2021年7月19日更新

外で読むと危険なギャグ漫画おすすめランキングTOP37

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【電車で読むと危険】おすすめのギャグ漫画TOP37を紹介

定番のギャグ漫画からSNSで話題の旬な作品まで、笑いのツボは人それぞれですが、きっと今回ご紹介する作品の中に腹がよじれるほど笑える爆笑必至の1冊があるはず。各作品の笑えるポイントや世界観も併せて解説するので、日常を忘れて笑いたいときの漫画選びの参考にしてみてください。

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37位:『ジャポニズム47』

■作者:青色イリコ ■巻数:既刊4巻 『ジャポニズム47』の主人公は内気な少年・埼玉です。ある日埼玉は、「東京さん」から手紙をもらいます。書かれていた内容は「チーム関東全員集合!」とのこと。 憧れの東京さんに会えることを楽しみに向かった埼玉でしたが、そこで待ち受けていたのは「関東ヒエラルキー」でした。都道府県魅力度4位の東京、5位の神奈川、そして38位の埼玉……。 格差を見せつけられた埼玉が取った行動とは?ストーリーと4コマで進んでいく元祖擬人化ギャグ漫画です!

36位:『飯田橋のふたばちゃん』

■作者:横山了一/加藤マユミ ■巻数:2巻完結 『飯田橋のふたばちゃん』とは「コミリア学園」に通う女子高生・「双葉ちゃん」を中心に進行していく4コマのギャグ漫画です。1話では、双葉ちゃんが秋田ちゃんとけんかをしてしまったことで元気がありません。 講談ちゃんは「スポーツで仲直りだ!」とアドバイスをします。小学ちゃんも、「新しい友達見つけりゃいいじゃん♪」とのんきな様子。最後に登場する集英ちゃんがかけた言葉とは? 出版社のたどってきた歴史がそのままネタとして使われた笑える作品です!業界的には、ギリギリセーフといったところなのでしょうか……。

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35位:『うちのトコでは』

■作者:もぐら ■巻数:既刊6巻 『うちのトコでは』、通称「うちトコ」1巻の後半は、大人でも号泣する「日本の連絡橋」についての感動秘話になっています。1940年、神戸市長によって「本州までの連絡橋」を作る提案がなされました。当時にしてみればあり得ない話でしたが、人々は総力を挙げて橋づくりに励みます。 そこで起こってしまう阪神淡路大震災。果たして人々は、どのように今の「瀬戸大橋」「明石海峡大橋」「しまなみ海道」を作り上げたのでしょうか。

34位:『ケシカスくん』

■作者:村瀬範行 ■巻数:10巻完結 『ケシカスくん』とは、ケシカスと持ち主、その他文房具を主人公とした日常系のギャグ漫画です。そのため、物語の舞台はほとんどが持ち主・ボウズの机の上となっています。 ケシカスくんはかわいい見た目をしていながらも性格は“ゲス”く、初登場でも「気に入らねえやつは消す」というセリフと共に登場しました。 本人が目指すのは「文具界最強のアイドル」とのことで、日夜奮闘中。話の最後には「ノーン!」と叫びながらケシカスくんの体が折れるのが決まりごとです。

33位:『青春鉄道』

■作者:青春 ■巻数:既刊14巻 『青春鉄道』の1巻では、東海道新幹線の速度が上がることに関してJR東海と山陽が話し合うシーンから始まります。「特急券の払い戻しを絶対に許さない」カタブツの東海と、「様々な新幹線に板挟みにされている」山陽。 山陽は嫌々付き合わされており、あまり乗り気ではありません。大真面目に話をする東海ですが、とんちんかんなことを言い出して……? 全国各地の路線が登場するので、ぜひ自分がいつも使っている路線を探してみてください!

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32位:『はたらく細胞』

■作者:清水茜 ■巻数:既刊7巻 『働く細胞』の舞台は私たちの体の中。主人公・赤血球はおっちょこちょいながらも、毎日がんばって体中に酸素と栄養を運びます。ある日、赤血球がいつものように肺へと酸素を運ぼうとしたところ、何やら奥の方で騒ぎが起こっているようです。 逃げ惑う細胞たちに話を聞くと、なんと「肺炎球菌」が侵入したとのことで体内は大混乱になっていました。咄嗟に白血球1146番や、その他好中球たちが駆除に入ります。 その後全ての肺炎球菌を駆除したかのように思えましたが、隠れていた1匹の肺炎球菌を取り逃がしてしまい……。

31位:『ヘタリア Axis Powers』

■作者:日丸屋秀和 ■巻数:既刊6巻 『ヘタリア』の主人公は、作品名にもなっている“ヘタレな”イタリアです。「戦闘アイテムはいつだって白旗」という戦闘に奥手な性格が由来しています。イタリアの他にも様々な国が登場するコメディ漫画で、1話では、アメリカ、日本、スイスなどが世界会議を始めます。 「君たちの率直な意見を聞かせてくれ!」と言うアメリカに対し、日本は「私はアメリカさんと同じでいいです」と発言。アメリカが言うなら何でもいいといった態度に、周りから反感を買ってしまいます……。 現代日本の外交がブラックジョークで描かれていて面白いと人気です。読んでいるだけでも勉強になりそうですね!

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30位:『お茶にごす。』

■作者名:西森博之 ■巻数:全11巻 ■笑いのジャンル:シュール、学園 『今日から俺は!!』で知られる西森博之による『お茶にごす。』は、学園を舞台にした高校生の脱不良計画コメディ。2021年には鈴木伸之でドラマ化もされました。 「悪魔(デビル)まークン」というなんともおどろおどろしい異名を付けられるほど人相が悪くかつ喧嘩も強い船橋雅矢は、高校入学を機に平和な世界を目指すことを決意。容姿と周りの目が彼に優しくあることを許さない環境の中、彼は茶道部に入部して穏やかなスクールライフを実現させようと悪戦苦闘するのでした。 優しくなりたい強面の不良×茶道部というギャップの連鎖が笑いを誘います。全11巻なので勢いのまま読破してほしい作品です!

29位:『セトウツミ』

■作者名:此元和津也 ■巻数:全8巻 ■笑いのジャンル:高校生、青春、会話劇 関西弁男子の瀬戸と内海の川辺での放課後トークを淡々と描く『セトウツミ』。実写映画化・ドラマ化もされて話題となりました。 青春学園ものというと部活や恋に忙しいという作品が多い中、本作は部活をするでもなくデートをするでもなく、ただ話して放課後の時間をつぶすという異色の内容。そんな妙にリアルな青春と、なかなか真似できないテンポとキレのいい会話が噛み合って、瞬発力のある笑いを生み出します。 笑える会話だけで満足度が高いのですが、実は後半で思わぬストーリー展開が。そのどんでん返しも含めてエンタメ性の高い作品です。

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28位:『あそびあそばせ』

■作者名:涼川りん ■巻数:既刊11巻 ■笑いのジャンル:女子中学生、日常、シュール、ブラック、顔芸 画力の無駄遣いや表紙詐欺と評されることが多い『あそびあそばせ』は、「遊び人研究会」に所属する3人の少女の日常を描く作品。表紙と内容のすさまじい乖離がSNSで話題となり、2018年にはアニメ化もされました。 「あそ研」に所属する華子・オリヴィア・香純の3人がさまざまな遊びに興じる姿を主軸に、合間には女子中学生のブラックな本音やシュールギャグが放り込まれます。高い画力を活かした変顔は特に破壊力抜群。ページを捲ると突然襲ってくるので、家で読むことをおすすめします。 表紙のような儚げな美少女は登場しないのでご注意を!

27位:『ぐらんぶる』

■作者名:原作・井上堅二、作画・吉岡公威 ■巻数:既刊16巻 ■笑いのジャンル:勢い、青春 『ぐらんぶる』はスキューバダイビングと酒で青春を謳歌する大学生たちを描くギャグ漫画。登場人物たちは真面目にダイビングに取り組みつつも、夜になれば酒と裸で馬鹿騒ぎ。陽気でおバカな彼らの日常を描く作品で、肩の力を抜いて楽しめます。 2020年には実写映画版が公開。今をときめく竜星涼と犬飼貴丈がW主演を務めました。原作でもしょっちゅう登場する漢たちの全裸シーンも忠実に再現。イケメン2人の全裸が惜しげもなく披露されていることが話題となりました。このワンシーンのみでも一見の価値あり!

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26位:『うらみちお兄さん』

■作者名:久世岳 ■巻数:既刊6巻 ■笑いのジャンル:ブラック・コメディ ネットで話題をさらった『うらみちお兄さん』は、世知辛い大人の世界を体操のお兄さんを通して描く作品。「次にくるマンガ大賞」Web漫画部門で1位を受賞したほか、2021年からはアニメも放送されています。 うらみちお兄さんは教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん。爽やかキャラの代表格・体操のお兄さんを務めているものの、彼のメンタルは社会の荒波に疲れ果てて不安定気味です。ポロッと大人げない不平不満を子供に聞かせてしまうことも……。 彼のネガティブな発言は社会人の闇を煮詰めたようなものばかり。それでも逞しく日常を送るお兄さんに笑いと、なぜか勇気までもらえてしまう作品です。

25位:『月刊少女野崎くん』

■作者名:椿いづみ ■巻数:既刊12巻 ■笑いのジャンル:学園、青春、4コマ 少女漫画も手掛ける椿いづみが、少女漫画の様式美を勢いのあるギャグに昇華したのがこの『月刊少女野崎くん』です。 無骨なクラスメイト野崎くんに恋をした千代は、思い切って彼に告白します。しかし恋に鈍い彼は、彼女からの告白を、ファンからの告白と勘違い。実は野崎くんは人気少女漫画家の夢野咲子だったのです。漫画のことで頭がいっぱいの野崎くんを中心に、個性が強すぎる登場人物たちの日常が描かれていきます。 とにかくキャラ設定が秀逸!キャラの組み合わせによって奇跡の掛け合いが生まれていき、4コマ漫画らしくサクサクと笑わせてくれます。

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24位:『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』

■作者名:増田こうすけ ■巻数:全15巻 ■笑いのジャンル:シュール、ブラック、パロディ シュールでブラックなギャグ漫画を読みたいなら「ギャグマンガ日和」がおすすめ。増田こうすけの生み出す独特なテンポ感は他の作品にはない中毒性があり、絶妙なシュールさとうっすらとにじみ出るブラックな笑いに、いつの間にかのめり込んでしまう不思議な力を持つ作品です。 数話完結式で、歴史上の偉人や有名人が登場し、名作のパロディが多いのが特徴。ペリーや聖徳太子といった誰もが知っている偉人が、増田ワールドの中では周りから舐められている友人もいない奇人として登場します。 作者の名前をタイトルに冠している作品とあって、増田こうすけの鬼才っぷりが際立つ伝説級ギャグ漫画です。

23位:『となりの関くん』

■作者名:森繁拓真 ■巻数:既刊10巻 ■笑いのジャンル:シュール 関くんが授業をサボって興じているひとり遊びにスポットを当てた『となりの関くん』。関くんはほぼセリフを発することなく、ただひたすらに授業中とは思えぬ遊びを狭い机の上でダイナミックに展開していきます。その様子をハラハラした様子で見守っている隣の席の横井さんが、心の声でツッコんだり時に介入したり、という内容。 関くんの遊びは、壮大な仕掛けをしたドミノ倒しから砂金採りまで、もはや授業中の遊びの限界を超えています。それを淡々とやっているというシュールさに思わずクスリとしてしまうでしょう。授業中という学園モノ独自の空気感も楽しめます。

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22位:『男子高校生の日常』

■作者名:山内泰延 ■巻数:全7巻 ■笑いのジャンル:学園、日常、勢い 『男子高校生の日常』はタイトル通り、男子高校生たちのドタバタでおバカな日常を描く脱力系シュールコメディ。アニメ化、実写映画化もされています。 基本的には男子高校生3人組のタダクニ・ヒデノリ・ヨシタケの思春期特有のノリと勢いあふれる日々を描く作品。ときどき強烈なインパクトの女子高生も登場します。 高校生を経験した大人にとっては、彼らのくだらなすぎる日常が愛おしく思えてくるかも。当時は爆笑したけど大人になって思い返すとなにがそんなに面白かったのかわからない出来事に覚えはありませんか?そんな出来事に熱中している、リアルな男子高校生の日常がここにはあります。

21位:『ポプテピピック』

■作者名:大川ぶくぶ ■巻数:全3巻(シリーズ4まで、以降連載中) ■笑いのジャンル:シュール、ブラック、ナンセンス、パロディ 時事ネタをメインに風刺やパロディを交え規格外の展開を描く4コマ漫画『ポプテピピック』。作者自身が「クソ漫画」を自称する本作は、2018年にアニメ化されるとSNS上で大きな話題となりました。 原作同様「クソアニメ」を自称した本作は、前半と後半で同じ内容を声優を変えて放送する「再放送」や、声優・蒼井翔太の謎の実写出演など、数々の伝説と中毒者を生み出しています。毒々しさとカオスをいっぺんに味わえる『ポプテピピック』は、自我を忘れてしまいたいときにおすすめ!

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20位:『からかい上手の高木さん』

■作者名:山本崇一朗 ■巻数:既刊15巻 ■笑いのジャンル:ラブコメ、日常 「高木さん系」というジャンルが生まれるほど話題となった『からかい上手の高木さん』。ほんのりキュンとするラブ強めのコメディ漫画を探している人におすすめです。 隣の席同士の西片と高木さんの友達以上恋人未満な攻防を1話読み切りで描いていきます。からかい上手な高木さんにドキドキさせられてばかりな西片は、果敢に仕返しを考えたり先手を打ったりと日々奮闘中。それでもやっぱり上をいく高木さんに翻弄されてしまうのでした。 思わず2人の関係性を拝みたくなる、尊さ満点の作品。ドラマティックな展開はありませんが、ぬるま湯に浸かっているような気分で、ニヤニヤできること必至です!

19位:『日常』

■作者名:あらゐけいいち ■巻数:全10巻 ■笑いのジャンル:シュール、学園 『日常』というタイトルながら、繰り広げられる世界観は非日常そのもの。時定高校に通う生徒たちを中心に、個性豊かな登場人物たちが巻き起こす不条理な日常がシュールなタッチの絵で描かれていきます。 鮭が空を飛んでいたり女子生徒の背中に大きなネジが付いていたりと奇想天外な出来事が多く起こるので、読んでいて混乱することも。しかしその読者にとっておかしな出来事こそが、作中では「日常」なのです。 彼女たちのほのぼのとした、だけど少しおかしな日常。それを覗き見しているような感覚が味わえる唯一無二の読後感のあるギャグ漫画です。

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18位:『監獄学園』

■作者名:平本アキラ ■巻数:全28巻 ■笑いのジャンル:シチュエーションコメディ、お色気 女子生徒1000人に対して、男子生徒はたったの5人。そんな学園を舞台とした『監獄学園(プリズンスクール)』は、男たちの下心渦巻くシチュエーションコメディです。 入学早々、女風呂を覗いた罪で懲罰棟に収監されてしまった5人の男子生徒たち。下心と劣情のままに、彼らはあの手この手を使って脱獄を試みますが……。 女子生徒のお色気満載なエロティックな描写と、哀れなほど本能に忠実な男たちの哀愁が、絶妙なバランスで描かれる本作。刺激の強いギャグ漫画が読みたいときにおすすめの1冊です!

17位:『SKET DANCE』

■作者名:篠原健太 ■巻数:全32巻 ■笑いのジャンル:日常、ミステリー、ハートフル 『SKET DANCE』は学園の便利屋として活動する「スケット団」の活動を描く学園モノコメディ。スケット団として活動するのはボッスン・ヒメコ・スイッチの3人。彼らが舞い込む依頼をこなしていく様子を、ときにグダグダに、ときに熱く描く作品です。 学園モノの良さを活かした設定が光る作品で、部活や学園行事などが魅力的に描かれているのが特徴。依頼の内容によっては、謎解き要素やシリアス要素も絡んできて、ギャグ寄りの熱い少年漫画として楽しめます。

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16位:『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』

■作者名:赤坂アカ ■巻数:既刊22巻 ■笑いのジャンル:学園ラブコメ、青春 アニメ化・実写映画化でも話題になった『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』は、エリートが集う高校を舞台にしたツンデレラブコメです。 財閥の令嬢・四宮かぐやは学園の副生徒会長。彼女が人知れず焦がれている相手は、庶民出のハイスペック会長・白銀御行です。恋に関してはポンコツな2人の恋は、なぜか相手に告白させようと頭脳戦を繰り広げることに。 「お可愛い」不毛な駆け引きにニヤニヤすると同時に、エリートだけどどこかズレている濃いキャラたちの言動に笑いがこみ上げてきます。中盤以降は学園ものらしいしっかりとしたストーリーも。1冊でいろんな要素を楽しめる作品です。

15位:『ケロロ軍曹』

■作者名:吉崎観音 ■巻数:既刊31巻 ■笑いのジャンル:SF、家族、パロディ、ブラックユーモア 「ケロン星」から地球侵略のために派遣されたケロロ軍曹は、地球に取り残されてしまいます。ケロロ軍曹は日向一家に居候することになり、一家の日常は少しずつおかしなものに……。 序盤は集結した部下とともに地球侵略のために斜め上を行く作戦を実行しては失敗して、を繰り返しドタバタな展開が楽しめます。徐々にケロロ軍曹と人間との間に友情が芽生えたり、新たな敵がやってきたり、お色気シーンがあったりと、物語はどんどん加速。 スピード感のあるギャグとケロロ軍曹たちの可愛さがくせになり、気づけば腹を抱えて笑っているでしょう。『ドラえもん』やジャンプ作品などへのオマージュも多く、漫画好きな人ほど楽しる作品です。

14位:『鬼灯の冷徹』

■作者名:江口夏実 ■巻数:全31巻 ■笑いのジャンル:ブラック・コメディ、地獄、ダーク・ファンタジー 『鬼灯の冷徹』は地獄の日常を描くダーク・ファンタジー風味な美麗コメディ。アニメも第2期まで放送され話題となりました。 鬼灯は閻魔大王の第1補佐官を務める有能な鬼神。彼は頼りない閻魔大王に変わり、実質地獄を収めていました。戦後の人口増加のせいで人があふれかえる地獄を舞台に、鬼神や獄卒たちのちょっと不気味で騒がしい日常が描かれていきます。 緻密な設定による地獄の世界観が見事で、知らないはずの地獄にリアルを感じるほど。人間界の悲喜こもごもも丁寧にギャグに昇華されています。

13位:『坂本ですが?』

■作者名:佐野菜見 ■巻数:全4巻 ■笑いのジャンル:シュール、スタイリッシュ 『坂本ですが?』は七三分けの美しい高校生・坂本の学園生活を描くコメディ。言動の全てがスタイリッシュ&クールな坂本が繰り出す最上級にスタイリッシュな「秘技」は、女子生徒だけでなく老若男女を虜にしてしまいます。 周りを魅了するだけでなく人知れず同級生のピンチを救うほどの力を持つ、彼の人知を超えた「秘技」。そのスタイリッシュさに、いつの間にか骨抜きにされていること間違いなし!アニメ版は緑川光や石田彰、杉田智和といった主演級声優が揃ったことで話題に。アニメによってより洗練され“クーレスト”になった坂本の動きは必見です。

12位:『ボボボーボ・ボーボボ』

■作者名:澤井啓夫 ■巻数:全28巻 ■笑いのジャンル:不条理ギャグバトル、ナンセンス、勢い 『週刊少年ジャンプ』史に残る意味がわからないけど笑ってしまう伝説のギャグ漫画『ボボボーボ・ボーボボ』。人類を丸坊主にしようとする毛狩り隊から、人類の毛と平和を守るために立ち上がったボボボーボ・ボーボボの活躍を描く作品。 仲間とともに旅をしながら敵と戦うという王道バトル漫画に見せかけて、その内容は多くの読者に「意味不明」と言わせる不条理ギャグバトルが展開されていきます。このナンセンスで意味の分からない展開の連続が、よくわからないけどなんだか面白いという不思議な感覚をもたらしてくれるのです。 頭を空っぽにしてとにかく勢いに飲まれて笑いたい、そんな人におすすめ!

11位:『聖☆おにいさん』

■作者名:中村光 ■巻数:既刊19巻 ■笑いのジャンル:シュール、日常 『聖☆おにいさん』は有給を取得したブッダとイエスが、立川の安アパートでバカンスを満喫する宗教系日常コメディ。行動的で浪費家なところのあるイエスと、それに振り回されることが多い倹約家のブッダ。 どこか共感できる2人の一般人らしい振る舞いと、彼らが聖人であることのギャップがシュールさを生み出しています。 人を導く慈愛に満ちた彼らの笑いは、決して人を傷つけたり貶すものではありません。ありふれたゆるい日常の中で、2人が起こすちょっとした「奇跡」やギャップが笑いに繋がっていくのです。笑いにじんわりと癒やされたいとき、読んでみてください!

10位:『浦安鉄筋家族』

■作者名:浜岡賢次 ■巻数:全31巻 ■笑いのジャンル:ドタバタ、勢い、パロディ 『浦安鉄筋家族』は千葉県浦安に暮らす浦安で1番元気な小学生・大沢木小鉄(おおさわぎこてつ)を中心に、彼の家族や同級生が繰り広げるハイテンションギャグ漫画。顔芸や小学生レベルの下ネタ、ド派手なツッコミが満載で、王道感に溢れる作品です。 本作は登場人物のキャラの濃さが特徴。小鉄の友達に限らず、その家族までかなりの個性派揃いです。作者の嗜好を反映したパロディキャラやパロディネタも数多く仕込まれており、それを探すという楽しみ方も。「元祖」「毎度」と続き、2018年からは「あっぱれ」が連載中です。

9位:『テルマエ・ロマエ』

■作者名:ヤマザキマリ ■巻数:全6巻 ■笑いのジャンル:シュール 入浴場を通じて現代日本の銭湯にタイムスリップした、古代ローマ時代の浴場設計技師を描く『テルマエ・ロマエ』。阿部寛主演で実写映画化もされて大きな話題を呼んだ作品です。 現代日本にタイムスリップした古代ローマ人・ルシウスは、「平たい顔族」が大勢いる風呂で体験したことのない入浴体験をします。その際のカルチャーショックを見事に笑いに昇華しているのが本作の特徴です。 ラストにかけて描かれていく人間ドラマもしっかり作り込まれており、ギャグだけで終わらない面白さがあります。古代ローマ人の顔だけでなく、内容もしっかりと“濃い”ギャグ漫画です。

8位:『あたしンち』

■作者名:けらえいこ ■巻数:全21巻 ■笑いのジャンル:日常、ホームコメディ 「読売新聞」で連載されていた23コマ漫画から人気に火がついた『あたしンち』は、タチバナ家に起こる日常をユーモラスに描く作品です。愛嬌があるけど大雑把な母、平凡で恋に奥手なみかん、ナイーブな弟のユズヒコ、無口な父。そんな4人が織りなす日常のワンシーンは、ほっこり笑えるものばかりです。 刺激はないものの、ついつい何度も読み返してしまう本作はスルメ漫画といえるでしょう。日常の中にあるちょっとした笑いや幸せを思い出させてくれる作品なので、心が疲れたときにぼーっとしながら摂取するのにおすすめです。

7位:『斉木楠雄のΨ難』

■作者名:麻生周一 ■巻数:全26巻 ■笑いのジャンル:日常、SF ぶっ飛んだ世界観の学園モノギャグ漫画を読みたいなら『斉木楠雄のΨ難』がおすすめ。PK学園に通う主人公・斉木楠雄(さいきくすお)は無敵の超能力者。あまりに強力な力を持っているがゆえに、普通になることが出来ず、ネガティブなところがあります。 出来るだけ他人と関わらずに生きようとしている彼の元にはクセの強すぎる人々が集まり、彼はトラブルに巻き込まれることに……。派手な見た目に反し表情を変えずツッコミ役に回る楠雄が、ギャグ要員しかいない学園生活でひたすらにツッコミ続けるテンポの良さが、笑いのツボを刺激する作品です。

6位:『極主夫道』

■作者名:おおのこうすけ ■巻数:既刊6巻 ■笑いのジャンル:任侠、シュール 元最凶のヤクザとして名を知られている龍は、結婚を機になんと主夫へ!強面な風貌は完全にヤクザなのに、その主夫スキルは達人レベル。『極主夫道』はその絵面のシュールさがたまらない作品です。強面×キャタクターもののエプロンの破壊力は抜群。 声優の津田健次郎が主演を務めたPVがネットで話題に。さらに2020年には玉木宏主演で実写ドラマも放送されました。2021年春にはNetflixでアニメの配信も決定しており、こちらではPVに出演した津田健次郎が引き続き龍役を演じます。

5位:『Dr.スランプ』

■作者名:鳥山明 ■巻数:全18巻 ■笑いのジャンル:SF、勢い、日常 『ドラゴンボール』で知られる鳥山明が手掛けたSFギャグ漫画が『Dr.スランプ』です。ペンギン村に住む発明家・則巻千兵衛(のりまきせんべえ)が作った人間型ロボット・則巻アラレが主人公。彼女が巻き起こすドタバタな日常を描く作品です。 アラレを筆頭にペンギン村はめちゃくちゃな変人や奇人・怪人・宇宙人の宝庫。警察官が強盗をするし、パトカーもおもちゃ扱い、太陽だって喋ります。 混沌とした村ながらも、村人はあらゆるトラブルを笑って受け入れ、それもやがて日常に。ドタバタギャグとして笑えるのに、どこかのどかで平和な気持ちにさせられる癒やし系ギャグ漫画です。

4位:『今日から俺は!!』

■作者名:西森博之 ■巻数:全38巻 ■笑いのジャンル:アクション、勢い 『今日から俺は!!』は1990年代に連載されたヤンキーバトルギャグ漫画です。転校をきっかけに金髪にした三橋と、同じく転校をきっかけに髪をトゲトゲに逆立てた伊藤。転校をきっかけにツッパることにした2人が出会い、タッグを組んで周囲を巻き込んでいくことに。 2人の勢いのあるギャグが魅力の本作は、2018年に賀来賢人と伊藤健太郎で実写ドラマ化。ツッパリ文化に馴染みのない世代にもウケたことで、実写映画化されるほどの人気作となりました。実写から本作を知った人にもぜひ読んでもらいたい作品です。

3位:『こちら葛飾区亀有公園前派出所』

■作者名:秋本治 ■巻数:全200巻 ■笑いのジャンル:勢い、人情コメディ 「こち亀」こと『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は、連載40年・発行巻数200巻を成し遂げたまさに伝説のギャグ漫画。亀有公園前派出所に勤務する型破りな警察官・両津勘吉(りょうつかんきち)を中心に、ドタバタな日々が描かれていきます。 100巻あたりまでは両津が警察官という設定が活きたエピソードが多め。問題児な両津が次々と巻き起こすハチャメチャな騒動を、頭を空っぽにして楽しむことが出来ます。 100巻以降は緻密な取材に基づいたマニアックな話や、時世を反映した時事ネタや風刺も満載。時代の移り変わりを肌で感じることができるのも「こち亀」の大きな魅力です。

2位:『クレヨンしんちゃん』

■作者名:臼井儀人 ■巻数:全50巻 ■笑いのジャンル:ナンセンス、パロディ、ブラック、ホームコメディ 主人公・野原しんのすけは5歳児の幼稚園生。彼の巻き起こす騒動に、両親をはじめとした周りの大人達が振り回されていく様子を描くホームコメディ寄りのギャグ漫画が『クレヨンしんちゃん』です。 しんちゃんは子供にも大人気のキャラクターですが、漫画自体は青年漫画誌で連載されていた作品とあって、決して子供向けというわけではありません。大人社会のナンセンスや不条理さを、5歳児のピュアな本音で抉り出すという痛快さがあります。 特に前半は風刺やブラックユーモアが色濃い作風なので、キレのいいユーモアを楽しみたい人には前半がおすすめです。

1位:『銀魂』

■作者名:空知英秋 ■巻数:全77巻 ■笑いのジャンル:人情コメディ、勢い、パロディ 江戸時代と近未来が融合した世界観で、なんでも屋「万事屋銀ちゃん」を営む坂田銀時(さかたぎんとき)が主人公。店で働く志村新八(しむらしんぱち)、神楽(かぐら)と共に、銀さんはかぶき町で巻き起こる様々な騒動に首を突っ込んでいくことに。 ドタバタコメディシーンは勢いとキレがあり、破天荒すぎる登場人物たちが次々と笑わせてくれます。一方で時代劇としてシリアスな展開も満載。ギャグ回での事件が後の伏線になっていたり、各キャラの設定がシリアス展開に絡んできたりと、綿密に組まれたストーリーが秀逸。 『銀魂』は爆笑も号泣もしたいときに読みたい1冊です。

最近笑えてる?おすすめギャグ漫画を読んでスマイルチャージ!

心の健康に不可欠な笑いをもたらしてくれるおすすめギャグ漫画を紹介しました。日常とはかけ離れた過激なギャグから温かい気持ちになれるほのぼの系ギャグ、意味のわからなさに思わず笑ってしまうシュールな作品まで、ギャグ漫画といっても様々な種類があります。 ぜひこの記事を参考にお気に入りの1冊を見つけてみてください。疲れたときに、きっとその1冊が元気を与えてくれるはずです。