2017年7月6日更新

『かぐや姫の物語』あらすじ・登場人物・声優まとめ【ネタバレ注意】

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かぐや姫の物語

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ジブリ映画『かぐや姫の物語』とは!

『かぐや姫の物語』は2013年11月に公開された長編アニメーションです。スタジオジブリの高畑勲監督が1999年に製作した『ホーホケキョとなりの山田くん』以来、14年ぶりに監督をした作品となりました。この物語の元は『竹取物語』であり、童話として『かぐや姫』として日本の子供たちへ受け継がれているものです。 映画では一部原作にないキャラクターなどが登場しますがストーリーはみなさんの知っている『かぐや姫』と変わりません。そして、この映画のキャッチコピーが「姫の犯した罪と罰」となっていて、罪と罰は何なのかに焦点を置いています。

『かぐや姫の物語』のあらすじ

かぐや姫の誕生

あるところに、竹取をして生活をしている翁(おじいさん)と媼(おばあさん)がいました。翁がいつも通り仕事をするために山の中に行くと光り輝くタケノコがあるのです。そのタケノコの中には掌に乗る小さなサイズの姫が!翁は子供のいない自分たちに天からの贈り物だと思い姫を大事に連れて帰ります。 子育てをしたことのない媼は姫へ母乳をあげなくてはと子育て中の知り合いに頼もうとしますが、なんと自分の母乳が出たのです。そして翁と媼は大事に大事に姫を育てようと決意します。

あるところに、竹取をして生活をしている翁(おじいさん)と媼(おばあさん)がいました。翁がいつも通り仕事をするために山の中に行くと光り輝くタケノコがあるのです。そのタケノコの中には掌に乗る小さなサイズの姫が!翁は子供のいない自分たちに天からの贈り物だと思い姫を大事に連れて帰ります。 子育てをしたことのない媼は姫へ母乳をあげなくてはと子育て中の知り合いに頼もうとしますが、なんと自分の母乳が出たのです。そして翁と媼は大事に大事に姫を育てようと決意します。

捨丸との出会い

姫は日に日に大きくなり、半年ほどで少女となりました。そして近所に住む少年の捨丸や木地師の子供たちと自然の中で遊びながら育ちます。その頃、翁は仕事で山へ行きますが、そのたびに砂金や高価な衣装などが光る竹から見つかります。これは自分たちのもとへ姫をくれた天が姫を立派に育てなさいと言っているのだと思い、都に家を建て姫の教育を始めます。

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公達たちの求婚

姫は女官の相模から様々な作法を学び美しく成長しました。そして成人の儀も済み美しく育った姫は5人の公達(皇子や大納言、右大臣、中納言)から求婚されます。姫の美しさを珍しく見た事のないような宝物などに例える5人の公達ですが、姫は結婚の条件として無理難題を公達たちにぶつけてみました。それぞれが例えた見たことも無いような宝物を実際に持ってきてほしいと依頼をするのです。 姫が無理難題を出した事で5人の公達を手玉に取っていると噂になり御門に興味を持たれますが、命に代えても出仕しないと言い張る姫を、御門は無理やり屋敷に忍び込み連れ去ろうと計画を立てます。けれども、姫は不思議な力で姿を消しなんとか御門から逃げる事ができました。

かぐや姫/朝倉あき(内田未来)

光るタケノコから生まれた月の姫。彼女の罪と罰というのは月にいる時に地球に憧れたからで、罰というのは地球に降ろされる事でした。幼いころから捨丸の事が気になっていますが恋をしているということには自分では気が付いていません。 大人の姫を演じた朝倉あきは2014年『白ゆき姫殺人事件』の女子アナである平塚役、2015年『ハロウィンナイトメア』では主演を演じる女優です。

翁/地井武男・三宅裕司

姫の事を考え姫の幸せを常に願っている翁です。ただ姫の幸せは高貴な姫君として育つことと考えているので少し姫と温度差があります。 この翁役は地井武男が演じました。地井武男はテレビ番組『ちい散歩』などで有名で6年間を通し2581kmを歩くなど散歩ブームを巻き起こした俳優です。 ただ、地井武男は本作のあと少しのアフレコを残し亡くなってしまったために、数カットは三宅裕司が代役を演じました。

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媼/宮本信子

働き者で都に移り住んでからも働かなくてもいいのに、落ち着くからという理由で機織りや野菜作りなどをしています。姫の気持ちの理解者であり常に姫の気持ちを優先して接している。この媼役を宮本信子が演じています。 宮本信子は故伊丹十三監督の妻でありオシドリ夫婦で有名だった2人ですが、伊丹十三が亡くなった後は映画などの出演を控えていました。その後10年ほど経ってから活動を再開し、2011年には『阪急電車 片道15分の奇跡』で第36回報知映画賞助演女優賞を受賞している女優です。

捨丸/高良健吾

捨丸は山に住んでいる木地師の子供たちのリーダー格です。生活のために泥棒まがいの事なども行っていました。大人になってからは姫を連れて月から逃げようとしますが、不思議な力で引き離され捨丸は妻子のいる自宅に戻されてしまい、姫と会ったのは夢だった記憶にされてしまいます。 この捨丸役を高良健吾が演じました。2016年の活躍としてはドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』主演、映画『ふきげんな過去』、映画『シン・ゴジラ』などになります。

相模/高畑淳子

相模は女官で姫の教育係です。姫に立ち居振る舞いや作法、琴など様々な事を教えています。姫が公達の縁談を断る事の理解が出来ず、姫のもとを去ってしまいます。 この相模役を高畑淳子が演じました。舞台やテレビ、ドラマなど数多くの活躍をしている女優です。2016年舞台『雪まろげ』では主演を務めています。

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車持皇子/橋爪功

姫に婚姻を求めるも「蓬莱の玉の枝」を持ってくるように言われてしまいます。 この車持皇子を橋爪功が演じました。刑事ドラマでの刑事役を演じる事が多い俳優です。2016年現在、直近の連続ドラマでは2015年『OUR HOUSE』に出演していました。

石作皇子/上川隆也

石作皇子は「仏の御石の鉢」を姫から求められますが、無理だと分かっている皇子は花を持参します。その事に姫も心が動きそうになりますが皇子が女好きだという事に気が付き縁談を断ります。 この石作皇子役は上川隆也が演じました。代表作は2014年『花咲舞が黙ってない』の相馬健役や2015年『エンジェル・ハート』の冴羽遼役です。

阿部右大臣/伊集院光

阿部右大臣は常に白粉と口紅をしています。「火鼠の皮衣」を姫から求められますが、姫のもとへ偽物を持って行き、嘘がばれてしまいます。 この阿部右大臣を伊集院光が演じました。伊集院光はドラマや映画などにも出演はしていますが、メーンはバラエティ番組やラジオのパーソナリティーなどタレントとしての活動です。

大伴大納言/宇崎竜童

大伴大納言は姫から「龍の首の珠」を求められますが、手に入れる事は出来ませんでした。 この大納言を宇崎竜童が演じています。宇崎竜童は音楽家として活動する傍ら、俳優業も行っています。妻は作詞家の阿木燿子で「作詞阿木、作曲宇崎」として様々がミュージシャンに楽曲提供をしています。主に有名なのは山口百恵への楽曲提供です。

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石上中納言/古城環

石上中納言はこの写真の一番右に座っている若い公達です。「燕の子安貝」を姫から求められ燕の巣を取ろうとしていた所、落下してしまい結果亡くなってしまう人物です。 この役を行ったのが、古城環です。実は俳優ではなくジブリの製作部の部長だそうです。高畑監督からオーディションの話があって受けたら受かってしまったそうです。

御門/中村七之助

御門は誰のものにもならない姫に興味を持ち自分のもとへ出仕するように命じますが、命に代えても嫌だという姫を力づくでも出仕させようと屋敷に忍び込んで連れて行こうと考えます。 この御門役は中村七之助が演じました。歌舞伎役者ですが映画やドラマなどに出演していて2013年アメリカ映画『ラストサムライ』で明治天皇役を演じた事もあります。

『かぐや姫の物語』ネタバレ

月に帰る日

姫は御門との出来事のあとから自分の出生、月に帰る事を思い出したのです。月に帰りたい、そう思った姫を連れて媼は姫がいた山里へ連れていきます。そして姫は山で再び捨丸と懐かしい出会いを果たしました。幼心に抱いた恋心、姫は捨丸とだったら幸せになれたかもしれないと思うのですが、もう間に合いません。 捨丸は姫を連れて逃げ出そうとしますが、不思議な力によって2人は引き離されてしまうのです。そして運命の日、月からのお迎えが姫の前にやってきました。姫は翁と媼に最後に別れを告げ覚悟を決めます。