檜佐木修兵の卍解が小説で判明!生死や乱菊との関係も解説【BLEACH】
檜佐木修兵のプロフィール
本名 | 檜佐木修兵(ひさぎしゅうへい) |
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役職 | 九番隊副隊長 , 瀞霊廷通信編集長 |
斬魄刀 | 風死 |
卍解 | 風死絞縄 |
初登場 | 12巻 |
声優 | 小西克幸 , 小林ゆう(幼少時代) |
檜佐木修兵は護廷十三隊の九番隊副隊長。左頬に刻まれた「69」の入れ墨と目の下のライン、右頬に3本の傷が入っているのが特徴です。 死神の養成学校「真央霊術院」時代から優秀で、在学時に護廷十三隊へ内定していました。 吉良イヅルと阿散井恋次、雛森桃の先輩にあたり、特にイヅルとは揃って飲み仲間の松本乱菊に潰されている描写があります。寡黙で真面目ですが、現世のバイクを瀞霊廷で乗り回して怒られたり、重要な連絡を貰えなかったりと、ちょっと残念なイケメンです。
私服がダサいって本当?
アニメ『BLEACH』関連の映像から、作中屈指の私服ダサいキャラとして定着しています。 最もファンをドン引きさせたのが、ジャンプフェスタ・アニメツアー2005上映作品『BLEACH -The Sealed Sword Frenzy-』のEDで見せた奇抜すぎる私服。もはや服とも言えない、素肌にネットのようなものを纏った出で立ちは衝撃的でした。
【生死】檜佐木修兵は死亡したのか?
「千年血戦篇」終盤の70巻635話。ユーハバッハ親衛隊リジェ・バロの狙撃により、死神の急所である「鎖結」と「魄睡」を撃ち抜かれ、一時死亡説が流れました。 しかし、74巻でしれっと再登場!小説「Can't_Fear_Your_Own_World」にて、一命を取り留め井上織姫の治療で回復したことが判明し、本編後まで生き残っています。
【小説】『Can't_Fear_Your_Own_World』の主人公に抜擢!
本編完結を記念したノベライズ第2弾「Can't_Fear_Your_Own_World」。原作者監修のもと、第1弾に続き成田良悟が手がけた全3巻のスピンオフ小説です。 「千年血戦篇」から半年後、四大貴族を狙う暗殺を皮切りに、三界それぞれで事件が発生しました。 それらに四大貴族の一角・綱彌代家の新当主が関わっており、檜佐木は瀞霊廷通信の編集長として取材を進めるうち、自らの過去と向き合うことになります。
小説で檜佐木の卍解が明らかに!
卍解 | 風死絞縄 |
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読み | ふしのこうじょう |
卍解 登場回 |
3巻 |
本編で会得したと言及があったものの、披露されなかった檜佐木の卍解。乱菊には「卍解するするサギ」と揶揄されていました。 小説にて明かされた卍解は、漆黒の球体から現れた無数の鎖が檜佐木と敵に絡みつき、両者の霊圧を均等に吸い上げていくというもの。どちらかが傷つくたび、蓄積された霊圧で回復するので、泥沼試合に持ち込み援軍を期待する戦い方が理想形です。 鎌同士を繋ぐ鎖こそが風死の本質であり、京楽春水曰く「縛道系の卍解の極地」。自分が死ぬのも相手を殺すのも怖い、檜佐木らしい卍解と言えます。
作者も気づかなかった檜佐木の「主人公気質」
- 優秀でイケメンなのになぜかイジられキャラ
- 泣き虫だった少年がヒーローに救われて同じ道を歩む
- 憧れの人には振り向いてもらえないのに、他の人には好意を持たれる
- 師と呼べる存在を得て己の弱さと向き合うが、道を違えた師と対峙する
ノベライズ版の著者・成田良悟は、早くから上記のような主人公気質に注目していたそうです。 一方、原作者の久保帯人にとってはまったくの予想外で、成田から指摘されて初めて、「言われてみれば……」と気がついたとのこと。 檜佐木の「戦うことへの恐怖」というテーマも、かなり主人公らしいですよね。
【関係①】檜佐木の好きな人は松本乱菊!片思いなのか?
外伝「カラブリ+」をはじめ、単行本おまけページやアニメオリジナル回などでは、檜佐木が乱菊を好きだと匂わせる描写がいくつかありました。 その真偽は不明ですが、檜佐木のむっつりスケベな妄想に必ず乱菊が登場しているため、好みの女性が巨乳で気が強い年上女性なのは間違いないでしょう。「カラブリ+」収録のアンケートで、乱菊→檜佐木の印象が「馬鹿っぽい、頼りにならなそう」などと書かれていることから、あくまでいじりがいがある後輩止まりのようです。
檜佐木は色仕掛けに弱い
綱彌代家新当主の取材を行う際、京楽や六車らに「色仕掛けに負けそう」と心配されていました。 もしも釘を刺されてなければ、完現術者・道羽根アウラの蠱惑的な言葉に篭絡されかけていたので、敵味方関係なくハニトラに弱いと周知されているようです。
【関係②】九番隊隊長だった六車拳西に憧れ死神の道へ
本編開始から101年前、護挺十三隊を巻き込む大事件「魂魄消失案件」が起きます。 六車率いる九番隊は、調査に向かう道中で虚に襲われる少年3人を救出。うち1人が少年時代の檜佐木であり、六車は「泣くな!」と一喝して去って行きます。憧れを募らせた檜佐木は、彼の名に因んで頬に「69」という数字を刻みました。 紆余曲折の末、「破面篇」後に無事再会を果たし、九番隊隊長と副隊長として関係が続いています。
【関係③】蟹沢ほたるを喪った心の傷と戦う恐怖
霊術院6回生の時、1回生の魂葬実習の引率をしていたところを巨大虚に襲撃されました。 檜佐木は右頬に傷を負った上に同期の蟹沢を喪い、それ以降、戦うことが怖くなってしまいます。同じく同期の青鹿によると、蟹沢は檜佐木に恋心を抱いていたそう。小説版で彼女の墓参りをするシーンがあり、檜佐木にとっても大切な存在だったようです。
【活躍】小説は大活躍だけど本編はあまり良いとこなし⁉
尸魂界篇
暴走する十一番隊を制圧すべく、第五席・綾瀬川弓親を担当することになります。 副隊長と第五席となれば力の差は歴然ですが、弓親が隠していた能力によって敗北。戦闘シーンの描写も丸々カットされており、当て馬のような扱いでした。さらに、戦いへの恐怖を肯定し導いてくれた師でもある九番隊隊長・東仙要が謀反を起こした藍染惣右介に味方したと知り、捕らえようとするも取り逃がしました。
破面篇
藍染らが現世に侵攻する際、転界結柱を護衛する任務を任された檜佐木。従属官フィンドール・キャリアスと戦闘になり、「風死」を始解して容赦なく勝利しました。 乱菊と雛森桃の助太刀に入るも、アヨンに返り討ちにされボロボロに……。その後、七番隊隊長・狛村左陣と虚化した東仙の戦闘に乱入。「あなたはもう東仙隊長ではない」と言いながら風死で彼を貫き、一時は和解しかけるものの、東仙は藍染の手で始末されます。
千年血戦篇
滅却師ドリスコール・ベルチに殺されかけたところ、総隊長・山本元柳斎重國に救われます。 マスク・ド・マスキュリン戦でも敗北、ペペ・ワキャブラーダに操られ、「(星十字騎士団を)1人片付けた」と嘯きつつ現れ朽木白哉に襲いかかりました。リジェ・バロの能力「万物貫通」で死神の急所を撃ち抜かれ、しばらく戦線を離脱します。 六車との修行で卍解を会得した描写はあるものの、披露されることはありませんでした。
【斬魄刀】刈れ「風死」
檜佐木修兵の斬魄刀は「風死」で解号は「狩れ」。破面のフィンドール・キャリアス戦で初めて始解が披露され、六車にも「かなりの高威力を持つ」と評価されました。 能力の解放に合わせて、鎌の根本が鎖で繋がれた二刀の鎖鎌のような形状に変化。一見、「二刀一対」の斬魄刀に見えるものの、作中で正式に否定されました。変幻自在な戦法を得意としますが、命を刈り取る鎌のような始解を本人は嫌っています。
【声優】檜佐木修兵役は小西克幸!
アニメ「BLEACH」で檜佐木修兵を演じるのは声優、舞台俳優の小西克幸。主人公・黒崎一護の同級生である浅野啓吾役の声優も務めました。 主な出演作には、「鬼滅の刃」の宇髄天元役や「SHAMAN KING」の阿弥陀丸役などがあり、「ポケモン」では多数のポケモンを演じています。
檜佐木修兵は主人公らしい弱さと強さを秘めたキャラクター
自分が死ぬことにも、敵を殺すことにも恐怖を感じる檜佐木修兵。そんな彼のジレンマが形になったのが、風死の卍解「風死絞縄」の能力です。 誰より人間らしく、主人公らしい彼の魅力を知りたい人は、ノベライズ版も読んでみてください!