十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)の全種類を紹介!宿儺も目を付けた最強の式神術【呪術廻戦】
十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)とは?
伏黒の持つ術式「十種影法術」はその名の通り10種類の式神を操る術式となっています。各式神にはそれぞれ違った能力が付与されており、それを使いこなすことで攻撃・防御・情報収集など、様々な面で活躍することが可能です。 ただし式神を自由に使うためにはその式神と戦って勝利し、「調伏」する必要があります。また調伏した式神は同時召喚などもできるようになりますが、式神の組み合わせなどによっては大きな呪力消費が必要となるようです。 >>「十種影法術」の全種類を知りたい方はこちら
十種影法術の元ネタ!宿儺の完全復活に関係ある?
十種神宝
十種影法術の元ネタは「十種神宝」。『先代旧事本紀』という史書に登場する10種類の宝物で、それぞれ霊力を宿しているとされています。 鏡2種、剣1種、玉4種、比礼(スカーフのような長い布)の4つに大きく分けることができ、また天皇家の秘宝「3種の神器」と照らし合わせ、鏡を八咫鏡、剣と比礼を草薙剣、玉を八尺瓊勾玉とする説もあるようです。 玉犬はどちらも玉の系統にあたることから、力の継承は同系統間でおこなわれる決まりなのでしょうか。もしかすると、10体の式神は最終的に3体の式神に収束されるのかもしれませんね。
布瑠の言(ふるのこと)
伏黒は八握剣異戒神将・魔虚羅を呼び出したとき、「布瑠部由良由良(ふるべゆらゆら)」という呪文を唱えていました。これは「布瑠の言(ふるのこと)」という祝詞の一部で、唱えることで死者を蘇らせるほどの霊力を呼び覚ますとされています。 このことからファンのあいだでは、十種影法術は死者蘇生と密接なかかわりを持つ術式なのではないかという声も。だとすると宿儺が伏黒を狙うのは自身の復活を狙っているから……と考えると、ありえそうな話ではあります。
【全種類】『呪術廻戦』十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)
玉犬(ぎょくけん) | 最初に与えられる犬の式神 , 探索能力や敏捷性にすぐれる |
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鵺(ぬえ) | 鳥のような見た目の式神 , 帯電能力のある翼を持つ |
大蛇(おろち) | 巨大な蛇の式神 , 広範囲への攻撃を得意とする |
蝦蟇(がま) | カエルの式神 , サポート役として使いやすい |
満象(ばんしょう) | ゾウの式神 , 身体が大きくパワータイプ |
脱兎(だっと) | 大量の兎の式神 , 撹乱などに使用する |
魔虚羅(まこら) | 長剣を持つ巨大な式神 , 歴代で調伏した人間がいないほど強い |
円鹿(まどか) | 鹿の式神 , 反転術式を扱う |
貫牛(かんぎゅう) | 巨大な闘牛の式神 , 超スピードの突進が持ち味 |
虎葬(こそう) | 名前のみ登場している謎多き式神 |
①玉犬(ぎょくけん)
元ネタ | 死帰玉(まかるかえしのたま) 道帰玉(ちかえしのたま) |
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手印 | 左手に右手を重ね犬の顔を再現 |
大型犬のような見た目の式神で、「白」と「黒」が一対になっています。鋭い嗅覚と高い敏捷性を誇り、探索から戦闘まで幅広い場面で活躍するタイプです。見た目だけでなく仕草も犬そのものなので、虎杖と釘崎にも可愛がられていました。 少年院での戦いで白は破壊され、のちにその力を引き継いだ黒が「渾」となります。
②鵺(ぬえ)
元ネタ | 蛇比礼(へびのひれ) |
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手印 | 両手を交差して翼を再現 |
仮面をつけた鳥の姿をした式神です。見た目通り空を飛ぶことができ、移動手段としても使われます。 翼は電気を帯びており、体当たりによって敵にダメージを与えることが可能です。攻撃を喰らった相手は麻痺状態に陥り、動きを止めることが容易くなります。
③大蛇(おろち)
元ネタ | 生玉(いくたま) |
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手印 | 指のかたちで蛇の頭を再現 |
巨大な蛇の式神で、その身体の大きさを活かした広範囲への攻撃を得意としています。また顎の力が非常に強力で、捕らえた相手を離すことはめったにありません。 伏黒が宿儺と戦ったときに破壊されてしまいましたが、その力が別の式神に引き継がれたのかどうかは不明です。
④蝦蟇(がま)
元ネタ | 沖津鏡(おきつかがみ) |
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手印 | 両手の指先を合わせ蛙の顔を再現 |
大小さまざまな種類がいるカエルの式神です。長い舌を伸ばすことで、対象を絡めとることができます。敵の動きを封じるのはもちろん、仲間を助け出すのにも役立ちます。 釘崎を救出したときには、「カエル苦手なんスけど…」と文句を言われてしまっていました。
⑤満象(ばんしょう)
元ネタ | 辺津鏡(へつかがみ) |
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手印 | 右手に左手を重ねて象の顔を再現 |
巨大な象の式神で、巨体を活かして敵を押しつぶしたり、鼻から大量の水を勢いよく吐き出すことができます。 非常に強力な式神ではありますが、その一方で呪力消費が激しく、単体でしか使用できません。
⑥脱兎(だっと)
元ネタ | 品々物之比礼(くさぐさのもののひれ) |
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手印 | 両手を組み合わせて兎の全身を再現 |
脱兎は兎の式神。とにかく数が多いのが強みで、場を混乱させることに長けています。見た目からなんとなく想像がつく通り、攻撃力はありません。 「ポポポポ」などという擬音で大量の兎が飛び出してくる姿は、シンプルに可愛らしいです。
⑦八握剣異戒神将・魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょう・まこら)
元ネタ | 八握剣(やつかのつるぎ) |
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手印 | 両手を握った状態で前に突き出し、 「布瑠部由良由良(ふるべゆらゆら)」と唱える |
十種影法術のなかで最も強いとされる式神で、過去に調伏した者はいません。異形の人型で、手には退魔の剣を持っています。 ちなみに調伏の儀には自分以外の者も強制的に参加させることができるため、自滅覚悟の奥の手としての使用も可能です。伏黒も作中で実行しますが、宿儺の介入により未遂で終わりました。
⑧円鹿(まどか)
元ネタ | 足玉(たるたま) |
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手印 | 両手を組み合わせ鹿の頭を再現 |
鹿型の式神で、反転術式を使うことができます。それにより術者の治療はもちろん、相手の呪力を打ち消すことも可能です。 おそらく調伏したのは伏黒ではなく、彼の身体を乗っ取った宿儺。万との戦いではじめて使用され、その姿や力が明らかになりました。
⑨貫牛(かんぎゅう)
元ネタ | 蜂比礼(はちのひれ) |
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手印 | 両手を組み合わせ角の生えた牛を再現 |
巨大な闘牛の式神で、突進をして攻撃をします。直線移動しかできないというデメリットがありますが、それを補って有りあるほど攻撃力が高いです。 円鹿と同じく、万との戦いで宿儺が使用するという形で初登場を果たしました。
⑩虎葬(こそう)
元ネタ | 不明 |
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手印 | 不明 |
10体目の式神としてその存在が明らかになった虎葬ですが、その名前以外の情報は全て不明。なんと虎葬は複数の式神が合体した嵌合獣・顎吐(かんごうじゅう・あぎと)のベースになっている1体として、名前が登場しているだけなのです。 ちなみに嵌合獣・顎吐は虎葬のほかに、鵺・大蛇・円鹿がベースになっています。また「虎葬」という名前は「虎杖を葬る」と解釈することもできるため、一部では「作中で重要な役割を担うのでは」と噂されているようです。
【その他】十種影法術の式神は他にもいる?
玉犬・渾(ぎょくけん・こん)
玉犬・渾は、黒が破壊された白の能力を引き継ぎ、進化することで生まれた存在です。 白・黒に比べて身体が大きくなったほか、四足歩行だけでなく二足歩行もできます。その姿はさながら狼男のようです。戦闘能力もレベルアップしており、作中でも伏黒のピンチを何度か助けてきました。
不知井底(せいていしらず)
不知井底は、伏黒が考案した独自の技である「拡張術式」です。鵺と蝦蟇を組み合わせることで生み出されました。 羽根のはえたカエルで、脱兎のように撹乱のために使われます。もともとある式神ではないため、破壊されても復活させられるのが強みです。ただし、もととなった鵺と蝦蟇が破壊されれば出せなくなってしまいます。
嵌合獣・顎吐(かんごうじゅう・あぎと)
鵺・大蛇・円鹿・虎葬を組み合わせて生まれた嵌合獣・顎吐。魔虚羅と同程度の大きさをした人型の式神となっており、こちらは伏黒の身体を奪った宿儺により生み出されています。 鵺が持っていた電気の特性を持つ呪力を使用できるほか、円鹿が得意とした反転術式を使用することも可能。自身のみならず術者の回復もおこなうことができる、強力なサポートキャラとなっています。
【最強】十種影法術の強さは?
様々な式神を使役することであらゆる場面に対応できる十種影法術。最強の式神は「魔虚羅」で間違いないと思われますが、その他の式神も強者揃い。特に伏黒が好んで使う鵺は、飛行能力や電気のような呪力による攻撃など、非常に汎用性の高い能力を有しています。 このような式神たちを使いこなす十種影法術使いは、術者のなかでも最強クラス。かつての使い手は五条悟と同じ六眼持ちの無下限呪術使いと互角の勝負を展開し、相打ちとはいえ倒すことに成功しています。つまり伏黒は鍛え方次第で、あの五条にさえ対抗することが可能なのです。
十種影法術は『呪術廻戦』の鍵を握る!
宿儺に奪われたことで、今度は呪術師たちに対し猛威を振るっている十種影法術。 最終決戦決着の鍵はこの術式が握っていると言っても過言ではなく、今後の戦いでも重要な役割を担うと考えられます。これを機に本作を改めてチェックし、十種影法術の強さを再確認してみてはいかがでしょうか。