『平成狸合戦ぽんぽこ』声優出演者まとめ

2017年7月6日更新

1994年に公開されたスタジオジブリ製作・高畑勲監督の傑作『平成狸合戦ぽんぽこ』。狸たちが住処を守るため「化け学」をもって人間に立ち向かう様はキュートかつシリアスで、多くの人々に感動を与えました。今回は『平成狸合戦ぽんぽこ』のあらすじと声優キャストをまとめてお届けします。

そいやっさ!ジブリが送る狸ファンタジー『平成狸合戦ぽんぽこ』

平成狸合戦ぽんぽこ2

『平成狸合戦ぽんぽこ』は1994年、スタジオジブリによって製作された劇場アニメ映画です。高畑勲(原作・脚本・監督)と宮崎駿(企画)がタッグを組み生まれた本作は、住処を守ろうと奮闘する狸たちを描いたハートフルな人情劇で、放映から20年以上が経つ今でも根強い人気を誇っています。

多摩ニュータウン建設のために住処を失うことになった狸たちは、ふるさとを守るため人間に立ち向かう決心をします。見どころは何と言っても狸たちの使う“化け学”。狸たちが見せる奇怪変化は可愛らしくもどこか恐ろしさ漂うものばかりです。

俳優、落語家など声のキャストには豪華著名人が多数!

平成狸合戦ぽんぽこ3

声優には俳優のみならず落語家も多く起用されました。落語家の声調は純和風な映画の雰囲気にとてもフィットしています。

映画の“語り”には古今亭志ん朝

三代目古今亭志ん朝

映画の語りを担当したのは三代目古今亭志ん朝。五代目古今亭志ん生の次男で、十代目金原亭馬生を兄に持つ落語家です。実力、名声ともに高く、七代目立川談志、五代目三遊亭円楽、五代目春風亭柳朝と並んで落語界の四天王と呼ばれました。

江戸落語の代表者である三代目古今亭志ん朝の語りが、『平成狸合戦ぽんぽこ』の世界観を引き立てています。

主人公正吉には野々村真

平成狸合戦ぽんぽこ正吉

野々村真

物語の主人公正吉は、冷静で人間的な思考を持つ若狸。群れの中でも優等生である正吉を演じるのは、俳優でタレントの野々村真。

情報番組、クイズ番組、ドラマなど、各方面で多彩なキャラを見せる彼ですが、声優としてのキャリアは『平成狸合戦ぽんぽこ』だけ。世間の持つ“おバカキャラ”というイメージを封じて、野々村真が挑んだ正吉はそれだけでも一見の価値アリです。

正吉の妻おキヨには女優の石田ゆり子

平成狸合戦ぽんぽこ おキヨ

出典: ameblo.jp

石田ゆり子

おキヨは正吉と恋仲にあり、正吉とともに“双子の星作戦”を決行したメスの狸。弱さを見せない気丈なおキヨの声は、女優の石田ゆり子が担当しました。

石田ゆり子は『黄泉がえり』『悼む人』など数多くの映画・ドラマに出演する名女優です。演技力はもちろん、美貌と可愛らしさでも絶大な支持を得ています。『平成狸合戦ぽんぽこ』を皮切りに、その後『もののけ姫』『コクリコ坂から』のジブリ二作にも声優として起用されました。

鷹ヶ森の権太には泉谷しげる

平成狸合戦ぽんぽこ 権太

出典: ameblo.jp

泉谷しげる

武闘派で手荒い手段を好む鷹ヶ森の権太を演じるのはシンガーソングライターで俳優の泉谷しげる。血が荒く強行手段を辞さない権太の性格に、泉谷しげるの勝気な声色がとてもマッチしています。

1971年のデビュー以来、歌手としての活動にとどまらず、映画・ドラマなどでユニークなキャラクターを発揮してきました。その強烈な個性は声の出演でも健在のようです。

鶴亀和尚には五代目柳家小さん

平成狸合戦ぽんぽこ鶴亀和尚

出典: ameblo.jp

五代目林家小さん

菩提餅山万福寺に住み着く長老狸・鶴亀和尚。思慮深い大長老を、五代目柳家小さんが演じます。

五代目柳家小さんは1915年生まれの落語家で、1995年には落語家初の重要無形文化財(人間国宝)に認定されました。また、落語家としての活動のみならず、映画やドラマにも多く出演しています。2002年に病歿されましたが、五代目柳家小さんの小粋な喋りは、鶴亀和尚に宿り残り続けます。

おろく婆には清川虹子

平成狸合戦ぽんぽこ おろく婆

清川虹子

出典: gensun.org

母ちゃん役として山の狸たちの面倒を見る一方、化け学の先生として講習や実技練習を行うおろく婆。最後まで狸たちを見守ったおろく婆の声を、喜劇女優清川虹子が担当しました。

清川虹子は1912年、千葉県松戸市に生まれた喜劇女優です。1956年の放映後、次々と続編が撮られた映画『サザエさん』では磯野舟を演じました。

正吉の幼なじみ・ぽん吉には九代目林家正蔵

平成狸合戦ぽんぽこ ぽん吉

出典: ameblo.jp

九代目林家正蔵

正吉の幼なじみで親友のぽん吉は、化けることのできない並みの狸。化けはできないけれど純真無垢で優しい性格のぽん吉を、林家こぶ平(九代目林家正蔵)が演じました。ぽん吉の見た目や性格が九代目林家正蔵自身と良くシンクロしていて、違和感なく物語に入り込むことはができます。

こぶ平時代、タレントとしてテレビに出演することが多かった彼ですが、九代目林家正蔵を襲名してからは落語家としての仕事に専念しています。