「ファンタビ」全3作品の登場キャラ一覧!キャスト&声優もまとめておさらいしよう
2016年に1作目が公開され、「ハリポタ」シリーズ同様に多大な人気を誇る「ファンタスティック・ビースト」シリーズ。 この記事では「ファンタビ」シリーズに登場するキャラクターを一挙紹介! また、「ファンタビ」シリーズに登場した「ハリポタ」シリーズでおなじみの魔法動物や魔法アイテムも紹介していきます。「ハリポタ」のコアファンではないのでよくわからなかった……という方も、この記事でモヤモヤが解消できるのでは? ※この記事は「ファンタスティック・ビースト」シリーズのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。
ニュート・スキャマンダー
本シリーズの主人公は、魔法動物学者のニュート・スキャマンダーです。1作目のあとに出版した『幻の動物とその生息地』は世界的ベストセラーに。のちに彼は魔法動物学の権威として知られるようになります。 ホグワーツ在籍時にはハッフルパフ寮に所属。人間よりも魔法動物に強い関心を持ち、「変わり者」として知られていました。その後ある事件がきっかけでホグワーツを退校処分になってしまいましたが、ダンブルドアが周囲を説得し、杖はそのまま持ちつづけています。 地位や権力にはまったく関心がなく、魔法動物を愛し豊富な知識と経験を持つ人物。少しおっちょこちょいな性格ですが、イギリス魔法省は彼を闇祓いにスカウトするなど、優秀な魔法使いです。 ニュート・スキャマンダーを演じるのは、『博士と彼女のセオリー』(2014年)などで知られるエディ・レッドメインです。
アルバス・ダンブルドア
ジュード・ロウ/吹き替え:森川智之
「ファンタビ」シリーズでも「ハリポタ」シリーズでお馴染みアルバス・ダンブルドアが若き日の姿で登場します。 この頃のダンブルドアはまだホグワーツの校長ではなく、変身術の先生でした。ニュートが在学中だった時、魔法動物が起こした事件においても彼をかばうなどいつも彼を信頼し、一目置いていたことが伺えます。 そのため2作目ではニュートにクリーデンス捜索を依頼したり、3作目ではニュートを筆頭にグリンデルバルドに対抗するチームを構成したりなどしています。 飄々としている一方で「みぞの鏡」に映るグリンデルバルドを見つめながら複雑な表情をするなど、誰もが知らない傷を抱えているように思えます。 演じるのは、『ガタカ』や『コールド・マウンテン』、「シャーロック・ホームズ」シリーズで知られるジュード・ロウです。
ゲラート・グリンデルバルド
ジョニー・デップ/吹き替え:平田広明(1・2作目)
マッツ・ミケルセン/吹き替え:井上和彦(3作目)
「ハリポタ」シリーズにおいては、小説版では1巻から、そして映画版では「死の秘宝」でその名が登場したゲラート・グリンデルバルド。ヴォルデモートが誕生する前、闇の帝王として世界を支配しようとしていた超強力な魔法使いです。 彼は「炎のゴブレット」でも登場した北欧のダームストラング専門学校に通っていましたが、その素行の悪さから放校処分となってしまいます。その後、死の秘宝を求めてやってきたゴドリックの谷で、ダンブルドアと出会います。 ダンブルドアの妹アリアナの死を巡って確執が生まれた2人でしたが、それ以前は恋人に近い複雑な関係性を持っていました。その中で、近い将来衝突し合うことを知っていた2人は、「血の誓い」を立て、お互いがお互いを攻撃できないようにします。 そのため、本作での彼はダンブルドアを破滅させるのに欠かせない存在、クリーデンスを手中に収めようとするのです。 第1作目と2作目では、ジョニー・デップがグリンデルバルドを演じていましたが、3作目「ダンブルドアの秘密」からはマッツ・ミケルセンが演じます。
クリーデンス・ベアボーン
エズラ・ミラー/吹き替え:武藤正史
クリーデンス・ベアボーンは、反魔法族の組織「新セーレム救世軍」の指導者メアリー・ルー・ベアボーンの養子として育った魔法使いです。 魔法使いを憎む養母のもとで虐げられてきた彼は、体内に「オブスキュラス」と呼ばれる強大な闇の魔力を宿すようになりました。グリンデルバルドはその力を利用し、彼にダンブルドアを殺させようとします。 クリーデンスを演じるのは、『ジャスティス・リーグ』(2017年)などで知られるエズラ・ミラーです。
オブスキュラスとは?
オブスキュラスとは、精神的または肉体的な虐待によって魔法族の子どもが魔力を抑圧されたときに体内に宿る闇の力です。 オブスキュラスを宿した子どもはオブスキュリアルと呼ばれ、彼らの多くは強大な力に体を蝕まれ、10歳までに命を落としてしまいます。
ティナ・ゴールドスタイン
キャサリン・ウォーターストン/吹き替え:伊藤静
ティナ・ゴールドスタインのフルネームはポーペンティナ・エスター・“ティナ”・ゴールドスタイン。MACUSA(マクーザ)で闇祓いとして働く優秀な魔女です。 1926年に彼女はニューヨークを訪れたニュート・スキャマンダーと出会い、オブスキュリアルであるクリーデンスを救うために奔走します。その後、1作目で死亡したとされていたクリーデンスを追ってパリへ。ニュートたちと合流し、協力してグリンデルバルドの炎からパリを守りました。 ティナを演じるのは、キャサリン・ウォーターストン。『エイリアン:コヴェナント』(2017年)などへの出演でも知られています。
MACUSAとは?
MACUSAとは、アメリカ合衆国魔法議会(Magical Congress of the United States of America)のこと。「ハリポタ」シリーズでお馴染み、イギリスの魔法省にあたる組織です。
ジェイコブ・コワルスキー
ダン・フォグラー/吹き替え:間宮康弘
ジェイコブ・コワルスキーは、ニューヨークに住むノーマジの男性です。 彼は1928年にひょんなことから魔法使いのニュート・スキャマンダーと知り合い、彼が逃してしまった魔法動物の捜索を手伝うことに。そのときに出会った魔女のクイニーと恋に落ちます。1作目の最後で魔法に関する記憶が消えたかと思われましたが、彼はすべて覚えており、2作目以降もニュートと行動を共にしています。 ドラマ『ウォーキング・デッド』などへの出演で知られるダン・フォグラーがジェイコブを演じています。
ノーマジとは?
ノーマジ(No-Maj)とは、魔法の力を持たない非魔法族を指すアメリカ英語です。イギリスではマグル(Muggle)と呼ばれます。
クイニー・ゴールドスタイン
アリソン・スドル/吹き替え:遠藤綾
クイニー・ゴールドスタインはティナの妹で、ニューヨークに住む魔女です。MACUSAの杖認可局で働く彼女は開心術の達人で、人の心を読むことを得意としています。 1作目でノーマジのジェイコブと知り合った彼女。アメリカでは魔法族と非魔法族の交流は禁止されているにもかかわらず彼と恋に落ち、結婚を望むように。2作目では結婚に関してジェイコブとケンカしてしまい、グリンデルバルドの口車に乗せられて彼の陣営に加わりました。 クイニーを演じるのは、シンガーソングライターとしても活躍しているアリソン・スドルです。
リタ・レストレンジ
ゾーイ・クラヴィッツ/吹き替え:森なな子
リタ・レストレンジはニュートのホグワーツ時代の同級生であり、彼が思いを寄せていた女性です。彼女はその後、イギリス魔法省の同僚であるニュートの兄テセウス・スキャマンダーと婚約します。 由緒ある純血のレストレンジ家に生まれた彼女ですが、その幼少期は愛に満ちたものとは言えませんでした。ホグワーツではスリザリン寮に所属していましたが、ひどいいじめにあい、同じく人と交流することが苦手だったニュートと親しくなります。 リタを演じるのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)などへの出演で知られるゾーイ・クラヴィッツです。
ナギニ
クラウディア・キム/吹き替え:大地葉
「ハリポタ」シリーズではヴォルデモートの忠実なペットとして登場していた大蛇のナギニ。しかし、その正体が実はマレディクタスという呪われた女性だったことが、本作では明かされます。 彼らはインドネシアに伝わる血の呪いにかかっており、動物の姿への変身を繰り返して最終的にはその身体に魂を閉じ込められてしまう存在。本作で描かれる人間のナギニは、そんな自分の悲しい末路を知りながら、同じように身寄りのないクリーデンスと共に行動をします。 演じるのは、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年)や『ダークタワー』(2017年)に出演していた、スヒョンことクラウディア・キム。
アバーフォース・ダンブルドア
リチャード・コイル/吹き替え:中井和哉
アバーフォース・ダンブルドアは、「ハリポタ」シリーズでも登場したアルバス・ダンブルドアの弟です。 妹アリアナをめぐって、長い間兄アルバスとは対立を続けていましたが、「ハリポタ」シリーズでは兄が大切にしているハリーを見守る様子も描かれています。 そんなアバーフォースですが「ファンタビ3」にもついに登場。実は彼はアウレリウス・ダンブルドアが本名のクリーデンスの父親だったのです!ダンブルドア家にまつわる驚きの真実を秘めていた人物であると明かされました。
【ダンブルドア陣営のキャラクター】
シリーズ3作目『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』ではグリンデルバルドの陰謀に対抗するため、アルバス・ダンブルドアが自身の陣営を組織します。 ニュートとジェイコブを含め、個性的な顔ぶれとなったダンブルドア陣営。そのメンバーを紹介していきましょう。
テセウス・スキャマンダー
カラム・ターナー/吹き替え:江口拓也
テセウス・スキャマンダーはニュートの兄で、イギリス魔法省で闇祓いとして働くエリートです。リタ・レストレンジと婚約していましたが、彼女は前作でグリンデルバルドを止めようとして命を落としてしまいました。 彼は役人として、ときに規則を無視するダンブルドアにあまりいい感情を持っていませんでしたが、差し迫ったグリンデルバルドの脅威を前に、彼に協力することにします。 テセウスを演じるのは、イギリスの俳優カラム・ターナーです。
ユーラリー・ヒックス
ジェシカ・ウィリアムズ/吹き替え:きそひろこ
ユーラリー・“ラリー”・ヒックスは、世界でも屈指の魔法学校として知られるイルヴァーモーニー魔法魔術学校で呪文学を教える教授です。 実は前作で、彼女は本を通してニコラス・フラメルに助言を与え、陰ながらニュートたちに協力していました。そんな彼女も今回ダンブルドアの呼びかけに応え、彼の陣営に加わることになります。 ラリーを演じるジェシカ・ウィリアムズは、2020年の映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』にも出演しています。
イルヴァーモーニー魔法魔術学校とは?
イルヴァーモーニー魔法魔術学校は、アメリカのマサチューセッツ州にある魔法学校です。世界でも最も優れた魔法教育機関の1つとして広くその名を知られています。 ティナとクイニー、そしてユーラリーはこの学校の卒業生です。
ユスフ・カーマ
ウィリアム・ナディラム/吹き替え:田村真
ユスフ・カーマはセネガルにルーツを持つアフリカ系フランス人の魔法使いです。名門魔法族の末裔であり、リタ・レストレンジの異父兄でもあります。 彼は当初クリーデンスがリタの弟であり、自身の父の復讐として彼を殺そうとしていましたが、それは人違いだったことがわかりました。 今回はニュートたちとともに、ダンブルドア陣営のメンバーとして戦います。 ユスフを演じるのはフランス出身のウィリアム・ナディラムです。
バンティ
ヴィクトリア・イェーツ/吹き替え:新谷真弓
バンティは、ニュートの助手として普段から魔法動物の世話をしている魔女です。 魔法動物を愛しニュートを尊敬している彼女をニュートも信頼しており、彼の留守中には地下室にいるすべての魔法動物の世話を任されています。ニュートに恋心を抱いているようですが、鈍感なニュートには全く気付かれません。 イギリスの俳優ヴィクトリア・イェーツがバンティを演じます。
【その他「ファンタビ」シリーズのキャラクター】
ヴィンダ | フランス人の魔女で、グリンデルバルドが最も信頼する側近 ポピー・コービー=チューチが演じる。 |
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ヘルムート | 謎の多いドイツ闇祓い局局長 アレクサンドル・クズネツォフが演じる。 |
フォーゲル | 国際魔法使い連盟代表 オリバー・マスッチが演じる。 |
サントス | ブラジル出身の次期国際魔法使い連盟代表候補 マリア・フェルナンダ・カンディドが演じる。 |
リウ・タオ | 中国出身の次期国際魔法使い連盟代表候補 デイブ・ウォンが演じる。 |
【「ハリポタ」シリーズにも登場するキャラクター】
ニコラス・フラメル
ブロンティス・ホドロフスキー/吹き替え:岩崎ひろし
ニコラス・フラメルは、知る人ぞ知る「ファンタビ2」における驚きの登場人物!彼は『ハリーポッターと賢者の石』(2001年)で登場した賢者の石を作った、名高い錬金術師。同じく錬金術に優れているダンブルドアとは旧友です。 「ファンタビ2」では、ダンブルドアが「安全な隠れ家」として、ニュートにニコラス・フラメルの住所を渡していました。その後、ニコラス・フラメルは、グリンデルバルドの計画を阻止しようと彼らに協力します。 演じるのは、『エル・トポ』や『エンドレス・ポエトリー』などで知られるチリ出身のカルト映画監督アレハンドロ・ホドロフスキーの実の息子であり、『エル・トポ』(1970年)で少年を演じたブロンティス・ホドロフスキーです。
ミネルバ・マクゴナガル
フィオナ・グラスコット/吹き替え:渋谷はるか
「ファンタビ2」でサプライズ登場したミネルバ・マクゴナガル。彼女はこのときすでにホグワーツに勤めており、ニュートの兄テセウスが他の闇祓いと共にダンブルドアを尋問するためにホグワーツを訪れたときにも、その場にいました。 「ファンタビ1」では彼女もまだ若く、ダンブルドアに教室内にいる生徒の誘導を頼まれていましたね。口を塞がれたと喚く生徒を魔法で直すも、彼女が依然として喚き散らすため結局口を塞ぐなど、思わずクスッとしてしまうシーンがありました。 しかし、彼女の登場には少し不自然な点があります。というのも、以前まではミネルバ・マクゴナガルが誕生したのは1935年だと発表されていたのです。「ファンタビ2」の時代背景は1927年になるので、彼女はまだ生まれていないはずなのです。
セストラル
本作の冒頭、グリンデルバルドは馬車に乗せられてニューヨークから護送されます。その馬車を引いているのは、翼を持つ黒い骨だけのような馬、セストラルです。 この魔法生物は、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(2007年)で初登場。 セストラルは死を見た者にしか見えず、「不死鳥の騎士団」では前作「炎のゴブレット」でセドリック・ディゴリーの死を目撃したハリーと、母を亡くしたルーナ・ラブグッドにしか見えないという描写がありました。 冒頭のシーンで当然のようにセストラルが登場しているのは、本作がかなりダークで死の臭いが立ち込めるような物語であることを示しています。
不死鳥
「ハリー・ポッター」シリーズでは、ダンブルドアのペットとしてフォークスという名前の不死鳥が登場しました。 この不死鳥は「ダンブルドア一族が危機に陥ると現れる」といわれており、アルバス・ダンブルドアの曽祖父も実際にその出現を体験したとか。つまり、不死鳥はダンブルドア一族の象徴なのです。 「ファンタビ2」では、グリンデルバルドがオーストリアの拠点でクリーデンスに彼の正体を告げるシーンで不死鳥が登場しました。 なんとクリーデンスの本名は、アウレリウス・ダンブルドア。その事実を告げられたとき、クリーデンスのそばにいた雛が不死鳥になったのです。
【「ハリポタ」シリーズにも登場する魔法アイテム】
「ファンタビ」シリーズには、やはり「ハリポタ」シリーズでおなじみの魔法アイテムも登場しています。 シリーズをとおして頻繁に登場したものもあれば、初期の作品でのみ描かれたものもありますので、ここでは復習もかねて紹介しましょう。
ニワトコの杖
「ニワトコの杖」は、「ハリー・ポッター」シリーズでダンブルドアが使っていた杖であり、「死の秘宝」でもあります。 強い魔力を持つこの杖を巡って、多くの魔法使いが死闘を繰り広げたという伝説も。 ニワトコの木を素材をして芯にセストラルの尻尾の毛が入ったこの杖は、所有者に絶対的な忠誠心を持つのが特徴です。所有者から杖を奪い取った場合でも、他の杖と違い、新しい所有者に同じく強い忠誠心を持ちます。 「ファンタビ2」では、1945年にダンブルドアがグリンデルバルドと決闘し、この杖の所有者になった経緯が描かれました。
必要の部屋
「必要の部屋」は、ホグワーツの校舎内にある「本当に必要なだけ現れる」部屋です。「あったりなかったり部屋」とも呼ばれます。必要の部屋は、場所だけでなく部屋を使う魔法使いや魔女が必要としているものも用意されることが特徴です。 映画では『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(2007年)でハリーが結成したダンブルドア軍団の練習場所として有名。 そのほかにも『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(2009年)ではマルフォイが姿をくらますキャビネットを隠したり、ハリーが「半純血のプリンスの蔵書」を隠したりと、さまざまな場面で使われています。
みぞの鏡
「みぞの鏡」は、『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001年)で初めて登場しました。 これは、前に立った者の強い願望を写し出す不思議な鏡で、「賢者の石」ではハリーは両親に囲まれた自分を鏡の中に見ました。 「みぞの鏡」は、英語で“Mirror of Erised”。“Erised”は“Desire(欲望)”を逆さまにつづったもので、日本語も“のぞみ”の逆さである“みぞの”になっています。 「ファンタビ2」ではダンブルドアがみぞの鏡の前に立ったとき、グリンデルバルドの姿が映し出されました。 妹アリアナの死をきっかけにグリンデルバルドから離れたダンブルドアでしたが、心のなかでは彼のことを強く想っていたことがわかります。
ポートキー
First time travel by Portkey. #FantasticBeasts #WizardingWednesdays pic.twitter.com/JCGyW4ITTN
— Fantastic Beasts (@FantasticBeasts) October 17, 2018
「ハリー・ポッター」シリーズでもたびたび登場したポートキーは「移動キー」とも呼ばれ、その名のとおり今いる場所から別の場所へと一瞬で移動することができる魔法アイテムです。 ただし、ポートキーでは決まった行き先へしか移動することができず、また移動は快適なものではないようです。 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』では三大魔法学校対抗試合の優勝杯がポートキーになっており、リトル・ハングルトン墓地に繋がっていました。 「ファンタビ2」では、ニュートとジェイコブがロンドンからパリに移動するため、バケツをポートキーにしました。 ちなみに触るだけで移動することができるポートキーは、マグル(非魔法族)が興味を持って触ってしまわないようにブーツやクシ、バケツなどなんの変哲もないものにするのが通例です。
賢者の石
前述のニコラス・フラメルが発明した、錬金術における至高の物質とされる「賢者の石」。 実際に存在するともいわれ、「ハリー・ポッター」シリーズ以外にも多くのファンタジー作品に登場しています。 その効力はあらゆる金属を黄金に変え、どんな傷や病もたちどころに癒し、持つ者を不老不死にするというもの。 『ハリー・ポッターと賢者の石』では、クィレル先生の体を借りてかろうじて生き延びていたヴォルデモートが、完全復活するために賢者の石を狙っていました。
ダンブルドアの水晶玉
本作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の造形美術監督ピエール・ボハナは、新しい小道具を生み出すのと同時に、「ハリポタ」シリーズで使ったものを再び画面に登場させることも楽しかったと語っています。 バホナは来日した際、「ハリポタ」シリーズではダンブルドアの校長室にあったものが、「ファンタビ2」では「闇の魔術に対する防衛術を教えている彼の教室に置かれている」とヒントを出していました。 どうやらそれは、ダンブルドアの水晶玉のようです。 バホナの言ったとおり「ハリポタ」シリーズでダンブルドアが校長室の机の上に置いていた水晶玉を、「ファンタビ2」では彼の教室の窓辺に見ることができます。 かなり地味に置いてあるので、気づいた人は少ないのはないでしょうか。
今後も「ファンタビ」シリーズで明かされるキャラの背景に注目したい
「ファンタビ」シリーズの主要なキャラクターを紹介しました。「ファンタビ」は全部で5部作の予定となっていますので、今後まだまだ「ハリポタ」シリーズのキャラクターが登場する可能性が高いと考えられます。 最も有力なのが、ヴォルデモートことトム・リドル。本シリーズでは最終的にダンブルドアがグリンデルバルドと決闘し、勝つことが描かれると考えられます。その決闘がおきたのは1945年。そしてダンブルドアが孤児院でトム・リドルに出会ったのは、1938年なのです。 また1943年には、秘密の部屋が開かれる事件が起きています。その時、トム・リドルに濡れ衣を着せられたハグリッドも出てきたら「ハリポタ」ファンとしてはたまりませんね!