2024年8月13日更新

『となりのトトロ』お父さんの仕事は?実はトトロに“気づいている”説は本当なのか

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『となりのトトロ』

ジブリ映画『となりのトトロ』に登場する、サツキとメイのお父さん。家族で田舎に引っ越してきますが、それは実はお母さんの療養のためでした。田舎でもできるお父さんの仕事とは? この記事では、お父さんのプロフィールや声優を紹介し、気になるお父さんの仕事や、実はトトロの存在に気付いているのかを考察していきます。

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「トトロ」お父さんのプロフィール【名前・年齢・仕事など】

『となりのトトロ』

サツキとメイのお父さんは32歳で、本名を草壁タツオといいます。東京では大学で考古学の非常勤講師を務めており、生活費のため翻訳の仕事も請け負っています。引っ越してきた田舎の家には、本が積まれた書斎がありますね。 仕事となると家事を忘れたり、少々頼りない面もありますが、いつでも童心を忘れない優しいお父さんです。サツキとメイが話すトトロについては、その存在を否定せずに温かく見守っている様子。 田舎の家を「お化け屋敷に住むのが小さい時からの夢だった」と語ったり、子どもたちに交じってふざけ合ったりできる陽気で前向きな性格です。

お父さんの出身大学は北海道大学?

小説版では北海道大学の学生寮寮歌『都ぞ弥生』を歌うシーンがあるため、タツオが北海道大学の出身であることが推測できます。田舎の近隣の人々からは「先生」と呼ばれており、考古学の先生ということは周知の事のようです。 また小説版には「藤山のおじちゃん」という、タツオの高校時代からの考古学仲間も登場。ちなみに現在の北海道大学には文学部に歴史学・人類学コースがあり、このコースで考古学を学ぶことができます。

お父さんの声優は有名コピーライター

糸井重里

サツキとメイのお父さん、草壁タツオの声を担当したのは、コピーライターの糸井重里です。当初はイッセー尾形がタツオ役としてキャスティングされていましたが、イッセー尾形の事務所側からの紹介で糸井重里が務めることになったそう。 確かにタツオのキャラクター的にも、大人になっても遊び心を忘れない糸井重里は適任だったと感じます。この作品の縁から、その後のジブリ作品で糸井重里がキャッチコピーを担当することになったようです。

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お父さんが「トトロに気づいている」と言われるワケ

『となりのトトロ』

考古学を生業としているためか、自然に囲まれた田舎暮らしを人一倍楽しんでいるタツオ。トトロの存在を語る娘たちにも「塚森の主」だと教えたり、不思議な出来事には気付いていてもむやみに否定したりしません。 大人には見えないことを踏まえると、タツオには実際トトロは見えてはいないと考えられます。しかしその存在自体には気付いていても、あえて否定も干渉もせず見守っているのでしょう。それこそが、自然を“自然に”受け入れるタツオのキャラクターを際立たせている要素だといえますね。