「ハンターハンター」未回収の伏線を徹底考察!作中の謎20個をおさらいしよう
ゾルディック家の謎・伏線3つを考察
ゾルディック家の謎・伏線一覧
- キルアとアルカ・ナニカの謎
- ジグ・ゾルディックがナニカを持ち帰った?
- カルトが幻影旅団に入った目的は?
①キルアとアルカ・ナニカの謎
いまだに構成員の全貌が分からないゾルディック家の中でも謎が多いのが4子のアルカです。キルアだけが彼女を妹として扱っていますが、他の家族は男として扱っているのも妙。 キルアのみがナニカに命令できるというのも謎です。「欲望の共依存」と説明される厄災なので、キルア側も何らかの依存をナニカにしているのかも? 今後それが大きな代償となってキルアを苦しめる可能性もありそう。もしくは2人の関係が謎の多い五大厄災の謎を解き明かすヒントになるかもしれません。性別の認知のズレや、未だ不明瞭な謎の兄の存在ともつながると面白くなりそうです。
②ジグ・ゾルディックがナニカを持ち帰った?
ナニカ(アイ)はネテロ会長と共に暗黒大陸を探検したゾルディック家のZZIGG(ジグ)が持ち帰ったと考えるのが自然な気がします。しかしジグがゾルディック家の中でどんな立ち位置にいる人物なのかは不明。 キルアの高祖父マハはネテロと過去にやりあったとゼノが発言しています。そうなるとジグは曽祖父にあたるのでしょうか。いずれにしてもネテロとお忍びで暗黒大陸に行ったのは数十年前、11歳前後のアルカが生まれるはるか昔です。 アイは代々ゾルディック家の誰かに憑いてきたのかもしれません。そのあたりの経緯も暗黒大陸篇で明らかになるのでしょうか。
③カルトが幻影旅団に入った目的は?
ゾルディック兄弟の末子カルトはヒソカが抜けた後の幻影旅団に入団しています。カルトは入団理由を「兄さんを取り戻すため」と述懐。これが誰を指すのかは判断が難しいところです。 ナニカに憑かれたアルカを取り戻す、アルカを大事にするキルアの目を覚まさせる、という解釈もできそう。謎の多い一家なのでまだ登場していない兄がいる可能性も。 幻影旅団は暗黒大陸篇で全滅の危機にあります。そこの動きに関連してカルトの目的も判明しそうです。
幻影旅団に関する謎・伏線4つを考察
幻影旅団に関する謎・伏線一覧
- 幻影旅団は全員死ぬのか
- クロロがいた船室の番号37564の謎
- イルミは死んでいてヒソカが成りすましている?
- 流星街の謎のビデオテープは?
①幻影旅団は全員死ぬのか
劇場で配布された0巻に掲載されていた1問1答。そこで作者はクラピカや幻影旅団は今後どうなるのか?という質問に「全員死にます」と答えています。 生あるものはやがて死ぬという意味の可能性も大いにありますが、作者がこう断言している以上、全滅の可能性は高そうです。気になるのは全滅してしまう原因。 1番可能性が考えられるのは、ヒソカによって全員殺されてしまうという説。実際ヒソカは全員を殺すためブラックホエール号に乗船しているので、ヒソカがこれを成し遂げると同時に幻影旅団の全滅が成立することになります。
②クロロがいた船室の番号37564の謎
上述した全滅説をさらに濃厚にしているのが、366話に登場する船室番号が「37564=みなごろし」になっている点。この番号が描かれた直後、険しい表情のクロロが描かれます。 367話で旅団全員が集合していますが、このときと366話でクロロの服装が違うのです。加えて船に乗った時点でクロロが1人でいるのも妙な気がします。 このことから366話と367話の時系列が逆で、366話時点ではすでにクロロ以外が死んでいるのではないでしょうか。
③イルミは死んでいてヒソカが成りすましている?
12巻と36巻の表紙を見比べてみると、死んだ団員が花に置き換わっています。その中で花を手にしているイルミには口が描かれていません。 口がない=死人に口無し=イルミ死亡と考えられます。もしくはイルミは言えない秘密を抱えている、という解釈もできそう。 他にも377話では ・一人称がオレからボクに変化(ヒソカの一人称はボク) ・船での自己紹介が「ハーイボクはイルミ=敗北はイルミ」と読める ・同コマのイルミの手の形が「ヒ」になっている など気になる点が多々。イルミの生死はなんとも言えませんが、ヒソカがイルミになりすましている可能性は高そうです。
④流星街の謎のビデオテープは?
幻影旅団の結成理由はいまだ不明。ヒントとなりそうなのが11巻102話。幼いクロロたち数人とビデオテープが描かれていて、「始めは、ただ欲しかった」というモノローグが挿入されています。 わざわざビデオテープがアップになったコマも登場。無法地帯の流星街出身者が幻影旅団を結成するに至った裏には、このテープが関連していると考えてよさそう。そうなると何が映っているのか、誰が撮影したのかというのも気になってきますね。
ゴンに関する謎・伏線3つを考察
ゴンに関する謎・伏線一覧
- ゴンの母親は?
- ゴンの父親は本当にジンなのか?
- ゴンはこの先オーラが戻るのか
①ゴンの母親は?
ジンがゴンに残したメッセージの中で、ジンは本当の母親に関して言及していました。このときゴンは自分にはミトさんがいるからと停止ボタンを押していて、その正体は不明のままに。 ゴン的には不要な情報として続きを聞かなかったわけですが、本物の母親の存在というのはいかにも伏線っぽそう。ゴン再起の流れの中で母親の秘密が明かされるかもしれません。 一方でゴンの態度からしても、母親は本筋に関わらず謎のままとなる予感もしています。
②ゴンの父親は本当にジンなのか?
会長選挙編以降、これまで多くの謎に包まれていたジンが活発に動いています。案外あっさりとゴンとジンの再会も叶いました。ここで気になるのが、ゴンの本当の父親はジンなのか?という点。 最初にゴンがジンのメッセージを聞いた時、暗黒大陸らしき場所で超巨大なドラゴンに乗っている父親の姿が描かれました。こちらが本当の父親で、これはジンではないのではないでしょうか。 ゴンとジンは似ていますが、成長したゴンさんはあまりジンと似ていません。ジンとゴンは兄弟で、暗黒大陸に2人の本当の父親がいるという展開もあり得るかも!
③ゴンはこの先オーラが戻るのか
ネフェルピトー戦後のゴンはオーラが視えなくなっています。視えないので使うこともできず、戦線からも離脱。主人公であることを忘れそうなほど出番がありません。 漫画的にはこれは主人公がさらなる進化を遂げるための布石です。普通の人に戻ったことで得た気づき、それを活かして周りとは一線を画す念能力の使い手に進化、そこからの主人公復活劇……というのがこの後待っているはず。 オーラは戻るでしょうが、ナニカのお願いは治療に使ったばかり。他にベストな方法が思いつきませんが、そのヒントも暗黒大陸にあるのかもしれません。
暗黒大陸編に関する謎・伏線5つを考察
暗黒大陸編に関する謎・伏線一覧
- ドン=フリークスの謎
- 五大厄災の謎
- パリストンの目的は?
- サイレントマジョリティーの使い手は?
- この先の展開はどうなる?
①ドン=フリークスの謎
ドン=フリークスは暗黒大陸に関する「新大陸紀行」を執筆した人物。本は東版と西版が存在し、東版は約300年前に執筆されたとのこと。 ドンは今も生きていて、未発見の西版を現在進行系で執筆しているのではないかとジンは考えているようです。 ジンがゴンに残したビデオメッセージではかなり巨大なドラゴンに乗っていました。もしかしたらこれが本当はドンで、数百年生きたドンの息子がゴン説もあり得るかもしれません。
②五大厄災の謎
暗黒大陸は想像を絶する世界として描かれています。今後重要になりそうなのが、各国が政治的思惑から持ち帰った五大厄災。 いずれも人類を滅亡しかねない高い危険度を有しているのですが、現時点でこれらが本編にどう絡んでくるかはまったく予想できません。 1つずつ厄災をピックアップして5回深掘りしていくのは現実的ではなさそう。そもそも五大厄災の謎が全て回収されるのか、まずはそこが気になるところです。
③パリストンの目的は?
元十二支んのパリストンは作中屈指の曲者です。暗黒大陸篇ではビヨンド=ネテロの暗黒大陸探検隊に参加していますが、彼の手には約5000体のキメラアントがあります。 当初はこの5000体をハンター協会の出方次第で、協会か世界にばらまこうとしていましたがこれはジンによって阻止されました。 30巻の表紙でパリストンとサイユウだけが後ろで手を組んでいて、後にサイユウが内通者と判明。パリストンも結託していると予想され、今後暗黒大陸でなにかを仕掛けてくるかもしれません。
④サイレントマジョリティーの使い手は?
王位継承戦で起きた暗殺騒動で使われている「11人いる(サイレントマジョリティー)」。複数の犯人候補がいる中で、ファンの中で有力視されているのは第2王妃所属兵スラッカ。 スラッカがバビマイナの肩に触れて口笛を吹いた後、彼の背後に黒ぼっこが出現しています。またスラッカの姿が見えない日は暗殺も起きておらず、クラピカが言ったように発動条件が満たせなかったのかも。 また大穴として非戦闘員の1人ユウリ説も。正直能力の発動条件すら不明のため、憶測が憶測を呼んでいる状態。ファンの間でもムシャホ説やサトビ説など意見が分かれています。
⑤この先の展開はどうなる?
まだ暗黒大陸に到着する前ですが、懐かしい顔ぶれも登場してクライマックス感が漂っています。 ブラックホエール号ではヒソカによる幻影旅団狩りがスタート。クロロとヒソカ、そして現在メインで動いているクラピカの因縁はそろそろ終結してもよさそう。 キルアと共にいるナニカの正体は五大厄災の1つガス生命体アイでしょう。となるとキルアも暗黒大陸へ向かいそう。ゴンもオーラ復活の手がかりを求めて暗黒大陸へ向かう可能性も0ではありません。 そうなればゴンとジン、そしてドン=フリークスの真相も明らかになるのではないでしょうか。第2章という形でジン篇が始まっても面白そうですが、いずれにしても完結を拝みたい!
キメラアント編の謎・伏線2つを考察
キメラアント編の謎・伏線一覧
- キメラアントが流れ着いたワケ
- 少女カイトとコアラの謎
①キメラアントが流れ着いたワケ
キメラアントは本来暗黒大陸に生息している生物です。人類は案内人なしには限界海境線を渡ることすらできません。そんな暗黒大陸から、キメラアントの女王はなぜか瀕死の状態でNGLに漂着しました。 暗黒大陸内で内戦のようなものが起きたのかもしれません。暗黒大陸で別の種に襲撃され、兵たちが彼女だけを暗黒大陸の外に逃がしたとするなら、その争いは暗黒大陸に向かっている人類も無関係ではいられないでしょう。
②少女カイトとコアラの謎
キメラアント篇で少女の子供蟻として転生した通称カイトちゃん。普段の一人称はあたちですが、ゴンと話す際はカイトの記憶が色濃く出るのかオレを使います。自らカイトを名乗りだしたので、人格としてはカイトのものが強く残っている様子。 ゴンにとってカイトは重要な存在でした。カイトの人格が強く残っているなら、念能力を失ったゴンが再起するきっかけをカイトちゃんが作ってくれるかも。コアラのキメラアントを部下にしたのも、今後戦線に戻ってくるための伏線かもしれません。
ジャイロなど細かい謎・伏線3つを考察
ジャイロなど細かい謎・伏線一覧
- ジャイロは再登場するのか
- センリツの姿を変えた「闇のソナタ」
- 十二支んの中の裏切り者の伏線
①ジャイロは再登場するのか
キメラアントが根城にしたNGLの創設者だったジャイロは、女王の存命中にNGL外へと脱走しています。そんな彼の生い立ちはわざわざ1話消費してまで描かれました。となると作者としては重要人物に位置づけていそう。 かつての側近だったウェルフィンたちはジャイロの生存を確信していて、彼を追って流星街へ。ウェルフィンの「『建国』の準備は済んでるかもしれねーぜ?」が伏線となるなら、再登場もあるかも? しかし暗黒大陸篇だけでもかなり風呂敷が広がってしまっている印象なので、さらにジャイロを本編に絡めるのは難しい気もします。
②センリツの姿を変えた「闇のソナタ」
暗黒大陸篇で久々に登場したセンリツは、かつて魔王が作曲したという呪いの独奏器楽曲「闇のソナタ」を聴いたことで姿が変わってしまいました。この「闇のソナタ」と暗黒大陸も何らかの関係がありそう。 「闇のソナタ」にまつわる話が真実だとすると、暗黒大陸には魔王が存在するということに。さらにそんないわくつきのものが、どうやって人間界にやってきたのかも新たな謎に。「闇のソナタ」に関連してはるか太古の人と暗黒大陸との関わりも明らかになるかもしれません。
③十二支んの中の裏切り者の伏線
パリストンのところで少し触れましたが、十二支んが描かれる30巻の表紙は伏線になっていそう。後ろで手を組むサイユウとパリストンのうち、サイユウは内通者が確定。 さらにジン、ミザイストム、カンザイがポケットに手を突っ込んでいます。「手の内を見せていない」つまりなんらかの秘密を抱えている可能性が大。3人が派閥を超えて協力関係にあるのか、それぞれ別個に別の目的があるのかは不明です。 幻影旅団と同じく十二支んも表紙にヒントがあるようですが、幻影旅団を模したようにみせたミスリードの可能性もまだ捨てきれません。
連載再開&完結が待ち遠しい!まだまだアツい「ハンターハンター」
未回収の謎を中心に「ハンターハンター」の気になる今後の展開について紹介しました。本編は暗黒大陸篇へと突入、さらに広い世界を舞台にした冒険が始まろうとしています。規模が大きくなった分、ますます今後の展開が読めなくなりました。 だからこそ一刻も早く続きが読みたい!ゴンの戦線復帰も含め、これからどうなっちゃうの!?というあらゆる予想を、圧巻の冨樫ワールドでねじ伏せてほしいところ。先生が生み出すたったひとつの正解が待ち遠しいですね!