2023年9月26日更新

特級呪霊を一覧で紹介!高専登録16体から登場呪霊まで徹底解説【呪術廻戦】

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劇場版 呪術廻戦 0 里香 リカ
Ⓒ 2021 「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会 Ⓒ芥見下々/集英社

『呪術廻戦』に登場する人の負の感情から生まれた「呪霊」は、強さがいくつかの段階に分けられ、そのなかでももっとも強いのが特級呪霊と呼ばれる呪霊です。作中でも圧倒的な強さを見せ、呪術師を何人も倒し虎杖たちを苦しめていました。 本記事では作中に登場する特級呪霊について一覧で紹介し、徹底解説します! ※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。

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【階級】呪霊の強さがまるわかり!

呪術廻戦 真人
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

階級別呪霊の強さ一覧表

特級 クラスター弾での銃弾爆撃でトントン
1級 (準1級) 戦車でも心細い
2級 (準2級) 散弾銃でギリギリ
3級 拳銃があれば安心
4級 木製バットで余裕

呪霊はその戦闘力や呪力量に応じて5つの階級に分けられています。呪術師への仕事斡旋を担っている呪術高専では、出現した呪霊の等級を元に適切な呪術師を任務に送るというシステムです。 その階級の呪霊は、同等、もしくは1階級下の呪術師なら祓うことができる強さとされています。

特級呪霊

両面宿儺 呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

特級は呪霊の最上位です。特級呪術師なら確実に祓える等級とされていますが、国内に存在する特級呪術師は4人のみ。この現実を見るだけで、特級呪霊の存在がいかに脅威なのかが伝わってきます。 特級の中には人間と同等の知性を持つものや、高専が把握しきれていない個体も。特級以上の等級が存在しないため、1級に近い特級と破格の力を持つ特級との間には、かなりの力の差が存在しています。

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特級呪霊、クラスター弾持ち出してトントンって……怖……。しかもその中でも上には上がいるの途方もなさすぎる。

【一覧】特級呪霊をわかりやすく紹介!

登場済み特級呪霊一覧表

祈本里香(おりもとりか)

乙骨憂太に取り憑く特級過呪怨霊

真人(まひと)

人が人を恐れる負の感情から生まれた特級呪霊

漏瑚(じょうご)

人が大地を畏れる感情から生まれた特級呪霊

花御(はなみ)

人が森を畏れる感情から生まれた特級呪霊

陀艮(だごん)

人が海を畏れる気持ちから生まれた特級呪霊

呪霊・禪院直哉

呪術師の禪院直哉が呪霊に転じた姿

少年院の特級呪霊

宿儺の指を取り込み生まれた特級呪霊

化身玉藻前(けしんたまものまえ) 妖怪「玉藻の前」を畏れる気持ちから生まれた特級仮想怨霊
疱瘡神(ほうそうがみ) 疱瘡を畏れる気持ちから生まれた特定疾病呪霊
黒漆死(くろうるし) ゴキブリを畏れる気持ちから生まれた特級呪霊
ガネーシャ?(象型の呪霊) 詳細は不明。羂索いわくアジアの神の呪い
八十八橋の特級呪霊 宿儺の指を取り込み生まれた特級呪霊
百鬼夜行の特級呪霊 劇場版のみ登場。巨体な鎧武者の特級呪霊

作中に登場したことのある特級呪霊は以上の通り。 ここからは、特に登場シーンが多かった特級呪霊をピックアップして詳しく解説していきます。

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【最強】特級呪霊の強さランキングTOP3

第1位 祈本里香
第2位 真人
第3位 漏瑚

特級呪霊を周りからの評価や戦績などから強い順に並べてみたところ、上位3位は上の通りになりました。 第1位はあの五条に「祓いきれない」と言わせ、街ひとつ吹き飛ぶほどの圧倒的な力を持つとされる祈本里香。やはり「呪いの女王」の異名は伊達ではありません。 第2位には攻守ともにチート級の真人、第3位には宿儺に「誇れ お前は強い」という賞賛の言葉を送られた漏瑚が挙げられます。

【数】特級呪霊は16体?

呪術廻戦 宿儺
©︎芥見下々/集英社

特級呪霊の総数は16体といわれていますが、これはあくまで高専が把握している特級呪霊の数です。 漏瑚や真人、花御など高専が把握していない新しい特級呪霊が次々と登場しているので、特級呪霊の数は優に16体を超えています。 五条も作中で言っていましたが、こうも特級呪霊がホイホイと出てきてしまうのは呪術師側としても困ってしまいますね。

【種類】過呪怨霊と仮想怨霊の違いとは

呪術廻戦 真人
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
通常の呪霊 ⚫︎実在するものに対する負の感情から発生する呪霊。 例)漏瑚、真人
仮想怨霊 ⚫︎都市伝説や妖怪など実在しないものに対する負の感情から発生する呪霊。 人々のイメージの強さに等級が比例する。 例)口裂け女
怨霊 ⚫︎人間が死後に呪いへ転じたもの。 個人に執着して、個人への加害など何かを条件に顕現する呪いは「過呪怨霊」と呼ばれている。 例)祈本里香
特定疾病呪霊 ⚫︎特定の疫病や病気への負の感情から発生する呪霊。 例)疱瘡婆

受肉体とは?呪霊との違いは

呪術廻戦 呪霊 壊相
©︎芥見下々/集英社

呪霊と受肉体の大きな違いは、実体を持つか否かです。呪霊は負の感情が集まって形を成したものですが、実体を持つわけではないので一般人にはその姿も見ることができません。 一方で受肉体はベースとなる肉体を持っています。人間が呪物を体内に取り込み、呪物の宿主が肉体を得た状態になると受肉体に。 受肉体になると同時に呪物に乗っ取られてしまうのが一般的ですが、虎杖のような例外も存在します。受肉体になるには肉体が必要なので、呪霊は呪物を取り込んでも受肉体にはなれません。 そのどちらとも言えない異質な存在が呪胎九相図(じゅたいくそうず)です。

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宿儺は呪霊?受肉体?

呪術廻戦 宿儺
©︎芥見下々/集英社

両面宿儺は呪霊ではないことが本人の口から明らかになっています。宿儺の口から語られたのは、渋谷事変で宿儺が伏黒を助けるために魔虚羅と戦った時です。 宿儺は魔虚羅の対呪霊に特化した「退魔の剣」の一撃を受け、「俺が呪霊ならあの一撃で消し飛んでいたな」と言っていました。この発言から宿儺が呪霊ではないと分かります。 公式ファンブックでも、呪物を人間が摂取した時に呪物の主が人間の精神と肉体を支配することが受肉だと説明されていました。このことから考えても、虎杖の体を共有している宿儺は受肉体でしょう。

祈本里香(おりもとりか)

呪術廻戦 0
(C)2021 「劇場版 呪術廻戦0」製作委員会(C)芥見下々/集英社
種類 特級過呪怨霊
術式 なし
領域展開 なし
登場巻 0巻
死亡/生存 死亡

祈本里香は本作の前日譚を描く漫画『東京都立呪術高等専門学校』に登場する呪霊です。同作の主人公・乙骨憂太(おっこつゆうた)に取り憑く、特級過呪怨霊(とっきゅうかじゅおんりょう)として登場しました。 彼女は元々乙骨と同級生で、彼と将来を誓いあった婚約者でした。しかし11歳の時、乙骨の目の前で死亡。以降呪霊となり、「呪いの女王」と呼ばれるほどの強大な力を持つ呪霊となりました。

祈本里香の強さ

彼女は乙骨を傷つける者には制裁を加えていきます。さらに彼女は変幻自在で無尽蔵な呪力を持っており、乙骨も「無条件の術式模倣」が使用可能となっていました。 夏油(げとう)のしかけた「百鬼夜行」では、乙骨と共に夏油に勝利を収めています。戦闘後、彼女が乙骨に呪いをかけたのではなく、乙骨が彼女への執着心から彼女に呪いを掛けていたことが判明。乙骨が主従関係を破棄したことで、彼女は成仏していきました。

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特級過呪怨霊の里香ちゃんは怖いけど、呪霊になった経緯や乙骨との絆は泣ける……。

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真人(まひと)

呪術廻戦 真人
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
種類 特級呪霊
術式 無為転変
領域展開 自閉円頓裹(じへいえんどんか)
登場巻 2巻
死亡/生存 死亡

真人は人が人を恐れる負の感情から生まれた、未登録の特級呪霊です。呪霊の中では新参者で、それゆえ子供のように好奇心旺盛で無邪気なところがあります。しかし内面は非常に冷酷な呪霊です。 人をおもちゃだと考えており、対象の肉体を自在に変形させる術式「無為転変(むいてんぺん)」を使って、人間に「実験」をすることも。術式で改造した改造人間を使役して戦わせることもあり、渋谷事変では電車の乗客を改造人間にして五条の元に送り込むも、彼によって一網打尽にされていました。 彼は「魂」そのものの形を知覚する力を持っていますが、両面宿儺のような格上の相手の魂には干渉できません。そのため宿儺の器である虎杖にも「無為転変」は通じず、真人にとって彼は天敵と呼べる存在です。 虎杖との戦闘時、宿儺の魂に触れようとした真人は宿儺によって撃退されていました。

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見た目はイケメンなのに性格はめっちゃ残酷なんだよな。呪霊らしいけど……。

漏瑚(じょうご)

呪術廻戦 漏瑚
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
種類 特級呪霊
術式 不明(火を操る術式)
領域展開 蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)
登場巻 2巻
死亡/生存 死亡

漏瑚は人が大地を畏れる感情から生まれた、未登録の特級呪霊。頭が火山のようになっており、虎杖との初対面時には頭が富士山だと指摘されていました。 彼にとっては聞こえのいい正の感情は偽物で、負の感情こそが嘘偽りのない「本物」。つまり負の感情から生まれた呪いこそが「本物の人間」であり、偽物である人間は滅びるべきだと考え、夏油と行動を共にしています。 五条に言わせると彼は弱く、実際に五条はいとも容易く彼の首を切断しました。ただこれは相手が悪かっただけであり、夏油いわく宿儺の指8・9本分の強さを持っているとのこと。 渋谷事変では、漏瑚は一時的に身体を乗っ取った宿儺と対峙。宿儺に「自分に一撃でも入れることができたら呪霊側につく」と提示され弄ばれた結果、自身が得意とする火の術式で宿儺に殺されます。

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漏瑚は強いはずなのに戦う相手が悪いから弱く見えちゃうんだよな〜。でも、そんなところが好き!

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花御(はなみ)

呪術廻戦 花御
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
種類 特級呪霊
術式 不明(自然を操る術式)
領域展開 不明
登場巻 2巻
死亡/生存 死亡

花御は人が森を畏れる感情から生まれた、未登録の特級呪霊です。呪霊にしては珍しく紳士的で冷静な性格。自然を守ることを目的としており、自然を破壊する人類を駆逐するために夏油と共に行動しています。 交流会では高専に侵入し、試合に乱入。生徒たちと対戦します。樹木を操る遠距離攻撃で、次々と生徒たちを戦闘不能に追い込みました。しかし虎杖と東堂葵には苦戦を強いられることに。 虎杖の黒閃を5発打ち込まれてもなお倒れず、そのタフさを見せつけました。その後、五条が現れたことで花御は撤退しています。 渋谷事変では漏瑚と共に五条と対戦。五条の「無下限呪術(むかげんじゅじゅつ)」への対抗策として、2人は「領域展延(りょういきてんえん)」を発動します。ところが五条を侮った花御はこれを解いてしまい、最期は弱点の角を引き抜かれ「無下限呪術」で押し潰されて死亡しました。

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領域展開できるはずなのに使わずに死亡してしまった……。花御が好きだから領域展開を見たかったな〜。

陀艮(だごん)

呪術廻戦 陀艮
©︎芥見下々/集英社
種類 特級呪霊
術式 不明(水や水生生物を操る術式)
領域展開 蕩蘊平線(たううんへいせん)
登場巻 2巻
死亡/生存 死亡

陀艮は人が海を畏れる気持ちから生まれた、未登録の特級呪霊。漏瑚や花御と共に夏油と手を組む呪霊の1体です。登場からしばらくは人語を喋らず、タコのような姿でした。 控えめながらも仲間思いの性格で、渋谷事変で五条によって花御が殺されたことをきっかけに変形。彼は人の身体に近い筋骨隆々な姿となり、流暢に喋るほど言語能力も向上しました。それまでの姿は呪胎で、変形後の姿が真の姿となります。 戦闘経験の少なさゆえ、敵の戦法にハマりやすいという弱点はあるものの、禪院直毘人(ぜんいんなおと)・七海建人(ななみけんと)・禪院真希(ぜんいんまき)の実力者3人を相手に圧倒し、その力を見せつけます。しかしその後現れた伏黒恵(ふしぐろめぐみ)やその父・伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)の攻撃を受け死亡。 ちなみに夏油らのミーティングに使われていた南国リゾート風の浜辺は、彼の領域展開「蕩蘊平線(たううんへいせん)」によるものでした。

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呪胎の陀艮が意外とかわいいんだよな。それに花御が倒されて怒っていたし、仲間想いなのもポイント高い!

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化身玉藻前(けしんたまものまえ)

種類 特級仮想怨霊
術式 不明
領域展開 不明
登場巻 0巻
死亡/生存 死亡

化身玉藻前は、高専に登録されている特級呪霊16体のうちのひとつです。狐の妖怪である玉藻前を畏れる感情から生まれたのが彼女で、正式には特級仮想怨霊にあたります。入手経路は不明ですが、夏油が使役する呪霊操術の1体として、0巻の乙骨と夏油の最終決戦に登場しました。 その実力を披露する前に、「呪霊操術 極ノ番うずまき(じゅれいそうじゅつごくのばんうずまき)」の生贄となり、夏油が所持していた4461体の呪いと合体させられます。その後、合体した呪霊と里香がぶつかり合う真っ向の呪力対決となりましたが、合体した呪霊は敗れました。 このことから考えて、特級呪霊のなかではあまり強くないと考えられるでしょう。

疱瘡神(ほうそうがみ)

種類 特定疾病呪霊
術式 不明
領域展開 名称不明(埋葬後、3カウントで死に至らせる)
登場巻 12巻
死亡/生存 死亡

疱瘡神は夏油が使役している特定疾病呪霊(とくていしっぺいじゅれい)です。疱瘡(天然痘)に対する恐怖から生まれたもので、夏油が所持していた呪霊の1体として登場しました。 渋谷事変で登場し、疱瘡神は冥冥(めいめい)と戦います。戦闘直後に名称不明の領域展開に冥冥を引きずり込みました。 疱瘡神の領域展開では次の3段階に攻撃が分けられています。 ①対象1人を棺桶で拘束 ②上から墓石が降ってきて地下に埋葬 ③3カウントが開始しカウント後に死亡 冥冥は苦しめられるも、シン・陰流を使用する弟の憂憂を利用してこの攻撃を回避し、「神風(バードストライク)」によって疱瘡神を倒しました。

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黒漆死(くろうるし)

種類 特級呪霊
術式 不明
領域展開 不明
登場巻 20巻
死亡/生存 死亡

黒漆死は死滅回游にて登場した特級呪霊です。もとは羂索が呪霊操術で所持していた呪霊の1体でしたが、主従関係を切り泳者として死滅回游に参加させました。人間がゴキブリを畏れる気持ちから誕生した呪霊です。 死滅回游では乙骨と仙台結界にて戦います。戦闘では「爛生刀(らんしょうとう)」と呼ばれる生と死が交差する魔剣を使用したほか、2体の式神らしきものを召喚する「土中蠕定(どちゅうぜんじょう)」という技を使用していました。 しかし、乙骨に生のエネルギーを付与する反転術式を打ち込まれ倒されます。

呪霊・禪院直哉

呪術廻戦 禪院直哉
©︎芥見下々/集英社
種類 不明(実力は特級相当と思われる)
術式 投射呪法
領域展開 時胞月宮殿(じほうげっきゅうでん)
登場巻 22巻
死亡/生存 死亡

呪霊・禪院直哉は呪術師の禪院直哉が呪霊に転じた姿です。生まれたての呪霊なので特級認定はされていませんが、その実力は特級のなかでも上位に匹敵すると考えられます。 死滅回游にて真希と加茂憲紀の前に突如姿を現し、戦闘になりました。生前の術式である投射呪法を使用し、その速度は覚醒した真希でさえ捉えきれません。 領域展開「時胞月宮殿」も生得しており、直哉に触れられたものは直哉と同じ動きをしないと1秒間フリーズしてしまいます。さらに術式対象はひとつひとつの細胞なので、直哉と違う動きをした途端、細胞がずれて全身から出血するチート技です。

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ガネーシャ?(象型の呪霊)

種類 特級呪霊
術式 不明(あらゆる障害を取り除ける)
領域展開 不明
登場巻 23巻
死亡/生存 死亡

ガネーシャのような呪霊は羂索が使役する特級呪霊の1体です。死滅回游で羂索がアメリカ政府に呪術師の力を明かす時に使用しました。この時はガネーシャVSアメリカ軍で実力差は圧倒的だったため、詳しい術式は判明しません。 その後、薨星宮に羂索が乗り込み、九十九由基と戦闘した際に再び使用します。この時、羂索によって「あらゆる障害を取り除ける」という能力が明らかにされました。 一見強そうな術式でしたが、九十九由基の術式「星の怒り(ボンバイエ)」によって一撃で倒され、その実力は明らかにならないまま死亡します。

少年院の特級呪霊

呪術廻戦 呪霊
©︎芥見下々/集英社
種類 特級仮想怨霊?(名称未定)
術式 不明
領域展開 不明
登場巻 1巻
死亡/生存 死亡

少年院の呪霊は、虎杖・伏黒・釘崎の3人が任務で向かった先で登場しました。宿儺の指を1本分取り込んだため、特級相当の力を手に入れたと思われます。その実力は変態してすぐに生得領域を展開できるほどです。名称や何の呪霊なのかは不明ですが、宿儺には「虫」と呼ばれていました。 当初は呪胎だったものの、変態して虎杖の前に立ちはだかり戦闘になります。この時は虎杖が未熟だったため、圧倒され左手と親指を除いた右指全てを失うほどの重傷を負いました。 しかし、その後に虎杖は宿儺と代わり、少年院の呪霊は宿儺の領域展開を受け殺されてしまいます。

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八十八橋の特級呪霊

種類 不明(未登録)
術式 不明
領域展開 不明
登場巻 7巻
死亡/生存 死亡

虎杖・伏黒・釘崎が任務で向かった先で登場した特級呪霊です。この呪霊も少年院の特級呪霊と同様に、宿儺の指を1本取り込んでおり、見た目も同じでした。しかし、こちらの呪霊のほうが変態して時間が経っているためか、少年院の特級呪霊より強くなっています。 伏黒が1人でこの特級呪霊と戦い当初はその実力に圧倒されました。伏黒は自分の命も脅かされる奥の手を使おうとしましたが、五条の特訓や宿儺の発言を思い出し考え方を変えます。その結果、未完成ながら初めて領域展開「嵌合暗翳庭」を発動し、この特級呪霊を倒しました。

百鬼夜行の特級呪霊

種類 特級呪霊
術式 不明
領域展開 不明
登場巻 原作では存在のみ3巻で示唆、劇場版「呪術廻戦0」で登場
死亡/生存 死亡

夏油が新宿・京都百鬼夜行を起こした際に京都に登場した特級呪霊です。原作3巻で伏黒と東堂が対峙した時に存在のみ示唆されました。姿が登場したのは劇場版「呪術廻戦0です。 巨体な鎧武者の姿をした特級呪霊で、おぞましい呪力は京都校の生徒を驚かせます。しかし、20時から高田ちゃんのトーク番組を控えていた東堂の敵ではなく、東堂1人でこの特級呪霊を倒しました。 戦闘シーンは描かれていないのでどのように倒したかは不明ですが、一応術式は使用して倒したとのことです。東堂1人で倒せるレベルなので、特級呪霊のなかでもあまり強くはないでしょう。

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特級の受肉体を一覧で紹介!登場回も解説

両面宿儺(りょうめんすくな)

呪術廻戦  宿儺
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

両面宿儺はもともと1000年以上前に実在した、4本の腕と2対の目を持つ異形の姿をした人間です。当時どんな呪術師をもってしても倒せなかった残忍冷酷な呪術師で、「呪いの王」と呼ばれています。彼の遺した20本の指は特級呪物に。 彼は力での序列を好み、自分より下とみなしたものは悦び甚振る快楽主義者的な一面を持っています。同時に非常に頭の切れる人物で、初見の術式も瞬時に対処方法を見出すほどの洞察力の持ち主。 強さにこだわるため、戦闘狂的な部分も持ち合わせており、自身が強いと認めたものや見込みのある者には、労いや称賛の言葉を送ることもあります。 普段は虎杖の中に身を潜めていますが、渋谷事変では表に出てきて特級呪霊・漏瑚(じょうご)と対戦。その強さの限界を見きった上で弄び、楽々と倒していました。

呪胎九相図(じゅたいくそうず)

呪胎九相図は明治初期に生み出された存在で、宿儺の指と同等に危険な9つの呪物の総称です。呪物は堕胎された胎児の標本のようなもので、人がこれを摂取することで「受肉」し、それぞれの姿を得ます。 高専で特級呪物として保管されていましたが、このうち1~3番を真人が奪取。それぞれ「受肉」させ、3体が復活しています。 もともと呪霊の子供を身ごもることができる特殊な体質の女性が、9度妊娠し、9度堕胎したことで生まれた呪胎九相図。彼らは血のつながった兄弟で、受肉するとすぐに互いを兄弟だと認識していました。他の呪霊に対しては特別な感情は抱いておらず、互いの兄弟愛を何より大事にしています。

1番:脹相(ちょうそう)

呪術廻戦

脹相は呪胎九相図の1番で、兄弟の長男にあたります。彼は人と呪霊とのハーフで、特にどちらかに特別な思い入れはありませんが、兄弟3人で一緒に暮らすために呪霊側につくことを決断。とはいえ兄弟のこと以外には関心が薄いため、戦闘時には漏瑚に活を入れられることも。 加茂家相伝の「赤血操術 (せっけつそうじゅつ)」の使い手で、全方位・全距離に対応できるスペックの高い術式を使用。受肉して日が浅いこともあり経験不足が目立ちますが、天性の才能でそれをカバーしています。 渋谷事変で虎杖と対戦。脹相はメカ丸の援護を受ける虎杖を終始追い詰め、死の一歩手前まで追い詰めます。ところがその瞬間、虎杖が弟だという存在しない記憶が彼の脳内に流れ込み、そのショックからその場を立ち去ってしまいました。

2番・3番:壊相(えそう)・血塗(けちず)

呪術廻戦 壊相
©︎芥見下々/集英社

壊相と血塗はそれぞれ呪胎九相図の2番と3番。壊相は奇抜なファッションをしているものの、人のことを思いやれる優しい人物。血塗は兄2人とは違い不気味な姿をしていますが、楽しいことが大好きな享楽的な性格をしています。 真人からの依頼で宿儺の指を回収しに八十八橋へ向かった壊相と血塗は、調査に訪れていた虎杖悠仁と釘崎野薔薇(くぎさきのばら)と対峙。当初は壊相の有毒の血液を使った術式「蝕爛腐術(しょくらんふじゅつ)」で優位に立ちますが、血塗が釘崎の術式の餌食となってしまいます。 苦しむ弟の姿に耐えかねた壊相が術式を解除してしまったことで、隙が生まれ血塗は倒されることに。最期は虎杖によって壊相も殺されます。このとき壊相は死の瞬間でも兄弟のことを思いやっており、虎杖は謝罪の言葉と共に彼を殺しました。

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【呪詛師】呪霊との関係は?夏油の操る呪霊も紹介

呪術廻戦 夏油傑
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

呪詛師(じゅそし)は呪術によって呪霊ではない一般人を呪殺する人物です。一般人を呪殺してはいけないという呪術規定があり、これに破った者は呪詛師に指定され、処刑対象となります。 作中で「最悪の呪詛師」と呼ばれているのが、夏油傑(げとうすぐる)です。彼は特級呪詛師で、かつては呪術高専の生徒でした。五条とは同級生で、五条にとって彼は「たった一人の親友」だった人物です。 学生時代は五条よりも良識的で、非術師を守ることを掲げて鍛錬していた夏油。しかし玉折編での出来事で価値観が変わり、非術師がいなければ呪霊も生まれないという考えに至ります。以降非術師を殺して、呪術師だけの世界を作ろうと暗躍していくことに。 彼は術式「呪霊操術(じゅれいそうじゅつ)」によって呪霊を取り込み、使役することが出来ます。ここからは彼が使う呪霊を紹介していきましょう。

デカブツ

デカブツは俗称で正式名称は不明。前日譚『東京都立呪術高等専門学校』にて登場した呪霊で、彼が使役する4000を超える呪霊のうちのひとつです。 同作の主人公・乙骨が初任務で訪れた小学校で、乙骨や禪院真希を急襲させました。デカブツは名前の通り身体が大きく、乙骨たちを丸呑みしたものの、乙骨に憑く祈本里香によって倒されます。

虹龍(こうりゅう)

虹龍は夏油が高2の時点で既に使役していた呪霊で、彼の手持ちの呪霊のなかでも最高硬度を誇る呪霊です。作中では伏黒甚爾との戦闘の際に召喚しましたが、甚爾によって祓われてしまいました。

口裂け女

呪術廻戦 口裂け女 呪霊
©︎芥見下々/集英社

仮想怨霊である口裂け女は、質問に答えるまでお互いに不可侵を強制する簡易領域の使い手。伏黒甚爾と対峙した際に登場し、彼に「わたしキレイ?」と質問していました。しかし領域を破られて敗北しています。

特級呪霊と呪術師の熱いバトルから目が離せない!

呪術廻戦
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

この記事では呪霊に注目して、その強さや作中での活躍を紹介しました。 本作は主人公・虎杖が、呪術師であり呪霊という特殊な存在です。一方的に呪術師側がヒーローという設定でないことも、本作により深みをもたらし作品を面白くしています。 話が進むにつれ、次々と登場する新たな呪霊たち。そもそも人の負の感情から生まれた彼らは、読者にとっても敵ながらどこか感情移入してしまう不思議な存在です。今後呪霊の存在がどんな形で虎杖たちに関わり、最後はどんな結末を迎えるのか。盛り上がる『呪術廻戦』から、ますます目が離せません。