2020年5月18日更新

『ハイキュー!!』東峰旭は烏野の絶対的エース!過去のトラウマから覚醒まで振り返ろう

東峰旭 サムネイル

『ハイキュー!!』主人公・日向翔陽が所属する烏野高校バレー部。エースとして活躍する東峰旭は、見かけによらず繊細な心の持ち主。しかし決めるところはしっかり決めてくれます。トラウマからの復活を遂げた東峰旭の、葛藤と成長を徹底解説!

目次

『ハイキュー!!』東峰旭はパワー系スパイカー!烏野エースの活躍を解説

『ハイキュー!!』に登場する東峰旭(あずまねあさひ)は、烏野高校バレーボール部のエースです。身長184.7cm、体重75.2kgと高校3年生ながら立派な体格を持ち、その体から放たれる強烈なスパイクはチームメイトから絶対的な信頼を受けています。 中学時代からその力強いスパイクで名を知られており、「西光台の東峰」とあだ名が付いていたほどでした。高校生になってからさらに威力を増したパワーは、スパイクだけでなくサーブにも活かされており、敵チーム相手にサービスエースを取ることも少なくありません。 ※ここからは2020年5月現在までの『ハイキュー!!』のネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

東峰旭の性格は?見かけによらずガラスのハート

長髪と髭が特徴的な見た目の東峰は一見怖そうな人物に見られてしまいがちですが、内にはガラスのハートを秘めている繊細なキャラクターでもあります。 責任感が強くネガティブ思考の持ち主で、試合前にはプレッシャーを感じてお腹を壊してしまう程。烏野バレー部主将である同学年の澤村からは、見た目と性格にギャップがあることをよくイジられています。 東峰のポジションはウイングスパイカー(WS)で、ここぞといった場面でスパイクを決める役割です。当初はスパイクが決まらないとすぐに自信を喪失してしまっていましたが、仲間の支えもあって徐々に成長。 実際に彼が打ったスパイクが重要な場面で試合の流れを変えることも多く、まさに烏野のエースといった活躍を見せてくれます。

初登場が遅れた理由は?西谷のわだかまり

作中ではなくてはならない存在であるエース、東峰。しかし彼の初登場は『ハイキュー!!』3巻の17話と、主要キャラクターにしては遅めです。実は主人公の日向が烏野高校バレー部に入部した頃、東峰は部活の練習に来ていませんでした。 その理由は、日向や影山が入部する前にあった県民大会の伊達工戦にありました。

伊達工戦のトラウマ

伊達工は長身選手による堅固なブロックを誇るチーム。東峰のスパイクは鉄壁のブロックによってことごとく阻止されてしまいます。責任感の強い性格から、試合中から自信を失ってトスを呼ぶことすら出来なくなり、試合はさんざんな結果となってしまいました。 しかし、試合後もチームメイトは誰も東峰を責めようとしません。それどころかリベロの西谷夕(にしのやゆう)は、跳ね返されたボールのフォローが出来なかった自分自身を責めていました。 東峰が思わず「なぜ自分を責めないのか」と詰め寄ります。彼のスパイクが決まろうとそうでなかろうと、必死にボールを拾い続けていた西谷は「自分が繋いだボールを勝手に諦めるな」と怒り、2人の関係に亀裂が入ることに。 その後、東峰は罪悪感に苛まれ、バレー部に顔を出さなくなってしまいました。

精神的な壁を乗り越えろ!東峰旭が烏野バレー部に復帰するまで

学校の廊下でも東峰と西谷の口論は勃発し、その際に教頭の怒りを買った西谷は停学1週間と部活禁止1ヵ月の処分を受けました。 完全にバレーボールから離れようとしていた東峰でしたが、エースに憧れる日向やチームメイトの重要性に気づいた影山の言葉を受けて、またバレーボールをやりたいという気持ちが徐々に膨らんでいきます。

西谷夕との名コンビ復活!町内会バレー

やはりバレーボールに未練が残っていたのか、町内会バレーをのぞきに来た東峰。しかしすぐにバレー部メンバーに見つかってしまい、チームに混ざることになります。そこには3ヵ月前の伊達工戦で東峰にトスを上げていた菅原や、西谷の姿もありました。 練習試合が進んでいき、東峰の前にブロックが立ち塞がります。かつてのトラウマを思い出す東峰の耳に飛び込んできたのは、“もう一度トスを呼んでくれ”という西谷の叫びでした。 西谷の言葉でトラウマを振り切った東峰は、自ら菅原にトスを要求。そして見事、相手チームから1点を奪ったのです。こうして東峰と西谷の名コンビは復活し、改めて烏野にエースが舞い戻ってきました。

トラウマの原因、伊達工との再試合!

インターハイ宮城県予選1回戦では勝利を納めた烏野でしたが、2回戦の相手は東峰のトラウマの原因にもなった伊達工でした。 試合前には失神寸前までメンタルを削られていた様子の東峰でしたが、試合が始まってからは一変し、エースらしい堂々とした態度を見せつけます。しかし日向と影山の変人速攻でなんとか1セット目を先取したものの、伊達工のブロックは既に日向のスピードに追いつき始めていました。

鉄壁を破れ!緊張の第2セット

伊達工戦2セット目。烏野はローテーションを変えることで、日向と伊達工の鉄壁ブロックが前に出るタイミングをずらす作戦に出ます。つまりそれは、東峰と鉄壁ブロックがあい対するということ。しかし東峰は不安を見せることなく、覚悟を決めた様子でした。 烏野のもくろみ通り、伊達工の意識は段々と日向の動きに集中していきます。そして伊達工の意識が完全に東峰から外れた瞬間、東峰は日向の後ろからバックアタック。相手の不意を突いた一撃を成功させました。 苦しい場面でこそボールが集まるのがエース。ピンチでもしっかりと1点を奪取してこそ本物のエースであると読者に印象づけるシーンでした。覚悟を決めた彼の格好良さは必見です。

現「小さな巨人」との対決!苦戦を強いられた鴎台戦での覚醒

ついに迎えた春高。烏野は1回戦から着々と勝利を挙げていき、大会3日目の第2回戦で長野代表の強豪校、鴎台(かもめだい)と当たります。鴎台はブロックに有利な高身長選手や、現「小さな巨人」と称される星海(ほしうみ)というウィングスパイカーを抱えているチームです。 鴎台の強固なブロックによって第1セットを落としてしまった烏野。東峰の強烈なスパイクもなかなか決まらず、段々と自信を失っていく展開に。それでも自分を信じてくれる仲間達の支えを感じ、彼は「自分の弱さと戦っていられるほど相手は弱くない」と自分を叱咤します。 罪悪感や恐怖心も感じながらも、「俺は今日、俺を味方にする」と決意。自分を信じることで、仲間の想いに答えようとしていたのです。 タイムアウトを挟むと全身の緊張が抜け、試合を俯瞰することが出来るようになっていました。余裕が生まれたことによって、誰もが全力のスパイクを打つと身構えた場面で「プッシュ」(フェイント)をかまします。 流れを変える1点となりましたが、東峰は浮かれず、すでに次の1本を見据えていました。

ついに覚醒!東峰旭の渾身の一撃

烏野は第2セットからローテーションを変更し、日向と鴎台のブロックを真っ向からぶつける作戦に出ていました。しかし日頃から星海と練習している鴎台のブロッカーたちは、日向のスパイクも難なく阻止。緊張感の漂う長いラリーが続きます。 丁度その頃、東峰は自分の呼吸音しか聞こえないほどの深い集中に入っていました。田中から菅原に繋がれたボールを自分のいるレフトへと呼びます。そして菅原からトスが上がり、東峰の完璧なアタック姿勢から渾身の一撃が放たれ、3枚のブロックを打ち破ったのです。 流れを変える2点目を取り、鴎台戦を通して完全にエースとして覚醒しました。

アニメ版『ハイキュー!!』で東峰旭を演じたのは細谷佳正(ほそやよしまさ)

アニメ版『ハイキュー!!』で東峰旭役を演じたのは、声優の細谷佳正。1982年2月10日生まれの広島県出身で、現在は事務所に所属せずフリー声優として活動しています。 2005年のデビュー後、『ちはやふる』の綿谷新や『進撃の巨人』のライナー・ブラウン、『僕のヒーローアカデミア』の常闇踏陰など、数々の有名作品でメインキャラを演じています。 2017年に喉の治療のため活動を一時休止していましたが、同年に復帰。2020年5月現在もなお、声優業界の第一線で活躍を続けています。

東峰旭の成長に注目!烏野のエースとして覚醒していく様子がかっこいい

人一倍責任感が強く、それだけに精神的な弱点が多かった東峰旭。登場人物達の精神的な成長が多く描かれる『ハイキュー!!』の中でも、特に長期に渡った成長が描かれました。 そんな彼がトラウマを乗り越え、誰もが信頼するエースにまで成長していく姿は多くの読者を勇気づけてくれます。 2020年5月現在、ジャンプ本誌では高校卒業後にプロになった日向や影山の活躍が描かれています。東峰たちも観客として登場しているので、お見逃しなく!