたが、もし現実に実写化されるとしたらキャスティングは難航するに違いありません。特に五条悟役は世間を騒がせそうですが、期待と少しの不安を抱きつつ『呪術廻戦』の今後を見守りましょう。