2019年9月17日更新

映画「スターウォーズ4 新たなる希望」今さら人に聞けないポイントを解説!エピソード7とも深いつながりが

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『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』を徹底紹介!

世界をSFブームに導いた大人気シリーズの記念すべき第1作目『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』。ジョージ・ルーカスが作り上げた映画史に残る作品です。 この記事では、「新たなる希望」の重要ポイントや登場キャラクターをおさえつつ、「フォースの覚醒」がオマージュを捧げている部分を紹介します。

「新たなる希望」の重要ポイント①:ルークと仲間たちの出会い

壮大なスペースオペラの幕開けにふさわしく、本作では主人公が次々と仲間となるキャラクターに出会う様子が描かれていきます。 ルークがガラクタ市で買ったR2-D2とC-3POは、彼が思った以上に重要な存在でした。そして、旅をはじめるために雇ったハン・ソロとは、運命共同体ともいえる近しい間柄になっていきます。さらに生き別れの双子の妹と出会い、彼は自分の本当の使命を自覚するようになりました。 人との出会いが運命を変えていく、それは冒険譚に欠かせない要素です。

「新たなる希望」の重要ポイント②:師オビ=ワン・ケノービの存在

仲間との出会い以上に、のちに師となるオビ=ワン・ケノービとの出会いがルークの運命を大きく変えました。この出会いによってルークは自分が何者であるのかを知り、ジェダイの騎士を目指すことになります。 「フォース」と呼ばれる力を使うことができる正義の騎士であるジェダイ。普通、ジェダイになるためには幼少期から修行を積む必要がありますが、ルークはその天性の資質と良き師との出会いによって、めきめきと成長していきます。 さらにその後、ルークは伝説のジェダイでありグランド・マスターであるヨーダに師事し、自分の暗黒面と向き合いながら立派なジェダイの騎士になりました。 その後ルークは、壊滅状態にあった平和維持組織ジェダイ・オーダーを、地道な活動によって再建する功績を残しています。

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映画史に残る名ヴィラン、ダース・ベイダー

「スター・ウォーズ」を観たことがなくても、おそらくほどんどの人がその見た目と名前を知っているであろう、映画史に残る名ヴィラン、ダース・ベイダー。彼は本作で初めて世界に姿を現し、強烈な印象を残しました。 「新たなる希望」では、最悪にして最強の敵として登場するダース・ベイダーは、日本の兜を参考にしたというヘルメットをはじめとする独特な衣装、不気味な呼吸音で観客に衝撃を与えます。しかし、本三部作で起こる彼の心の変化が、彼をただの悪役にとどまらない人気キャラクターにしました。 また、彼がシスの暗黒卿となるまでの悲劇的な人生を描いた新三部作も、その人気を加速させる要因になったのではないでしょうか。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』と深いつながりがある!?

大人気シリーズを締めくくる続三部作の1作目「フォースの覚醒」は、シリーズ最初の三部作の1作目である「新たなる希望」のリメイクなのでは、といわれるほどキャラクターや設定、シーンに似通っている部分があります。 続三部作の主人公である少女レイは、ルークと同じく成人に近くなってからジェダイの資質を自覚し、フォースを扱う修行を始めます。また、新キャラクターBB-8は、シリーズの人気キャラクターR2-D2に似ていますし、その役割もほぼ同じです。 他にも悪役のダース・ベイダーとカイロ・レンや、主人公の師としてのオビ=ワンとハン・ソロなど、類似点を上げればきりがありません。 「フォースの覚醒」に散りばめられたこれらのオマージュを見つけるのも、シリーズものならではの楽しみ。「フォースの覚醒」を観る前に、もう一度「新たなる希望」を観直してみると、より味わい深い魅力を発見できるかもしれません。

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『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の主要キャラクター/キャスト、吹替声優を紹介

ルーク・スカイウォーカー (演:マーク・ハミル/吹替:島田敏)

宇宙の辺境の惑星、タトゥイーンに住む素朴な青年ルーク・スカイウォーカー。機械いじりとスピーダーというバイクの運転が得意な彼は、田舎暮らしから脱却し、戦闘機のパイロットを養成する学校へ通うことを希望しています。しかしひょんなことからオビ=ワン・ケノービと出会い、彼の運命の歯車は回り始めます。 スター・ウォーズシリーズ4〜6の主人公、ルーク・スカイウォーカーを演じるのはマーク・ハミル。テレビ映画でキャリアを積んだのち、劇場映画初出演となったのが本作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』でした。 ルーク役の日本語吹替を担当するのは、アニメ『ちびまる子ちゃん』のさくら友蔵や「ドラゴンボール」シリーズのブロリー役などで知られる島田敏です。

ハン・ソロ (演:ハリソン・フォード/吹替:磯部勉)

ミレニアム・ファルコン号の船長であり、相棒のチューバッカとともに密輸業を生業とするハン・ソロ。ルーク・スカイウォーカーやオビ=ワン・ケノービと出会ったことで、彼の運命もまた変わっていきます。 ハン・ソロを演じるハリソン・フォードは、本作の監督であるジョージ・ルーカスの青春映画『アメリカン・グラフィティ』に出演しており、ジョージ・ルーカスと親交がありました。 その縁から、レイア役のオーディションにて、相手役として手伝っていたハリソン・フォード。彼はそのままハン・ソロ役に起用されることとなったのです。彼のキャリアの中では本シリーズは、「インディー・ジョーンズ」シリーズとならぶ代表作の一つとしてあげられます。 吹替版でハン・ソロ役を演じた磯部勉は、フォードの他の出演作でも彼の吹替多く担当している声優です。そのほかに、メル・ギブソンやチョウ・ユンファの吹替を多く担当しています。

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レイア・オーガナ (演:キャリー・フィッシャー/吹替:高島雅羅)

惑星オルデラン王室の姫レイア。18歳という若さでオルデランの女王に選出されます。帝国軍の超巨大基地デス・スターの設計図を手にしたレイアは、帝国軍に囚われそうになる直前にR2-D2、C-3POに設計図を託し、オビ=ワンに設計図を届けるよう依頼するのでした。 女優デビー・レイノルズの娘であるキャリー・フィッシャーがレイア姫を演じました。最終オーディションでジョディー・フォスターとレイア役を争い、キャリー・フィッシャーが勝ち取りました。キャスティングの理由の一つに、レイアとの共通点として「有名人の娘」であることがあげられるそうです。 吹替版では、ジュリア・ロバーツやデミ・ムーア、ミシェル・ファイファーら、数多くの女優の担当声優として活躍する高島雅羅がレイア・オーガナ役の声優を務めています。

ダース・ベイダー (演:デビッド・プラウズ、ジェームズ・アール・ジョーンズ/吹替:大平透)

ダース・ベイダーは、強大な力を持ったシスの暗黒卿。帝国軍のボス的存在として、主人公ルーク・スカイウォーカーたちの前に立ちはだかる、言わずとしれた敵役です。 スーツを着てダース・ベイダー役を演じたのは、デビッド・プラウズ。デビッド・プラウズには強い訛りがあったので、声優はジェームズ・アール・ジョーンズが担当しています。 日本語の吹き替え声優は、ハクション大魔王や『笑ウせぇるすまん』の喪黒福造役などで有名な大平透が務めています。

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オビ=ワン・ケノービ (演:アレック・ギネス/吹替:納谷悟朗)

タトゥイーンに住む謎の老人で、当初はベン・ケノービと名乗っていました。実は彼には大きな秘密があり、ルークは彼と出会ったことで自分の出生の秘密を知ります。 本作の製作時、すでに実力とキャリアを兼ね備えた名優であったアレック・ギネスがオビ=ワン・ケノービを演じました。 オビ=ワンの声優を担当するのは、『ルパン三世』の初代・銭形警部の声優を担当した納谷悟朗です。

『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』その他の人気キャラクター/キャスト、声優を紹介!

R2-D2 (演:ケニー・ベイカー)

ルークがジャンク市で購入した古いドロイド、R2-D2はのちに本シリーズでトップクラスの人気キャラクターとなります。 R2-D2を演じたケニー・ベイカーは112cmという身長を活かし、実際にロボットスーツの中に入って演じました。

C-3PO (演:アンソニー・ダニエルズ、吹替:野沢那智)

R2-D2と行動をともにしているC-3POは、600万を越す宇宙言語を話す翻訳ドロイド。非常にやかましい性格です。R2-D2と共に物語における狂言回しとしての役割も果たしています。 C-3POを演じたのはイギリスの俳優アンソニー・ダニエルズです。当初C-3POはアメリカ英語を話す予定だったそうですが、監督のルーカスはダニエルズのイギリス英語が礼儀作法にうるさいC-3POにぴったりだと感じて、変更したそうです。 C-3POの吹替を務めた野沢那智は、ブルース・ウィリスやアル・パチーノ、クリント・イーストウッドなど、数々の名優の担当声優として活躍しました。

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チューバッカ (演:ピーター・メイヒュー)

ウーキー族でのチューバッカはハン・ソロとともにオビ=ワンらに雇われた密輸商人です。ハン・ソロとは固い友情で結ばれており、いつでも一緒に行動しています。 チューバッカ役を演じたのは、ピーター・メイヒュー。身長は2m20cmという高身長が採用の決め手だったそうです。

『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』のトリビア

ストーム・トルーパーの秘密!

タトウィーンのシーンは、チュニジアで撮影されました。そのため、顔を明かす必要のないストームトルーパーは現地のチュニジア人を雇い、演じさせたといいます。 チュニジアの通貨で8500ディナールという出演料を払ったということなのですが、当時のレートで8500ディナールは6.5ドルにしかみたない金額だったといいます。 大人気シリーズとなった今では、有名俳優から英国王室の王子たちまで、ストームトルーパー役でカメオ出演しているのとは、当時は想像もつかなかったでしょう。

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ハリソン・フォードは出演しない予定だった?

#ThrowbackThursday - Oh, hai Han! #tbt #BehindTheScenes #Latergram

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ハリソン・フォードは当初、ジョージ・ルーカスが監督を務める映画『アメリカン・グラフィティー』の撮影をしていました。 この縁から、フォードはレイア役のオーディション現場に居合わせており、ハン・ソロ役に抜擢されます。もともとはスターウォーズに出演する全ての俳優は、新人にすると決定しており、フォードはオーディションすら受けさせてもらえない状況だったのだとか。

劇中でマーク・ハミルの電話番号を明かされている?

ゴミ捨て場で潰されそうになっていたルークらは、助けを求めるためにC-3POに昇降口の番号を伝えますが、実はここで読みあげる番号「326-3827」は、当時のマーク・ハミルの電話番号です。

「スター・ウォーズ」を楽しむには第1作目「新たなる希望」は必須!

言わずと知れた世界的人気シリーズ「スター・ウォーズ」の原点である「新たなる希望」。その後、前日譚として製作された新三部作も、シリーズの最終章を飾る続三部作も、本作なしには語ることができません。 名作として、長い年月を超えて幅広い世代に愛される理由は、本作だけを観ても納得できるのではないでしょうか。 2019年12月に最新作、そしてスカイウォーカー家の物語を締めくくる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の公開が予定されている今こそ、第1作目「新たなる希望」を振り返ってみるのもいいかもしれません。