パワハラ会議とは？上司・鬼舞辻無惨から厳しい社会で生き抜く術を学ぼう【鬼滅の刃】

あなたは鬼舞辻無惨をご存知ですか？近年のアニメ・漫画の中でも、「上司にしたくないランキング」上位を走り続ける存在です。 そんな無惨を無能上司たらしめているのが、その数々のパワハラでしょう。 そこで本記事では鬼舞辻無惨が行ったパワハラ会議の全貌、そしてパワハラへの対策方法まで徹底解説していきます！ ※この記事は『鬼滅の刃』のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

「パワハラ会議」は『鬼滅の刃』作中において、下弦の伍である累が倒されたことにより、下弦の鬼が緊急招集された場面を指しています。 しかし「会議」とは名ばかりの、無惨による一方的な言葉責めと、殺戮が描かれています。これは無惨の期待に応えられない無能な部下を、自らの手で文字通り「クビを飛ばす」場なのです。 そのあまりの凄惨さから、読者から「パワハラ会議」と命名されました。 実は第2回も開催されており、こちらは下弦の上の上弦の鬼達が無惨に詰められています。下弦が課長なら、上弦は部長クラスと言ったところでしょうか？ しかしどんな有能であろうと、無惨の前では結果以外意味をなさないのです。

第1回パワハラ会議は原作では52話、アニメでは1期26話の終盤となります。また第2回はアニメ3期に当たる「刀鍛冶の里編」にて開かれます。 アニメでは最新の技術で、会議の場である無限城が描かれることで、臨場感が段違いになっています。また無惨役の関俊彦の圧のある演技もあり、画面の前の私達までパワハラされている気分になるのです。 折角現実ではなく漫画の世界に浸っているのに、漫画の中ですらパワハラされるなんてたまったものではないですね。

世間で有名な「パワハラ会議」は、こちらの第1回の方を指していることが多いです。しかし「会議」とは名ばかりの、無惨による部下の公開処刑です。 下弦の伍である累が敗北したことで、初めて下弦の鬼達が召集されます。しかしこの招集は、下弦の鬼の無能さに痺れを切らした無惨による、結末の決まったパワハラ会議でした。 開口1番から、無惨は質問に見せかけた非難を浴びせることで、下弦が如何に無意味な存在かを説きます。 そして部下の意見を1ミリも聞かずに、「下弦の鬼の解体」という方針を打ち出したのです。当然部下達は反論をしますが、無惨は「私は何も間違えない」と聞く耳を持ちません。 結局死者4名、重症者1名を出した、史上最も凄惨な会議となったのです。

こうしてセリフを並べてみると分かりますが、会議というか一方的な言葉の暴力と言えます。そもそも下弦を招集した理由も「下弦の解体」なので、最初から死ぬことは決まっているのですが……。 それにしても死の間際に労いの言葉でなく、散々責め立てて殺すなんて、本当に上司としてどうかしていますね。

第2回のパワハラ会議は、上弦の陸である妓夫太郎・堕姫の敗北を受けて開催されました。なんと上弦の鬼が招集されるのは、実に113年ぶりとのことです。 113年間も会議を開かなかったなんて、この会社の経営体制はどうなっているのでしょうか……？それはさておき、第2回のパワハラ会議も無惨からのキツイ言葉の雨が降り注ぎます。 しかし第1階に比べて比較的「会議」らしいことはしています。例えば玉壺の掴んだ情報を元に、半天狗と共に向かうことを指示したりと、組織の方針を明確にしたりなどしています。 また下弦と比べて、上弦の鬼は曲者揃いなため、無惨の言葉に一々動揺したりしません。部下の1人はお詫びのために、自らの目をくり抜こうとまでした程です。 その為第1回に比べ、「パワハラを受けた」という印象は薄めです。

こうして並べてみても、第2回の会議は第1回に比べて比較的緩めです。あくまで当社比ですが……。 これには幾つか理由が挙げられます。まず上弦の鬼は下弦とは違い、ちゃんと鬼殺隊の最高戦力である柱を殺し続けていること。 また下弦と比べて何倍も強い為そうそう生み出せる訳でなく、無惨も解体するわけにはいかないことが考えられます。 実際無惨も「上弦だからという理由でお前たちを甘やかしすぎた」と発言しています。無能上司の無惨といえど、流石に優秀すぎる人材を切るわけにはいかないようです。 また上弦の鬼はメンバー同士が非常に仲が悪く、無惨を差し置いてバチバチにやり合ったりと、無惨よりもタチが悪い面子が揃っていることも要因のひとつです。

ここから先は、鬼舞辻無惨がなぜ上司にしたくないと言われるのか、そのポイントを3つに分けて解説していきます。すでに分かり切っているようなものですが……。 上司という地位についている人は、ぜひ反面教師として参考にしてみてはいかがでしょうか？

まず無惨が上司としてダメな点として真っ先に挙げられるのが、「理不尽な目標設定をし、達成できなければ罵倒する」という点です。 例えば猗窩座が柱である煉獄を仕留め、報告に上がっても全くその成果を讃えようとしません。歴代でも最強クラスに強い柱を倒したのですから、もっと労って然るべきです。 それどころは無惨は炭治郎や禰豆子達を取り逃したことを叱責。そして未だに青い彼岸花と、鬼殺隊の全滅を出来ていないことを責め立てました。 そもそも鬼は昼間は活動できない為、そう易々と鬼殺隊を全滅させられるわけがないのです。そして無惨ですら数百年見つけられなかった物を、鬼達がそう簡単に見つけられる訳もありません。 出来もしない要求を部下にして、達成できなければ責め立てるという、パワハラ上司のお手本のような行動です。

次に無惨上司のダメな点として挙げるのは、「自身の期待に応えられないものは即刻クビ」です。 これは第1回パワハラ会議における、下弦の鬼の解体がいい例です。上弦の鬼ばかりが柱を倒しているのに対して、下弦が結果を出せずにいることにご立腹だった無惨。 そんな弱くて、結果を出せない下弦の鬼に我慢がならなかったのです。そして下弦の鬼の言い分を全く聞かず、全ての鬼を殺してしまいます。 こうして「自身の期待に応えない」という私情のまま部下を減らしたせいで、この先鬼殺隊相手に苦戦することになるのです。時としてマネージメントも出来ない感情的な上司のせいで、組織は破滅へと向かうのです。

無惨上司の悪いところ３つ目は、「部下の意見は何ひとつ聞き入れない」点です。 先程の下弦の鬼解体の件でもそうですが、基本的に無惨は「自分が1番正しい」という思考原理をしています。つまり超絶自己中心的な性格なのです。 その象徴として、「黙れ、何も違わない、私は何も間違えない」と、自分が神であるかのような発言を繰り出しました。 部下がどんな発言をしようと、「お前は私を否定するのか？」という理不尽すぎる言いがかりをつけ、物理的にも言論を封殺します。 血を分け与えてもらうことで、今よりも活躍することができると、打開策を出した部下に対して「図々しい」と一蹴。部下の提示した改善案すら、聞く耳を持ってくれません。 鬼の世界にも労働基準局があることを、切に願うばかりです。

さて、こんな理不尽なパワハラ会議を、5体満足で終えることは果たして可能なのでしょうか？実は多数の死者を出した第1回のパワハラ会議では、1人だけ生存者がいました。 そう下弦の壱である魘夢です。彼は仲間が殺されていく光景を黙って見ているだけでなく、それを娯楽として享受していたのです。 そして「私は夢見心地でございます、貴方様直々に手を下して頂けることを」と、無惨に殺されることを受け入れる姿勢を見せたのです。 そうパワハラ上司の行動、言動全てを肯定し、そんな人に殺されることが幸せという姿勢これが正解だったのです。 そうして生き残った魘夢は、無惨に血を与えられ、無限列車篇で活躍することとなります。

ここまで「パワハラ会議」について、その全貌から対策まで説明してきました！ 今回無惨上司の例から学べたことは、「パワハラ上司は労基に報告しよう」です。鬼達の世界に労基はないので誰も守ってくれませんが、私たちの世界には助けてくれる部署があります。 もし現実で無惨のような上司にあったら、証拠を沢山揃えて労働基準局へ駆け込みましょう！そしたら頭を垂れてつくばうのはあなたの上司です！