2020年11月25日更新

『エヴァンゲリオン』登場人物の声優キャストや名前の由来を紹介!意外と知られていない元ネタとは

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『エヴァンゲリオン』の声優や名前の元ネタを一挙に紹介

数多くの魅力的なキャラクターが登場する『エヴァンゲリオン』。設定や世界観が作り込まれている本作では、登場キャラクターにもそれぞれ固有のドラマが存在します。なかでも名前の由来は、ストーリーの結末やそのキャラクターの存在意義を示唆しているものもあり、「エヴァ」ファンならぜひ抑えておきたいところ。 この記事では主要なキャラクターの名前の由来と、声優情報をまとめて紹介していきます。ストーリーとは違った角度からキャラを掘り下げることで、作品の新たな一面に気づくかもしれません。

碇シンジ/緒方恵美

碇(いかり)シンジは『新世紀エヴァンゲリオン』の主人公です。父親・碇ゲンドウに呼ばれ第3新東京市で「サードチルドレン」としてEVA初号機のパイロットになることに。 彼は内向的な性格で一見すると優柔不断な性格です。しかし一度決めたら譲らないところがあり、使徒との命をかけた戦いの中で大きく成長していくことになります。

緒方恵美

碇シンジを演じるのは緒方恵美(おがたえみ)。デビュー作で『幽☆遊☆白書』の大人気キャラ・蔵馬役に抜擢され、その中性的で不思議な響きのある声でミステリアスな蔵馬を好演しました。一躍人気声優の仲間入りを果たします。 中性的なキャラや少年キャラを演じることが多く、『ダンガンロンパ3』では苗木誠と狛枝凪斗の1人2役を担当。幅広い役をこなす人物です。

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名前の由来

碇シンジの碇はそのまま船を繋ぎ止める碇であるという見方が一般的です。また錨を碇とあえて書くことには秘密結社フリーメーソンをモチーフにしているという説があります。 碇という文字を分解すると石と定。「石工」と「定規」と「コンパス」はフリーメーソンを表す3つのアイテム。そして碇シンジの父、碇ゲンドウの旧姓は六分儀ゲンドウ。六分儀とは船乗りにとっての「コンパス」となり、これでフリーメーソンを象徴する3つのアイテムが揃います。 また、碇シンジのシンジとは庵野秀明監督の盟友樋口真嗣から取っているという説がありますが「シンジ」=「神児」と表すことも。彼が辿った末路を考えるとしっくりくるものになっています。

綾波レイ/林原めぐみ

綾波レイ
出典 : amzn.to

綾波(あやなみ)レイは本作のメインヒロイン。「ファーストチルドレン」と呼ばれるEVA零号機のパイロットです。シンジが初めて会った際の彼女は、血の滲む包帯姿という痛々しいものでした。 物語序盤ではほとんど感情を見せることがなかった綾波レイですが、シンジとの関わりをきっかけに少しずつ表情や言葉も増えていくように。放送終了後も根強い人気を誇っているヒロインです。

林原めぐみ

綾波レイを演じたのは林原(はやしばら)めぐみ。1986年にデビュー、1990年代の声優ブームを牽引した声優のひとりです。 ミステリアスな演技に定評があり『名探偵コナン』の灰原哀役や『シャーマンキング』の恐山アンナ役などはその代表格。『らんま1/2』の早乙女らんま役や『ポケットモンスター』のムサシ役などでは、勝ち気な性格の女性を演じています。

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名前の由来

ジグソーパズル プチ2 エヴァンゲリヲン新劇場版 500スモールピース 綾波レイ (16.5cm×21.5cm、対応パネル-プチ2専用)
出典 : amzn.to

苗字の綾波は帝国海軍神風型駆逐艦32番艦「綾波」、吹雪型11番艦「綾波」、海上自衛隊あやなみ型護衛艦1番艦「あやなみ」の3つを由来としています。名前がかぶる由来が3つというのは奇妙に思えますが作中に登場した綾波レイは3人。劇中のシナリオを考えると納得がいきますね。 下の名前の由来は『美少女戦士セーラームーン』の火野レイがモデルとされています。『ウテナ』の幾原邦彦を引き抜くためのものという説があります。

惣流(式波)・アスカ・ラングレー/宮村優子

惣流(そうりゅう)・アスカ・ラングレーはEVA弐号機パイロットを務める「セカンドチルドレン」。14歳にして大学に通う頭脳の持ち主で、容姿端麗な美少女です。彼女はその生い立ちから異常なまでにプライドが高く、周りを見下す「あんたバカァ?」は彼女の口癖。 「新劇場版」では式波(しきなみ)という名前に変わっており、プライドが高い性格はそのままに、より排他的な性格になっています。

宮村優子

アスカを演じているのは宮村優子(みやむらゆうこ)です。デビューの翌年に同役でブレイク。その後はバラエティや歌手活動をするなど、1990年代に人気を博しました。 彼女の代表作には『名探偵コナン』の遠山和葉役があります。病気を患って以降は出演本数をセーブしていましたが、和葉役は引き続き続投中です。

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名前の由来

帝国海軍蒼龍型航空母艦1番艦「蒼龍」、海上自衛隊実験艦「あすか」、アメリカ海軍ラングレー型航空母艦1番艦「ラングレー」が組み合わさった名前が、旧劇場版とアニメ版のアスカの名前となっています。 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』にて式波・アスカ・ラングレーと名前が変更されたのは綾波レイと違って空母だからというバランスなのと、旧劇よりもシンジとの距離が縮まって自己犠牲の精神の持ち主になったからという説があります。

真希波・マリ・イラストリアス/坂本真綾

真希波(まきなみ)・マリ・イラストリアスは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』から登場した新キャラクターです。彼女はNERVユーロ支部所属のEVAパイロットで、赤縁眼鏡が特徴的。 意外にも好戦的な性格で、使徒との戦いもゲームのように楽しんでいました。これまでのEVAパイロットとは一線を画す存在として、物語に波乱を巻き起こしていきます。

坂本真綾

真希波・マリ・イラストリアスを演じているのは坂本真綾(さかもとまあや)。彼女はもともと子役として活動しており、声優としては『天空のエスカフローネ』の神崎ひとみ役で注目を集めました。 透明感のある声質を活かしたヒロイン役や少年役まで幅広い役をこなす実力者。『黒執事』のシエル・ファントムハイヴ役や『鬼滅の刃』の珠世役、『Re:ゼロから始める異世界生活』のエキドナ役などが有名です。

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名前の由来

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』にて新登場したこのキャラクター、名前は大日本帝国海軍夕雲型5番艦「巻波」、イギリス海軍アロガント級戦列艦、フェイム級戦列艦、イラストリアス級空母1番艦R87・インヴィンシブル級空母2番艦R06「イラストリアス」に由来しています。 海上自衛隊綾波型護衛艦には「あやなみ」、「しきなみ」、「まきなみ」とあるため、女性チルドレンの名前に統一感が出るようになりました。

渚カヲル/石田彰

渚カヲルは赤い瞳が印象的な、ミステリアスな美少年です。TVアニメ版では第24話「最後のシ者」のみの登場ながら、熱狂的なファンを生み出しています。 「交響曲第九番」を口ずさみながらシンジの前に現れ、シンジにとって最高の時間と最悪の結末をもたらすキーパーソンに。圧倒的な存在感とカリスマ性を放つ、異質なキャラです。

石田彰

石田彰

渚カヲルの人気の立役者となったのは、ミステリアスな演技に定評のある石田彰(いしだあきら)です。1988年のデビュー以降、多くの人気キャラを演じてきた人気ベテラン声優。業界内でもマイペースで自分の世界を持っている人物として有名です。 彼の性別を越えて役をこなす声は「石田ボイス」と呼ばれており、代表作には『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のアスラン・ザラ役や『銀魂』の桂小太郎役、『鬼滅の刃』の猗窩座役などがあります。

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名前の由来

海の「渚」を由来にしています。また、渚を分解するとシと者になり使者、死者と読むことが出来るようになり、彼の正体を暗示しているのです。

鈴原トウジ/関智一

鈴原トウジはシンジのクラスメート。関西弁を話す熱血漢な少年です。シンジや相田ケンスケ共々「3バカトリオ」と呼ばれ、序盤では日常シーンを象徴するキャラとして登場していました。 後に「フォースチルドレン」としてEVA3号機のパイロットに選出され、使徒との戦いに関わっていくことになります。

関智一

鈴原トウジを演じているのは関智一(せきともかず)です。声優としてはテンションの高い熱血漢からクールなキャラまでこなす実力派で、劇団・ヘロヘロQカムパニーの代表も務めるマルチエンターテイナー。 「Fate」シリーズのギルガメッシュ役や『のだめカンタービレ』の千秋真一役、『鬼滅の刃』の不死川実弥役、『サイコパス PSYCHO-PASS』の狡噛慎也役などが有名です。

名前の由来

苗字も名前も村上龍著『愛と幻想のファシズム』の鈴原冬治から来ています。

葛城ミサト/三石琴乃

葛城(かつらぎ)ミサトは特務機関NERV所属の一尉。EVAによる使徒殲滅作戦の立案や指揮を一手に担う優秀な指揮官です。シンジにとっては、直属の上司であり保護者兼姉のような存在。 彼女の私生活はズボラそのもの。同居することになった中学生のシンジに呆れられるほどで、家の中にはビールの空き缶が転がっています。予告時の「サービスサービスぅ」というセリフが有名です。

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三石琴乃

葛城ミサトを演じているのは三石琴乃(みついしことの)です。『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎ・セーラームーン役で一躍有名に。同役に関しては新アニメ版『美少女戦士セーラームーンCrystal』でも続投しており、変わらぬうさぎの声を披露しています。 『ドラえもん』ののび太のママ役や『機動戦士ガンダムSEED』のマリュー・ラミアス役も有名です。

名前の由来

大日本帝国海軍雲龍型航空母艦三番艦「葛城」がモデルです。名前のミサトは漫画『あいつ』の泉ミサトから来ています。

碇ゲンドウ/立木文彦

碇ゲンドウはシンジの父親であり、特務機関NERV総司令です。シンジが幼い頃に知人に預けた為、彼とは長年会っていませんでしたが、彼をEVA初号機専属パイロットにすべく自身のもとに呼び戻しました。 彼は「人類補完計画」のために暗躍しており、腹黒さ漂う人物。彼が発言する際のポーズは「ゲンドウポーズ」として有名です。

立木文彦

碇ゲンドウ役を演じるのは立木文彦(たちきふみひこ)です。ダンディな声を活かした役柄をこなすと同時に、コミカルな役も得意としています。バラエティのナレーションも数多く担当しており、『世界の果てまでイッテQ!』は特に有名。 アニメでは『銀魂』の「マダオ」こと長谷川泰三役や、『BLEACH』の更木剣八役などが有名です。

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名前の由来

姓の碇は庵野秀明監督の大学生時代の友人から来ているという説もあります。ゲンドウの方は今作の前に企画していながら実現できなかった作品から来ているという説も。 碇ゲンドウの旧姓は六分儀ゲンドウです。碇シンジという船が動く上での指針となるという意味にも取れます。

赤木リツコ/山口由里子

赤木リツコは特務機関NERV技術開発部に所属する科学者。エヴァンゲリオン開発責任者であると同時に、スーパーコンピューターシステム「MAGI」の管理・運営担当者です。 作戦指揮官のミサトとは親友同士。ミサトが熱血漢タイプなのに対して、リツコは冷静沈着なタイプ。彼女は終盤にかけて、ゲンドウに協力して暗躍することになります。

山口由里子

クールビューティーな赤木リツコを演じているのは山口由里子(やまぐちゆりこ)です。リツコを演じる以前は、主に舞台俳優として活動していました。 彼女の代表作には『ONE PIECE』のニコ・ロビン役が挙げられます。同作ではニコ・ロビンの母親であるニコ・オルビアの声も担当しました。

名前の由来

大日本帝国海軍航空母艦「赤城」から来ています。名前のリツコは庵野秀明の中学生時代の友人から借りたものとのことです。

冬月コウゾウ/清川元夢

冬月(ふゆつき)コウゾウは特務機関NERV副司令です。彼は碇ゲンドウの数少ない理解者でもあります。彼はもともと大学教授をしていました。その頃学生だったゲンドウや、後にゲンドウと結婚するユイと出会います。 NERVでは基本的に実務処理を担当していますが、ゲンドウ不在時などは彼が指揮を執ることも。出会った頃の立場もあり、NERV内でゲンドウを「碇」と呼び捨てにする数少ない人物です。

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清川元夢

冬月コウゾウを演じているのは、1950年代から俳優として活動している清川元夢(きよかわもとむ)です(画像右)。本業は舞台俳優で、本人も声優より俳優志向であることを発言しています。 庵野秀明監督作品に出演することが多く、『ふしぎの海のナディア』ではガーゴイル役を演じていました。冬月の容姿は清川が元となっています。

名前の由来

大日本帝国海軍秋月級駆逐艦8番艦「冬月」から苗字が来ており、名前のコウゾウは語感重視で付けられています。戦後は輸送艦として使われ、船体の一部は防波堤に利用されました。

加持リョウジ/山寺宏一

加持(かじ)リョウジは特務機関NERV特殊監査部の諜報員。物語開始時はドイツ支部にいましたが、惣流・アスカ・ラングレーの来日に随伴。彼女の保護者的役割を担いつつ、碇ゲンドウの司令の元諜報活動を行います。 ミサトやリツコとは大学時代の同級生で、ミサトとは元恋人でした。ラフで気さくな雰囲気を漂わせていますが、三重スパイをこなす切れ者で、作中きっての食えない人物です。

山寺宏一

加持リョウジを演じるのは“7色の声を持つ声優”と言われる山寺宏一(やまでらこういち)です。彼の演じるキャラは7色と言われるだけあり、多岐にわたります。 ディズニーのドナルドダック役や『アンパンマン』のチーズ役と2代目ジャムおじさん役、『カウボーイビバップ』のスパイク役などが有名。山寺は長年『おはスタ』のMCも担当しており、知名度も抜群の声優です。

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名前の由来

加持は船の舵から。リョウジの方は鈴原トウジと同じく村上龍著『愛と幻想のファシズム』の山岸良治から来ています。 以上のようにエヴァのキャラクターにはそれぞれ由来があります。これを把握してからもう一度『エヴァンゲリオン』を観てみると新たな発見があることでしょう。