「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのキャスト・登場人物一覧 34キャラクターの相関関係を徹底解説!
タップできる目次
- ジャック・スパロウ役/ジョニー・デップ
- ウィル・ターナー役/オーランド・ブルーム
- エリザベス・スワン役/キーラ・ナイトレイ
- ヘクター・バルボッサ役/ジェフリー・ラッシュ
- 猿のジャック役/シロガオオマキザル
- デイヴィ・ジョーンズ役/ビル・ナイ
- ラゲッティ役/マッケンジー・クルック
- ピンテル役/リー・アレンバーグ
- ジェームズ・ノリントン役/ジャック・ダヴェンポート
- ジョシャミー・ギブス役/ケヴィン・R・マクナリー
- コットン役/デヴィッド・ベイリー
- マーティ役/マーティン・クレバ→ジェームズ・アーノルド・テイラー
- アナマリア役/ゾーイ・サルダナ
- ウェザビー・スワン役/ジョナサン・プライス
- スカーレット&ジゼル役/ローレン・マハー&ヴァネッサ・ブランチ
- ビル・ターナー役/ステラン・スカルスガルド
- ティア・ダルマカリプソ役/ナオミ・ハリス
- カトラー・ベケット役/トム・ホランダー
- イアン・マーサー役/デヴィッド・スコフィールド
- クラーケン
- グリーンベアード
- ハドラス役/ホークワン・トセ
- サオ・フェン役/チョウ・ユンファ
- キャプテン・シュヴァル役/マーセル・ユーレス
- ミストレス・チン役/タカヨ・フィッシャー
- ジェントルマン・ジョカルト役/ハキーム・ケイ=カジム
- エドワード・ティーグ役/キース・リチャーズ
- 黒ひげ役/イアン・マクシェーン
- アンジェリカ役/ペネロペ・クルス
- 人魚のタマラ&シレーナ役/ジェマ・ワード&アストリッド・ベルジュ=フリスベ
- ジョージ2世役/リチャード・グリフィス
- ヘンリー・ターナー役/ドミニク・スコット・ケイ→ブレンドン・スウェイツ
- カリーナ・スミス役/カヤ・スコデラリオ
- アルマンド・サラザール役/ハビエル・バルデム
- 「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのキャスト・登場人物を整理しよう
ジャック・スパロウ役/ジョニー・デップ
吹き替え声優:平田広明
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの主人公といえばもちろん、キャプテン・ジャック・スパロウです。 お調子者で美女に弱い彼は、ブラックパール号の船長にして「伝説の海賊」の1人でもあります。 第1作目はアステカの呪いで不死になり、第2作目は人食のペレゴストス族に食べられかけたり、第3作目ではクラーケンに食べられて死者の世界に行ったりとまさに散々!シリーズを通じて、自身の行いのせいで常にトラブルに遭い続けてきました。 また、よく人を騙して悪事を働いているため、政府だけではなく海賊からも恨みを買っています。名前だけで呼ばれるのを嫌い、「キャプテン・ジャック・スパロウだ。キャプテンをつけろ!」という台詞を何度も繰り返す面倒な一面も……。
- 1作目「呪われた海賊たち」
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」
- 3作目「ワールド・エンド」
- 4作目「生命の泉」
- 5作目「最後の海賊」
ウィル・ターナー役/オーランド・ブルーム
吹き替え声優:平川大輔、内山昂輝(幼少期)
第1作目から第3作目までジャック・スパロウと共に戦った準主役。フルネームはウィリアム・ターナー・ジュニアです。 幼い頃海賊に襲われ漂流し、その後エリザベスに救われ鍛冶屋として真面目に暮らしていました。彼女がバルボッサの一味に攫われた際、危険を顧みず助けに向かうなど勇敢な一面もあります。 第3作目でエリザベスと結婚するも、やむを得ずフライング・ダッチマン号の船長となってしまい、10年に1度しか陸に上がれない運命を背負うことに。 4作目には登場していませんが、2017年公開の第5作目でカムバックを果たしました。
- 1作目「呪われた海賊たち」
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」
- 3作目「ワールド・エンド」
- 5作目「最後の海賊」
エリザベス・スワン役/キーラ・ナイトレイ
吹き替え声優:弓場沙織、最上莉奈(幼少期)
ポート・ロイヤルの総督ウェザビー・スワンが溺愛する一人娘。初登場時は心優しいお転婆なお嬢様でしたが、不死の海賊であるバルボッサの一味に攫われたり、監禁されたりと修羅場を経験していくうちに勇敢な女性海賊へと変身を遂げます。 第3作目ではジャックから推薦され「海賊王」となり、フライング・ダッチマン号で囚われの身となった恋人ウィルを救出するため奮闘。 乱闘の最中、ウィルと結婚の誓いを交わすという奇想天外な行動をとったりもしますが、10年に1度しか会えない夫ウィルを待ち続ける、深い愛情を持つ女性です。
- 1作目「呪われた海賊たち」
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」
- 3作目「ワールド・エンド」
- 4作目「生命の泉」
- 5作目「最後の海賊」
ヘクター・バルボッサ役/ジェフリー・ラッシュ
吹き替え声優:壤晴彦
バルボッサは片足が義足の海賊で、伝説の海賊の1人「カスピ海の王」の称号を持っています。 かつてはジャック・スパロウ率いるブラックパール号の乗組員でしたが、ジャックから船長の座を奪い取ります。第1作目のラストで不死の呪いが解けた後、ジャックによって殺されてしまいますが、第2作目にてブードゥー教の預言者ティア・ダルマの魔術により復活。 最初はジャックに強い恨みを持つ敵として登場しますが、第3作目以降、死の世界を彷徨う彼を救出するなど心強い味方になりました。 第3作目では、乱闘中にウィルとエリザベスの結婚の誓いを見届ける粋なオヤジでもあります。
- 1作目「呪われた海賊たち」
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」
- 3作目「ワールド・エンド」
- 4作目「生命の泉」
- 5作目「最後の海賊」
猿のジャック役/シロガオオマキザル
ジャックはバルボッサの肩に乗って登場する、彼のペットのシロガオオマキザル。 主人の命令によく従う一方、“人間の”ジャックに対しては小馬鹿にした態度をとります。アステカの呪いを受けた不死身の猿で、戦闘では仲間の危機を救うなど頼もしい一面も! 舌を切られて話すことの出来ない老海賊コットンのペットのオウムと仲良しで、第3作目では戦闘においても良いコンビネーションを見せています。手先が器用で、ウィルのメダルやラゲッティの義眼を盗んだり、バルボッサを真似て小さな銃で敵を攻撃したりもしていました。
- 1作目「呪われた海賊たち」
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」
- 3作目「ワールド・エンド」
デイヴィ・ジョーンズ役/ビル・ナイ
吹き替え声優:大塚芳忠
フライング・ダッチマン号の船長で、第2作目と第3作目のヴィラン。 顔を覆うタコ足のようなひげや蟹の鋏の左腕など、見た目からは人間らしさが感じられない、伝説の超自然的存在の海賊です。 かつて、死者の魂を管理する使命を海の女神カリプソから与えられていましたが、それを放棄したため化け物のような姿に変えられました。カリプソに恋をし、失恋の悲しみから逃れるために自分の心臓を取り出すほどの病的なロマンチストでもあります。 襲った船の乗組員に契約するか死を選ぶか脅し、自身の船で100年間働かせる手口を使います。ジャックともウィキッド・ウェンチ号(のちのブラックパール号)を巡って取引をしていました。 瀕死のウィルに心臓を刺され死亡しますが、その時もカリプソの名を口にしていました。
- 1作目「呪われた海賊たち」
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」
- 3作目「ワールド・エンド」
- 5作目「最後の海賊」
ラゲッティ役/マッケンジー・クルック
吹き替え声優:高宮俊介
(画像右、画像左:ピンテル) パルボッサの手下の1人。細身で右目の義眼が特徴的な海賊です。 同じくバルボッサの手下であるピンテルと行動を共にしています。劇中では女装して囮になったり、猿のジャックに義眼をとられたりとコメディ要員です。 他の手下に比べて下っ端で頼りないですが、ジャック・スパロウがブラックパール号の船長だった頃からの古株で、彼のこともよく知っています。第3作目では、ラゲッティの木製義眼こそバルボッサの伝説の海賊の証である銀貨だと判明。 アステカの呪いが解けて不死身ではなくなってからは第1作目のような無茶苦茶な戦いはせず、用心深く戦いに参加しています。
- 1作目「呪われた海賊たち」
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」
- 3作目「ワールド・エンド」
ピンテル役/リー・アレンバーグ
吹き替え声優:佐々木梅治
バルボッサの手下の1人。禿げ頭にひげ面の海賊です。 ラゲッティの相棒的な存在で、相方の天然発言にツッコミを入れるシーンが多々ありました。船長のバルボッサを尊敬し忠誠を誓っています。 その証拠に、バルボッサの死後は一時時にジャックの手下になるものの、バルボッサが復活したと知ると彼の命令を優先していました。 ちなみに、ラゲッティとピンテルは映画「スター・ウォーズ」シリーズのR2-D2とC-3POをモチーフにしたキャラクターと言われています。戦闘中のシリアスな場面でも2人で一緒に隠れていたり、オドオドしていたりするシーンは思わず笑わされてしまいますね。
- 1作目「呪われた海賊たち」
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」
- 3作目「ワールド・エンド」
ジェームズ・ノリントン役/ジャック・ダヴェンポート
吹き替え声優:森田順平
エリザベスに恋心を抱く、正義感溢れる英国海軍士官。 第1作目で、エリザベスの父親から気に入られた彼女の夫候補にして、周辺海域の最高責任者というエリート街道まっしぐらの人物として登場します。愛するエリザベスをめぐって、ウィルと恋の三角関係を繰り広げることになりました。 しかし、第2作目ではハリケーンで部下を失ったことから職を失い、酒屋で飲んだくれているところをエリザベスに目撃されてしまうのでした。 その後は地位を取り戻すべく、ベケットにデイヴィ・ジョーンズの心臓を献上しようと暗躍。東インド会社の一員となるも、エリザベスをダッチマン号から逃がしたことによりビルに刺され死亡します。
- 1作目「呪われた海賊たち」
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」
- 3作目「ワールド・エンド」
ジョシャミー・ギブス役/ケヴィン・R・マクナリー
吹き替え声優:青森伸
気分屋のジャックに振り回される苦労人でベテランの航海士。第1作目で、ジャックが最初に声をかけた乗組員でもあり、彼が信頼し能力を認める数少ない人間の1人です。 一方のギブスも、ジャックの海賊としての気質をどんな時でも信じています。長年培ってきた豊富な知識で宝探しや航海を手助けする、頼りになる右腕的存在です。ジャックと同じくらいブラックパール号への強い思いを持っています。 また、若い頃には英国海軍の軍人として働いていた時期もあり、無類の酒好きです。酒の入ったボトルを常に肌身離さず持ち歩いています。
- 1作目「呪われた海賊たち」
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」
- 3作目「ワールド・エンド」
- 4作目「生命の泉」
- 5作目「最後の海賊」
コットン役/デヴィッド・ベイリー
ジャック率いるブラックパール号の乗組員で、話すことができない老人。ブラックパール号では舵取りの役割を担っています。 第1作目で、バルボッサからエリザベスを救出するためにトルトゥーガ島で乗組員を募集した際に名乗りを上げ、ジャックの海賊団に加わります。昔、マンガードという海賊の怒りを買い、舌を切り取られてしまったため話すことができなくなりました。 それ以降、肩に乗ったペットのオウムがコットンの代弁をしています。しかし、言葉を話せない彼がどのようにオウムを調教したのかは大きな謎です。
- 1作目「呪われた海賊たち」
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」
- 3作目「ワールド・エンド」
マーティ役/マーティン・クレバ→ジェームズ・アーノルド・テイラー
吹き替え声優:うすいたかやす
ジャック率いるブラックパール号の乗組員の1人で、禿げ頭が特徴です。 第1作目のトルトゥーガ島で、ジャックにブラックパール号の乗組員として雇われました。小柄ながら機敏で強靭な肉体を持ち、自分の3倍も大きい敵にパワフルなパンチを打ち込むなど船の大きな戦力です。 ブラックパール号では見張り番や砲手として活躍し、不穏な動きや敵の攻撃をいち早く察知します。第2作目以降もジャックの冒険に参加し、修羅場を乗り越えていました。
- 1作目「呪われた海賊たち」
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」
- 3作目「ワールド・エンド」
- 5作目「最後の海賊」
アナマリア役/ゾーイ・サルダナ
吹き替え声優:湯屋敦子
第1作目にのみ登場したジャック率いる海賊団の女性乗組員。 過去にジャックがアナマリアの船を沈没させ、さらにそのままトンズラしたのでジャックに恨みを持っていました。初登場のシーンでは、そのことが原因でジャックに思いっきり平手打ちを食らわしています。 女性を海賊船に乗せるのは不吉だと制止したギブスの言葉を無視し、ジャックは彼女を乗組員且つ戦闘員として雇います。 実際の戦闘ではジャックが認めたとおり、他の男性乗組員にも負けない働きを見せました。
- 1作目「呪われた海賊たち」
ウェザビー・スワン役/ジョナサン・プライス
吹き替え声優:村松康雄
ポート・ロイヤル総督でエリザベスの父親。 妻の死後、一人娘のエリザベスを誰よりも大切にしている父親です。最初は父親が海賊で鍛冶屋のウィルと娘の交際を反対していましたが、全ての海賊が血に飢えた野蛮人でないことを知り2人の関係を認めるようになります。 小心者ですが、大切な娘を助けるために無茶な行動をとることもあり、第2作目ではそれが災いしてべケットに総督の座を奪われてしまいました。 そして、第3作目ではデイヴィ・ジョーンズの心臓の秘密を知ってしまい、ベケットに抹殺されます。死後の世界でエリザベスに見送られ悲しい結末を迎えることに……。
- 1作目「呪われた海賊たち」
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」
- 3作目「ワールド・エンド」
スカーレット&ジゼル役/ローレン・マハー&ヴァネッサ・ブランチ
トルトゥーガ島の酒場にいる2人組みの女性。 スカーレットは赤毛、ジゼルは金髪の若い女性で初登場時は2人で交互にジャックに平手打ちをする衝撃的な登場でした。原因はジャックが2人を欺き、頻繁にジゼルとスカーレット両方と男女の関係を持ったため。 ちょい役ながらも初期の3作品全てに登場し、第2作目ではウィルにジャックへ浮気をしないようにと言伝を頼み、ウィルにも平手打ちお見舞いしています。第3作目で2人はジャックにブラックパール号に乗せてもらう約束をしますが、ラストでバルボッサに肝心の船を盗まれてしまい、その約束は果たせませんでした。
- 1作目「呪われた海賊たち」
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」
- 3作目「ワールド・エンド」
ビル・ターナー役/ステラン・スカルスガルド
吹き替え声優:柴田秀勝
「靴紐の(ブーツストラップ)ビル」の異名を持つ海賊で、ウィル・ターナーの父親。 元々はジャック率いるブラックパール号の乗組員でしたが、アステカの呪いにかかり不死となります。その後、バルボッサが反乱を起こしジャックを裏切るも、それに反抗したビルはアステカの金貨を息子であるウィリアムに送りました。 そのことをバルボッサに知られ、ブラックパール号から追放されることに。そして、デイヴィ・ジョーンズのフライング・ダッチマン号の乗組員となり、第2作目では生き別れになった息子ウィルとの再会を果たしました。 その後、フライング・ダッチマン号の船長となったウィルと共に旅をしています。
- 1作目「呪われた海賊たち」※名前のみ登場
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」
- 3作目「ワールド・エンド」
ティア・ダルマカリプソ役/ナオミ・ハリス
吹き替え声優:高乃麗
ブードゥー教の預言者として登場しますが、真実の姿は海の女神カリプソです。 様々な呪術を使う不思議な女性で、第1作目で死んだバルボッサを生き返らせました。過去にはジャックと男女の関係があったようです。 物語が進んでいくうちに、ティアの正体はデイヴィ・ジョーンズにより人間の体に封じ込められた海の女神カリプソであると判明します。エリザベスとジャックの説得により評議会でカリプソの解放が認められ、第3作目でようやく海へと帰ることができました。 開放された後、自分を愛したデイヴィ・ジョーンズの裏切りによって閉じ込められていたことが分かると激昂して海は荒れ、巨大な渦が発生しました。
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」
- 3作目「ワールド・エンド」
カトラー・ベケット役/トム・ホランダー
吹き替え声優:横島亘
利益を第一に考え、そのためならばどんな犠牲も厭わない東インド貿易会社の権力者。 貿易船の妨げとなる海賊を疎ましく思っていた時に、ノリントンが手に入れたデイヴィ・ジョーンズの心臓を使って海賊を根絶やしにする作戦を目論みます。デイヴィ・ジョーンズを脅し、ダッチマン号の船員を思い通りに操っていましたが、いざ彼が倒されると状況が一変。 ジャック率いるブラックパール号と新たにダッチマン号の船長となったウィルにより東インド貿易会社の船は炎に包まれ、ショックで呆然としたベケットは炎の中に消えていきます。
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」
- 3作目「ワールド・エンド」
イアン・マーサー役/デヴィッド・スコフィールド
吹き替え声優:佐藤裕四
東インド貿易会社の社員で、命令であれば人を殺すことも躊躇しない冷酷な人物。 スコットランドで生まれ、ベケットの秘書として東インド貿易会社で働いています。裏ではベケットの命令でスパイや暗殺も行い邪魔者を排除してきました。 ベケットのマーサーに対する信頼は厚く、ベケットの優秀な右腕的な存在でした。 ノリントンの裏切り後はフライング・ダッチマン号の船長を担い、デイヴィ・ジョーンズの心臓が入っている宝箱の鍵を隠し持っていました。しかし、そのことがジョーンズにばれてしまい隙を付かれたマーサーは殺害されます。
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」
- 3作目「ワールド・エンド」
クラーケン
ディヴィ・ジョーンズのペットで、タコのような触手を持つ巨大生物。 ディヴィ・ジョーンズの命令にのみ忠実に従い、多くの船を海の底に沈めた恐ろしい生物です。普段は海の奥深くに身を潜め、ジョーンズの命令を待っています。第2作目のラストでは、ジャックをブラックパール号ごと豪快に飲み込む様子が描かれました。 第3作目では、ジョーンズはジャックにツケを払わせるため、ジャックの手に黒マルの印を浮かび上がらせクラーケンに追跡させます。しかし、ジョーンズの心臓を奪ったベケットにより、クラーケンは呆気なく殺されてしまいます。
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」
- 3作目「ワールド・エンド」
グリーンベアード
フライング・ダッチマン号の乗組員の1人で操舵手。戦闘中は巧みな舵取りで敵の攻撃を避けるなど、味方が攻撃しやすいようにしていました。 グリーンベアード(緑の髭)という名前ですが、髭があるわけではなく、顔を含め全身が緑色の海藻に覆われています。歯はムール貝、頭部はサンゴで形成されており、植物のように食事も睡眠も必要ありません。 劇中では叫ぶだけで言葉を発していないので、話せるのかどうかは不明です。ウィルがフライング・ダッチマン号の船長になると、カリプソの呪いが解けて人間の姿を取り戻しました。
- 3作目「ワールド・エンド」
ハドラス役/ホークワン・トセ
フライング・ダッチマン号の乗組員の1人。 頭部は巨大な巻貝に、胴体はサンゴとフジツボに覆われていて、意外と簡単に頭がとれてしまいます。頭が取れても死ぬことはありませんが、頭と胴体は離れると別々の意思を持ち、大きな声で胴体に方向を指示していました。また、劇中ではしばしば頭の存在を忘れた胴体に置いていかれていました。 置き去りにされた頭はヤドカリのように変化し、頭部のみでも移動できるようになっています。フライング・ダッチマン号では数少ないコメディ要因の1人です。第3作目の戦闘中に渦の中に落ちてあっけない最後を迎えます。
- 3作目「ワールド・エンド」
サオ・フェン役/チョウ・ユンファ
吹き替え声優:磯部勉
伝説の海賊の1人で、南シナ海の王。 シンガポールと南シナ海を中心に活動する中国海賊を束ねています。黒く長い髭と大きな龍の入れ墨が特徴で、冷酷で凶暴な船長としても知られ、シンガポールの公衆浴場から航海路を管理しています。 世界の果てを示す海図の持ち主で、ジャックを探す手がかりを手に入れようとするウィルとバルボッサと一戦を交えました。最終的にバルボッサと手を組むことになりますが、フライング・ダッチマン号との戦闘中に死亡。 息絶える前に伝説の海賊の証である翡翠の首飾りをエリザベスに託します。
- 3作目「ワールド・エンド」
キャプテン・シュヴァル役/マーセル・ユーレス
伝説の海賊の1人で、地中海の王。 元々はフランスの上流階級の一員だった経緯もあり、うぬぼれが強く白粉をつけ、貴族のような装いをしているのが特徴です。地中海を拠点に警備の手薄いヨーロッパの貿易船やメキシコ帰りの財宝を積んだ船を襲い金品を略奪しています。 シュヴァルの海賊船であるファンシー号には大砲が16門搭載されていて、攻撃力の高い旗艦であることが分かります。一度ベケットに捕らえられ、処刑される寸前でジャックに助けられたことも……。伝説の海賊の証であるスペードのクイーンのトランプを常に袖の部分に隠し持っています。
- 3作目「ワールド・エンド」
ミストレス・チン役/タカヨ・フィッシャー
吹き替え声優:片岡富枝
伝説の海賊の1人で唯一の女性メンバーであり、太平洋の王。 伝説の海賊の証は眼鏡。7つの海のうち5つの海を旅したことでも知られています。女性でありながら、夫の死後は中国海賊の頂点となった人物です。 日本と中国の間で行われる密輸事業で多額の報酬を得ている一方で、大手チェーンの売春宿と賭博場を経営しています。 ミストレス・チンの経営する売春宿が荒くれ者が集まるトルトゥーガ島にもあり、アジアに留まらずワールドワイドな商売をしているようです。身につけている装飾品も高価なものばかりで、化粧も欠かさない女性らしさも感じ取れます。
- 3作目「ワールド・エンド」
ジェントルマン・ジョカルト役/ハキーム・ケイ=カジム
伝説の海賊の1人にして大西洋の王。 ジョカルトは元奴隷の黒人の海賊で、背が高くアフリカの民族衣装を身につけています。煙草畑の奴隷でしたが、反乱を起こし主人を殺害。ジョカルトという名前はかつての主人の名前を名乗っています。 伝説の海賊の証はタバコカッター。アメリカのニューオリンズの港を拠点に活動するフリゲート艦「レンジャー号」の船長です。優れたシェフでもあり、骨で作られたフックのような特殊な武器を使用して戦います。 ミストレス・チンを尊敬し、絶対の信頼を寄せ、評議会でも彼の隣の席を確保しています。
- 3作目「ワールド・エンド」
エドワード・ティーグ役/キース・リチャーズ
吹き替え声優:小林清志
海賊の掟の番人であり、ジャック・スパロウの父親。 以前は伝説の海賊の1人でマダガスカルの王として多くの海賊から恐れられ、尊敬された存在でした。現在は隠居生活を送りながら、大海賊モーガンとバーソロミューが定めた海賊の掟の番人をしていて、掟を破った者は容赦なく抹殺します。 息子のジャックをジャッキーと呼び、死んだ妻の干からびた生首を常に持ち歩くなど家族を愛する父親の一面もあります。ジャックが持っていた“その人物が欲しいものの居場所をつきとめる”指輪は元々は彼の所持品で、ジャックが無断に持ち出したものでした。
- 3作目「ワールド・エンド」
- 4作目「生命の泉」
- 5作目「最後の海賊」
黒ひげ役/イアン・マクシェーン
吹き替え声優:勝部演之
アン女王の復讐号の船長で、本名はエドワード・ティーチという史上最恐の海賊です。 誰よりも黒い魂と誰よりも邪悪な心を持つ海賊にして、勇敢な海賊すら恐れを抱く存在。武器のトリトンの剣には特別な力があり、潮と風の流れを自由に操ることができます。 そのため、風のない場所でも船を自由自在に操ることができ、海の上では最強の存在です。ブードゥー教の呪術の知識を使い、呪いの人形を作ったり死んだ部下を操ったりもできます。 自分の利益のためならば、娘であるアンジェリカさえも簡単に切り捨てるほど冷酷で、自分だけが助かるために生命の泉を飲もうとします。しかし、ジャックの策にはまり反対に命を吸い取られて無残な死を迎えました。
- 4作目「生命の泉」
- 5作目「最後の海賊」※言及のみ
アンジェリカ役/ペネロペ・クルス
吹き替え声優:本田貴子
黒ひげの娘であり、アン女王の復讐号の航海士である美しい海賊。 ジャックと出会う前はスペインの修道院で修道女をしていましたが、ジャックと恋に落ち神への忠誠を捨て海賊になります。深く愛し合う2人の愛の形は普通の人にとっては歪なもので、嘘に嘘を重ね、お互い騙し合い、時には愛し合うというものでした。 ジャックとの関係が終わってからもアンジェリカはペテン師の道を歩み続け、黒ひげの下で海賊として働くようになります。父親の命を救うために生命の泉を探すも最終的には父親に裏切られ、ジャックに父親を殺されてしまいました。 「生命の泉」のラストでは、ジャックたちに無人島に置き去りにされその後の消息は不明です。
- 4作目「生命の泉」
人魚のタマラ&シレーナ役/ジェマ・ワード&アストリッド・ベルジュ=フリスベ
吹き替え声優:木村聡子&桑島法子
生命の泉の儀式のために黒ひげに捕らえられた人魚。 ホワイトキャップ湾に住んでいましたが、黒ひげが生命の泉を手に入れるためには人魚の涙が必要であることが分かり捕らえられてしまいます。 シレ―ナは他の姉妹たちとは違い獰猛ではなく、比較的おとなしい性格。人魚狩りで爆発に巻き込まれた宣教師フィリップ・スウィフトを助けた時に、逃げ遅れて捕まってしまいます。シレ―ナはフィリップが付けた名前で本名は不明です。 一方、タマラは魅惑的で愛らしい見た目とは裏腹に獰猛な人魚です。人魚狩りの際も海賊を相手に恐ろしい形相で反撃しました。
- 4作目「生命の泉」
ジョージ2世役/リチャード・グリフィス
吹き替え声優:富田耕生
(画像左) イギリスおよびアイルランドの国王で本名はゲオルク・アウグスト。 強欲で派手好きなジョージ国王は大衆人気はあまり高くなく、大きな顔に大きなお腹を抱えただらしのない体型の国王です。また、友人であるウェザビー・スワンをポートロイヤルの提督に、カスピ海の王バルボッサを英国軍の船長に任命した人物でもあります。 その強欲ぶりは、第4作目で永遠の命を手に入れることができるとされる生命の泉を嫌いなスペインの王が見つけたと知り、対抗心から国家を動かしたほど……。
- 1作目「呪われた海賊たち」※言及のみ
- 2作目「デッドマンズ・チェスト」※言及のみ
- 3作目「ワールド・エンド」※言及のみ
- 4作目「生命の泉」
ヘンリー・ターナー役/ドミニク・スコット・ケイ→ブレンドン・スウェイツ
吹き替え声優:森久保祥太郎→中川大志
ウィル・ターナーとエリザベス・スワンの息子でイギリス海軍の兵士。 海軍では巨大艦隊のモナーク号に乗り仕事をしています。魔の三角海域でモナーク号がサラザールに襲撃された際は戦いに参加することが出来ず、虐殺を免れました。サラザールからジャックへの言伝を受け、ジャックのもとを訪れます。 そして、10年に一度しか陸地に上がれなくなった父親の呪いを解くため、伝説のポセイドンの矛をジャックとカリーナと共に探す旅に出ることに。父親譲りのハンサムさと強さ、母親譲りの勇敢さでサラザール率いる不死の軍団と対決します。
- 3作目「ワールド・エンド」
- 5作目「最後の海賊」
カリーナ・スミス役/カヤ・スコデラリオ
吹き替え声優:栗山千明
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』のヒロインで女性天文学者。 美しいだけではなく聡明で、大学で学ぶことを許されていない女性の権利のために戦う強い意志を持っています。生き別れの父親が残した「ガリレオの日記」を手がかりに、持ち主は海の統治者になれると言われている伝説のポセイドンの矛を探していました。 途中からは、同じくポセイドンの矛を探しているジャックとヘンリーと行動を共にすることに。天文学の知識を駆使してポセイドンの矛の居場所の手がかりを探し、ジャックとヘンリーを手助けします。 第1作目から第3作目のヒロインであるエリザベスと比べると、カリーナは現代的な女性に近い人物像と言えます。
- 5作目「最後の海賊」
アルマンド・サラザール役/ハビエル・バルデム
吹き替え声優:大塚明夫
不死の海賊ハンターで第5作目のヴィラン。サイレント・メアリー号の船長で、不死の軍団を率いてジャック・スパロウへの復讐に燃えます。 元はスペイン海軍で海賊狩りをしていましたが、若きジャック・スパロウに騙され魔の三角海域に船もろとも飲み込まれて海の底へと消えました。ジャックへの強い復讐心から強力な不死の存在として蘇ります。 幼少期に両親を海賊に殺されたことから海賊を憎み、スペイン海軍時代は白旗をあげ、降参する海賊も容赦なく始末していました。復活した後、存在する全ての海賊を殲滅するべくポセイドンの矛を探し求めるのです。
- 5作目「最後の海賊」
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのキャスト・登場人物を整理しよう
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのキャストと登場人物を解説しました。 2022年12月現在、以前から報じられている新作の企画2本とリブート企画が進行中です。今後さらに注目度が高まっていくのは間違いありません。すでに観たことがある人も、これから追ってみようという人も今のうちに整理しておきましょう!