2024年2月19日更新

祈本里香(リカちゃん)の死亡と復活を解説!その後や正体は?【呪術廻戦】

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『呪術廻戦』0巻にあたる『東京都立呪術高等専門学校』に登場する祈本里香(おりもとりか)。彼女は0巻の主人公・乙骨憂太(おっこつゆうた)に取り憑く呪霊です。 劇場版「呪術廻戦0」では物語のキーパーソンとして登場し、乙骨との関係が描かれました。本記事ではそんな祈本里香の過去や強さ、そして乙骨の背後に存在する「リカちゃん」の正体まで徹底解説します。 ※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。

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【プロフィール】祈本里香(おりもとりか)とは

呪術廻戦 折本里香
©︎芥見下々/集英社
等級 特級過呪怨霊
好きなもの 乙骨憂太
嫌いなもの 憂太以外の人間(特に女性と歳上男性)
享年 11歳
声優 花澤香菜

祈本里香は泣きぼくろが印象的な美少女で、小学生時代から自らの容姿をうまく利用していた節がある底知れない女の子でした。 11歳のときに交通事故で死亡。生前から独占欲が強かった里香は、それ以降怨霊となって結婚の約束をした幼馴染の乙骨への執着的な愛を顕にするようになります。 そして怨霊となった彼女は「呪いの女王」と呼ばれるほどの特級呪霊に。乙骨の呼びかけに応じて完全顕現した際には、「町1つ消えていたかも」と恐れられるほどの力を発揮しました。 乙骨への未練から怨霊になったと考えられていましたが、後にそうではないことが明らかになります。

性格・特徴

里香はとにかく乙骨のことが大好きで、彼の前ではいつもニコニコしていました。また11歳のときに乙骨に結婚の約束をするなど、少しおませさんなところがあります。 乙骨のこと以外は大嫌いで彼を害する存在は決して許しません。幼くして悪女の素質を見出されていたようですが、それが彼女のもともと持っていた気質なのか、周りの大人が勝手に言っていたことなのかは不明です。

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かわいいけど不気味なところもある……それが里香ちゃん。

【正体】祈本里香の誕生の理由と正体

呪術廻戦 折本里香
©︎芥見下々/集英社

祈本里香の誕生

車に顔を潰された里香は即死でした。乙骨が変わり果てた無残な里香の姿に呆然としていると、死んだはずの彼女の腕が動き、乙骨の足首を掴みます。以降、彼女は怨霊となって乙骨に取り憑き、乙骨に危害が加えられそうになると勝手に現れて、周りを攻撃するように。 学校に来た乙骨を、いじめっ子4人が取り囲みます。乙骨の「こっちに来ないで」という言葉も無視し、彼らは殴ろうとしました。しかし乙骨の言葉は、彼らに向けたものではなかったのです。現れた大きな手はいじめっ子を覆い、4人は狭いロッカーに詰め込まれ重傷を負ったのでした。 やがて里香の攻撃はエスカレートし、乙骨の秘匿死刑が決定します。しかし五条悟(ごじょうさとる)の取り計らいにより、乙骨の呪術高専への転入が決定。乙骨は特級過呪怨霊となった里香の呪いを解くために、呪術の勉強を始めます。

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祈本里香の正体とは

当初は里香が死んでもなお乙骨を想うあまりに呪霊となってしまったように思われていましたが、実はそうではありませんでした。成り行きから呪術高専に入学することになった乙骨でしたが、彼はなんと作中で「超大物呪術師」として扱われている菅原道真の子孫。 もとより呪術師としての素養を持っていた乙骨が自身の意識しないところで里香の死を拒んでいたことにより、彼自身が里香に呪いをかけてしまっていたのでした。

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里香ちゃんが呪いになったのは、まさかの乙骨が要因だったなんて!

【死亡】祈本里香が成仏して消えた?

呪術廻戦
©芥見下々/集英社 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

里香の力を欲する夏油傑(げとうすぐる)との直接対決で、乙骨は自分の命と引き換えに里香の呪力制限を解除。全力の攻撃で夏油を退けることに成功します。 戦闘後、醜い呪霊が姿を変え、11歳の少女の姿の里香が現れました。五条によると、藤原道真の血を引く乙骨が、里香に対して無意識に呪いをかけて、呪霊としてこの世に留めていたというのです。 自分を責める乙骨に対し、「里香はこの6年が生きてる時より幸せだったよ」と言い残し成仏していきます。両親を失い祖母に疎まれていた彼女にとって、形はどうあれずっと側にいられた怨霊としての期間は幸せだったのでしょう。 序盤から、里香の方が乙骨に執着的な愛を捧げているように描かれていました。実際は夏油との戦闘中に乙骨が「愛してるよ」と彼女に口づけをしたように、乙骨も深く彼女を愛していたのです。

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【復活】里香ちゃんとリカちゃんの違いとは

里香とリカが別物とされている理由
  • 呼び方が「里香」から「リカ」になっている
  • デザインが変更されている
  • 里香は0巻のラストで解呪され成仏した

渋谷事変後に再登場を果たした乙骨は、「リカちゃん」を引き連れていました。しかし呼び方が「里香」から変わっているうえ、見た目も異なるため、両者は別物と考えたほうがいいでしょう。 それを証明するように、178話ではリカの正体について、里香が乙骨に遺した外付けの術式と呪力の備蓄だと明かされています。里香は消えてなお乙骨を守り続け、乙骨もその想いに応え続けているのですね。

【最新】乙骨憂太の領域展開の側に……!

劇場版 呪術廻戦 0 乙骨憂太 折本里香
Ⓒ 2021 「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会 Ⓒ芥見下々/集英社

これまで謎に包まれていた乙骨憂太の領域展開ですが、第249話にてついに明らかになりました。彼の領域展開である「真贋相愛」は、他者が持っている生得術式を必中効果として与えることができるという非常に強力なもの。領域展開の名前に「相愛」という言葉が入っているのも、乙骨らしいですね。 そんな彼がおこなった領域展開の側には、なんとリカの姿が。乙骨はこれまでのようにリカと協力しながら、宿儺との戦いを継続します。

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ついに明かされた乙骨の領域展開の名前が、彼らしくて良すぎる……!

【声優】祈本里香役:花澤香菜

花澤香菜

2021年12月24日公開の『劇場版 呪術廻戦 0』で初アニメ化となった祈本里香。担当声優は花澤香菜(はなざわかな)です。花澤は生前の里香と怨霊、どちらも担当します。 花澤はもともと子役として活動しており、後に声優メインへと転向。可愛らしく明るい声質をいかした『化物語』の千石撫子役や『はたらく細胞』の赤血球役を演じる一方で、『PSYCHO-PASS』の常守朱役のようなクールなキャラもこなす実力派声優のひとりです。 彼女はオーディションで同役を射止めたことも発表されており、オーディションをきっかけに作品ファンになったとのこと。先に発表されていた乙骨役の緒方恵美との掛け合いにも期待が高まります。

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【能力】呪いの女王:祈本里香

里香は「呪いの女王」と呼ばれるほどの強さを誇ります。その実力は未知数で、乙骨が里香を呼び出した際に五条は「町1つ消えていたかもしれない」と咎められていました。 また上層部の言葉に、「そうなれば命懸けで止めてました」と五条は応えています。もちろん0巻時点で、五条は特級呪術師であり相当な実力でした。作中最強である彼でも、里香は命を懸けなければ戦えないほどの呪いなのです。 以下では、里香の能力や術式について解説していきます。

術式コピー

本来1つしか持つことができない術式を、無条件でコピーすることができます。作中では狗巻家相伝の高等術式「呪言(じゅごん)」をコピーしていました。

底なしの呪力

里香は底なしの呪力の持ち主。規格外の術式の運用や、乙骨の身体能力の底上げに役立っていました。乙骨自身は膨大な呪力量を持つとはいえ無尽蔵ではないようなので、これは彼女の力と考えられます。

反転術式

0巻で仲間に治療を施すために、乙骨が咄嗟に使っていたのが反転術式です。かなり難しい技術を要する術式ですが、乙骨の持って生まれた才能によって可能になったと考えられます。

【強さ】祈本里香は五条悟や両面宿儺を超えるのか

両面宿儺との比較

両面宿儺 呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

両面宿儺と里香は、どちらも「呪いの王」「呪いの女王」と呼ばれていたり、本編の主人公、前日譚の主人公に憑いていたりと、共通点が多いです。 この両者の強さについては、ファンブックにて宿儺のほうが上だと明言されています。里香は乙骨を守るためだったらなんでもできそうですが、さすがに最強と名高い宿儺には勝てないということでしょうか……。

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五条悟との比較

五条悟 呪術廻戦
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

現代最強の術師として名高い五条。彼は作中で虎杖から宿儺とどっちが強いのかとたずねられ、「力を全て取り戻した宿儺ならちょっとしんどいかな」と答えていました。しかしその後、結局は「勝つさ」とも続けています。 これを踏まえれば、宿儺より弱いとされている里香と戦った場合は、五条が余裕で勝利をおさめる可能性が高いでしょう。

【過去】両親の死と乙骨との出会い

里香の幼少期:父親は消息不明?

劇場版 呪術廻戦 0 折本里香
Ⓒ 2021 「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会 Ⓒ芥見下々/集英社

里香が5歳の頃、彼女の母親は死亡しています。調査しても原因が分からなかったことから、呪いが関係している可能性もあります。 また小学校入学直前、彼女は父親と登山に出かけますが、2人は行方不明に。里香だけが発見され、父親は行方をくらませ生死不明となります。以降、保護された里香は父方の祖母の家に預けられました。 しかし祖母は息子と嫁が里香によって殺されたと信じ込んでいたため、関係は最悪だったと思われます。「憂太以外の人間は大嫌い」という想いや、大好きな憂太に対する執着心は、幼い頃から身近な大人に悪意を向けられ続けていたせいなのではないでしょうか。

乙骨との出会いと突然の別れ

呪術廻戦 乙骨憂太 折本里香
©︎芥見下々/集英社

遭難後に検査入院した病院で、里香は肺炎で入院していた乙骨と出会いました。退院後2人は同じ小学校へ進学し、仲良くなっていきます。 乙骨の11歳の誕生日、里香は祖母のタンスから持ち出した母の結婚指輪を乙骨にプレゼント。2人は将来結婚することを誓いあいますしかしその帰り道、里香は交通事故で死亡するのでした。

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【かわいい・嫌い】祈本里香がメンヘラすぎる?

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里香ちゃん、いまだに謎が多くて気になるキャラ。一体過去に何があったのか……成仏したときの笑顔を見ると、そんなに悪い子には見えないよね。呪霊になってもまっすぐに乙骨を愛し続けるところ、健気で大好き。

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最初はメンヘラすぎて怖……嫌い……と思ってたけど、乙骨に怒られて泣いちゃう場面は呪霊なのに可愛く見えてしまった。最期に「あんまり早くこっちにきちゃダメだよ?」と笑うシーンを見ると、ヤンデレという言葉はふさわしくないのかもしれない。失礼だな、純愛だよ。

祈本里香が登場する劇場版「呪術廻戦 0」も見逃せない!

0巻の映画が公開し、さらに乙骨憂太が本編再登場を果たし、ますます話題になるであろう「呪いの女王」祈本里香を紹介しました。 乙骨を語る上で欠かせない存在として、0巻から改めて「リカちゃん」こと里香をおさらいしてみるのもおすすめです。