2023年5月29日更新

『呪術廻戦』の逕庭拳(けいていけん)を紹介!元ネタや黒閃との違いも解説

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虎杖悠仁のパンチ時に発動する技・「逕庭拳(けいていけん)」。ストーリーにも度々登場する虎杖の代表的な技の1つです。一方で同じく呪力のタイミングによって発動する技「黒閃」と混同するといった呪術ファンの声も……。 この記事では「逕庭拳」の基本情報や元ネタに加えて「黒閃」との違いまで徹底的に解説していきます。※『呪術廻戦』のネタバレを含みますので、注意してください。

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「逕庭拳(けいていけん)」とは?

呪術廻戦 虎杖悠仁
©︎芥見下々/集英社
使用者 虎杖悠仁
初登場話 3巻・20話
元ネタ 『るろうに剣心』・二重の極み?

「逕庭拳(けいていけん)」とは、虎杖悠仁のパンチ時に発動する技の名前です。 通常の呪術師のパンチは相手に拳が当たった瞬間に打撃+呪力がほぼ同時に発動しますが、「逕庭拳」では拳の1撃の直後に呪力の1撃が襲いかかる連撃になります。 狙って習得した技ではなく、五条悟が修行中に発見した偶然に生まれた技なのです。

逕庭拳の初発動回を

使用者は虎杖悠仁だけ?

「逕庭拳」は虎杖しか使用できない技です。 「逕庭拳」を繰り出すのに必要な要素が2つあります。1つは超人的な身体能力によって生まれた呪力が追いつかないほどの高速パンチ。そしてもう1つは呪力コントロールが未熟ゆえに呪力が軌跡として残ることです。条件が特殊なため、虎杖しかできない技といわれています。

発動条件は何?

発動条件は相手に繰り出すパンチに対して呪力を遅れて流すこと。虎杖の場合、初撃のパンチが到達した際にもわずかに呪力がのっていますが、遅れてきた呪力が本命の威力を発揮しています。

「るろ剣」の二重の極みが元ネタ?

「逕庭拳」の元ネタとして噂されているのが同じジャンプコミックス『るろうに剣心』に登場する「二重の極み」です。「二重の極み」もまた1発のパンチで敵に連撃を食らわす技であるため元ネタと言われています。 「二重の極み」を扱う人物は相楽左之助。主人公の緋村剣心が「徒手空拳(武器を使用しないスタイル)最強の男」と評価する武闘派キャラです。

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「逕庭拳」と「二重の極み」の違いは?

「逕庭拳」と「二重の極み」の発動条件は全く異なります。「逕庭拳」はパンチの直後に「呪力」によって攻撃します。 一方「二重の極み」は最初に第二関節まで曲げた手でパンチを食らわし、すぐ通常のグーの手にしてもう1発パンチするという技です。これにより1発目で相手の抵抗をなくし2発目で粉々にする効果があると作中で説明されています。

「黒閃」と「逕庭拳」の違いは?

呪術廻戦 虎杖悠仁 宿儺
©︎芥見下々/集英社

虎杖が使用する「逕庭拳」と「黒閃」同じパンチ時に発動する技で混同する読者もいるため、項目に分けてその違いを解説していきます!

黒閃と逕庭拳の違い
  • 呪力を流すタイミング
  • 威力は黒閃の方が上
  • 逕庭拳は狙って出せる
  • 逕庭拳は虎杖悠仁のみの技

呪力を流すタイミング

48話で「黒閃」とは打撃との誤差が0.000001秒以内に衝突した時に生まれる空間の歪み(ひずみ)と説明しています。 つまり「黒閃」はパンチと呪力の到達誤差がほぼ同時、「逕庭拳」はパンチより遅らせるというタイミングの違いがあるのです。また東堂葵は呪力を流すのではなく「全身全霊で世界に存在している」イメージを持てと東堂流のアドバイスを送っています。

威力は黒閃の方が上

東堂は「逕庭拳」は「特級呪霊には通用しない」と虎杖に告げ「黒閃」を習得する助言を与えました。この流れから威力は「黒閃」の方が上だと分かります。また「黒閃」の威力は通常攻撃の2.5乗と説明していました。 ちなみに2.5乗では呪力が1の時には変化がないとファンから指摘されていますが、作者の芥見下々は「呪力は2から」と後付けで設定しています。

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逕庭拳は狙って出せる

未熟な呪力調整で自然と出していた「逕庭拳」ですが、渋谷事変の真人戦では「逕庭拳をものにしていた」という台詞があり、虎杖は「逕庭拳」を狙って出しています。 一方の「黒閃」は狙って出せる技ではありません。発動できる呪術師は限られていますが「黒閃」後は超集中状態の「ゾーン」に入り、呪力操作が容易になって2回目が発動しやすい状態になります。

「逕庭拳(けいていけん)」の登場シーンから強さを解説!

名付け親は五条!「大きな武器になる」と語る

呪術廻戦 五条悟
©︎芥見下々/集英社
該当回 3巻・20話

「逕庭拳」を最初に発見したのは五条悟です。遅れて呪力を流す「逕庭拳」を「中々狙ってできることじゃない」と評価。さらに「逕庭拳は大きな武器になる」と期待を寄せました。 その後、初めて目の当たりにした七海建人も呪力のない初撃でさえ並の術師の120%、そこに追い打ちでやってくる本命の呪力という技構成に「やられる方は想像以上に嫌」と称賛しています。

このシーンを

実際は弱い?真人への不発や東堂の発言を紹介

呪術廻戦 東堂葵
©︎芥見下々/集英社
該当巻 5巻・37話

初めて真人と対戦した際、虎杖が渾身の「逕庭拳」を炸裂……しかし手応えなく逃亡されてしまいます。 交流戦編で東堂は「逕庭拳」を繰り出そうとした虎杖と間合いを詰めて発動を阻止します。そして「逕庭拳」を並の術師なら威力十分であり、何が起こったかも理解できず混乱するとした上で「特級には通じない」と警告しました。 東堂は虎杖にどうするか問い、虎杖は「呪力を同時に流す」という結論に達します。そこから「黒閃」習得への鍛錬が始まりました。

このシーンを

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虎杖の能力によって偶然生まれた技こそ逕庭拳(けいていけん)!

高すぎる身体能力と未熟な呪力調整によって生まれた「逕庭拳」。そのため呪力をうまく調整できるようになった虎杖は一時使えなくなりました。しかし渋谷事変の脹相戦で再びものにしています。 「黒閃」の方が強力ですが、狙って出せる使いやすさもあり「逕庭拳」はこれからも活躍するのではないでしょうか。