Netflixドラマ『君に届け』のキャストを紹介！2010年版キャストとの比較も【鈴鹿央士×南沙良】

13年振りの実写化でメインキャストに選ばれたのは、ドラマ『ドラゴン桜2』で共演した南沙良と鈴鹿央士です。 本作はテレビ東京とNetflixによる共同制作で、映画『僕の初恋をキミに捧ぐ』や『潔く柔く』といった少女漫画の実写化で定評のある新城毅彦と、配信ドラマ『ヒヤマケンタロウの妊娠』などを手掛けた菊地健雄の2名が監督を務めます。

主人公の黒沼爽子は見た目が暗いという事でクラスメートからは「貞子」と呼ばれる存在。爽子は周囲の目を気にして動いてしまうため、コミュニケーションもうまく取れずクラスでは浮いてしまっているのです。 一方クラスメートの風早翔太は明るく、誰とても仲良くなれる性格の持ち主。爽子に対しても他の人と同じように接してくれる事から、爽子は翔太に憧れと尊敬を抱いていました。 ある日、爽子は肝試しをきっかけにクラスメートの女の子たちと仲良くなります。そして翔太は爽子の性格を知るうちに好意を抱くのです。女友達が出来て、爽子は楽しい日常を送る事が出来るようになりますが、そんな爽子を良く思わないメンバーも。 そして爽子は翔太へ恋をしている事に気が付きますが、翔太を好きな女の子も登場し、協力するように持ちかけられてしまいます。爽子と翔太の恋の行方は一体……？

『君に届け』の主人公・黒沼爽子は、笑う事が苦手で内向的な性格。クラスメートからは貞子と呼ばれています。

2023年にNetflixで配信される連続ドラマ版で黒沼爽子を演じるのは南沙良です。2002年6月11日生まれで、2014年の「第18回nicolaモデルオーディション」でグランプリを受賞後、雑誌『nicola』の専属モデルを務めました。 2017年の映画出演から女優業をスタート。翌2018年公開の映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』では主演に抜擢されました。 南沙良の近年の代表作には、ドラマ『ドラゴン桜』(2021年)や映画『この子は邪悪』(2022年)などがあります。

2010年公開の映画版で黒沼爽子を演じたのは多部未華子です。1989年1月25日生まれで、2002年にスカウトされたことから芸能界に足を踏み入れました。 2003年、Janne Da Arcの「Rainy 〜愛の調べ〜」のPVで女優デビュー、同年の映画『HINOKIO』のメインキャスト役に、1000人を超える応募者の中からオーディションで役を勝ち取りました。 多部未華子の代表作は連続テレビ小説『つばさ』(2009年)の玉木つばさ役、『デカワンコ』(2011年)の花森一子役など。近年は『マイファミリー』(2022年)で二宮和也演じる鳴沢温人の妻役を熱演しました。

風早翔太は明るく人気者ですが、どんな人とでも偏りなく接します。そのため「貞子」扱いされている爽子とも自然に接し、そのうちに爽子の優しさや気遣いなどに気が付き恋心を抱くのです。

2023年にNetflixで配信される連続ドラマ版で風早翔太を演じるのは鈴鹿央士です。2000年1月11日生まれで、高校時代にエキストラで参加した映画がきっかけで広瀬すずのマネージャーにスカウトされ、芸能界入りを果たしました。 その後、雑誌『MEN'S NON-NO』の専属モデルを務めながら俳優としても活動しています。 鈴鹿央士の代表作にはドラマ『silent』(2022年)や映画『星空のむこうの国』(2021年)などがあり、今後の活躍が期待される若手俳優です。

2010年公開の映画版で風早翔太を演じたのは三浦春馬です。1990年4月5日生まれの俳優で、4歳の頃から児童劇団に所属し活躍を続けてきましたが、2020年7月に惜しくもこの世を去りました。 三浦春馬は、2007年映画『恋空』では第31回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞し、翌年の2008年にはドラマ『ブラッディ・マンデイ』で初主演をしています。 2014年の『永遠の0』では第38回日本アカデミー賞優秀助演男優賞の受賞も果たしました。同年には自身で企画を持ち込んだドラマ『僕のいた時間』で病に侵されていく主役を演じ、第51回ギャラクシー賞個人賞を受賞。このように、彼は演技派俳優としてさまざまな賞を受賞しました。

胡桃沢梅は中学の頃から翔太の事が好きな女の子。翔太が内心爽子に惹かれているのに気が付き、翔太と爽子がうまくいかないように画策します。

2023年のドラマ版では、胡桃沢梅役を香音が演じます。2001年4月20日生まれの香音は、野々村真・俊恵夫妻の娘で、2世タレントとしても良く知られています。 雑誌『non-no』で専属モデルとして活躍するほか、ドラマ『Sister』(2022年)や映画『ハニーレモンソーダ』(2021年)などにも出演し、幅広く活動しています。

2010年公開の映画版で胡桃沢梅を演じたのは桐谷美玲です。1989年12月16日生まれの女優で、2006年2月公開の映画『春の居場所』でデビューを飾りました。 桐谷美玲は2018年に俳優の三浦翔平と結婚し、2020年には第一子となる男の子を出産しています。

矢野あやねは爽子のクラスメートであり、当初は周りと同じように「貞子」として爽子を怖がっていましたが、肝試しをきっかけに爽子と仲良くなります。

2023年のドラマ版で矢野あやねを演じるのは久間田琳加です。2001年2月23日生まれで、小さい時からモデルに憧れており『Seventeen』などの雑誌で活躍。 2015年5月にドラマ『女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。』で女優デビューを果たし、『ブラザー・トラップ』(2023年)ではドラマ主演を務めるなど、人気急上昇中です。

そんな矢野あやねは夏菜が演じました。夏菜は1989年5月23日埼玉出身の女優で、2005年に『野ブタ。をプロデュース』でドラマデビューします。 ドラマ以外に週刊ヤングジャンプの表紙のグラビアの仕事などもオファーがあり順調なスタートと思われましたが、2009年に初舞台後はオーディションが軒並み不合格に。 もともと髪を腰まで伸ばしていた夏菜ですが、マネージャーの「髪切ったら？」というアドバイスを受け渋々ショートカットにしたところ、『GANTZ』(2011年)のヒロインに見事抜擢されたという逸話があります。

(画像右) 義理と人情に厚い千鶴はあやねの友達。あやねと同様に爽子の事を怖がっていましたが、肝試しがきっかけで爽子と仲良くなります。

2023年のドラマ版で吉田千鶴を演じるのは中村里帆です。1999年8月6日生まれで、飯豊まりえに憧れて雑誌『ニコラ』の専属モデルになりました。 2016年からは女優としても活動を始め、『シンデレラはオンライン中!』(2021年)には主演を務めました。2023年の連続テレビ小説『らんまん』への出演も決定し、女優として進化し続けています。

千鶴役を演じた蓮佛美沙子は1991年2月27日、島根県出身の女優です。 女優として活躍する傍ら、白百合女子大学の文学部児童文化学科を4年で卒業している才女でもあります。このドラマで共演している三浦春馬とは堀越高等学校の同級生でした。 2006年公開の映画『犬神家の一族』で映画デビューをすると、同年の『転校生-さよならあなた-』で映画の初主演をして第81回キネマ旬報ベスト・テン日本映画新人女優賞、そして第22回高崎映画祭最優秀新人女優賞などを受賞しています。

(画像左) 真田龍は千鶴の幼馴染。千鶴とあやねが爽子と仲良くなったことから龍も爽子と話すようになります。爽子が自分に自信が無くて困っている時にも一喝して爽子が進むべき道を知らせてくれる人物です。

2023年のドラマ版では、真田龍役を櫻井海音が演じます。2001年4月13日生まれの櫻井は、バンド「インナージャーニー」のドラマーや俳優、ファッションモデルとして活躍しています。 ドラマには『未来への10カウント』(2022年)、『夕暮れに、手をつなぐ』(2023年)などに出演しており、今注目の若手俳優です。

龍役は青山ハルが演じました。現在は改名し本名である佐々木大介名義で活動をしています。 2015年の映画『先輩の彼女』、同年『東京の日』では主演。そして2012年のアメリカ映画『THE ABCs OF DEATH「J」』でもなんと主演を務めた俳優です。

荒井一市は爽子たちのクラスの担任。

2023年のドラマ版で荒井一市を演じるのは三浦翔平です。1988年6月3日生まれで、2007年に『第20回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』で「フォトジェニック賞」と「理想の恋人賞」を受賞。 2018年に結婚した妻・桐谷美玲は、2010年にこの作品で胡桃沢梅役を演じています。時期は違えど、夫婦で同じ作品に出演するということで注目ですね。

荒井一市役はARATAが演じました。ARATAは2012年より本名である井浦新名義で活動をしています。 もともとはファッションモデルとして『MEN'S NON-NO』や『an・an』で活躍をみせ、1990年代にはパリコレに出演するなどトップモデルとしても活躍を行いました。1998年頃から独自ブランドを確立し始め「ELNEST CREATIVE ACTIVITY」として本格的なデザイン活動をしています。 俳優としての代表作は、ドラマ『リッチマン、プアウーマン』(2012年)や、映画『朝が来る』(2020年)、ドラマ『最愛』(2021年)などがあります。

三浦健人は高校2年生時の爽子のクラスメイト。一見チャラチャラして見えますが、誰に対しても平等な優しさを持っています。 三浦健人は前回の映画版実写化時には登場していなかったキャラクターです。

三浦健人役を演じるのは俳優・モデルの鈴木仁。1999年7月22日生まれの鈴木は、ドラマ「花のち晴れ」(2018年)で成宮一茶役として出演し話題に。 以後ドラマ『消えた初恋』(2021年)などの話題作に出演し、ドラマ『モトカレ←リトライ』(2022年)では主演を務めました。

ドラマ版主題歌は川崎鷹也による書き下ろしの『愛の歌』に決定。 川崎もまた『君に届け』は学生時代の愛読書だったそうです。

映画主題歌はflumpoolの5枚目のシングル『君に届け』。 ボーカルである山村隆太が作詞、ギター担当の阪井一生が作曲を行っています。阪井一生はこの作曲をした当時、漫画『君の届け』の愛読者だったそうです。 この曲は映画で使われただけではなくテレビ朝日のスーパーJチャンネルエンディングテーマとしても使用されました。

映画版キャストとドラマ版キャストを比較して紹介しました。 映画では惜しくもカットされてしまった原作漫画の名シーンも、Netflixドラマ版では丁寧に描かれるかもしれません。本作は2023年3月よりNetflixで配信が開始されました。注目の若手俳優陣たちの演技にも注目ですね！