2020年10月30日更新

こんなに違う?「ハリー・ポッター」映画と原作の違い10選!

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「ハリー・ポッター」シリーズの映画と原作の違い、知ってますか?

ハリーポッター
©Warner Bros Pictures

2001年に第1作目が公開され、10年の歴史を経て完結した後にも多くのファンに愛され続けている名作「ハリー・ポッター」シリーズ。2020年10月現在、前日談となる「ファンタビ」シリーズが展開されており、2作目の「黒い魔法使いの誕生」まで公開されました。 映画「ハリー・ポッター」シリーズの原作は、イギリスの作家、J・K・ローリングによるファンタジー小説であることは有名な事実です。しかし実は、映画と原作ではいくつか違いが存在します。 本記事ではそんな違いについて、徹底解説!本作がもっと面白くなること間違いなしです。

1.グリンデルバルドとダンブルドアの過去

グリンデルバルド ファンタビ ファンタスティックビースト
©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.

【原作】かつて仲の良い友人だった2人の関係は、グリンデルバルドがダンブルドアの妹アリアナの死によって闇の世界へと足を踏み入れることで、大きく変わります。 【映画】「ハリー・ポッター」シリーズではグリンデルバルド自体あまり登場しません。アリアナのエピソードはサイドストーリーのような扱いになっているからです。 しかし「ファンタスティック・ビースト」シリーズでは、2人の過去が明かされます!今後の展開に注目です。

2.ピーブス

【原作】ポルターガイストの霊、ピーブスは本筋には関与しないものの脇役として話を盛り上げてくれました。ハリーやロンがピーブスによって困らされることも度々ありましたね。 【映画】ピーブスの存在自体がカットされており、映画全シリーズを通じて登場しません。『ハリー・ポッターと賢者の石』ではリック・マイヨールによって登場シーンが撮影されていましたが、全てカットされてしまいました。

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3.ホグワーツでのバトル

ハリー・ポッターと謎のプリンス ダンブルドア
© Warner Bros.

【原作】『ハリー・ポッターと謎のプリンス』のラストシーンで、ハリーと怪我を負ったダンブルドアがホグワーツに戻ってきた時に目にしたものは、死喰い人と騎士団が戦っている様子でした。そして、ダンブルドアはスネイプに殺されてしまうのです。 【映画】もちろん映画でもこのシーンは登場しますが、死喰い人とのバトルについては描写されていません。唯一ベラトリクスが大広間のガラスを割った描写のみが、該当するシーンとなります。

4.爆発による死

ヴォルデモート
© Warner Bros.

【原作】『ハリー・ポッターと死の秘宝part2』でヴォルデモートがハリーに倒された後、彼の顔はトム・リドルそのものだったと描写されました。これは彼から闇の部分が完璧になくなったことを示唆し、闇の世界が屈したことを意味します。 【映画】それまでのシリーズでは登場しなかった爆発シーンが頻繁に登場しました。ヴォルデモートも粉々に砕けて死んでしまうので、彼の死に顔を見ることはできません。

5.予言

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ネビル・ロングボトム
©︎Warner Bros Pictures/LMK

【原作】「7月の終わりに闇の帝王を倒す男の子が、帝王に3度抗った両親のもとに生まれる」という予言に当てはまるのはハリーだけではありませんでした。ハリーの級友ネビルもそれに当てはまっていたのです。しかしヴォルデモートはハリーを選び、殺そうとしました。 【映画】この予言については詳しく述べられていません。ネビルがもう1人の男の子だったということも述べられていませんでした。

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6.授業風景のシーン

ハリー・ポッターと賢者の石 授業風景
© 2001 - Warner Bros. - All Rights Reserved

【原作】『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』以降、ハリーの学校での授業から闇の世界との戦いへと焦点が移っていきました。とは言え、作品中にはハリーが授業を受けている様子は頻繁に登場しています。 【映画】時間の制約もあるためか、よっぽど必要なエピソードでない限り授業風景はほとんどカットされてしまいました。

7.エンディング

【原作】ハリーとヴォルデモートの戦闘シーンで、ヴォルデモートは自分の殺人呪文が跳ね返ったために死んでしまいます。 【映画】戦闘中に蛇が倒されたことを知ったヴォルデモートが動揺した結果、力が弱まり粉々になって死んでしまいました。

8.リリーの目

【原作】愛するリリーと同じ色の目をした息子、ハリーの目を見ながら死んでいったスネイプ。ハリーは父ジェームズにそっくりですが、瞳の色だけ母リリーと同じ緑色をしています。 【映画】スネイプの最期のひと言に「ハリー、君の目はお母さんの目と一緒だ」と付け加えたことでより一層感動的になったこのシーン。 しかしハリーを演じたダニエル・ラドクリフの目は青、リリーを演じた女優の目は茶色です。冷静に考えてみれば2人の目は違う色をしている!と気付いてしまいますね。

9.屋敷しもべ妖精ドビーの存在

ハリー・ポッターと死の秘宝 ドビー
© Warner Bros. Entertainment/Photofest/zetaimage

【原作】『ハリー・ポッターと秘密の部屋』以降、要所要所でハリーを助けてきたドビー。最終巻で殺されるまで、第3巻を除くすべてのシリーズに登場しておりハリーとも深い信頼関係にあったことがうかがえます。 【映画】第2作目で登場して以降、『ハリー・ポッターと死の秘宝 part1』まで一切登場はなし。それにもかかわらず、ドビーの死は「死の秘宝 part1」のクライマックスとして描かれます。 原作を読んでいない人からすれば、ドビーの死が1番の見せ場と言えるシーンで取り上げられていることに疑問が残ることでしょう。

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10.トム・リドルの過去

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』ヒーロー・ファインズ(トム・リドル)
©︎ Warner Bros./Photofest/zetaimage

【原作】『ハリー・ポッターと謎のプリンス』で、トム・リドル=ヴォルデモートが闇の世界に足を踏み入れた原因が詳細に語られました。 【映画】ヴォルデモートの過去を知る上でも重要なこのエピソード、映画ではたった2シーンのみの描写でした。このシーンからは、トム・リドルが一体何者だったのかを知ることは少し難しそうです。