2022年1月13日更新

『呪術廻戦』祈本里香(おりもとりか)と“リカちゃん”は別物?乙骨との過去から解呪された現在までを解説!

呪術廻戦 0
(C)2021 「劇場版 呪術廻戦0」製作委員会(C)芥見下々/集英社

『呪術廻戦』0巻にあたる『東京都立呪術高等専門学校』に登場する祈本里香(おりもとりか)。彼女は0巻の主人公・乙骨憂太(おっこつゆうた)に取り憑く呪霊です。 劇場版「呪術廻戦0」では物語のキーパーソンとして登場し、乙骨との関係が描かれました。本記事ではそんな折本里香の過去や強さ、そして乙骨の背後に存在する「リカちゃん」の正体まで徹底解説します。 ※本記事は『呪術廻戦』のネタバレを含みます。十分に注意して読み進めて下さい。

祈本里香(おりもとりか)のプロフィール

等級特級過呪怨霊
好きなもの乙骨憂太
嫌いなもの憂太以外の人間(特に女性と歳上男性)
享年11歳
声優花澤香菜

祈本里香は泣きぼくろが印象的な美少女で、小学生時代から自らの容姿をうまく利用していた節がある底知れない女の子でした。 11歳のときに交通事故で死亡。生前から独占欲が強かった里香は、それ以降怨霊となって結婚の約束をした幼馴染の乙骨への執着的な愛を顕にするようになります。 そして怨霊となった彼女は「呪いの女王」と呼ばれるほどの特級呪霊に。乙骨への未練から怨霊になったと考えられていましたが、後にそうではないことが明らかとなります。

呪いの女王・祈本里香の強さと術式

呪術廻戦0
(C) 2021「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会 (C)芥見下々/集英社

里香は「呪いの女王」と呼ばれるほどの強さを誇ります。その実力は未知数で、乙骨が里香を呼び出した際に五条は「町1つ消えていたかもしれない」と咎められていました。 また上層部の言葉に、「そうなれば命懸けで止めてました」と五条は応えています。もちろん0巻時点で、五条は特級呪術師であり相当な実力でした。作中最強である彼でも、里香は命を懸けなければ戦えないほどの呪いなのです。 以下では、里香の能力や術式について解説していきます。

術式コピー

本来1つしか持つことができない術式を、無条件でコピーすることができます。作中では狗巻家相伝の高等術式「呪言(じゅごん)」をコピーしていました。

底なしの呪力

里香は底なしの呪力の持ち主。規格外の術式の運用や、乙骨の身体能力の底上げに役立っていました。乙骨自身は膨大な呪力量を持つとはいえ無尽蔵ではないようなので、これは彼女の力と考えられます。

反転術式

0巻で仲間に治療を施すために、乙骨が咄嗟に使っていたのが反転術式です。かなり難しい技術を要する術式ですが、乙骨の持って生まれた才能によって可能になったと考えられます。

過去を解説!両親の死と乙骨との出会い

里香の幼少時代

呪術廻戦 0巻
(C)芥見下々/集英社

里香が5歳の頃、彼女の母親が死亡しています。調査しても原因が分からなかったことから、呪いが関係している可能性もあります。 小学校入学直前、彼女は父親と登山に出かけますが、2人は行方不明に。里香だけが発見され、父親は生死不明。以降、保護された里香は父方の祖母の家に預けられます。

乙骨との出会いと突然の別れ

遭難後に検査入院した病院で、里香は肺炎で入院していた乙骨と出会います。退院後2人は同じ小学校へ進学。祖母は彼女が両親を殺したと強く思い込んでいました。 乙骨の11歳の誕生日、里香は祖母のタンスから持ち出した母の結婚指輪を乙骨にプレゼント。2人は将来結婚することを誓いあいますしかしその帰り道、里香は交通事故で死亡するのでした。

事故に遭い特級過呪怨霊に

車に顔を潰された里香は即死でした。乙骨が変わり果てた無残な里香の姿に呆然としていると、死んだはずの彼女の腕が動き、乙骨の足首を掴みます。 以降、彼女は怨霊となって乙骨に取り憑き、乙骨に危害が加えられそうになると勝手に現れて、周りを攻撃するように。 学校に来た乙骨を、いじめっ子4人が取り囲みます。乙骨の「こっちに来ないで」という言葉も無視し、彼らは殴ろうとしました。しかし乙骨の言葉は、彼らに向けたものではなかったのです。現れた大きな手はいじめっ子を覆い、4人は狭いロッカーに詰め込まれ重傷を負ったのでした。 やがて里香の攻撃はエスカレートし、乙骨の秘匿死刑が決定します。 しかし五条悟(ごじょうさとる)の取り計らいにより、乙骨の呪術高専への転入が決定。乙骨は特級過呪怨霊となった里香の呪いを解くために、呪術の勉強を始めます。

解呪され成仏!呪いの原因は乙骨憂太だった

呪術廻戦
©芥見下々/集英社 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

里香の力を欲する夏油傑(げとうすぐる)との直接対決で、乙骨は自分の命と引き換えに里香の呪力制限を解除。全力の攻撃で夏油を退けることに成功します。 戦闘後、醜い呪霊が姿を変え、11歳の少女の姿の里香が現れました。五条によると、藤原道真の血を引く乙骨が、里香に対して無意識に呪いをかけて、呪霊としてこの世に留めていたというのです。 自分を責める乙骨に対し、「里香はこの6年が生きてる時より幸せだったよ」と言い残し成仏していきます。両親を失い祖母に疎まれていた彼女にとって、形はどうあれずっと側にいられた怨霊としての期間は幸せだったのでしょう。 序盤から、里香の方が乙骨に執着的な愛を捧げているように描かれていました。実際は夏油との戦闘中に乙骨が「愛してるよ」と彼女に口づけをしたように、乙骨も深く彼女を愛していたのです。

祈本里香は復活した?リカちゃんの正体を考察

渋谷事変後の137話(16巻)で、それまで本編には姿を見せなかった乙骨が再登場を果たしました。乙骨を襲う呪霊を倒した存在は、乙骨に「リカちゃん」と呼ばれています。表記がカタカナになっていることから、里香とは異なる存在だと考えるのが自然でしょう。 リカの攻撃時、乙骨の腰に差していた刀が消えていました。0巻では里香の力を刀に流して戦う方法を訓練していた描写もあります。このことから、「付喪操術」のような力で刀に里香の力を込めて、それを顕現させて戦っているのではないでしょうか。 全く関係のないものに、愛していた人の名前をつけるとは考えにくいので、里香の遺した力=リカちゃんだと推測できます。彼女が成仏する際の「またね」という言葉も、このシーンへの伏線ではないでしょうか。

祈本里香の声優を担当するのは花澤香菜

2021年12月24日公開の『劇場版 呪術廻戦 0』で初アニメ化となった祈本里香。担当声優は花澤香菜(はなざわかな)です。花澤は生前の里香と怨霊、どちらも担当します。 花澤はもともと子役として活動しており、後に声優メインへと転向。可愛らしく明るい声質をいかした『化物語』の千石撫子役や『はたらく細胞』の赤血球役を演じる一方で、『PSYCHO-PASS』の常守朱役のようなクールなキャラもこなす実力派声優のひとりです。 彼女はオーディションで同役を射止めたことも発表されており、オーディションをきっかけに作品ファンになったとのこと。先に発表されていた乙骨役の緒方恵美との掛け合いにも期待が高まります。

祈本里香が登場する劇場版「呪術廻戦 0」も見逃せない!

0巻の映画が公開し、さらに乙骨憂太が本編再登場を果たし、ますます話題になるであろう「呪いの女王」祈本里香を紹介しました。 乙骨を語る上で欠かせない存在として、0巻から改めて「リカちゃん」こと里香をおさらいしてみるのもおすすめです。