2020年11月23日更新

『呪術廻戦』呪霊を階級ごとに一挙紹介!特級呪霊や呪詛師の強さとは?【ネタバレ注意】

呪術廻戦
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

『呪術廻戦』に登場する呪霊は、人の負の感情から生まれた「呪い」の成れの果てです。ときに知性を持ち呪術師の前に立ちはだかる呪霊を徹底解説!作中に登場する呪霊を、その強さや戦歴、死に際まで全て紹介します。

目次

『呪術廻戦』呪霊たちを一挙紹介!そもそも呪霊って?【ネタバレ注意】

芥見下々(あくたみげげ)による、「呪い」を題材としたダークファンタジー『呪術廻戦』。本作で主人公・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は特級呪物・両面宿儺(りょうめんすくな)の指を食らい、呪術の世界に足を踏み入れます。 呪術師としての第一歩を踏み出す虎杖が目の当たりにするのは、様々な呪霊たちです。そもそも呪霊とは、人の負の感情から生まれた「呪い」が蓄積され、形を成したもの。人に害をなす危険な存在である呪霊を祓うのが呪術師の役割で、本作ではそんな呪霊と呪術師とのバトルが描かれていきます。 『呪術廻戦』を語る上で欠かせない存在・呪霊。この記事では作中に登場する呪霊について詳しく解説します。 ※この記事は2020年11月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。

呪霊は強さごとに分類される!各等級を解説

呪術廻戦  虎杖悠仁
出典 : amzn.to

呪霊はその戦闘力や呪力量に応じて5つの等級に分けられています。呪術師への仕事斡旋を担っている呪術高専では、出現した呪霊の等級を元に適切な呪術師を任務に送るというシステムです。 その階級の呪霊は、同等、もしくは一階級下の呪術師なら祓うことができる強さとされています。 ここからは各階級について詳しく見ていきましょう。

4級

4級は呪霊では最下位の階級です。木製バットで倒せるとされている呪霊で、これにも満たない呪霊は蝿頭(ようとう)と呼ばれます。

3級

3級は武器でいうと拳銃があると心強いとされるレベルです。

2級

2級からは強さが上がり、2級と準2級の階級が登場します。武器での攻撃に例えると、散弾銃をもってしてギリギリ倒せる程度です。 階級を分ける際には、呪霊の術式の有無も加味されており、準1級相当の強さを持ちながらも術式を持たないために2級に等級分けされる場合も。こういったケースでは、2級呪術師が対応にあたっていても苦戦を強いられることになりがちです。

1級

1級は呪霊の中でもかなり強い部類です。こちらも2級と同じく1級・準1級が存在します。戦車をもってしても心細いというレベルです。 強いのはもちろん、中には高い知性を示すものも現れ始める階級で、人語を喋る呪霊は準1級以上に分類される傾向があります。

特級

特級は呪霊の最上位で、高専では16体の特級の存在を確認しています。特級呪術師なら確実に祓える等級とされていますが、国内に存在する特級呪術師は4人のみ。この現実を見るだけで、特級呪霊の存在がいかに脅威なのかが伝わってきます。 特級の中には人間と同等の知性を持つものや、高専が把握しきれていない個体も。特級以上の等級が存在しないため、1級に近い特級と破格の力を持つ特級との間には、かなりの力の差が存在しています。 階級を紹介したところで、次からは実際に作中に登場する呪霊を解説。各呪霊を詳しく見ていきます。

【呪霊一覧】プロフィール・性格・能力・登場シーンを一挙紹介

ここでは、作中で登場した呪霊たちのプロフィールから能力、登場シーンまでを徹底解説していきます。 特に強力で、作品の核に関わってくる呪霊を中心に紹介しているので、本編のおさらいなどに活用してみてください。

両面宿儺(りょうめんすくな)

両面宿儺はもともと1000年以上前に実在した、4本の腕と2対の目を持つ異形の姿をした人間です。当時どんな呪術師をもってしても倒せなかった残忍冷酷な呪術師で、「呪いの王」と呼ばれています。彼の遺した20本の指は特級呪物に。 彼は力での序列を好み、自分より下とみなしたものは悦び甚振る快楽主義者的な一面を持っています。同時に非常に頭の切れる人物で、初見の術式も瞬時に対処方法を見出すほどの洞察力の持ち主。 強さにこだわるため、戦闘狂的な部分も持ち合わせており、自身が強いと認めたものや見込みのある者には、労いや称賛の言葉を送ることもあります。 普段は虎杖の中に身を潜めていますが、渋谷事変では表に出てきて特級呪霊・漏瑚(じょうご)と対戦。その強さの限界を見きった上で弄び、楽々と倒していました。

祈本里香(おりもとりか)

祈本里香は本作の前日譚を描く漫画『東京都立呪術高等専門学校』に登場する呪霊です。同作の主人公・乙骨憂太(おっこつゆうた)に取り憑く、特級過呪怨霊(とっきゅうかじゅおんりょう)として登場しました。 彼女は元々乙骨と同級生で、彼と将来を誓いあった婚約者でした。しかし11歳の時、乙骨の目の前で死亡。以降呪霊となり、「呪いの女王」と呼ばれるほどの強大な力を持つ呪霊となりました。 彼女は乙骨を傷つける者には制裁を加えていきます。さらに彼女は変幻自在で無尽蔵な呪力を持っており、乙骨も「無条件の術式模倣」が使用可能となっていました。 夏油(げとう)のしかけた「百鬼夜行」では、乙骨と共に夏油に勝利を収めています。戦闘後彼女が呪いを掛けたのではなく、乙骨が彼女への執着心から彼女に呪いを掛けていたことが判明。乙骨が主従関係を破棄したことで、彼女は成仏していきました。

真人(まひと)

真人は人が人を恐れる負の感情から生まれた、未登録の特級呪霊です。呪霊の中では新参者で、それゆえ子供のように好奇心旺盛で無邪気なところがあります。しかし内面は非常に冷酷な呪霊です。 人をおもちゃだと考えており、対象の肉体を自在に変形させる術式「無為転変(むいてんぺん)」を使って、人間に「実験」をすることも。術式で改造した改造人間を使役して戦わせることもあり、渋谷事変では電車の乗客を改造人間にして五条の元に送り込むも、彼によって一網打尽にされていました。 彼は「魂」そのものの形を知覚する力を持っていますが、両面宿儺のような格上の相手の魂には干渉できません。そのため宿儺の器である虎杖にも「無為転変」は通じず、真人にとって彼は天敵と呼べる存在です。 虎杖との戦闘時、宿儺の魂に触れようとした真人は宿儺によって撃退されていました。

漏瑚(じょうご)

漏瑚は人が大地を畏れる感情から生まれた、未登録の特級呪霊。頭が火山のようになっており、虎杖との初対面時には頭が富士山だと指摘されていました。 彼にとっては聞こえのいい正の感情は偽物で、負の感情こそが嘘偽りのない「本物」。つまり負の感情から生まれた呪いこそが「本物の人間」であり、偽物である人間は滅びるべきだと考え、夏油と行動を共にしています。 五条に言わせると彼は弱く、実際に五条はいとも容易く彼の首を切断しました。ただこれは相手が悪かっただけであり、夏油いわく宿儺の指8・9本分の強さを持っているとのこと。 渋谷事変では、漏瑚は一時的に身体を乗っ取った宿儺と対峙。宿儺に「自分に一撃でも入れることができたら呪霊側につく」と提示され弄ばれた結果、自身が得意とする火の術式で宿儺に殺されます。

花御(はなみ)

花御は人が森を畏れる感情から生まれた、未登録の特級呪霊です。呪霊にしては珍しく紳士的で冷静な性格。自然を守ることを目的としており、自然を破壊する人類を駆逐するために夏油と共に行動しています。 交流会では高専に侵入し、試合に乱入。生徒たちと対戦します。樹木を操る遠距離攻撃で、次々と生徒たちを戦闘不能に追い込みました。しかし虎杖と東堂葵には苦戦を強いられることに。虎杖の黒閃を5発打ち込まれてもなお倒れず、そのタフさを見せつけました。その後、五条が現れたことで花御は撤退しています。 渋谷事変では漏瑚と共に五条と対戦。五条の「無下限呪術(むかげんじゅじゅつ)」への対抗策として、2人は「領域展延(りょういきてんえん)」を発動します。ところが五条を侮った花御はこれを解いてしまい、最期は弱点の角を引き抜かれ「無下限呪術」で押し潰されて死亡しました。

陀艮(だごん)

陀艮は人が海を畏れる気持ちから生まれた、未登録の特級呪霊。漏瑚や花御と共に夏油と手を組む呪霊の1体です。登場からしばらくは人語を喋らず、タコのような姿でした。 控えめながらも仲間思いの性格で、渋谷事変で五条によって花御が殺されたことをきっかけに変形。彼は人の身体に近い筋骨隆々な姿となり、流暢に喋るほど言語能力も向上しました。それまでの姿は呪胎で、変形後の姿が真の姿となります。 戦闘経験の少なさゆえ、敵の戦法にハマりやすいという弱点はあるものの、禪院直毘人(ぜんいんなおと)・七海健人(ななみけんと)・禪院真希(ぜんいんまき)の実力者3人を相手に圧倒し、その力を見せつけます。しかしその後現れた伏黒恵(ふしぐろめぐみ)やその父・禪院甚爾(ぜんいんとうじ)の攻撃を受け死亡。 ちなみに夏油らのミーティングに使われていた南国リゾート風の浜辺は、彼の領域展開「蕩蘊平線(たううんへいせん)」によるものでした。

呪胎九相図(じゅたいくそうず)とは

呪胎九相図は明治初期に生み出された存在で、宿儺の指と同等に危険な9つの呪物の総称です。呪物は堕胎された胎児の標本のようなもので、人がこれを摂取することで「受肉」し、それぞれの姿を得ます。 高専で特級呪物として保管されていましたが、このうち1~3番を真人が奪取。それぞれ「受肉」させ、3体が復活しています。 もともと呪霊の子供を身ごもることができる特殊な体質の女性が、9度妊娠し、9度堕胎したことで生まれたのが呪胎九相図です。彼らは血のつながった兄弟で、受肉するとすぐに互いを兄弟だと認識していました。他の呪霊に対しては特別な感情は抱いておらず、互いの兄弟愛を何より大事にしています。

脹相(ちょうそう)

脹相は呪胎九相図の1番で、兄弟の長男にあたります。彼は人と呪霊とのハーフで、特にどちらかに特別な思い入れはありませんが、兄弟3人で一緒に暮らすために呪霊側につくことを決断。とはいえ兄弟のこと以外には関心が薄いため、戦闘時には漏瑚に活を入れられることも。 加茂家相伝の「赤血操術 (せっけつそうじゅつ)」の使い手で、全方位・全距離に対応できるスペックの高い術式を使用。受肉して日が浅いこともあり経験不足が目立ちますが、天性の才能でそれをカバーしています。 渋谷事変で虎杖と対戦。脹相は究極メカ丸(アルティメットメカまる)の援護を受ける虎杖を終始追い詰め、死の一歩手前まで追い詰めます。ところがその瞬間、虎杖が弟だという存在しない記憶が彼の脳内に流れ込み、そのショックからその場を立ち去ってしまいました。

壊相(えそう)・血塗(けちず)

壊相と血塗はそれぞれ呪胎九相図の2番と3番。壊相は奇抜なファッションをしているものの、人のことを思いやれる優しい人物。血塗は兄2人とは違い不気味な姿をしていますが、楽しいことが大好きな享楽的な性格をしています。 真人からの依頼で宿儺の指を回収しに八十八橋へ向かった壊相と血塗は、調査に訪れていた虎杖悠仁と釘崎野薔薇(くぎさきのばら)と対峙。当初は壊相の有毒の血液を使った術式「蝕爛腐術(しょくらんふじゅつ)」で優位に立ちますが、血塗が釘崎の術式の餌食となってしまいます。 苦しむ弟の姿に耐えかねた壊相が術式を解除してしまったことで、隙が生まれ血塗は倒されることに。最期は虎杖によって壊相も殺されます。このとき壊相は死の瞬間でも兄弟のことを思いやっており、虎杖は謝罪の言葉と共に彼を殺しました。

呪霊と手を組む呪詛師の正体とは?夏油傑は「最悪の呪詛師」

呪詛師(じょそし)は呪術によって呪霊ではない一般人を呪殺する人物です。一般人を呪殺してはいけないという呪術規定があり、これに破った者は呪詛師に指定され、処刑対象となります。 作中で「最悪の呪詛師」と呼ばれているのが、夏油傑(げとうすぐる)です。彼は特級呪詛師で、かつては呪術高専の生徒でした。五条とは同級生で、五条にとって彼は「たった一人の親友」だった人物です。 学生時代は五条よりも良識的で、非術師を守ることを掲げて鍛錬していた夏油。しかし玉折編での出来事で価値観が変わり、非術師がいなければ呪霊も生まれないという考えに至ります。以降非術師を殺して、呪術師だけの世界を作ろうと暗躍していくことに。 彼は術式「呪霊操術(じゅれいそうじゅつ)」によって呪霊を取り込み、使役することが出来ます。次の項で彼が使う呪霊を紹介していきましょう。

夏油傑(げとうすぐる)が使役する呪霊たち

デカブツ

デカブツは俗称で正式名称は不明。前日譚『東京都立呪術高等専門学校』にて登場した呪霊で、彼が使役する4000を超える呪霊のうちのひとつです。 同作の主人公・乙骨が初任務で訪れた小学校で、乙骨や禪院真希を急襲させました。デカブツは名前の通り身体が大きく、乙骨たちを丸呑みしたものの、乙骨に憑く祈本里香によって倒されます。

化身玉藻前(けしんたまものまえ)

化身玉藻前も前日譚に登場した呪霊で、登録されている特級呪霊16体のうちのひとつ。狐の妖怪である玉藻前を畏れる感情から生まれたのが彼女で、正式には特級仮想怨霊にあたります。その実力を披露する前に、所持する呪霊をひとつにする「呪霊操術 極ノ番うずまき(じゅれいそうじゅつごくのばんうずまき)」の生贄となって消えました。

虹龍(こうりゅう)

虹龍は夏油が高2の時点で既に使役していた呪霊で、彼の手持ちの呪霊のなかでも最高硬度を誇る呪霊です。作中では伏黒甚爾との戦闘の際に召喚しましたが、甚爾によって祓われてしまいました。

口裂け女

仮想怨霊である口裂け女は、質問に答えるまでお互いに不可侵を強制する簡易領域の使い手。伏黒甚爾と対峙した際に登場し、彼に「わたしキレイ?」と質問していました。しかし領域を破られて敗北しています。

疱瘡神

疱瘡神は夏油が使役している特定疾病呪霊(とくていしっぺいじゅれい)です。特定の病気に対する恐怖から生まれたもので、渋谷事変で夏油が登場させました。疱瘡神は領域展開をして冥冥(めいめい)を苦しめましたが、最後は彼女の「神風(バードストライク)」によって祓われています。

加速する呪術師vs呪霊バトルから目が離せない!次はどんな強敵が現れる?

呪術廻戦
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

2020年10月にアニメがスタート、ますます注目を集めている『呪術廻戦』。この記事では呪霊に注目して、その強さや作中での活躍を紹介しました。 本作は主人公・虎杖が、呪術師であり呪霊という特殊な存在です。一方的に呪術師側がヒーローという設定でないことも、本作により深みをもたらし作品を面白くしています。 話が進むにつれ、次々と登場する新たな呪霊たち。そもそも人の負の感情から生まれた彼らは、読者にとっても敵ながらどこか感情移入してしまう不思議な存在です。今後呪霊の存在がどんな形で虎杖たちに関わり、最後はどんな結末を迎えるのか。盛り上がる『呪術廻戦』から、ますます目が離せません。