2018年6月19日更新

私たちは菅田将暉の何に惹かれるのか。出演映画・ドラマからカメレオンぶりに迫る

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菅田将暉に陶酔する女子続出……。ただのイケメン俳優じゃない?

菅田将暉は大阪府箕面市出身の俳優で、2008年のジュノン・ボーイ・コンテストをきっかけに芸能界入りしました。桐山蓮とW主演した『仮面ライダーW』を皮切りにあらゆるジャンルの役に挑戦し、たくさんの“顔”を見せてくれています。 2018年時点で25歳、デビューからたった9年で数え切れないほどの作品に出演しました。そんな彼の魅力そのものである演技について、出演作を辿りながら迫っていきます。

1:菅田将暉のルーツはイケメン俳優の登竜門『仮面ライダーW』【2009年】

舞台は、風車の街「風都」。探偵の心得がある左翔太郎は同居人のフィリップを巻き込み探偵の看板を掲げていましたが、事務所のオーナー鳴海亜樹子を仲間に引き入れることで、やっと探偵事務所としての体裁を整えることができたのです。翔太郎とフィリップは探偵という顔とは別に、「風都」を守る仮面ライダーとして顔を持っていました。 菅田将暉は2人のライダーのうちの1人、フィリップを演じています。 フィリップは10年前に全ての記憶を消され、組織に幽閉されていたところを翔太郎たちに助けられました。マイペースでクールな性格ですが、一緒に仕事を続けるうちに翔太郎に対して絶対的な信頼を寄せるようになります。 左翔太郎役を桐山蓮、鳴海亜樹子役を山本ひかるが演じています。菅田は本作でイケメン俳優として注目され、スター街道を歩み始めることになります。

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2:性と暴力に支配される人間たち。難役に挑戦した衝撃作【2013年】

riceballmeshi 田中裕子主演てくらい、田中さんが凄かった…。というか、なんか凄い映画だった。みんな上手すぎてドロドロした世界が余計ドロドロして、観た後ぐったりしたけど、贅沢な時間でした。
MERC 期待通りの良さだった。 菅田将暉くんの鬱陶しそうな目、線の細い身体、映像なのになぜか文学的で最高でした。

性交する時に相手に暴力を振るう性癖のある父、空襲で左手首を失いながらも魚屋を1人で切り盛りする母。高校生の遠馬(菅田)は、父とその愛人琴子と一つ屋根の下で生活しつつ、家を飛び出した母とも顔を合わせ成長してきました。 遠馬は恋人の千種に性欲をぶつけている時も、父親と同じ性癖を持っているかもしれない“己の血”に恐れを抱いていたのです。女を殴って興奮する性癖を持つ父親ですが、“血”の繋がった遠馬には一切手を出さず可愛がっていました。 そんなある日、愛人の琴子が自分のお腹に宿った子供を守るためにアパートを去りました。“血縁”に異常な執着心を持つ父は、お腹の子供を連れ去られたことに憤り琴子をしに飛び出します。琴子を見つけられなかった父親は、遠馬の恋人・千種を殴り首を絞め暴行していました。 “血”の繋がりとは何か? 田中慎弥が書いた原作小説は第146回芥川賞を受賞し、菅田は本作で日本アカデミー賞新人賞を受賞しました。

3:坊主頭で昭和初期の青年を好演、食べ物が美味しく見える朝ドラ『ごちそうさん』【2013年】

NHK朝ドラ『ごちそうさん』は、食べることに目がない主人公・め以子が、妻として母として成長していく姿を描いた作品です。学生時代までの舞台・東京から嫁ぎ先の大阪へと舞台を変え、大正から昭和にかけてたくましく生きていきます。 菅田はめ以子の長男・泰介を好演。礼儀正しい優等生として育った泰介でしたが、中学に上がる頃にはその生活も戦争に侵食され始めました。食べ物や着る物ばかりでなく家族や夢を奪っていく戦争は、泰介の性格をも変えてしまうそうになります。 しかし、懸命に生きる母や大阪の人たちを目の前に逆境に負けないことを誓い、やがては家族の支柱へと成長していくのです。 大好評だった本作は2014年4月にスプンオフドラマが制作され、その内容は、泰介(菅田)の初恋を描いたものでした。

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4:まさに掃き溜めに鶴、菅田将暉の演技も光ってます!【2014年】

kxmou これがまさに邦画って感じの暗いリアルで好きだ。映像も光と影の使い方がきれい。
igagurichan 夏の北海道が舞台なのに、暗い。重い。ジメジメとした閉鎖された世界で登場人物の行き場のない、息苦しさが映像から伝わってくる。退廃的で全てをあきらめている感じなのに、皆、ひとすじの光にしがみつこうとしている。未来を夢見みて笑顔になると、すぐさまどん底に落とされる不条理。恋愛映画でもあり、ディープな家族愛を描いた作品でもあります。 主人公の綾野剛、良かったです。でもこんな事を言うとファンの人を不快にするかもしれないけど、彼の役は彼じゃなくても良かった気がします。池脇千鶴の圧倒的な存在感。最後はいつものちーちゃん笑顔。あと本当の主役はジャケットにも写っていない弟役の菅田将暉でしょう。凄かった…。彼の演技から目が離せませんでした。16歳の頃の仮面ライダー役からずっと成長を追ってるけど、すごい役者さんになったもんだなぁ…将来が楽しみ。すっかり親戚のおばちゃん目線で感慨深かったです笑

仕事を辞めブラブラ過ごしていた佐藤達夫がパチンコ屋で知り合った青年・大城拓児。拓児に連れられて行った先で見たのは、粗末な家で暮らす拓児の家族でした。寝たきりの父とそれを介護する母、姉の千夏は水商売をして一家を支えていたのです。取り残されたような場所で光輝く千夏に、達夫は心惹かれていくのでした。 本作では、主人公の佐藤達夫を綾野剛、姉・千夏を池脇千鶴、拓児役を菅田が演じました。

5:ロングコートにパーカー?!イマドキ悪魔がカッコいい『死神くん』【2014】

「おめでとうございます!お迎えにあがりました。」死神にこう告げられるのは、近々死ぬことが決まっている人間です。 大野智が主人公を演じた『死神くん』。菅田は死神くんのライバル・悪魔役で個性的なファッションを披露しました。滞りなく冥界に導こうとする死神くんを、あの手この手で邪魔をする悪魔。“願いごとを3つ叶えることを条件に魂をとってしまう”無慈悲な悪魔ですが、時に心優しい面を見せたりと憎めないキャラクターなのです。 『ごちそうさん』の役で坊主頭のイメージがすっかり定着していた視聴者に、新たな魅力を提供した作品となりました。

6:債権者vsウシジマくんvsハイエナたち。金をめぐって“クズ”共が走る!金貸しエンターテインメント【2014年】

Yukie_Ozawa 安定の面白さ♪ 今回は若者のキャストがいい‼︎ 窪田正孝!菅田将暉! 柳楽優弥がキモいストーカーを バッチリ演じてるし笑 綾野剛は最初から最後までイケメン♡ 窪田くんの最後の焼き鳥焼いてる シーンは涙出る… やっぱり人間って 生まれながらの悪人って居ないと思った 環境とか出会いとか 人間を変えてしまう人生の人もいる (弱いだけの人もいるとは思うが…) 例え途中道を踏み外しても 元に戻れる人で在りたいなぁ そして、そんな人を許せる 器の大きい人で在りたいなぁ
toshibakuon 前作より闇金業界っぽくて面白かった。ウシジマの無表情さが物を言わせない圧力があって何事にも動じない精神がすごいな。そしてつくづくお金は恐ろしいし人を変えてしまう。泥沼にハマりこむと抜け出せずもがいてもがいて更に悪い方向に進む。柳楽優弥のストーカーが迫真でリアル。やはり真っ当に生きるのが一番だな。

超高金利の闇金「カウカウファイナンス」の社長ウシジマくん。債権者の“クズ”共から情け容赦なく取り立てる姿が、なんだか面白いと評判の『闇金ウシジマくん』シリーズ。 2クールのドラマを経て、本作は劇場版2作目となります。今回は、おなじみの“ウシジマから追い込みをかけられる債権者”の他に、カウカウファイナンスの軍資金を狙うハイエナたちが多数登場します。菅田将暉はその中の1人、加賀マサル役を演じました。 カウカウファイナンスで働く加賀マサルは、過去、助けを求めた時にウシジマに見殺しされたことを逆恨みし、復讐の機会を窺っていました。ウシジマがカウカウファイナンスにたかるハイエナたちをどう切り捌いていくのか? ドラマシリーズから主演する山田孝之の他に、綾野剛、門脇麦、窪田正孝ら若手実力派俳優が共演。裏社会を舞台にしたエンターテインメント作品です。

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7:女装した菅田将暉が可愛すぎ!“腐女子”が脱・ニート!【2014年】

mizukii auCMの鬼ちゃんが、とにかく美しすぎて、実は女なんじゃ…?と思わせるほど。良くも悪くも、それ以上も以下もなかったかなぁ、私には…
tnht77 明るい気分になれるやつをと思って借りてみた。菅田将暉と長谷川博己ってゆう配役に期待して。原作が漫画だから、内容的にもっと詰め込みたい感じは否めないけど、素直にくすっと笑えて。些細な出会いで人生変わるものだよね。

さえないクラゲオタクの倉下月海は、いわゆる“腐女子”かつ“ニート”。同族ばかりが集まった天水館でぬるい毎日を送っています。 そんな安住の地・天水館が人手に渡る危機に! ひょんなことから知り合った女装のイケメン鯉淵蔵之介とともにクラゲドレスを制作する中、月海のクリエーターとしての才能が開花したのでした。 菅田は女装の美女(?)、鯉淵蔵之介を演じています。目鼻立ちの整った美しさは一見の価値アリです。

8:“女子力”男子から総理大臣まで、菅田将暉の演技力が光る『民王』【2015年】

『民王』は、ひょんなことから父親・泰山と息子・翔の人格が入れ替わってしまうところから話が始まります。現職総理である泰山の失脚を避けるため、2人は入れ替わったままの人格~泰山は就職活動中の大学生・翔として、翔は総理大臣として~で生活を続けることにします。 タイプが全く違う2人が、それぞれの立場を全うしようとするドタバタの中で、家族愛、“本当にやりたかった政治とはないか?”に改めて気付かされるのでした。 菅田将暉は、偉大な父親の影で大人しく育った“女子力”男子・翔と、入れ替わり後の泰山を演じています。一見、両極端に見える2人ですが、そこは血の繋がった親子。正義感が強く愛情深いところはそっくりなのです。似ているところと似ていないところ、20才以上の年齢差、菅田の演技力にご注目!

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9:“くる者拒まず”で生きてきたけれど、本物の愛に出会えた【2015年】

s_8o1 ずっと見たかった映画のひとつ。原作も読みたいなー、と見終わったいま、思ったり。 とことん多部未華子がダメ女で、でもほんとにかわいくてめんどくさくて。それの繰り返しで、それを見てる度に好きになっちゃう映画。菅田くんもほんとにかっこよかった………………… ちなみ峯田がやっぱりいい味だしてて、ほんとこういう作品に必要不可欠だなーと。
toshibakuon 恋をするって最悪だ!の言葉は深いな。多部未華子は子供っぽい演技が多いのにこの映画は大人な体当たりの演技なので新境地かもしれない。狭いお風呂に綾野剛と一緒に入るシーンいいね!恋愛モノだとそんなきれいごとでは済まされないと思う事が多いけどこれは流されている恋なので結構リアルな感じが良かった。いろいろ寄り道しても最後に良い恋に辿りつけば正解だと思う。

主人公・梅宮志乃は、恋人がいてもバイト仲間と浮気してしまう少々だらしない女。恋人にフラれたのを機に、住まいと仕事も一新します。菅田は田部未華子演じる主人公・梅宮志乃のアルバイト先の仲間・川谷役で登場します。 志乃に恋心を抱き何度もアピールしますが、志乃は店長の菅原に惹かれていました。これまで“くる者拒まず”で生きてきた志乃は、菅原に出会い変わってゆくのです。店長・菅原京志郎を綾野剛が演じています。 清純派のイメージがある田部未華子が恋愛体質のダメ女に挑戦。個性的な役が多い菅田ですが、本作では等身大の若者を演じました。

10:タイトルに隠された伏線に気付いた時、もう一度、観たくなる【2016年】

B50371952 返せ!ぼくの菅田将暉さんを返せ! 白痴的で白々しい前半に退屈していたところ、トーンが変わる瞬間には思わず座り直したが、そこをピークにさらに露悪的な画面が続いていく… 紫煙をくゆらせる菅田将暉さんの手で元は取ったぞ。
Yoshiaki_Mochizuki 途中、すぐに飲み込めず混乱したがその時間が楽しかった。音楽が映像のイメージと違うと感じた。

鈴木真吾と河鳥大貴は、小学生の頃からともに過ごした幼馴染。2人は高校の時にスカウトされ芸能界デビュー、真吾は白木蓮吾という芸名でまたたく間に売れていきました。泣かず飛ばずで仕事を続ける大貴と真吾は、次第に遠い存在となっていくのです。 久しぶりに同窓会で再会し旧交を深めた2人でしたが、翌日、大貴は自殺した真吾の遺体を発見することとなるのでした。鈴木真吾(芸名・白木蓮吾)役を中島裕翔、河鳥大貴役を菅田将暉が演じています。 “幕開けから62分後の衝撃”と銘打って大きな仕掛けが施された本作。『ピンクとグレー』というタイトルの意味は?

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11:ドジでカッコ悪い幼馴染役がいじらしい!月9ドラマ『ラブソング』【2016年】

福山雅治主演の月9ドラマ『ラブソング』は、“歌う”ことでコミュニケーション能力に自信のないヒロインと心を通わせていくラブストーリーです。児童養護施設で育ったヒロイン・さくらには吃音障害があり、他人との関わりを避けて生きてきました。 菅田はさくらの児童施設時代からの幼馴染で、さくらを妹のように、恋人のように大事にしている天野空一役を演じています。大人の魅力たっぷりの福山雅治と対象的に、ドジで、リードするどころかさくらの足を引っ張る空一がいじらしくてステキです。

12:“狂気”と“暴力”に脳髄がくらくらする!『ディストラクション・ベイビーズ』【2016年】

dtanbe この映画はね、破壊する欲望で溢れている柳楽優弥が愛媛で片っ端から街の人をボコボコに殴って回る映画で、最初から最後までボコボコボコボコ本当に殴ってばかりの映画なんだけど、『コインロッカー・ベイビーズ』っぽいんだよね、破壊願望をひたすら描いてるところも似ているし恐らく意識しているんだと思うけど、俺は『コインロッカー・ベイビーズ』が好きな小説ということもあって、暴力も生々しく嫌悪感を抱くように撮っていてとても好感が持てたし、小松菜奈も拉致されるキャバ嬢ということでいやらしい雰囲気の役なんだけど、もっとエロい感じに踏み込んでたらさらに良かったなと思うけど、まあとにかくすごく良い映画だった、舞台が愛媛だから岡山県出身の俺の地元の方言と似てたよ。

愛媛県松山市西部の港町で生まれた芦原泰良。暴力とともに育った泰良は、新たな刺激を求めて故郷を飛び出して行きました。松山の中心街で出会った泰良と裕也。キャバクラ勤めの那奈を巻き込み、3人の危険な遊びが始まったのです。 喧嘩に明け暮れる芦原泰良役を柳楽優弥、泰良に声をかける北原裕也役を菅田将暉、キャバ嬢・那奈役を小松菜奈が演じています。若者の暴力的な狂気を描いた本作は、菅田の新たな代表作となるかもしれません。

13:ありのままの菅田将暉?ゆる~い会話劇を楽しむ映画『セトウツミ』【2016年】

関西の高校生、頭が良くクールなインテリメガネの内海とテンションが高くちょっとおバカな瀬戸。一見、正反対だけれども親友の二人が放課後に河原に座って喋る日常のゆる~いノリツッコミ。 主人公の内海には池松壮亮、瀬戸には菅田将暉を迎え、「何も起こらない青春があってもいいんじゃない?」というほぼ二人だけの会話劇の同名漫画を実写映画化。監督は映画『さよなら渓谷』『まほろ駅前多田便利軒』の大森立嗣が務めており、ヒロインとして中条あやみが出演しています。 菅田はツンツン頭で日常のあらゆる疑問をボケ倒す瀬戸を演じており、若手実力派俳優二人の演技をガッツリ堪能できる75分となっています。

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14:いるいる就活生を若手俳優が集結し好演【2016年】

skr_icj 原作読んだのは大学時代であまり覚えていなかったのに、観てるうちに思い出してきた。就活やSNSコミュニケーションなど現代のリアル。自分の周りの誰かしらに当てはまりそうな(自分もか)苦さと生きづらさがじわじわと広がっていった。就活という舞台のせいで人間の醜い部分が見えてしまう...
tnht77 主人公のたくとと自分は似ている気がした。分析できてる風。みんなそれぞれの頑張り方をしているのにそれを「それってどうなの?」って思うことが多くて、『じゃあ、自分自信はどうなの?』に答えられなくて。

直木賞作家の朝井リョウの著書「何者」を映画化したこの作品では、菅田将暉をはじめとして、佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、岡田将生という今注目の若手俳優、女優が共演しています。 主人公・拓人(佐藤健)を中心とする大学生たちが就職活動に励む姿を描いた青春群青劇です。菅田は、拓人の就活仲間のひとり、天真爛漫系男子の神谷光太郎を演じます。 「超観察エンタメ」という銘打つ本作。2016年一押しの映画です。

15:儚すぎる世界観を見事に再現『溺れるナイフ』【2016年】

Kae_Seki この感情を表現してしまったか!という良い映画を観たときの抉られる感覚と、少女漫画のそんなセリフありえないやろーー!っていうクサいほどの甘さがまさかの共存に成功していました。新感覚。 メインの小松菜奈と菅田将暉は安定の美しさなのだけど、でもいつも通りの「みんなの憧れ絶対的アイコン」としてではなく、すごく人間味のあるリアルな存在として描かれているのがこの映画の良いところなのではないかと思います。 特に前半部分での夏芽(小松菜奈)の危うさ、ブレブレ具合の表現の仕方が秀逸。刺さりました。 その他の登場人物もとてもリアル。ジャニーズなのに庶民代表大友を見事に演じてしまう重岡大毅、前後半で鮮やかに変化を遂げる上白石萌音の演技力にも驚かされます。 個人的にはクサいシーンの度に一歩引いてしまったのですが、視点の鋭さとそれをしっかりと描く媚びなさ、そしてそれに応える若手俳優たちの演技に高評価をつけたくなる、そんな映画でした。

小松奈々&菅田将暉W主演で、ジョージ朝倉の少女漫画を実写化! 東京で雑誌モデルをしていた小学6年生の望月夏芽は、親の都合で都会から田舎の浮雲町へ引越し、そこで出会った同級生・長谷川航一朗との出会います。 菅田は、夏芽と儚い恋に落ちる航一朗を演じています。

セクシーすぎるキスシーン、「スダマサキッス」

普段はさわやかなキャラクターのイメージが強い菅田が演じる真逆のセクシーキスシーンは破壊力抜群で「スダマサキッス」とも呼ばれています。 これまでにもドラマや映画で”濃艶キス”、”弾丸キス”、などさまざまな特徴あるキスシーンがありましたが、その度に「セクシーすぎる」との反響が多く集まっていました。 本作品では、監督のリクエストで、唾を吐いて首を絞めてキスをするという”首絞めキス”を披露しており、見どころの一つにもなっています。

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16:映画『デスノート』新作ではサイバーテロリストに【2016年】

藤原竜也、松山ケンイチが出演した映画『デスノート』から10年。 死神が6冊のデスノートを地上にバラ撒き、世界に再び混乱の時代がやってきます。 菅田の役どころは捜査官・三島創(東出昌大)と探偵・竜崎(池松壮亮)を翻弄する、天才的な狂気のサイバーテロリスト・紫苑優輝。家族を猟奇殺人で失い、犯人を殺してくれたキラを神と崇め、天才的な頭脳で理想の新世界構築を狙います。

17:天然系・大学生作家を演じたドラマ『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』【2016年】

2016年に日本テレビにて放送。ファッション誌の編集者になるのを夢見て出版社に入社したものの、希望とは違う校閲部、つまり文章の誤りや不備を調べ直す部署に配属されてしまった河野悦子が主人公です。 派手なファッションに身を包みファッション誌への転属を模索しながらも、型破りな方法で校閲の仕事をこなしていく痛快お仕事ドラマ!主人公・河野悦子には石原さとみ、悦子の後輩でファッション編集者の森尾には本田翼。 そして、その二人が恋をするファッション誌のモデルにスカウトされるほどのイケメンで実は現役大学生作家の折原幸人を菅田が演じています。折原は独特の文章センスとファッションセンスを持ち、持てるものを持っているのに未だ人生模索中という現代の若者です。 普段から突き抜けたファッションセンスを持つ菅田だからこそ着こなせるファッションにも注目!2017年秋に『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子 DXデラックス』となって帰ってきますので、楽しみにしていてくださいね。

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18:原作ファンも納得の主人公・赤場帝一を菅田将暉が好演!映画『帝一の國』【2017年】

舞台は昭和。「総理大臣になって、自分の国を作る」という夢を叶えるため、全国屈指の偏差値を誇り、卒業生に多く官僚を輩出している海帝高校に入学した赤場帝一。 同高校の生徒会長になった者は、将来の内閣入りが確約されていると言われており、帝一と同じくナンバー1を目指す生徒たちとの、政治選挙よりも熱い「生徒会総選挙」に向けた学園闘争バトルロワイヤルが始まります! 実写映画化が決まる前から原作漫画のファンで「この役は自分が演じるためにあるのではないかと感じていた。」と帝一役を熱望していた菅田。原作の持つハイテンションなギャグと帝一が抱える清く真っ直ぐな思いを絶妙なバランスで演じ切っています。

19:アツイお笑い芸人に挑戦!映画『火花』【2017年】

お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が描き、芥川賞を受賞した同名小説の映画化。突き抜けたお笑いセンスを持ち、売れなくとも自身のスタイルを崩さないお笑い芸人・神谷と彼に憧れ弟子入りするお笑い芸人・徳永の数年にわたる人生を懸けたお笑い道を描いた本作。 2016年にNetflixでドラマ化され好評だったためか、満を持しての2017年11月23日の劇場公開となります。菅田は神谷に憧れながらも、自身のお笑いコンビ「スパークス」として、もがき、成長し、挫折を経験する徳永を演じています。 神谷は桐谷健太が演じており、熱すぎる二人の純粋過ぎるお笑い魂が込められた作品です。

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20:菅田将暉出演の最新ドラマで山田孝之とW主演!【2018年】

菅田将暉出演の最新作は2018年夏放送のデジタル遺品をテーマとしたドラマ『dele(ディーリー)』です。本作で山田孝之とW主演を果たします。 デジタル遺品というと聞きなれない人もいるかもしれませんが、パソコンやスマートフォンなどデジタル機器の中に遺されたデータのことで、亡くなった人の代わりにそれらを消去する仕事が今回のドラマの題材です。 山田孝之演じる坂上圭司がプログラマーで菅田将暉演じる真柴祐太郎は坂上に雇われた便利屋という位置づけです。クールで落ち着いた雰囲気のある坂上と対照的にとても懐っこい性格の真柴。しかし、実は壮絶な過去の持ち主で、懐っこい一方で自分の領域に人を踏み込ませないようなところもあります。 山田と菅田の2人は2018年4月よりSNSで共同アカウントを作っており「山田菅田何かやるみたいよ」と密かにドラマの宣伝をしていました。Twitter、インスタグラムの両方にて随時更新されていますので、そちらも是非チェックしてみてください。

菅田将暉の映画、ドラマでの魅力

いかがでしたか?この15作品だけでも、彼が正統派イケメンから、個性の強い役、女装etc…と本当に様々な役に挑戦していることがわかりますね。それら全てを好演する菅田将暉は今後どんな役を演じてくれるのでしょうか。今後の活躍にもますます目が離せません!