リヴァイ・アッカーマンは死亡した?人類最強の男の正体とは【進撃の巨人】
斬新な世界観と驚愕の展開で、多くの読者を惹きつけ続ける漫画『進撃の巨人』。その中でも随一の人気を誇るのが、調査兵団のリヴァイ兵長です。 この記事ではリヴァイの過去や本名、性格などのキャラクター情報のほか、アニメ版の声優や実写版の俳優など、リヴァイの魅力や秘密を明らかにしていきます。 ※この記事は『進撃の巨人』の重要なネタバレを含みます。
リヴァイ兵長のプロフィール・基本情報
所属階級 | 調査兵団兵士長 |
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年齢 | 30代 |
誕生日 | 12月25日 |
身長 | 160cm |
体重 | 65kg |
血液型 | A型 |
声優 | 神谷浩史 |
初登場(漫画) | 4巻14話(番外編では3巻) |
初登場(アニメ) | 1期4話(アニメ) |
本名はリヴァイ・アッカーマン。身長160㎝、体重65㎏。戦士というには小柄すぎる体格ですが、刃物のような眼光は彼の凄さを物語るに十分な迫力をもっています。最強の戦士であるリヴァイは、何体もの巨人を1度に打ち倒す恐るべき腕前の持ち主で、一個旅団(4000人)並の戦力をもつとさえ言われています。 外見で1番に目につくのは、首もとに白いクラバットを巻いた襟付きのブラウス。また、刈り上げの頭や三白眼が彼のかっこよさを際立たせています。 粗暴かつ極度の潔癖症でもあり、掃除にまつわるエピソードはフィギュアとして立体化されるほど有名です。細かな汚れに気づくなど神経質な面が目立ちますが、戦闘では冷静な判断力を武器に活躍。彼はつねに戦う準備をしており、どんな事態に対しても誰よりも早く的確に対処することが可能です。 部下にとっては恐ろしい一面を見せる一方で、苦難や死に瀕した仲間たちに声をかける優しさを見せるなど、尊敬されるに相応しい精神性も有しています。
年齢が明らかになっていない理由は?
人類最強の兵士として絶大な人気を誇るリヴァイ。気になる彼の年齢ですが、本編では明かされていないので謎のままです。 しかし、実はサイン会で作者・諫山創(いさやまはじめ)から、リヴァイの年齢は30歳よりは上だという発言が飛び出しました。正確な数字はわかりませんが30代というのは確実ですね。
リヴァイの本名は?
登場時は「リヴァイ」や「リヴァイ兵長」と呼ばれていたため、苗字が伏せられていましたが、原作56話でフルネームがリヴァイ・アッカーマンであることが判明しました。既にミカサの苗字がアッカーマンだと明かされていたことから、2人の関係やアッカーマンという苗字についての謎が浮上しました。
同じ「アッカーマン」のミカサと関係ある?
リヴァイについては母クシェルが娼館で働いていた時に身ごもった子供であるため父は不明ですが、アッカーマン本家の血筋であることが分かっています。対してミカサはシガンシナ区に移った分家の血筋。2人の関係は遠い親戚といったところでしょうか。
リヴァイの強さは並の兵士4,000人分?兵長の戦闘力を徹底解説
人類最強の兵士と称されるリヴァイは、1人で一個旅団ほどの戦闘力を誇るともいわれています。華麗な身のこなしで複数の無垢の巨人を一網打尽にするその姿は、まさに圧倒的です。 知性を持つ巨人たちや人間に対しても機動力とテクニカルな技術を発揮し翻弄するため、敵からは恐れられているのだとか。また身体能力だけでなく判断力もピカイチの彼はどのような状況であってもすぐに戦局を判断し、それぞれの戦いにおける最善の手を打つことができます。
リヴァイ兵長の強さの源
そんなリヴァイの戦闘力の高さは、「アッカーマン一族」の血を引いているからだと原作56話で明かされました。かつて王家の護衛として栄えていたアッカーマン一族は、「始祖の巨人」の能力が効かなかったために、王政から恐れられ迫害されてきた歴史があります。 アッカーマン一族に与えられた能力では、人の姿のまま巨人と同じ身体能力を引き出したり、100%体を使いこなすリミッター解除を意図的に行ったりできるのです。 その他にもリヴァイはアッカーマン一族特有の「過去にアッカーマン一族が積み重ねた戦闘経験を得る」という特殊能力も持っています。
リヴァイは人類最強なのか!ミカサとどちらが強い?
結論からいうとミカサよりもリヴァイが強いと考察します。 幼い頃から戦うことが身近だったという経験値の差があるのはもちろんですが、対「九つの巨人」戦を振り返ると、やはりリヴァイは別格。 序盤から「女型の巨人」をズタボロにして攫われたエレンを奪還、「獣の巨人」戦では爆速で本体を引きずり出してみせました。ちなみに獣とはこの後2回対峙しますが、どちらも圧勝しています。 一方のミカサはリヴァイが4000人分と言われるのに対して、100人分の戦力と評されていました。実際に彼女の場合は仲間と共闘して「九つの巨人」といい勝負といったシーンが描かれるので、万全の状態のリヴァイはやはり人類最強で間違いないでしょう。
【最終回ネタバレ】リヴァイは死亡した?人類最強の男の最後
「これが結末らしい……お前らが捧げた……心臓の……」
ジークの自爆によって重傷を負い、死亡説が流れていたリヴァイですが、結論からいうと最終回で生存が確認されています。 最終回ではエレンの真の目的が果たされ、世界中から巨人の力が消滅。この結果を受けて、リヴァイはこれまでに命を落としてきた仲間達の幻を前に「これが結末らしい……お前らが捧げた……心臓の……」と言葉を残しました。
最終回で見せた涙の意味とは?
普段はクールで感情をあまり表に出さないリヴァイですが、最終回で涙を見せたことがファンたちの間で話題になっていました。 ミカサたちとともにエレンを打倒し、この世から巨人を消し去ることに成功したリヴァイ。 そんな中倒れ込むリヴァイの前に、これまでの戦いで命を落としたハンジやエルヴィン、ペトラたちが次々と姿を現します。彼らは何も口にしないものの、傷を負った彼らの姿を見たリヴァイは心臓を捧げながら一筋の涙を流すのでした。 涙の意味に関する詳細は明らかにされていないものの、役割を果たしたことへの安堵の涙や犠牲となった者たちへの弔いの涙だと予想されているようです。
ガビとファルコと行動を共にしている様子
全ての戦闘が終わった時は疲れ果てた様子で座り込んでいたリヴァイでしたが、その3年後の彼は車椅子に乗った姿で登場しています。車椅子を押しているのは大きくなったファルコとガビ、そして彼らを先導するのは白いスーツに身を包んだオニャンコポンでした。 リヴァイの顔には痛々しい傷もまだ残っており、おそらく今後彼が戦線に復帰することは無さそうです。新しい土地でどのような生活を送っているのかは不明ですが、ガビやファルコとともに穏やかな暮らしを送っている様子が描かれました。
なぜ車椅子に乗っている?
リヴァイは最後の登場シーンで、車椅子に乗った姿を見せています。彼が車椅子生活になった原因としては、やはり戦いによる負傷が大きいのではないでしょうか。 最後の戦いの際、リヴァイは気絶するコニーを救うために巨人に攻撃を仕掛けます。しかし一瞬の隙を突かれて巨人に捕捉されてしまい、そのまま左足を噛み砕かれてしまいました。 その後コニーが「兵長は俺のせいで戦えなくなった」という発言していることから、リヴァイが負った傷は相当深かったことが予想されます。
リヴァイ・アッカーマンの生い立ちと活躍
知られざる過去
17巻ではスピンオフ作品にて描かれた調査兵団入団編よりもさらに過去の話となる、リヴァイの生い立ちが明かされています。今でこそ人類最強の称号を欲しいままにするリヴァイですが、彼にも青い時代があったのです。 幼少期はリヴァイの母クシェルの兄で、リヴァイの伯父にあたるケニー・アッカーマンと過ごします。クシェルが亡くなった際、リヴァイを引き取って一緒に暮らし、地下街で生きる処世術を教えました。
その後、リヴァイは王都の地下街で活動していた窃盗団のリーダーに。独学で立体起動装置の扱いも覚え、兵団クラスの実力を有していました。
エルヴィンと出会い調査兵団に入団
ある日、立体機動装置を使って盗みを働いたリヴァイと仲間たちのファーラン、イザベルは調査兵団に追われてしまいます。そこで出会ったのが、当時調査兵団分隊長であったエルヴィン。彼に捕まってしまったリヴァイたちはエルヴィンとある取引を交わすことに。 エルヴィンから提案された取引は、罪を問わない代わりに調査兵団へ入団すること。リヴァイたちの実力を見たエルヴィンは人類の戦力になると判断したのです。
リヴァイの目的
実はこの時リヴァイが盗みを働いたのは、ある目的があってのことでした。それはエルヴィンを殺害すること。王都の権力者に依頼されていたのです。エルヴィンの取引に乗り、調査兵団に入団した後もエルヴィン殺害の機会を狙っていました。 初めての壁外調査の際に、リヴァイの判断ミスによってファーランとイザベルが命を落としてしまいます。感情的になったリヴァイはエルヴィンに斬りかかりますが、エルヴィンに「人類に必要な戦力だ」と説得され、調査兵団に身を置くことを決意するのでした。
調査兵団の兵士として大いなる第一歩を踏み出すまでのこの一連の出来事は、リヴァイ自身を主人公とした外伝コミック『進撃の巨人 悔いなき選択』としてコミック化されています。
最強リヴァイ班のメンバーとその死
- エレン・イェーガー
- エルド・ジン
- グンタ・シュルツ
- オルオ・ボザド
- ペトラ・ラル
通称「リヴァイ班」と呼ばれる調査兵団の特別作戦班は、エレンの巨人化能力を解析するために編成された特殊部隊。メンバーはリヴァイとエレンを含め、強者揃いでした。 ある日突如巨大化してしまったエレンは、調査兵団で身柄を拘束されることに。そこで憲兵団と調査兵団のどちらでエレンを預かるかという討論になったものの、エレンに救いの手を差し伸べたのがリヴァイだったのです。 メンバーはリヴァイとエレンのほか4人で、リヴァイに心酔するオルオ・ボザド、リヴァイ班の紅一点のペトラ・ラル、副リーダーのエルド・ジン、リヴァイとエルヴィン団長を信頼するグンタ・シュルツ。 第57回壁外調査の折、エレンを狙って現れた“女型の巨人”との戦いで、その圧倒的な強さを前に、リヴァイとエレン以外全員が戦死。メンバーの死を目の当たりにしたリヴァイの目には哀しみより深い悲痛な眼差しがあり、自らの背負っているものの大きさを改めて噛み締めていたように見えました。
新リヴァイ班、誕生!
- エレン・イェーガー
- ミカサ・アッカーマン
- アルミン・アルレルト
- ヒストリア・レイス
- ジャン・キルシュタイン
- サシャ・ブラウス
- コニー・スプリンガー
女型の巨人との戦闘で負傷して前線を退いていたリヴァイですが、エレンとヒストリアを守るために新リヴァイ班を編成して戦線に復帰しました。 新リヴァイ班メンバーはリヴァイを除いて全員エレンと同じ104期生で、エレンとヒストリアのほかはミカサ、アルミン、ジャン、サシャ、コニーの7人です。 メンバーのほとんどが若く実戦経験の少ない者たちばかりでしたが、実戦経験が豊富な兵士たちが軒並み戦士してしまったことでこのような編成になった新リヴァイ班。のちに調査兵団が再編されたことで、憲兵団などからも人員が流入してくるようになりました。
ウォール・マリア最終奪還作戦
『進撃の巨人』の中でも最大の戦いと呼ばれる「ウォール・マリア最終奪還作戦」は、人類と巨人の存亡を賭けた戦いとして描かれています。 巨人が眠っている夜の間に、ウォール・マリアからシガンシナ区まで移動した調査兵団たち。彼らはフードを深く被り、誰がエレンか分からないようにしながら慎重に移動しました。 その後シガンシナ区付近で、エレンたちと巨人たちは決死の攻防を繰り広げることになります。調査兵団は多くの犠牲を出しながらも、団長であるエルヴィンの指示で馬を死守。しかしその働きも虚しく、調査兵団は巨人たちに気圧されていくのでした。 そんな中、エルヴィンらは自ら囮となり巨人たちのボスである獣の巨人を引き付ける作戦にでます。作戦中に囮となったエルヴィンは獣の巨人から脇腹に投石を受け、落馬した後に息を引き取りました。
ジークとの死闘、そして地鳴らしの阻止へ
なんとエレンは始祖の力を発動させ、「地鳴らし」を行うことでパラディ島以外のすべての人類を絶滅させようとしていたのです。これまで幾度となくリヴァイと死闘を繰り広げてきたジークもエレンの中に取り込まれてしまい、彼から利用されることに。 ジークは地鳴らしに加担するつもりはなかったものの、エレンの強大な力の前では従うしかなかったのです。しかしジークはアルミンの協力を得てエレンに勝機を見出し、自身が地鳴らしのトリガーであることを自覚した上でエレンの体表に現れます。 そこで自分の存在をリヴァイに知らせることで、ジークは自らリヴァイに首を差し出す形になりました。ここでリヴァイとジークの長きにわたる戦いは、ようやく幕を閉じることに。 その後リヴァイたちはエレンによる地鳴らしを止めるため、仲間とともに動きますが……。
リヴァイの死亡フラグシーンまとめ
獣の巨人との一騎打ち勝負
人類最強の兵士リヴァイにも、これは流石に死んでしまったのではと噂されたシーンがありました。それは獣の巨人との戦いの際。獣の巨人はかつてない強さで、いくらリヴァイが圧倒的とはいえ1対1で勝てるのかと心配になった人も多かったと思います。 しかし、死亡フラグだと思われたのはそれだけが理由ではありません。その前の第69話でリヴァイが「ありがとうな」というシーンがあるのです。ちょうどこの時アッカーマン一族の謎が明かされたり、ケニーがリヴァイの叔父だったなど生い立ちも明らかとなっていたため、このまま死んでしまうのかとファンの間に衝撃が走ったようでした。 結果的には見事な一騎打ちにより生き残ったリヴァイ。
ジークとの再決戦!
そんなリヴァイにもう1度死亡説が流れたのは原作114話での出来事が原因です。 その頃リヴァイはジークの脊髄液を飲んで巨人化してしまった部下に囲まれ絶体絶命の状況にありましたが、彼は元部下の巨人を倒し、獣の巨人・ジークすらも圧倒します。 しかしジークが雷槍の爆発にリヴァイを巻き込んだため、彼は重体となってしまいました。結果的にリヴァイは生還し、「地鳴らし」発動後ついにジークの首を切り落とし、長い戦いに決着を付けています。
リヴァイ・アッカーマンと関係深いキャラクター
エルヴィン・スミス
調査兵団の団長であるエルヴィンはリヴァイを調査兵団に引き入れた人物であり、リヴァイの盟友でもあります。リヴァイは孤高の存在でありながらエルヴィンには全幅の信頼を置いており、彼の言うことであればどのような内容でも従います。 ウォール・マリア奪還作戦の際にエルヴィンが重傷を負った際には、巨人化薬の力で彼を生き延びさせようとしたリヴァイ。しかしリヴァイはエルヴィンのあるうわ言を聞いたことで思い留まり、彼を休ませることに決めるのでした。 最期もエルヴィンに対して必ず獣の巨人を倒すことを約束していることから、リヴァイとエルヴィンは強い絆で結ばれているように見えます。
ハンジ・ゾエ
ハンジはリヴァイの調査兵団における同僚で、リヴァイがエルヴィンと並んで心を許している戦友でもあります。リヴァイがジークとの戦いで重傷を負った際には、ハンジが全力で治療をしたというエピソードも。 ハンジとリヴァイは同じ調査兵団のメンバーとして、お互いに精神面で支え合いながら戦っていました。ハンジが超大型巨人に1人で立ち向かおうとした際には、リヴァイはハンジのことを何も言わず送りだしています。
ケニー・アッカーマン
ケニー・アッカーマンはリヴァイの育ての親で、伯父にあたる存在です。彼は孤児となったリヴァイにスラムでの生き方や戦い方を叩き込んだのち、リヴァイが1人でも行きていけると悟ると突然姿を消すのでした。 それから十数年経ったある日、ケニーは中央憲兵を率いており、リヴァイの前に敵として再び姿を現します。リヴァイたちとの激闘の末、リヴァイに巨人化の薬を手渡すと息を引き取りました。
エレン・イェーガー
リヴァイは当初巨人化する能力を持つエレンを監視するためにリヴァイ班に所属させますが、次第にエレンのことを気に掛けるように。エレンの自由への執着心を早々に見抜いたリヴァイは、これまで以上に彼の行動に注意を向けます。 最終的にエレンは人類の敵となってしまいましたが、リヴァイはそんな彼の状態を無念に想いながら「地鳴らし」を止めるために立ち向かいます。
ミカサ・アッカーマン
ミカサはリヴァイと同じくアッカーマン一族の生き残り。リヴァイが本家なのに対し、ミカサは分家にあたります。ミカサとリヴァイは同じ血筋でありながら相対する場面もありましたが、女型の巨人との戦いの際には共闘する姿を見せました。 エレンとの最終決戦の際には、彼にとどめを刺そうとするミカサをリヴァイが援護しています。
アルミン・アルレルト
アルミンは調査兵団におけるリヴァイの部下です。リヴァイはエルヴィンの死に際に巨人化薬を投与しようとしますが、それをやめてアルミンに投与したというエピソードも。 リヴァイは未来に希望を持つアルミンに巨人化薬を投与したことに対して、「後悔はなかった」と後に振り返っています。
ジーク・イェーガー
ジークはエルヴィンをはじめとする多くの調査兵団の命を奪った張本人で、リヴァイの宿敵です。リヴァイはエルヴィンに「仇を討つ」と約束したことから、最後までジークを討つことに執着していました。 1度は追い詰めたのちに彼に逃げられたリヴァイでしたが、最後は自らの手でとどめを刺しています。
【名言】リヴァイ兵長がドSでかっこいい
切れ長の目と冷静な態度などから「ドSキャラ」が定着しているリヴァイ。そんなSっ気あふれる発言の数々も彼の魅力といっても過言ではないのではないでしょうか……。
お前の残した意志が俺に力を与える
巻数・話数 | 3巻特別編 |
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死にゆく部下の手を取り、リヴァイが「お前は十分に活躍した。そして……これからもだ」の後に続けたのがこのセリフです。自分の死は決して無駄ではない。そう思える誠意あるリヴァイの言葉に、部下は安らかな眠りに就きました。リヴァイの厳しいだけでない一面が垣間見えた瞬間です。
これは持論だが、躾に一番効くのは痛みだと思う
巻数・話数 | 5巻第19話「まだ目を見れない」 |
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これぞドS発言!かなり濃くキャラクターが出たセリフですね。 リヴァイは巨人化能力を持つエレンの処遇を決める場で、エレンの顔を思い切り蹴りながらこう言いました。「今お前に一番必要なのは言葉による『教育』ではなく『教訓』だ。しゃがんでるから丁度蹴りやすいしな」と続けてボコしていく姿も印象的です。
そして考えろ。お前のその大したことない頭でな
巻数・話数 | 6巻第24話「巨大樹の森」 |
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森を通るルートを選んだリヴァイに、エレンは疑問を呈します。それに対してリヴァイはこのセリフを言って、さらに「死にたくなきゃ必死に頭回せ」と続けました。厳しい言葉……ですが、熾烈な戦いを生き残るべく、仲間を奮い立たせるための発言だったといえるでしょう。
悔いが残らない方を自分で選べ
巻数・話数 | 6巻第25話「噛みつく」 |
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皆を守るために巨人化するべきか、人間の姿のまま馬で駆け抜けるべきか迷うエレンにお前の判断で行動しろと告げたシーン。更にエレンがどんな行動をとってもそれを否定しないとも発言。器の大きさを感じさせました。 このセリフはもちろんエレンに向けた言葉ですが、「俺にはわからないずっとそうだ…自分の力を信じても…信頼に足る仲間の選択を信じても…結果は誰にもわからなかった…」とこぼす様子を見るに、自分に対して言い聞かせているような意味合いもあるのかもしれません。 彼の若い頃を描くスピンオフ『悔いなき選択』を読むと、いっそうこの名言の重みが感じられます。
できそうかどうかじゃねぇだろ……やれ、やるしかねぇだろ
巻数・話数 | 9巻第37話「南西へ」 |
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エレンの不安定な巨人化に頼った作戦を前に、仲間がエレンにやれるかどうかを問いかけました。しかしリヴァイはエレンの返事を待たず、「やれ」と言い放ちます。 一見すると突き放したような冷たいセリフにもとれますが、一瞬の弱気が命を奪う場面を彼は何度も見てきたのでしょう。攻めあってこその強気な発言は、いつでも周りを奮い立たせます。
【番外編】俺は元々結構喋る
巻数・話数 | 8巻第32話「慈悲」 |
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意外と喋るんですね、リヴァイ兵長。思わずほっこりした読者も多かったのではないでしょうか。
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【声優】リヴァイを演じたのは神谷浩史
アニメ『進撃の巨人』で動くリヴァイに魂を吹き込んだのが、声優の神谷浩史です。『ONE PIECE』のトラファルガー・ローや『おそ松さん』のチョロ松など、代表作も数多い売れっ子声優。声優養成所の「青二塾」出身で、歌手やナレーターとしても活動しています。 メインキャラクターの声を担当することが多く、他の代表作に『機動戦士ガンダム00』のティエリア・アーデや『夏目友人帳』の夏目貴志、「〈物語〉」シリーズの阿良々木暦などがあります。 2019年3月9日には第13回声優アワードで、“ファンが選ぶ最も活躍した声優”に贈られるMVSを受賞。ファンによる一般投票で選ばれる賞だけに、その不動の人気ぶりがうかがえます。
待望の実写映画でリヴァイ登じょ……あれ?シキシマってだれ?
2015年8月・9月に前後編で連続公開した実写映画版『進撃の巨人』。エレン、ミカサをはじめ、漫画やアニメでお馴染みのキャラが実写として登場したわけですが、そこに我々のよく知る人類最強の男の姿はなく、代わりに長谷川博巳演じるシキシマという謎のオリジナルキャラクターが! 一体、なぜリヴァイは登場しなかったのでしょうか?この件に関する明確な回答はなく、一部の女性ファン層への配慮説をはじめ、さまざまな憶測が飛び交いました。何はともあれ、原作漫画でも特別な人気を持つキャラクターだけに、安易な実写化を避けたのは制作サイドの賢明な判断だったといえるかもしれません。 とはいえ、やはりリヴァイに変わる兵長的キャラクターとしてシキシマが登場した際の原作ファンの落胆ぶりも仕方がなかったように思います。そもそもリヴァイのような外見的特徴を持った俳優を探すのは至難の業、それに尽きるでしょう。
やっぱりかっこいい!リヴァイ兵長に陶酔するのも納得
ついにフィナーレを迎えた『進撃の巨人』。リヴァイが生き残って嬉しい反面、多くの犠牲を胸に生き続けなければいけない彼の心情を考えると複雑な気持ちになりますよね。 彼がガビやファルコと共に穏やかな余生を過ごせることを願いつつ、今までの調査兵団の勇士もぜひ振り返ってみてくださいね!