2021年3月18日更新

「渋谷事変」は原作何巻から?始まりから終わりまで時系列で解説

呪術廻戦
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

今回は『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『呪術廻戦』の山場である「渋谷事変」について解説します。とても複雑な時系列やキャラの悲喜交々、今後予想される展開なども紹介するので本編の振り返りや予習に活用してみて下さい。

「渋谷事変」の全貌が知りたい!時系列で簡単に解説【ネタバレ注意】

大ヒット作『鬼滅の刃』に後塵を拝する形であるものの、着実に人気を伸ばし『週間少年ジャンプ』を牽引する『呪術廻戦』。王道のバトル漫画とはまた違った異色のダークファンタジーとして、破格の人気を誇っています。 「渋谷事変」は作中で起こった呪術師VS呪詛師グループの抗争のことを指しており、原作では原作10巻83話から16巻137話のことを指しています。とても複雑で入り組んだ展開なので、時系列や事件の収束の仕方などを要点を掻い摘んで解説していきます。 ※この記事は2021年3月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

「渋谷事変」の主要な出来事を時系列で解説

呪術廻戦 真人
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

【19:00】「渋谷事変」の発端

「渋谷事変」は偽夏油率いる呪詛師・呪霊グループが渋谷に帷をおろしたことに端を発します。その目的は五条悟という特級呪術師を封じることにありました。 五条を筆頭とした高専メンバーはこの大事件を阻止するために任務へ赴きます。序盤から丁寧に用意してきた戦いの火蓋がいよいよ切られるのです。 作中の時間はとても短いながら、とても密度の濃い戦いが展開されます。

【20:40】五条VS特級呪霊が戦闘開始

五条悟 呪術廻戦
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帷の中に入った五条は現状を把握して、東京メトロ渋谷駅の副都心線へと向かいます。彼は特級呪霊の漏瑚・花御・脹相と対決することになりました。 勝負は終始五条が優勢であり、虎枝達高専メンバーも敵を圧倒します。五条達に有利に進みますが、同時にその優勢が崩れる前兆でもあるのです。 絶望に突き落とされる前にある程度華を持たせているといえるでしょう。

【21:15】五条が封印される

獄門疆なる呪物を開門した偽夏油らによって五条は封印されてしまいます。通常であれば、作中最強クラスの五条が呪霊グループに負けるわけありません。 しかし、周囲には多数の一般人が人質としていたので、思うように領域展延できませんでした。外的要因によって五条が封印される状況を上手く作ったのです。 結果として、五条は偽夏油の思惑通りに封印されます。

【21:26】ミニメカ丸が破壊される

真人と対立していたメカ丸は対決の末に破れますが、万が一に備え自分をミニメカ丸として3体の小さな傀儡を残していました。 虎枝への指示や渋谷駅地下5階の状況を伝えるなど、サポートとしてとして優秀な働きを見せます。しかし3体とも最終的に破壊され消滅しました。 つまりメカ丸は志半ばでこの世から消えてしまったのです。

【22:10】虎杖VS脹相

呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

五条の封印、メカ丸の消滅に続いて主人公の虎枝にも最大のピンチが訪れます。それが脹相との真っ向対決であり、屈強な戦闘力を持った脹相が敗北するのです。 しかも宿儺に肉体を乗っ取られてしまい、状況は一気に最悪の方向へ進展してしまいます。かつてない最大のピンチだといえるでしょう。 逆にいえば、宿儺が表に出なければならないほど切羽詰まった状況だということです。

【22:20】伏黒恵VS甚爾と七海達VS漏瑚

アベニュー口にて七海がメンバーと合流して漏瑚と戦い、また伏黒恵が甚爾と戦うなど状況は激化していきます。ここでも七海達は漏瑚の攻撃で追い詰められるのです。 また、漏瑚は虎枝の肉体を乗っ取った宿儺の気配を感じ取り、虎杖の元へ向かいます。なお、七海がここで漏瑚に負けたことは後々大きな伏線となっています。

【22:51】伏黒甚爾が自害

伏黒恵と甚爾の戦いは甚爾が圧倒的に強く、恵もなんとか技量で埋めようとします。しかし、そんな恵の予測ですら甚爾は超スピードで鮮やかに回避するのです。 勝負の行方は、恵に名字を聞き、彼の正体を知った甚爾の自害で終わりました。そのまま戦い続けたら、恵は負けていたでしょう。 恵はその名前の通り、運に恵まれていたといえます。

【23:01】宿儺VS漏瑚

両面宿儺 呪術廻戦
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宿儺の元に辿り着いた漏瑚との因縁の対決が描かれています。数少ない強敵同士の対決なので、ドラマとしても見所満載の展開です。 勝負は宿儺の圧勝に終わりました。しかし、「誇れ、オマエは強い」と宿儺は最後まで恐れず戦い抜いた漏瑚の強さを認めます。 本作の根底にあるものはどこまで行こうと「弱肉強食」であるという本質が浮き彫りになった瞬間です。

【23:05】伏黒が魔虚羅を召喚

呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

伏黒が式神の八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎ いかいしんしょう まこら)を呼び出しますが、術を使った代償で仮死状態に陥ります。甚爾との戦いで疲労が蓄積していたのでしょう。 その後重面春太との戦いに入り、春太は魔虚羅の圧倒的な強さの前に成す術がありません。これまで軽妙に振る舞っていた春太が初めてピンチに陥るのです。 しかし、春太はこの後に出てくる予想外の援軍により難を逃れます。

【23:07】宿儺VS魔虚羅

魔虚羅に悪戦苦闘する春太の前に宿儺が助っ人として参上します。そのまま戦いは宿儺と魔虚羅の対決へ移行しましたが、これも見応えのあるバトルです。 中々攻撃を当てられずに苦戦する宿儺ですが、領域展開「伏魔御厨子」を使うことで勝利し、更に春太の殺害も忘れません。 春太は宿儺の援軍により難を逃れますが、それがまた最大の死亡フラグでもあったのです。

【23:16】釘崎VS真人

呪術廻戦 釘崎野薔薇
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道玄坂小路にて釘崎と真人の分身が対決することになります。勝負は事前に真人の情報を入手していた釘崎に有利な状況で進んでいきました。 共鳴りにダメージが通ると気づいた釘崎の作戦が成功し、分身真人の頭を釘崎の渾身の一撃が貫きます。戦局的にはやや微かに希望の光が見えた瞬間です。 絶望的だと思われた状況の中に訪れた小さなカタルシスではないでしょうか。

【23:19】虎杖VS真人と七海の最期

七海 呪術廻戦
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真人の前に満身創痍となった七海が現れますが、真人は七海を容赦無く殺します。漏瑚への敗北がこの展開への伏線になっていたのです。 真人に七海を目の前で殺されたことで虎枝は激昂します。しかし勝負は真人が圧倒的に強く、虎枝は苦戦する一方です。 粘りに粘って真人が隙を見せた一瞬を突いて虎枝が渾身の「黒閃」を放ち、形勢逆転となりました。

【23:36】偽夏油が真人吸収

虎枝の強さに恐れをなした真人は逃走を図ります。そんな真人の前に偽夏油が現れますが、これが真人の最後でした。 偽夏油は真人を吸収し、更に真人を倒した虎枝に重傷を負わせる程の圧倒的な実力の差を見せつけます。 正に一難去ってまた一難、戦局が有利に傾いたと思った途端にまた振り出しに戻ったのです。偽夏油を倒さないことには根本的な解決にはなりません。

【その後】脹相・裏梅・京都校・九十九参戦

呪術廻戦
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満身創痍となった虎枝の元に脹相、裏梅、九十九、京都校らが駆けつけて参戦します。最終的に偽夏油が獄門疆を持って逃亡しました。 未曾有の大事件は一旦収束したものの、真に解決したとはいえません。大きなダメージが渋谷に残ることとなったのです。 ミクロな視点で見れば部分的な勝利はあるものの、マクロな視点で見れば虎枝達の負けに終わりました。

「渋谷事変」はどうやって収束した?

呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

渋谷事変は最終的に真人を吸収した張本人の偽夏油が身を引く形で収束しました。しかし、現時点では根本的な解決は描かれていません。 五条悟の封印はまだ解かれていませんし、混沌とした呪術師と非呪術師の戦いは激化する一方です。 上記したように、部分的には高専メンバーが勝利を収めているものの、全体としては偽夏油の勝利で幕を閉じました。 ジャンプ漫画史上でも類を見ない位の「ヒーロー側の負け」が物語として示されたということではないでしょうか。

「渋谷事変」で死亡したキャラクターまとめ

呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

渋谷事変では実に多くの人が死亡しましたが、中でも重要なキャラの死亡を話数に照らして紹介します。

七海健人 漏瑚によって上半身を焼かれた後、真人に殺されます(120話)
禪院直毘人 陀艮と戦った後、漏瑚によって殺されたと確定します(138話)
究極メカ丸 渋谷事変の情報を掴んだため、真人によって殺されます(82話)
漏瑚 宿儺の攻撃を受けて殺されます(116話)
陀艮 恵の領域展開の恩恵を受けた甚爾によって殺されます(110話)
禪院甚爾 恵の正体が実の息子だと知り自害します(113話)
重面春太 生き延びたと思った直後、宿儺に殺されます(119話)

彼ら以外にも多くの人間が犠牲者となりました。

今後の展開を予想!乙骨優太が参戦するも味方ではなく……?

呪術廻戦
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歴代でも類を見ない壮絶な渋谷事変ですが、今後の展開は果たしてどうなるのかを予想してみましょう。原作では乙骨が登場し両面宿儺と戦っていますが、これは本気の殺し合いではないと思われます。 乙骨は既に精神的成長を終えている人物であり、あくまで主人公は虎枝です。五条が奪還されたことで虎枝は追われつつ、きっと偽夏油の元へ向かうでしょう。 そして最終的に乙骨も仲間になり、まだ解決していない渋谷事変を真の解決へ向かわせるのではないでしょうか。そんなことを予想しつつ今後の展開に注目していきましょう。

「渋谷事変」は“主人公側が敗北”する物語?五条を取り戻せるのか

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©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

今回は『呪術廻戦』の中でも壮絶な「渋谷事変」について、各キャラクターの動きなども踏まえながら解説してきました。全56話も展開されているため、1つの大きな山場であることが伺えます。 主要キャラでも容赦なく死んでいく展開はさながら「バトルロワイヤル」といえるでしょう。それでいて、虎枝をはじめとする高専グループの成長も描かれています。 今後どのような物語が展開されていくのか、ますます目が離せません。気になる方は是非チェックしてください!