2023年7月12日更新

『BLEACH(ブリーチ)』更木剣八の卍解が規格外!斬魄刀や卯ノ花隊長との関係も解説

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『BLEACH(ブリーチ)』更木剣八のプロフィール

誕生日 11月19日
身長・体重 202cm , 90kg
役職 十三隊十一番隊隊長
斬魄刀 野晒
卍解 名称不明
声優 立木文彦

更木剣八は、護延十三隊の十一番隊隊長です。 右目の眼帯と顔の左側にある大きな傷、11本に束ねられた髪型が特徴。名前の由来は、出身地の「更木」、最強の死神に与えられる称号「剣八」から取ってつけられました。荒々しい見た目と性格をしていますが、部下思いな一面もあり、隊士には強さと性格の両面で慕われています。 自分ルールに従って動くタイプなので、規律に厳しい朽木白哉などとは相性が悪いです。ただし意外と仕事はちゃんとする方で、作中では会議にもきちんと参加していました。 物語後半では敵方のボスであるユーハバッハにその“未知数の戦闘力”から、死神陣営の特記戦力として数えられるほど規格外の実力を備えています。

【性格】ギリギリの殺し合いが好きな戦闘狂

更木剣八が眼帯をつけている理由

強い相手と戦うことが何よりも好きな更木剣八。彼が付けている眼帯は技術開発局で作られたもので、着用すると霊力を削減させるといった効果を持ちます。 つまり、自分の霊力を抑えることで相手とギリギリの勝負を楽しんでいるのです。根っからの「戦闘狂」というわけですね。 着用すると無尽蔵に霊力が削減されるので、強い霊力を持った人物でないと生命すら危ない状態に。反対に強い霊力を持った人物が着用していた眼帯を外すと、未知数の霊圧が開放されることになります。 ですが彼の場合は眼帯を外した後も、本能的に霊圧を相手に合わせて調節しています。

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髪の鈴は何のため?

髪の毛に編み込まれた鈴も、眼帯と同様に戦闘をよりギリギリの状態で楽しむためのもの。 音によって相手に自分の居場所を知らせるために鈴をつけています。もしこの鈴がなければ剣八の早すぎる動きについていけず、即座に居場所を見失って敗北するでしょう。 ちなみに鈴を編み込むのはそれなりに大変らしく、完成まで3時間はかかるそうです。戦闘を楽しむためならどんな手間も惜しみません。 死神代行消失篇以降はその鈴が消失。更木剣八自身が「あ?スズ? つけてたっけかそんなモン」と言っており、やめた理由は不明なままです。

【斬魄刀】呑め野晒(のざらし)

始解 「野晒(のざらし)」
解号 「呑め」
卍解 名称不明

更木剣八は自身の力のみで戦うことを常としていたため、その名を知ることもありませんでした。自身の霊圧によっては刃はボロボロ、解放後もそのまま刃こぼれした姿になっています。 しかし、千年血戦篇で剣八のさらなる成長のために行われた卯ノ花との死闘の際に初めて解放。そして、斬魄刀の名を「野晒(のざらし)」と知ることになります。 細長い長刀が、解放されることで斧の形をした巨大な刀になり、強大な破壊力を持つようになります。

【卍解】「千年血戦篇」で卍解を初披露!

千年決戦篇終盤のジェラルド・ヴァルキリーとの戦いで、更木剣八は卍解を披露しました。名前・能力は詳しく明かされませんでしたが、自己強化系の能力と考えられます。 精神世界でやちるに卍解を使用できることを伝えられたことで習得。斬魄刀(やちる)に卍解を解放してもらうという、特殊な形で卍解を使用しました。 卍解した後は更木剣八の肌が赤黒くなり、2本の角が生えた鬼のような姿になります。この状態では意思疎通ができなくなるので、大幅に強化される代わりに「バーサーカー化」して暴走するデメリットがあると言えるでしょう。 卍解を習得した直後だからか、元々デメリットのある能力なのかわかりませんが、作中では強すぎる力を制御できていないようで、肉体が耐えきれず内側から崩壊していました。 更木剣八の卍解は発動すると自身を大幅に強化しますが、意思疎通できなくなる肉体が耐えられない、などのデメリットがあります。

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【死亡説】更木剣八は「千年血戦篇」で死んだのか?

結論から言うと更木剣八は死んでいません。 「千年血戦篇」でぺルニダやジェラルドなど強敵と対戦し一時は右腕がちぎられるという重症を負った更木剣八ですが、10年後が描かれた最終回ではしっかり隊長の座を護っていました。 さらに連載20周年を記念した読み切り「獄頤鳴鳴(ごくごくめいめい)篇」では大戦から12年後も生存している姿が確認できます。

【関係①】卯ノ花烈との過去は?剣八を受け継ぐ2人

憧れの初代剣八との過去

四番隊隊長・卯ノ花烈は更木の過去と深い関わりがあります。 彼女の正体は初代十一番隊隊長「卯ノ花八千流(うのはなやちる)」であり、入隊前の彼女は尸魂界史上空前絶後と言われるほどの大罪人でした。十一番隊隊長の座につきましたが力を持て余し、日々「賊の討伐」という名目で戦い続けていたところで更木と出会いました。 少年ながら死体の山を作っていた更木に興味をもち戦う最中、卯ノ花は自らの実力が彼に劣っていることに気づきます。更木と卯ノ花は勝負しますが更木が彼女を殺す寸前まで打ちのめしてしまうのです。 強すぎる更木にとって唯一とも言える対戦相手を殺すことを惜しみ力を抑えます。その対戦以降、無意識に力を抑えて戦うようになりました。

卯ノ花vs更木、最後の戦い

「千年血戦篇」ではラスボスとなるユーハバッハに返り討ちにされてしまった更木。戦いで力を抑えてしまう癖を直すべく、無限の空間がある監獄の最下層・無間にて卯ノ花と真の実力をもって戦いました。殺しては癒し、卍解まで使った戦いの末、命に代えて更木の本来の力を取り戻させたのです。 ちなみに、最強の死神である十一番隊隊長だけが名乗ることを許される称号「剣八」。この2文字を分解し、組み合わせなおすと彼女が名乗っていた「烈」の字になります。

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【関係②】2人の出会いとやちるの正体

草鹿やちるは、ピンク色のショートヘアーが印象深い護延十三隊の十一番隊副隊長です。更木剣八はやちるから「剣ちゃん」と呼ばれ、慕われています。 常に行動を共にしており、だいたい剣八の背中に乗って移動しています。斬魄刀がやちるの小さすぎる体格に合わないせいか、引きずって持ち歩いており、鞘には補助輪のようなものがついているのが特徴的です。

更木剣八とやちるの出会い

やちるは、北流魂街79地区「草鹿」出身ですが、赤ちゃんの頃に捨てられています。捨て子だったやちるを拾ったのが剣八でした。 彼が目標とし、こうありたいと思っている人物でもある「八千流(やちる)」から命名。 これが、更木剣八とやちるの出会いです。

やちるの正体は“斬魄刀が具現化した姿”?

相手から攻撃を受けるたび、巨大化する能力を持ったジェラルド・ヴァルキュリーとの対戦で、倒れた剣八に草鹿やちるは力を流しこみ、その力の名前を教えました。 その瞬間、彼は解号も無いまま爆発的な霊力を放ち、獣のような姿に変わります。 始解したと同時に姿を消して剣八がピンチに陥ると現れた草鹿やちるが剣八の斬魄刀と判明しました。その理由について作者から明かされていませんが「あたしをちゃんと使えば斬れない奴はいない」という発言からも具現化した姿で間違いないでしょう。

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【関係③】更木剣八が負けた男・黒崎一護

BLEACH ブリーチ 黒崎一護
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ

剣八が黒崎一護と出会ったのは、物語の序盤「尸魂界潜入篇」でした。尸魂界へ侵入した一護達は「旅禍(りょか)」として護廷十三隊の死神達に追われ、戦うこととなります。 剣八は次々に副隊長をも含む死神を倒す一護の強さに目をつけ、殺し合いをするためにとてつもない霊圧を出しながら一護の前に現れました。その霊圧は一護を上回り、斬りつけられても傷1つつきませんでした。 斬りつけられるようになっても優位に立ちつづけましたが、斬月との対話を経てパワーアップした一護と最後は相討ちになりました。この時先に倒れたのは一護でしたが、剣八の刀が折れ「てめえの勝ちだバカ野郎」と彼の勝利を認めました。 この後も有力な味方として共闘することが多く、ノイトラ戦では「死にかけてんじゃねぇか 一護!」と彼の窮地を助けました。

【活躍】剣八の活躍・戦いをおさらい

尸魂界篇

他の護廷十三隊隊長と同様に尸魂界篇で初登場。仲の悪い朽木白哉を挑発するために彼の前に顔を出しました。 一護たちがルキア奪還のために尸魂界に侵入してからは、侵入者の中で強いヤツがいないか探しにいきます。そして自分の部下(三席の一角)を倒した一護をターゲットに決めました。 目当ての一護と会ってからは即座に戦闘を開始。最終的には一護と相討ちになり(本人的には負けたと思っている)、さらに強くなることを渇望します。 その後は一護と戦いたいために織姫たちを匿い護廷十三隊の隊長と戦います。当然反逆者と認定されますが、藍染が起こした騒乱でいつの間にか許されていました。

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破面篇

破面篇ではしばらく戦う機会がありませんでしたが、虚圏へ侵入した際には敵幹部の「十刃」ノイトラと戦闘に入ります。ノイトラの鉄壁の防御と帰刃に追い込まれ瀕死になりますが、実は更木剣八は今まで片手で刀を持って戦っていました。 そして剣は片手ではなく両手で持った方が強いという超絶当たり前なことを突然言い出し、総隊長から習った「剣道(両手持ち)」でノイトラに勝利します。 その後、実は自分がNo.10ではなくNo.0だったことを突然明かしたヤミーと対決。戦闘描写はカットされたものの勝利しました。更木剣八にとっては、「つまらねぇ戦い」だったとのことです。つまり見どころがなかったから戦闘描写がカットされたのでしょうか……

死神代行消失篇

舞台が現世に移ったため出番が減少しました。これは他の隊長も同様です。 その後は「XCUTION(エクスキューション)」のメンバー・沓澤ギリコと対戦。彼がペラペラと能力の説明をしていた隙をついて瞬殺しました。

千年血戦篇

千年血戦篇では、最初から最後まで活躍します。 まず見えざる帝国の1度目の侵攻の際には、ジェローム・ベレニケ・"L"のロイドの星十字騎士団3名と交戦して撃破。その後は見えざる帝国のボスであるユーハバッハ(に化けた"R"のロイド)と戦うも敗北します。 その後は卯ノ花烈と死闘を繰り広げ、潜在能力を開花。無意識に抑えつけていた力を解放してようやく「始解」を習得します。 2度目の侵攻の際はグレミィと対決。彼の想像力を現実に変えるインチキじみた能力に対して、彼の想像力を超えて勝利しました。 そして敵の本拠地の霊王宮に突入してペルニダとジェラルドと交戦。ジェラルドとの戦いでは卍解を披露して一時はジェラルドを追い詰める活躍をしました。

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【強さ】更木剣八は規格外の戦闘力を誇る!

実力だけで十一番隊の隊長になった

通常、隊長は入隊した隊員の中から選ばれますが、更木剣八は入隊試験を受けずして十一番隊の隊長となった非常に稀な人物です。 戦闘能力は重視されますが、「隊首試験に合格する」「複数の隊長からの推薦を受ける」「隊員200人以上の立会いのもと現隊長を倒す」これら3つの条件のうち1つを満たせばいいとされています。 彼はいきなり決闘で前隊長を殺したことで選出条件をクリアし、隊長の座に就任したのです。 どのような隊長であっても、隊士ですらない人物に果し合いで敗北することはあり得ません。霊圧、鬼道などの技、剣技、実力のどれもが高い水準を誇るからです。 さらには戦闘部隊として知られる十一番隊の隊長。そんな人物を戦闘センスだけで倒してしまう剣八は、この頃から既に規格外と言えるでしょう。

【名言】戦いの場で登場した戦闘好きの名言!

十一番隊隊長更木剣八だ。てめえと殺し合いに来た

発言巻 5巻・36話

一護と会って即座に放ったのがこのセリフです。端的に彼が戦闘狂であり、戦いが何より好きだということがわかる自己紹介になっています。 この手のキャラクターには珍しく所属をちゃんと言っているのも、意外と仕事はきちんとこなす更木剣八のキャラを表していると言えますね。

負けを認めて死にたがるな 死んで初めて負けたと認めろ 負けてそれでも死に損ねたら、そいつはてめえがツイてただけのことだ

発言巻 14巻・119話

後に部下となる一角をボコボコにしたシーンでのセリフです。「くっ……殺せ!」的なセリフを放った一角に対し、死んでないならまだ戦えるし、強くなれるだろ、と激励しました。 更木剣八が戦い好きなのは戦うことが何よりの愉しみだからで、相手を殺したくて戦っているわけではない、という彼のキャラクターがわかるシーンです。

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【声優】アニメで更木剣八を演じる声優は立木文彦

更木剣八の声優は立木文彦です。 立木文彦は1983年から声優として活動しており、『エヴァンゲリオン』碇ゲンドウ役や、『銀魂』長谷川泰三役、『ビッグオーダー』鳴神弁慶役など様々な役を演じています。 また、ナレーターとしてアニメやテレビ番組、CMなどにも多く出演しており、今でも人気の高い大御所声優です。

『BLEACH』更木剣八は驚異的な潜在能力を持つ戦闘狂!

今回は『BLEACH(ブリーチ)』の登場人物・更木剣八について解説しました。更木剣八は敵として登場しながらも、作中でどんどん強くなっていきます。 『BLEACH』を見るときは、底なしに強くなっていく彼の作中での活躍に注目しましょう!