『葬送のフリーレン』フェルンは死亡する?かわいい魔法使いから放たれた「ちっさ」とは
『葬送のフリーレン』フェルンのプロフィール

フェルンはフリーレンの弟子で、突出した才能を持つ魔法使いです。幼い頃にフリーレンの仲間・ハイターに拾われ、彼のもとで暮らしていました。現在はフリーレンとシュタルクとともに旅を続けています。 生真面目かつ冷静な性格のためあまり感情を表に出さないタイプですが、優しくまっすぐな心の持ち主です。堪忍袋の緒が切れると静かな怒りを見せ、そのときのフェルンのことはフリーレンもシュタルクも心底怖がっています。 基本的には常識人ですが少々天然っぽいところもあり、そのあたりのギャップも魅力のひとつです。 そんな彼女の名前の由来は、ドイツ語で「遠い」を意味する「Fern」。フリーレンと出会った頃は幼い少女だった彼女も、旅の中で18歳まで成長しています。
クールに見えるけど実は可愛いところ満載のフェルン。知れば知るほど好きになっちゃいます。
【死亡】フェルンが亡くなる理由は老衰?

2025年12月時点の展開でフェルンの死亡は確認されていません。 主要人物のひとりであり作中屈指の実力者でもあるフェルン。そんな重要な立ち位置にいる彼女が、今後死亡する可能性はかなり低いといえるでしょう。特に戦いの中で無惨に殺される……という結末は、作品全体の雰囲気を考慮に入れてもあまり考えられません。 あるとすればフリーレンたちとの旅を終えた後、何十年も経ってから寿命で亡くなるという展開でしょうか。長い寿命を持つフリーレンが、愛弟子であるフェルンの人生を最期まで見届けられるのであれば、それは悲しくはありますが美しい終わり方ですよね。
フェルンにはフリーレンとの冒険をいつまでも続けて欲しいですね。
蝶のモチーフは成長を表す
フェルンは「蝶を出す魔法」を好むほか、蝶がデザインされた髪飾りをするなど、蝶との深い繋がりが示されています。 蝶は幼虫→さなぎ→成虫と変化していくことから、様々な作品で「成長や輪廻の象徴」として扱われてきました。フェルンと蝶の強い結びつきは、彼女が人間としても魔法使いとしても大きく成長していくこと、そして人生を全うして次の命へ生まれ変わることを示唆していると推測できます。
ヒンメルやハイターも老衰で死亡した

ヒンメルやハイターなど、フリーレンの大切なひとたちは「老衰」で死亡しています。この点もフェルン老衰説を後押しする根拠のひとつです。 本作にはフリーレンの目的地である「死者が住まう場所・オレオール」など、「死」や「別れ」にちなんだモチーフが多々描かれています。おそらく、フリーレンは様々な出会いと別れを通して人間の心を理解していき、最後にフェルンの穏やかな死を見送るのではないでしょうか。
アニメのEDがフェルンの死亡を示唆してる?
アニメ版『葬送のフリーレン』の1期第2クールのED映像には、棺桶らしきモノの上にフェルンの髪飾りがある、何とも不穏なシーンが収録されています。このあと、髪飾りの蝶が飛んでいき、それを探すようなフリーレンが登場。最後にこの蝶がフェルンになり、フリーレンと再会します。 もしかしたらこれは、フェルンの死、そしてオレオールでの再会を示唆しているのではないでしょうか。その詳細ははっきりしていませんが、「フェルンの死」を強く匂わせる内容になっていることは確かです。
戦闘で大ダメージを食らう場面も
フェルンは命の危機に晒されたことが何度かあります。アウラたちとの戦いではリュグナーと交戦し、体の各所から出血するほどのダメージを負いました。さらに、一級魔法使い試験のなかで、フリーレンの複製と対峙。フェルンでさえ理解できない、高位の魔法を食らい追い詰められてしまいました。 魔法使いとして高い実力を持つ彼女ですが、ピンチに陥った場面も少なくありません。このことから、一部の読者は「戦闘中に命を落とすのでは?」と噂しています。
【強さ】フェルンが使う魔法は?
| 得意魔法 | 一般攻撃魔法 , 魔族を殺す魔法(ゾルトラーク) , 防御魔法 , 飛行魔法 , その他民間魔法 ※特に魔法の速射・連射技術は作中随一 |
|---|---|
| ランク | 一級魔法使い |
| 名バトル | リュグナーとの戦闘(原作:3巻19話~21話・アニメ:1期9話) |
フェルンは幼い頃からすでに魔法使いの才能を開花させており、たった4年で一人前といえるほどの力を身につけました。常人であれば10年はかかるという説明からも、彼女がどれほど特別な存在であるかがうかがえます。 師匠であるフリーレンはもちろん、最強の魔法使いとされるゼーリエもフェルンの実力を認め、自分の弟子にしようとまでしていました。 師であるフリーレンを上回るほどの「魔法の速射・連射技術」が強みで、作中ではリュグナーやエーレ、ソリテールといった強敵を打ち破っています。また、彼女はフリーレンと同様に、自身の魔力を抑え込んで本来の実力を秘匿。相手を油断させて隙を作る、狡猾な工夫もこらしています。
いずれフリーレンを超える?

弟子が師匠を越える展開はバトル要素のある作品の王道ともいえるでしょうが、フリーレンとフェルンに限っては、その図式は当てはまらないような気もします。 というのもフリーレンの強さを支えているのは、本人の才能や努力だけでなく圧倒的な経験値……つまりこれまで生きてきた1000年以上もの積み重ねだからです。 フェルンはいくら才能があるといっても、フリーレン以上の時を生きることはできません。そのためフリーレンが弱体化したりフェルンが経験値を一気に手に入れたりといった特別なイベントでもない限り、フェルンがフリーレンを上回ることはないのではないでしょうか。
【ちっさ】フェルンはシュタルクと付き合ってる?結婚は!?

フェルンはともに旅をしているシュタルクと仲が良く、付き合ってはいないものの異性として意識しあっています。 はじめふたりはあまりいい関係ではありませんでした。しかし一緒に過ごすうち相手の美点に気付き始め、お互いに誕生日プレゼントを贈り合ってからはよりいっそう距離が縮まるように。 67話ではシュタルク発案でデートに出かけることになるのですが、フェルンがおしゃれをしていたり、それを見たシュタルクが「こんなに可愛かったっけ…」と内心思っていたりと、実にいい雰囲気になっていました。 こうした描写を見る限りふたりが付き合うのは時間の問題にも思えますし、メインキャラ同士なので最終的に結婚なんてこともありえるかもしれません。フリーレンが喜びそうな展開ですね……。
伝説の名言「ちっさ」とは

この言葉は、フェルンがシュタルクに対して放った伝説の名言です。シュタルクがドラゴンを討伐した後、フリーレンが手に入れた「服が透けて見える魔法」。この魔法を使用したフェルンがシュタルクの股間あたりを見た後に放ったのがこの言葉です。 フェルンが意外な一面を見せ、ファンたちの笑いを誘ったインパクト抜群の発言。普段のフェルンなら言わなそうな辛辣なセリフですが、だからこそシュタルクとの信頼関係(上下関係?)が伝わってきます。ただこの「ちっさ」発言は、いったい誰と比較してのものだったのでしょうか……。
フェルンがまさかの下ネタ発言!?予想外過ぎる一言で、私も思わず笑ってしまいました。
フェルンとシュタルクには共通点がある?

フェルンの師はハイターとフリーレン、シュタルクの師はアイゼン。どちらも元・勇者パーティの優れた師匠のもとで、厳しい鍛錬を積んできました。さらに、フェルンは両親を亡くした戦災孤児で、シュタルクも魔族に故郷を滅ぼされ家族と別離。2人の生い立ちや過去には多くの共通点があるのです。 そのため、フェルンとシュタルクはお互いに共感できる部分も多いはず。それも影響して、両者は惹かれ合っているものと思われます。
ザインのセリフ「もう付き合っちゃえよ!!」にファン大共感!

冒険の途中、険悪になったフェルンとシュタルクのあいだに入ったザイン。よくよく話を聞いてみると、喧嘩のきっかけは「シュタルクが冷たい手でフェルンの顔をさわった」という、何とも可愛らしいものでした。ザインは仲裁を終えたあと、「もう付き合っちゃえよ‼」と発言。 このセリフに「その通り」「付き合ってない方が不自然」など、共感する声が数多くあがりました。作中の描写を見るに、フェルンたちが惹かれ合っているのは確定。「早く想いを伝え合って欲しい!」と、やきもきしているファンは多いはずです。
【性格】フェルンは冷静で物静かで不思議?

フェルンは冷静で物静かな性格をしています。かなりドライな部分もあるようで、フリーレンでさえためらう「魔族の殺害」を、何の躊躇もなくやってのけた場面もありました。 彼女は「強くなること」に対する情熱や執念をほとんど持っておらず、その心構えに勘付いたゼンゼは「不思議な子だ」と発言。フェルンの掴み所のない人間性を端的に表現していました。 また、フェルンは道徳やルールを遵守しようとする「規範意識」が高く、「朝寝坊」や「ギャンブル」など不真面目な行動を嫌悪。真面目かつ頑固な一面も持っています。
【かわいい】フェルンは意外と表情豊かでかわいい!

- そもそもお顔がかわいい
- しっかり者で真面目なところがかわいい
- 基本的に無表情で淡々としていてもそこがかわいい
- 拗ねると「むっすー」顔をするところがまたかわいい
- 笑顔もやっぱりかわいい
- フリーレン様大好きなところが最高にかわいい
基本的に無表情で落ち着いているフェルンですが、作中では何か気に入らないことがあると「むっすー」と頬をふくらませる姿も描かれています。普段は大人びているからこそ、たまに見せる子どもっぽさには思わず胸キュンです! またフェルンはなんだかんだでフリーレンのことが大好きなので、他の人に彼女をとられそうになって拗ねたり嫉妬したりする場面も。しっかり者でお母さんとまで呼ばれてしまうフェルンですが、意外と表情豊かで年相応に幼いところもあるのです。
フェルンは意外と表情豊かで、そこが本当に可愛いです!
フリーレンに振り回されながらも、なんだかんだ彼女のことが大好きなところがいい!
【お母さん】フェルンは面倒見がいいしっかり者!

しっかり者で面倒見もいいフェルン。いい加減でずぼらなフリーレンの世話をよく焼いているので、完全に師匠と弟子、保護者と被保護者の立場が逆転しています。 本人も作中で、フリーレンを起こしたりご飯を食べさせたり服を着せたりする自分について、「これ私完全にお母さんですよね」と発言していました。フリーレンからお母さん呼ばわりされてしまうシーンなどもあり、フェルンのママっぷりがうかがえます。
【過去】フェルンはなぜフリーレンと旅をすることに?
フェルンは戦争で家族を失った孤児で、絶望のあまりみずから命を絶とうとしていたところをハイターに助けられました。フェルンは彼に並々ならぬ感謝を感じており、幼くして魔法を独学で学んでいたのも、ハイターに恩返しするためだったのです。 その後フェルンはハイターを訪ねてやってきたフリーレンと出会い、彼女に修行をつけてもらったことで一人前の魔法使いに成長します。 ハイターが亡くなってからは、フェルンとフリーレンはともに旅に出ることに。フリーレンははじめフェルンを連れていくつもりはありませんでしたが、ハイターから託されたことやその才能を認めたことから彼女を引き取ると決めました。
【名言】フェルンの名セリフを紹介
「必要なものは覚悟だけだったのです。 必死に積み上げてきたものは決して裏切りません。」
この言葉は、フェルンが初めて魔物と戦った時のことを回想しながら放った名言。ヘタレでビビりでありながらも密かに修行を積んでいたシュタルクの修行の跡を見たフェルンは、フリーレンに対して「きっとシュタルクは逃げない」と言った後に続けてこの言葉を放ちます。 この時フェルンは、シュタルクにどこか自分の姿を重ね合わせていたのかもしれませんね。
「あなたが私を知ろうとしてくれたことが、堪らなく嬉しいのです。」
フリーレンと出会い、長い時をともに過ごしてきたフェルン。この言葉は旅のさなか、フリーレンが誕生日プレゼントを渡してくれた際にフェルンが言った言葉です。フリーレンは必死でプレゼントを考えて購入したものの、「フェルンのこと何もわからない」と申し訳なさそうな顔をしてしまいます。 それを見たフェルンは「知ろうとしてくれたことが嬉しい」とフリーレンにあたたかな微笑みを向けるのです。フリーレンとフェルンの絆、そして2人の優しさが伝わってくるあたたかい名言となっています。
「過去なんて関係ありません。私の見てきた戦士シュタルクは一度たりとも逃げ出していません。」
旅の途中で仲間となり、フェルンとの深い絆を築いてきたシュタルク。この言葉は過去を悔やむ彼に向けて、フェルンが放った言葉です。シュタルクはかつて故郷の村が襲われたとき、家族を見捨てて逃げてしまいました。彼はそのことを今でも後悔し、自分を「逃げてばかりの失敗作」とまで評するのです。 それを聞いたフェルンは「過去なんて関係ありません」とシュタルクの悔恨を一蹴。フェルンはしっかりと「今」のシュタルクを見て、大きな信頼を寄せているようでした。
【声優】フェルンを演じるのは市ノ瀬加那

アニメ『葬送のフリーレン』でフェルンを演じるのは、シグマ・セブン所属の市ノ瀬加那です。 癒し系の可愛らしい声の持ち主で、落ち着いたタイプから元気系までさまざまな役柄をこなしてきました。おもな代表作には『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のスレッタ・マーキュリー役などが挙げられます。 落ち着いていると同時に可愛らしいところもあるフェルンにぴったりのキャスティングといえるのではないでしょうか。いろいろな表情を見せてくれそうで楽しみですね!
『葬送のフリーレン』はかわいくて“お母さん”な愛されキャラ!
しっかり者でやさしくてちょっと子どもっぽいところもあり、周りからも読者からも愛されるキャラであるフェルン。魔法使いとしての才能も図抜けており、これからの成長が楽しみです。もちろんシュタルクとの関係が今後どう変化していくかも気になりますね!



















