韓国ドラマ『剣の詩』のあらすじネタバレを最終回まで！キャスト相関図も一緒に【Netflix】

1920年頃の日本統治時代の朝鮮を舞台に、無法地帯となった間島でさまざまな事情を抱えた人々が尊厳のために戦う韓国ドラマ『剣の詩』。ここからはそんな本作のあらすじ・キャスト、配信日などを紹介していきます。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

1920年代の植民地時代の朝鮮。さまざまな問題を抱える人々は、無法天地の地である間島に向かっていました。ある人は住む場所を失われ、ある人は生活の基盤自体を奪われ……。 まさに激闘の時代を過ごしていた人々でしたが、それ故に恐れ知らずでもありました。無法地帯を生きる盗賊たちは、大切な祖国と人々の尊厳を守るために最後まで戦います。日本軍・独立軍・殺し屋・同じ盗賊・ 他の地からの移民。 それぞれの思惑が交差し、異なる目的で互いに銃口を向け合います。最後まで戦う道を選んだ彼らの行く末は、果たしてどうなるのでしょうか。

1915年、日本の占領下にある朝鮮。奴婢出身で日本軍に所属するイ・ユンは、元主人で三浦として生きるイ・グァンイルの制止をふりきり、京城を後にします。 ある村に到着したユンは案内役の娘に部屋へと通されますが、実は彼女はグァンイルが雇った殺し屋でした。しかしユンは村の長であるチェ・チュンスに殺されるために来たのです。かつてユンは日本軍としてチュンスの村を襲い、彼の家族を死なせていました。 しかしその時、村をノ・ドクサン率いる馬賊が襲います。その後1人でドクサン一味を倒したユンを見て、チュンスは「償いのためにも同胞たちを家族と思って守る気はないか？」と持ちかけ……。

1話目から展開が早く、見ごたえ抜群でした。寡黙な雰囲気のキム・ナムギル、正直色気もあって最高です。そしてイ・ユンは強すぎます。ドクサン一味をやっつけていくシーンは圧巻でした。 ユン、チュンス、オンニョニ、それぞれ暗い過去を抱え、苦しい時代に生きる彼らが、今後どのように絡み合っていくのでしょうか。楽しみです。

1920年。ユンは仲間を集め盗賊として活動していました。隊長として弓を操るチュンス、狙撃手のサングン、斧を振り回すチョレンイ、怪力のグムス。最強チームで日本軍からも恐れられるユンたち。 一方グァンイルと婚約したナム・ヒシンは、朝鮮総督府の鉄道局課長という立場でありながら、実は朝鮮独立を目指す活動家でした。そして輸送される鉄道敷設の資金20万ウォンを盗んで独立軍に渡す計画を立て、オンニョニを雇います。 その頃ユンたちも資金繰りに困り始めていました。そして同じく鉄道敷設資金を奪う計画を思いつき……！

ヒシンの正体や役割も明らかになり、オンニョニも絡んでストーリーがさらに盛り上がってきました。どうやらユンの想い人はヒシンのようですが、この鉄道資金をめぐって、運命の波に翻弄されそうです。 そして何も知らずヒシンと婚約したグァンイル。彼が彼女の正体に気づくのはいつなのか……。とてもハラハラドキドキするドラマです。

グァンイルは叔父が独立軍であることを突き止め、捕まえて拷問します。叔父は鉄道資金を盗む計画について明かしてしまいますが、運び屋がヒシンであることは隠し通したまま自殺しました。 一方計画のため間島(カンド)に降り立ったユンは、初恋の相手ヒシンの姿を目にして追いかけます。しかしそんなユンに銃を突きつけるオンニョニ。「今度こそ殺す」というオンニョニと銃撃戦になり、ユンたちは警察に捕まってしまいます。 その後なんとか釈放されるも、オンニョニも鉄道資金を狙っていることを知るユン。そして2人は、次は得意なことで勝負しようと約束し……。

オンニョニも本当に強いですね！彼女を演じるイ・ホジョンの演技が素晴らしく、ついオンニョニのキャラクターに引き込まれてしまいます。銃を2丁操る姿もかっこいい！ そしてラスト、次こそは命を狙うというオンニョニに、勝負しようと持ちかけるユン。別れ際、2人ともどこか楽しそうに笑みを浮かべたのが印象的でした。

グァンイルはわざと反乱軍たちを現金輸送車におびき寄せ、一網打尽にしようと企みます。案の定輸送車に馬賊が襲いかかって来ました。ユンたちは馬賊の機関銃が壊れたところを見て一気に動きます。 輸送車を制圧し、中にある箱を確認するユン。その時馬賊のチャン・ギリョン率いる一味が現れ、ユンたちは金を譲ってその場を去ることに。しかしギリョンたちが箱を開けると、中身は空でした。 実はすでにオンニョニが手を回しており、金はヒシンの手に渡っていたのです。 ユンたちは鉄道敷設を止めるため、課長を殺すことにします。ユンはその課長こそがヒシンであることを知らず……。

現金輸送車を襲うシーンは、さながら西部劇のようで見事なアクションでした。つい息を飲んで観てしまいます。それにしてもオンニョニは一枚上手でしたね。まんまと騙されてしまったユンたちでした。 そして自分の気持ちを隠して生きるヒシンの涙の演説、切なかったです……。次回、ついにユンとヒシンが絡み始める気がします。

長春行きの列車にオンニョニたちがいることを突き止めたユンたち。さっそく走行中の列車に乗り込み課長を見つけますが、銃口を向けた瞬間ユンは固まります。相手がヒシンだったからです。 その状況に気づいたオンニョニが発砲し、さらに外からはグァンイル率いる日本軍が現れ、乗客たちは混乱します。しかもそこへ巨大な砂嵐まで。 周りが見えない中、グァンイルは皆殺しの命令を出し、関係ない市民まで次々と倒れていきました。そんな中、ヒシンとユンはなんとか逃げ切り、資金の受け渡し場所へ。しかしそこにいたのは独立軍のふりをした人物で、乱闘の末ヒシンが撃たれてしまい……！

己を見失ったように見境なく銃を乱射するグァンイルが恐ろしかったです。そこに愛するヒシンもいて、しかも彼女こそが運び屋という事実。彼には受け止めきれないような気がします。 そしてユンがヒシンと焚き火をするシーンは、まるで『愛の不時着』の名シーンを彷彿とさせ、ロマンチックでした。撃たれてしまったヒシンをユンは救えるのでしょうか……。

いなくなったユンを探そうとするチュンスたち。そこにオンニョニが現れ、ユンを殺すと宣言。 一方ユンは撃たれたヒシンを浄月鎮にある村へ運び、看病していました。丸3日経ってようやく目を覚ましたヒシン。 するとそこにチュンスたちが到着し、ヒシンを狙います。ユンが説明しようとしたところ、グァンイルたちも現れピンチに。それでもユンはなんとかグァンイルを上手く帰らせることに成功しました。 ヒシンが独立軍だとわかった盗賊たちは彼女を生かします。そしてオンニョニは同胞に殺された両親のことを思い出し……。

ハラハラドキドキの第6話でした。ユンは本当にうまく危機を回避しましたね。 そしてユンのことを思い出せないヒシンが名前を尋ねるシーンは切なくもあり、見どころでした。ヒシンさんと呼んでと言われても照れて呼べないユン、可愛かったです。 一方オンニョニの過去が明らかに。彼女の壮絶な生い立ちは辛かったです。

ヒシンを間島にいる仲間ソンボクのホテルまで連れてきたユン。そこをオンニョニが狙いますが、自分と同じく親を殺されたと話すユンの思いを聞き、撃つのをやめるのでした。 しかし翌日ホテルはグァンイルたち日本軍に包囲されてしまいます。ユンとオンニョニで立ち向かいますが、日本軍の数が多すぎて苦戦。するとそこにチュンスたち盗賊が現れ加勢します。 その隙にヒシンを資金の受け渡し場所に護送したユン。「なんとしても生きてまた会いましょう。」と去ろうとするヒシンにキスをし、イ・ユンという名前を初めて告げ……。

切なく美しいキスシーンでした！イ・ユンという名前を聞いて、ようやく彼のことを思い出すヒシン。過去にもユンは彼女を助けていたのですね。時代のせいで結ばれない2人が悲しいです。 そして圧巻のアクションシーン。盗賊メンバーが個性豊かに戦うシーンは何度見ても見ごたえがあります。できれば誰も死なないで生き抜いてほしいーー。そう願ってしまいます。

ヒシンを無事送り届けたユンを待ち構えていたのはグァンイルとその軍でした。決闘となったユンとグァンイルでしたが、やはりユンのほうが強く、グァンイルは右手の指を2本失ってしまいます。 一方日本軍と戦っていたチュンスたちは、突然現れたギリョン一味に敵わず、捕えられてしまいました。ユンとオンニョニは作戦を立て、仲間の1人がギリョンたちを遠ざけているうちに拘置所に入り込みます。 無事チュンスたちの牢までたどり着いたユンとオンニョニ。すみませんと謝るユンに、「家族なんだ。気にするな。」とチュンスは笑います。しかし同時に日本警察が拘置所を囲み……！

やはりユンは強い！グァンイルとの決闘はドキドキしましたが、勝ててよかったです。そしてオンニョニと警察署へ乗り込むシーンは、最高のバディものでした！仲悪そうにしながらも、結局お互いを信頼している感じに痺れました……。 無事チュンスたちを助けられたと思いきや、また警察に囲まれてしまうユンたち。次はいよいよ最終回ですが、どうなるのかわかりません！

うまく抜け出したチョレンイは、ソンボクが隠し持っていたマキシム機関銃を使って日本警察を一網打尽にします。ユンたちは無事に脱出するのでした。 一方怪我を負ったグァンイルは謹慎処分となり、京城へと戻ります。ヒシンと再会し、彼女の優しさに救われるグァンイル。 しかしヒシンは彼の荷物から、近いうち間島で朝鮮人掃討計画が実行されることを知り、独立軍の仲間に伝えました。彼女を尾行させていたグァンイルは、ヒシンが独立軍だと知り愕然。 ところがグァンイルは知らないふりをしたままヒシンと結婚します。ユンとヒシンも本当の恋心を封印し、朝鮮のために役割を貫くのでした。

ユンとヒシンの恋は、なんとも切ない結末でした。盗賊たちのその後も気になります。果たして掃討計画は止められたのかーー。そんな続編を期待させる終わり方でしたね。 それにしてもグァンイルは彼女が独立軍だと知っても結婚したことに驚きました。それほど彼女のことが大切だったのかもしれません。 時代背景はいろいろと考えさせられるところがありましたが、総じてエンタメ度の高い、見ごたえたっぷりのドラマでした！

配信開始後に追記します。

奴婢・賤民出身の男性。身分制度が廃止されたことで誰かに従属することもなくなりましたが、依然として心は引き裂かれたままです。 しかし軍人になり、日本軍として戦争に参加しました。その後すべてを捨てて無法地帯の間島へ向かい、盗賊となって自分たちの尊厳を守るために敵と戦います。 そんなイ・ユンを演じたのは、撮影当時で42歳だったベテラン俳優キム・ナムギルです。演技だけではなくアクションにも定評があり、『熱血司祭』(2019年)や『アイランド』(2022年)では非常に格好良いアクションシーンを見ることができます！

朝鮮総督部の鉄道局課長。立派な役職ではありますが、とある出来事をきっかけに独立運動に興味を持ち始めます。そんな彼女の正体は、親日派に偽装した独立運動家です。 ナム・ヒシンを演じたのは、ガールズグループ「少女時代」のメンバーであるソヒョン。最近では女優業に力を入れており、事務所を移籍して活躍の幅を広げています。 2022年の『モラルセンス ～君はご主人様～』では、落ち着きのあるソヒョンからは想像できない過激な姿を見ることができるのでおすすめです！

間島・朝鮮人村の地主。義兵長出身の元兵士で、数々の戦いで戦果を挙げた人物です。しかし日本軍によって大切な家族と仲間を失ってしまうという悲しい出来事を経験しました。 そんなチェ・チュンスを演じたのは、悪役としてさまざまな作品に出演して有名になったユ・ジェミョンです。 今まで演じた悪役の中でも、特に『梨泰院クラス』(2020年)で主人公組と対立した大企業の会長チャン・テヒ役は、非常に印象深いですよね。

機械主義的な日本軍幹部。イ・ユンとはとある出来事をきっかけに絡み始めます。 そんなイ・グァンイルを演じたのは、『Mine』(2021年)で頭脳明晰な財閥家の次男ハン・ジヨンを演じたイ・ヒョヌク。2020年に公開された映画『#生きている』にも出演しており、徐々にゾンビ化していくシーンは見る人を恐怖に陥れました！

イ・ユン殺しを依頼され、実行に移すスナイパー。両親を殺した人物に復讐するために銃を持ちます。しかし少しずつ周りの人々を助けたいと願うようになり……。 そんなアン・ニョンイを演じたのは、モデル兼女優のイ・ホジョン。2016年にドラマデビューを果たしました。ソヒョンとは、2022年の『ジンクスの恋人』で共演経験があります。

日本植民地時代の朝鮮を舞台に、自分たちの尊厳を守るために自らの身を犠牲にしてまでも戦う盗賊たちの姿を描いたアクションアドベンチャー『剣の詩』。そんな本作は、2023年9月22日からNetflixで配信中です！