2025年10月23日更新

日車寛見は死亡した?天才弁護士の生存のその後や過去にまつわる領域展開を解説【呪術廻戦】

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呪術廻戦 日車寛見
©︎芥見下々/集英社

アニメ版も好評を博し、本編も大きな盛り上がりを見せている漫画『呪術廻戦』。この記事では死滅回游編で呪術師としての才能を開花させた、弁護士の日車寛見(ひぐるまひろみ)について徹底解説! 基本的なプロフィールや強さはもちろん、気になる死亡説についてもしっかり紹介していきます。宿儺との戦いの行方なども詳しく紹介するので、気になる場合はぜひ記事の最後まで目を通してみてくださいね。 ※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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『呪術廻戦』日車寛見(ひぐるまひろみ)のプロフィール

年齢 36歳
術式 裁判を模した術式 ※名称不明で領域展開が最初から組み込まれている
式神 ジャッジマン
領域展開 誅伏賜死(ちゅうぶくしし)
初登場 18巻158話
声優 未定
生死 不明

死滅回游における「100点ホルダー」の1人として鹿紫雲一とともに登場した日車寛見。あらゆる難関試験をストレートで突破してきた天才弁護士であり、そもそもは非呪術師。死滅回游への参加をきっかけにその力を目覚めさせたため、呪術師としての経験値は0となっています。 しかしながら持ち前のセンスと勤勉な性格で呪術を解析し、短期間で他を圧倒するほどの実力を得ることに成功。ちなみに名前がわかったのは158話ですが、それ以前に日車らしき人物が登場するシーンも存在しています。

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元々は優秀な弁護士だけあって頭がいいのか、呪術師としてのセンスもすごい!

【死亡?】日車寛見は宿儺の斬撃で生死不明に

呪術廻戦 虎杖悠仁
©︎芥見下々/集英社
日車の戦線離脱までの流れ
  • 宿儺に対して領域・誅伏賜死を展開
  • 両面宿儺を巻き込み、「やり直しの裁判」を実行
  • ジャッジマンの「没収」が呪具に適用される
  • 圧倒的なスピードで成長する日車に、宿儺が興味を示す
  • 日車が致命傷を負いながらも処刑人の剣を虎杖に渡し、倒れ込む
  • 憂憂が瞬間移動し、日車を救い出す

結論から言うと、日車は死亡していません。彼は宿儺の攻撃を受けた後に倒れ込みますが、憂憂が瞬間移動の術式を使って日車と共に戦線離脱。そこから生死不明の状態が続いていたものの、宿儺戦終結後に登場して生存が確定しました。 死滅回游では虎杖悠仁と激戦を繰り広げた日車。そこでは虎杖の真っ直ぐな思いに感化されポイントを譲るなど、致命的なダメージを負うことなく戦闘を終えていました。 そしてそれ以降は呪術師サイドのメンバーとして行動し、虎杖たちとともに宿儺と交戦!最終決戦の戦況を左右する重要な存在として、作中最強レベルの敵に挑みました。

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虎杖&日車VS宿儺の最終決戦!

呪術廻戦 鹿紫雲一
©芥見下々/集英社

最強の呪術師である五条悟を倒し、さらには雷神と恐れられる鹿紫雲一まで撃破した宿儺。そんな最強レベルの敵を前に、次なる刺客として立ちはだかったのが虎杖と日車でした。 実はここに来る前、虎杖をはじめとした観戦組の面々は宿儺を倒すための作戦会議を実施。ここで「宿儺には全員であたるべき」という意見もあがったのですが、100%瞬殺される人間を出しても意味はないと日車が却下。そして自らが「鹿紫雲のあとに出る」と立候補したのです。

両面宿儺に対し領域展開

呪術廻戦 宿儺

日車は自身の領域展開・誅伏賜死により宿儺の術式没収、もしくは死刑を勝ち取っての一撃必殺を計画。失敗の可能性を危惧しながらも、そこで虎杖はある妙案を思い付きます。 虎杖と宿儺の激闘が繰り広げられるなか、日車から発せられた「やり直しだ」という言葉とともに発動する誅伏賜死。ここで虎杖はかつて自分がこの領域で突きつけられた渋谷大量殺人の罪について再審を請求します。 日車はこの再審を利用し宿儺を有罪にしようとしますが、宿儺はなぜか不敵な笑みを浮かべました。

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領域展開をした時の、宿儺の不適な笑みが気になる。

”没収”が呪具に適用されピンチ

呪術廻戦 日車寛見

日車の領域展開が発動したもののすでに彼の領域と裁判の行方を知っており、ジャッジマンに判決を促す宿儺。ジャッジマンの判決はもちろん有罪のため、そこで「没収」と「死刑」が適用され日車の手には処刑人の剣が現れます。 しかし没収がなぜか宿儺の呪具・神解(かむとけ)に適用されてしまったことで斬撃を受けてしまい、日車はピンチに陥るのでした。没収が呪具にも適用されることは、日車も予測していなかった事態です。

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どうなるか分かっていたから、宿儺はあんなに余裕だったのか。

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「処刑人の剣」で必死の応戦をする日車

呪術廻戦 宿儺

日車は宿儺の斬撃を受けたのち、虎杖たちと反撃を始めます。戦況が変化していくなかで、日車は単独で宿儺と戦うことに。彼は領域展延で宿儺の術式を中和しながら、処刑人の剣による一撃必殺を狙います。 そこに虎杖が合流し共闘を開始するも、宿儺の圧倒的な強さを前に大苦戦。日車は宿儺の術式「解(かい)」を被弾し、両腕を喪失する大ダメージを負ってしまいます。このまま死んでしまうか……と思われたその時、なんと日車は反転術式で腕を再生!宿儺に攻撃を仕掛けるのでした。

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戦いのなかでどんどん成長する日車!宿儺とここまでやり合えるなんて……。

虎杖悠仁に「それでいい」と言い残し戦線離脱

呪術廻戦 虎杖悠仁

腕を復活させた日車は処刑人の剣を宿儺の右手に突き刺します。しかし、宿儺は貫かれる寸前に手首から先を切り落とし、処刑人の剣の一撃必殺効果を避けることに成功。そのまま反撃に転じ、日車の胴体を切り裂きます。 自分の限界を感じた日車は最期の瞬間に虎杖に向かって処刑人の剣を投げ、倒れながら虎杖の目を見て「それでいい」と呟くのでした。彼はそこで意識を失ったのち、憂憂の術式によって生死不明のまま戦線離脱することになります。

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最期に虎杖に剣を託すシーンが、かなりグッとくる……。

【その後】日車寛見は宿儺戦を生き抜いて裁判へ?

宿儺戦後に虎杖たちに再会

呪術廻戦 日下部篤也
©︎芥見下々/集英社

宿儺に致命傷を負わされた日車ですが、最終決戦終結後を描いた269話に登場。ここで生存が確定し、虎杖たちとの再会を果たしました。 日車の生存について、1級呪術師の日下部は「術師初めて2か月かそこらの奴が生き残ってんだから末恐ろしいよ」と発言。その才能と実力を高く評価していました。 ただ、日車自身は生き伸びたことに不満を感じている様子。日下部の言葉に「生き残ってしまったと言うべきだろうな」と返し、重苦しい表情を浮かべていました。

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その後の裁判で不起訴に

宿儺戦を生き延びた日車は、術式で人を殺したことに関する裁判を受けているようでした。彼自身は有罪を望んでいたものの、最終的にこの裁判は「不起訴」になってしまいます。 この結果には呪術総監部が深く関わっているようで、日車は「総監部からの圧力だろう」「どうやら俺を術師としてこき使いたいらしい」と発言。このあと、日車は総監部付きの呪術師として、呪霊退治などに従事させられたと考えられます。 ただ、裁判に関わっていた日車の部下・清水が二審請求することを匂わせていたため、再び裁判にかけられた可能性も0ではありません。

【能力】日車寛見の術式・領域展開を解説

領域展開「誅伏賜死(ちゅうぶくしし)」

効果 刑事裁判を再現し、判決によって対象にペナルティを与える
登場巻 19巻

日車の術式はデフォルトで領域展開が備わっている稀有なものでした。彼の領域展開は「誅伏賜死(ちゅうぶくしし)」。発動すると法廷のようなフィールドが展開し、そこに「ジャッジマン」と呼ばれる式神のような存在が登場します。 この領域に取り込まれた敵はジャッジマンから「過去の罪」を追及されるため、そこでの答弁で無罪を勝ち取らなければいけません。無罪であればペナルティはなし。しかし有罪判決が下ればその罪に応じて罰を受けることになります。 軽いものであれば「呪力の没収」程度で済みますが、重罪なら「命を没収」されることも……。領域自体に殺傷力はないものの、条件次第で相手に大ダメージを与えられるトリッキーな技となっています。

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とにかく領域展開が強力すぎる!使いようによってはかなり有用。

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木槌や「処刑人の剣」の能力とは

呪術廻戦 日車寛見

日車は主に領域展開を使用して戦いますが、この領域に付随するかたちでいくつかの武器が用意されています。ひとつ目は裁判官が持つガベルを模した木槌です。長さや大きさを自由に変えられる便利な武器で、領域展開発動及び終了のトリガーにもなっています。 そしてふたつ目が処刑人の剣です。こちらはジャッジマンが死刑判決を下した際に現れる武器で、斬った者の命を瞬時に奪うという一撃必殺の効果を秘めています。

【強さ】日車寛見は反転術式も習得した現代の天才?

術式開花から12日で1級相当に上り詰めた天才

呪術廻戦 五条悟

死滅回游をきっかけに自身の術式に目覚めた日車ですが、なんと術式開花からたった12日間で1級術師と比べてもほとんど変わらないレベルの強さに成長しています。作中では「彼の中で最も光る原石は呪術師としての才能」と形容されるなど、日車には常軌を逸した才能があった様子。 彼はそのセンスと真面目な性格を活かし、自らの術式を解析しながら結界術や強化術の勘を掴んでいきます。そしてそれらの技術を巧みに操り、なんと20人以上の敵を撃破することに成功。ついには100点のポイントを保持する最強レベルの存在になってしまいます。

領域展延や異常な反転術式の能力

呪術廻戦 秤金次
©︎芥見下々/集英社

日車は宿儺との戦いで相手の術式を中和する「領域展延」を使用。こちらは1級呪術師の日下部ですら「出来るわけねー」と評するほどの高等技術で、宿儺は日車が見せた緻密な術式運用を高く評価していました。 さらに、日車は宿儺に両腕を切断された際、なんと反転術式で瞬時に腕を再生。四肢が復活するほどの反転術式を使用したことがあるのは、宿儺や領域展開発動時の秤金次などごくわずか。この場面だけ見ても、日車の非凡な才能がひしひしと伝わってきます。

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【過去】日車寛見の天才弁護士の過去とは?

呪術廻戦 日車寛見

弁護士の鑑だった日車寛見

日車はT大法学部受験・法科大学院導入前の司法試験など、数多くの難関試験をあっさりと突破。周囲から「天才」と称される非常に優秀な人物でした。彼は59期盛岡修習を終えたのち、岩手県弁護士会所属の弁護士になります。 彼は弁護士になった後も金儲けに走ったりせず、自身が信じる正義に基づいて行動。国選弁護人としてお金や社会的地位を持たない弱者のために働く、「弁護士の鑑」とも言うべき存在になっていきます。

人の弱さを醜いと感じるように

術師になる前の日車は弁護士として様々な事件を担当していました。彼は自身が「おかしい」と感じたことを放っておけない性分で、困難な事件をすすんで弁護。経済的にも精神的にも追い詰められている人々に、何とか手を差し伸べようと必死でした。 しかし、最初から「有罪ありき」で進んでいく狂った裁判。それにより有罪となった被告人からの逆恨み。日車の心はもう限界でした。怒りとも悲しみともとれない複雑な感情のなか、ついに日車の術式が覚醒します。 裁判所のなかで日車の背後に現れるジャッジマン。はっきりと明言されていませんが、このあと彼は「自らの意志」で裁判に関わっていた人間を殺害したようでした。

生への執着のなさは罪の意識に由来?

人間に絶望していた日車ですが、死滅回游で虎杖の真っ直ぐな心にふれ改心。それがきっかけだったのか、彼は裁判関係者を殺したことに対する罪悪感を感じ始め、次第に「自分は罰を受けるべき人間だ」と考えるようになっていきます。 そして、日車は宿儺へ挑む際に「ここで役割を全うして死ぬべき」と語り、命を惜しまずに宿儺と交戦。日車が生に執着しなくなった背景には、彼に根付く罪の意識、「自分は罰を受けて死んでもいい人間だ」という自罰的な思考が隠れていたのです。

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【活躍】日車寛見の全登場シーンを振り返る!

死滅回游で初登場

呪術廻戦 伏黒恵
©︎芥見下々/集英社

日車が初登場を飾ったのは死滅回游編。虎杖たちは100点を消費して新ルールを追加し、死滅回游の犠牲者を減らす「抜け道」を作ろうと画策します。そのなかで100点を奪う対象としてピックアップされたのが日車でした。 虎杖は伏黒とともに日車の捜索を開始。伏黒はニセの情報を掴まされ別の敵と対峙することになりますが、虎杖は見事日車を発見することに成功します。そしてここから100点を譲渡してくれるよう交渉を始めるのですが……。

領域展開により虎杖を追い詰める

呪術廻戦 虎杖悠仁
©︎芥見下々/集英社

虎杖の交渉に対し、拒否の意思を示した日車。虎杖はここでの交渉を諦め、力づくで100点を奪おうとします。ですが持ち前のセンスで磨かれた日車の戦闘力は非常に高く、そのうえ領域展開・誅伏賜死まで使用され苦戦を強いられることに……。 そして虎杖はこの戦いのなかで、宿儺に身体を奪われたときに犯した罪「渋谷での大量殺人」を追及されます。虎杖は宿儺の存在を語れば無罪を勝ち取ることが可能。しかし彼はその殺人を「自分の罪」と認める証言をし、死刑判決を下されてしまいます。 この勝負は日車の勝利……かと思われましたが、日車は虎杖の誠実さに感化され、最終的にはポイントの譲渡を認めるのでした。

仲間となり五条と宿儺の戦いを観戦

呪術廻戦 五条悟
©︎芥見下々/集英社

封印から復活した五条宿儺による最終決戦が開始されたとき、虎杖をはじめとする呪術師サイドの人間は「観戦組」として五条の戦いを見守っていました。 そしてそのなかには、かつて虎杖と戦った日車の姿が。彼は呪術師サイドの味方になっており、その頭脳と実力で大きく貢献することに。現在は虎杖とともに、最強の敵である宿儺との決戦に挑んでいます。

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【名言】日車寛見の名セリフ「やり直しだ」に痺れる

呪術廻戦 宿儺
©︎芥見下々/集英社

「やり直しだ」は、159話にて日車が術式に目覚めた際に放った名言。彼は担当した人物が理不尽な判決で裁判に敗れたことで怒りを露わにし、ついに秘めていた術式を発動させました。彼の真面目な性格と正義の心が、この一言で表現されています。 さらにこの「やり直しだ」という言葉は、のちの宿儺との戦いの中でも登場。名言が再登場したことで、グッときた人も多いのではないでしょうか。

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真面目な裁判官である日車らしい、芯の通ったかっこいい名言!

【魅力】日車寛見がかっこいい!

呪術廻戦 虎杖悠仁 宿儺

「死滅回遊編」で初登場を果たした日車寛見ですが、ファンたちの間では「かっこいい」と話題になっています。そもそも彼は「天才」と呼ばれた敏腕弁護士でありそれだけでもかっこいいのですが、術式開花からの成長スピードも圧倒的。 さらに弁護士らしい冷静かつ知的な雰囲気に、魅力を感じるファンも多いようです。最初は敵として対峙した虎杖に対し、後々協力するところもグッときますよね。

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常に冷静沈着で「大人」な雰囲気が、どことなくナナミンと被るかも。

【声優】日車寛見を演じるのは誰?

杉田智和

アニメ版『呪術廻戦』は渋谷事変までを描いているため、現状日車は登場していません。そのため担当声優は未定となっています。 しかし一部ファンのあいだでは担当声優の予想が頻繁にされており、そのなかでも1番名前を見かけるのが杉田智和です。『銀魂』の主人公・坂田銀時役でお馴染みの彼は、渋みもある低音ボイスで日車の声にもぴったり合いそうな予感。皆さんも担当声優を予想し、アニメの続編を楽しみに待ちましょう!

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最終局面でも大活躍!日車から目が離せない

呪術廻戦 死滅回遊
©︎芥見下々/集英社

その誠実な性格ととびきりの強さで、敵キャラとして登場していながら抜群の人気を誇る日車寛見。 最終決戦でもしっかりと見せ場をもらっており、その活躍から目が離せません。これを機に本作を改めて読み直し、日車の活躍をじっくり味わってみてはいかがでしょうか。